気持ちのいいバカ(偽物)をブチ込んでみた   作:王勇を示す者

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 感想来るたびニヤニヤして読んでる者です。どうも。
 シャルルカッコイイですねっ!っていう感じの感想があったらはしゃぎながら叫んでます。紛うことなき変態ですね。  
 ここで一つ気になったんですが。皆さんが御影 士郎についてどう思ってるのかがわからないんです。めっちゃ気になる········。
 優しい方、感想で教えて貰えると幸いです。強制じゃないので無理に送らなくてもオッケーです。



王たる風格

 

 

 

 荷物を分別した翌日。俺達は勇者部の部室に集まっていた。総勢八名。一つの机を囲うように座り、対面する。

 

「シャルはアドリブで、友奈もそれに合わせるわようにアドリブで返答する。それでいいわね?」

 

「問題ない。」

 

「大丈夫だよ。」

 

 話している内容は文化祭でする劇についてだ。以前、子供達の前でやった人形劇をちょっといじったものをすることになった。友奈の提案で

 

「友奈さん、アドリブ以外の台本です。」

 

「ありがとう、樹ちゃん」

 

 俺の場合は常に王様みたいな口調だから、変に台本を作るよりはアドリブの方がいいだろうということになり、俺の台本はない。

 

「園子は攫われるお姫様役で、銀は勇者のお母さん役ね。」

 

「お姫様だぜ〜」

 

「なんでアタシがお母さん?てか台本薄っす!」

 

 園子と銀の台本は一枚の紙になっている。まぁ、園子に関しちゃーセリフが五個しかないんだが·····。

 

「そして照明の夏凜!」

 

「シャルは一人で輝くの禁止ね」

 

「フリか?」

 

「フリじゃないっ!」

 

 お望みであれば、ずっと魔力放出しといてやるぞ。

 

「BGM担当の樹!」

 

「任せてください!」

 

「元気充分だね〜、いっつん。ところで、お姫様救出の際のBGMはコレで······」

 

「だ、ダメですよ!もう決まってるんですから」

 

「えぇ〜」

 

「あまり、樹を困らせるな。」

 

「は〜い。」

 

 全く、園子は。音楽関連は樹に任せておけば、問題はない。絶対の信頼がある。

 てか、園子はなんのBGMを········『ラブロマンス』。ん〜、見なかったことにしよう。

 

「最後に効果音担当の東郷!」

 

 ドンガラガッシャン!

 

「効果音で返事するな。」

 

「よくある効果音だね!」

 

「やはり定番が耳に馴染むと思うの。観客を困惑させないためにも、これで全て終わらせましょ。」

 

「それは流石にダメだろ······」

 

 大丈夫か?この効果音担当。殴る演出の時にさっきの流れたら笑う自信あるけど。

 

「次に衣装だけど······どうする?」

 

「俺はコレで良いだろう。」

 

 席を立ち、皆から距離を取る。そして、霊基を変更する。

 黄金と銀の鎧を身に纏い、赤と黒のマントを羽織る。これこそ、王たるシャルルマーニュだ。

 

「なんか、また変わった?」

 

「そういえば、アンタはシステムなしでも変身出来るんだったわね。」

 

「このマント、温か〜い」

 

「ほんとだ〜·······Zzz〜Zzz〜。」

 

 友奈と園子がマントに包まってぬくぬくしている。離すことも出来るが······まぁ、いいか。

 

「それ、動き辛くないの?」

 

「如何なる鎧であれ、それを着こなすのが騎士たる努め。」

 

「なるほど······?」

 

「それって、結局動き辛いってことじゃないの?」

 

「ハハっ······。」

 

「身を護るのに動き辛い、って········鎧としてどうなのよ。」

 

 正直言って動き辛いです。歩いたら転けそうなぐらいに

 

「俺の衣装はコレで良かろう。他の者はどうするのだ?」

 

「私達のは作るしかないわね。」

 

「私はドレス〜」

 

「アタシはエプロン的なヤツだな。」

 

「それは持ってくれば良いだろ?」

 

 エプロンとかドレスは普通に持ってるだろ。いつも銀はエプロン着て手伝ってくれてるし、園子はお嬢様だし。

 

「問題は友奈の衣装ね」

 

「勇者の衣装········シャルはどう思う?」

 

「どう、とは?」

 

「カッコイイ系かカワイイ系」

 

「当然、カッコいい系だ」

 

 やはりカッコいい系しかないだろう。ジュワユーズ持たせよう。ついでに勇士達も

 

「友奈ちゃんはかわいい系がいいわよね?」

 

「う、うんっ!」 

 

「圧をかけない。」

 

 東郷········カメラを仕舞えば完璧だったな。

 

「ここはゆーゆに決めてもらおうよ。」

 

「私!?」

 

「それが一番ですね。」

 

「それもそうだな。友奈、決めてくれ」

 

「えーっと·······」

 

 ここは着る本人に決めてもらうのがいいか。友奈も着たいのがあるだろうし

 

「う〜ん········両方で!」

 

「カッコ可愛いってことか·······ふむ、いいな。そうしよう」

 

 つまりアストルフォってことだな。

 

「簡単に言ってるけど、どうすんのよ?なんか宛でもあるの?」

 

「あるとも。東郷、アレを」

 

「·········あぁ、あれね」

 

 カッコいい感じにするには、やっぱりマントだ。それか、村正みたいに背負うか。もうそれだけでカッコよくなる。

 東郷の鞄から白のマントが取り出される。

 

「これって······シャルの」

 

「コレを羽織るといい。」

 

「わぁ······カッコイイね!」

 

「そうであろう。」

 

 第一再臨時につけているマント。あれ以降ずっと東郷に預けていたが、どうやら鞄にいれてたみたいだな。

 

「さて·······それでは、一旦俺は席を立つ。」

 

「なんか予定?」

 

「そんなところだ。できる限り早く戻る。」

 

 時刻11時前。ここから全力で走れば11時を少し過ぎた頃には着くだろう。

 部室を退出し、独りで歩く。グラウンドの方からは運動部の声が聞こえる。夏の大会が近いが、声の大きさはいつもと同じだ。

 ········目標、か。全国制覇······十高程度でか。やる気も出ないよな、そりゃあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 11時3分。正午まで一時間あるが、集合かけた奴が一番最後に来るのはちょっとな·······人間として疑われる。

 

「こっちか」

 

 前来た時に安芸先生から貰った地図を見ながら進む。場所指定はしていないが、この『本宮』ってとこに行けば何人かいるだろう。

 薄暗い廊下を歩いていると、中庭のような場所に出る。どうやら、ここは山の自然によって開けられた空間に建てられている。

 地震か土砂崩れかは解らないが、多分それで作られた空間だろう。

 

「む······」

 

 本宮へと続く砂利道に誰か立っている。見たところ黒髪ロング、の·········上里 柚葉か。

 やべっ······二度と会うことはないと、チャットに登録してないのにこんな場所で出会うとは·······かなり不味い。

 

「お久しぶりでございます、シャル君。本日はどういったご要件で?」

 

「話をしに来ただけだ。場合によっては斬るがな」

 

 顔の表情からはなにを思っているのか全く読めない。チャットに登録されてないことに怒って〜······うん、わからん。

 

「それではご案内します。こちらへ」

 

「あぁ。」

 

 今は義務的な感じだな。つまり、話を終えた後すぐ帰れば絡まれることない。勝ったな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「―――」」」」

 

 白い画面を着け、白無垢のような服を着てずらりと並んで座っている。石像のように一ミリたりとも動かず、顔だけを動かし、こちらに視線を向ける。

 

「シャルルマーニュカロルス・マグヌス。此度は貴様達に命令を降すために参った。」

 

 聖騎士帝。十二勇士······聖騎士達を束ねる者へと贈られる称号。それ故、絶大のカリスマを誇る。

 

「一つ。満開の代償を失くせ。どんな形であれ、体を供物とする機構を修正しろ。回数制限、発動条件、なんでもいい。」

 

 バーテックス共が体勢を整えている内にこちらも次の段階に進まなければいけない。停滞だけは打ち破らなければ

 

「二つ。これ以降、天の神への対策は全て俺が受け持つ。貴様達はなにもするな。いつも通り保身だけ考えればいい。」

 

 俺と御影の作戦に横槍入れられと面倒だ。天の神との決着は一瞬なんだから。

 

「三つ。隠すな。偽るな。勇者への隠蔽は赦さない。もちろん俺にもだ。」

 

 隠蔽が正直一番苛つく。何故、命賭けて守って貰ってる奴らが命賭けてる奴らに対して隠し事してる?意味がわからん。

 

「四つ。負けを認めるな。俺がいる限り天の神への勝機はある。勝手に諦めて、逃げることは認めない。死ぬまで戦ってもらう。」

 

 奉火祭なぞ認めん。一蓮托生で俺達は天の神に挑む。

 

「もし、これらを破った際は······そこの貴様を輪切りにする。」

 

「―――ッ゛!!?」

 

 真ん中に座っている奴を指差す。輪切りとまではいかないが、割とガチで殺す。やり方が気に食わなければ、本当に輪切りにする。

 

「これにて俺は退出する。」

 

 背を向け退出する。奇襲されても即座に反応出来るように手の形を作りながら本宮の外へと出る。

 

「よし·····」

 

 霊体化し、飛翔しようとした瞬間―――

 

「少しいいでしょうか?」

 

「········なんだ。」

 

 くそ、引っ掛かったか。あと少しだったというのに·····!

 

「シャル君の家へお手紙送ったのですが、お読みになりましたか?」

 

「手紙······いいや、そんな物は届いていないな。」

 

 毎日ポストを確認しているが、そんな物は入っていたことはないな。

 

「そうでしたか·······それでは何故、チャットに登録なさってないんですか?」

 

「········すまない。必要ないと思ってな」

 

「必要です。ご帰宅なさったらすぐさまご登録なさってください。」

 

「そうするとしよう。」

 

 しょうがないか。ここは素直に登録しておこう。

 ·········それにしても、手紙とはなんだ?誤発送ってことはないだろう。俺がいない時期に送ってきたのであれば、確認出来るのは·······園子と銀だな。帰ったら確認してみよう。

 

「此処で聞くが·······手紙の内容とはなんだ?」

 

「私と結婚しましょう。」

 

「―――」

 

 もうやだ〜〜······!

 俺の悩みの種を増やさないでくれ!ほんっと頼むから!

 

「友達からでいいな?」

 

「はい。今はそれだけで結構です。」

 

 大赦のツートップってこんななの?人に会ったら求婚しないといけないのか?この人に関しちゃ、会って二度目なんだけど。

 

「それでは」

 

「お気をつけて」

 

 今度こそ霊体化して、この場を離れる。

 マジであの人はなにもんなんだ?不思議過ぎて考えるの嫌なんだけど········

 

 この後部室に戻り、文化祭への準備を進めた。

 

 

 

 

 

 





 上里 柚葉·······誰?マジでこの人はなんなんだ?そもそもひなたと誰の子孫なんだ?
 謎しか出てこないぞ。若葉の勇者御記に書いてんのかな〜·······まぁ、それは追々

100話記念はなにがいいですか?

  • 天の神打倒RTA[御影、⬛⬛、シャルル]
  • のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
  • 誰かとの√[シャルル、誰か]
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