疲れた·····。何とか絞り出しました。
あの後、乃木さん、鷲尾さん、三ノ輪さんが戻っきてきて、安芸先生が何故、急にいなくなったのかの説明があった。こちらに一瞬、視線を向けられたような気がしたが···バレてはない····筈。
そんなこんなで今日も授業が終わった。今日は北野と釣りする約束をしている。
「北野ー、釣り行こうぜ!」
「あっうん、前の場所で待ってるよ。」
「分かった。」
家に帰り、釣り道具一式を肩に掛けて、前一緒に釣った場所に急ぐ。餌は途中で買って行く。
「おっ、速いな北野」
「荷物が少なかったからね」
「あっそっか····」
前は俺に貸すようの釣り道具も持って来たのか。
「よし、早速釣るか。」
「そうだね。」
その後、俺が三匹、北野が五匹と結構釣れた。夕飯が焼き魚に決定した。
「じゃ、また明日な!」
「うん!」
また、一日が終わる。
「シートンという人物に心当たりはありますか?」
「「う~~~ん」」
「ないです。」
放課後、誰もいない教室で安芸先生と3人の勇者が集まっている。内容は勿論、シートンについてだ。
「何か·····特徴はなかった?」
「特徴·····」
「例えば、太っていたとか、ムキムキだったりしなかった?」
「太ってはないしなー·····あっ、園子は顔見えたんじゃないか?」
「何かあったの?」
「乃木さんは、バーテックスからの攻撃から助けられたんです。」
お姫様抱っこの形で助けられたため、見上げるとフードの中が見える·····筈だが。
「フードの中···真っ黒で見えなかったんよ〜」
「どういう、原理なのかしら···」
シートンが着ているフードには認識阻害の魔術が込められており、中身は隠されている。
「あっ、でもお目々が空みたいに綺麗だったよ〜」
「目が空色·····」
「······何か、シャルに似てなかったか?」
「そう·····?」
「言われてみれば、そんな感じがしたかも··」
「·······」
声の高さ、身長など違いはあれど喋り方、雰囲気がシャルルマーニュと合致する。
「戦闘中の様子を見る限り、御役目の邪魔をしよう、といった感じはしないわね。もし襲ってきたなら·····全員殺されてたかもしれないわ··。」
「バーテックスに放ったあの技で····」
「炎がぼわぁって出てカッコ良かったな、あれ!」
「ぱあって輝いたの綺麗だったね〜」
実際、背後からエリュプシオンを放てば、いくら神の力を得た勇者でも即死だろう。だが、背後から闇討ちすれば
「あっ、シートンさんってシャルのお兄さんかもしれないな。」
「いえ、彼に兄弟はいないわ」
「じゃあ、お父さん?」
「両親は既に亡くなっているわ」
「じゃあシャルって·······家に一人なのか」
「私達と同じ歳で家に一人·······」
「想像できないんよ」
小学六年生といえど、まだまだ親に甘えないといけない年頃の子だ。
「····今後の方針だけれど、協力という形を取ります。」
「正体は探らないんですか?」
「正体は大赦で探るわ」
「私達は今日と同じってことだな」
「敵対しなくて良かったんよ〜」
「鷲尾さんは戦闘中、シートンを監視してくれる?」
「はい、任せて下さい!」
「それじゃあ、ここまでにしましょう。」
「さようなら〜、先生」
「気をつけて帰るように」
「は〜い、それじゃあまたね先生!」
「ありがとうございました。」
「はい、さようなら」
皆、それぞれ別れて帰っていく。
「ふぅー·····」
最初、まとまりがないあの子達で大丈夫か正直心配だった。予想外の乱入があったけれど、全員無事に明日を迎える事が出来る。これ程、嬉しい事はないだろう。
「神樹様、どうかあの子達を―――――」
補足
・鷲尾さんがシートンの監視役
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のわゆの後日談[西暦勇者、知らん奴]
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誰かとの√[シャルル、誰か]
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