アンタも面白そうなことが起きそうだと思うだろ?
ボンドルドが寺子屋で働き始めて5日がたった。
彼の授業は子供達から分かりやすくて人気が出ていた。
「ボ!これどうやって解くの!」
「チルノちゃんボンドルド先生の名前を短縮したらダメだよ…」
「大ちゃん大丈夫ですよ、チルノここはこうやれば計算ができるのです。」
「なるほどなぁ!」
「ボン先生これは合ってるのか〜?」
ボンドルドは生徒達からボン先生、ボ先生、黎明先生などのあだ名で親しまれていた。
そんなボンドルドは授業が終わり夜になると自室でこの世界の仕組みなどが載っていそうな本を読んでいる。
「ふむ、やはり専門書などが欲しいですねぇ、ここのは勉強にはいいですが魔法や妖力などはないですね。」
そんな事を言っている所にボンドルドの部屋に向かう足音が聞こえる。
「ボンドルドいるか?ちょっと話がある。」
「おや?居ますが…なんでしょうか?」
どうやら慧音が来たようである。
ボンドルドからの返事を受け取った慧音は部屋に入ってくる。
「いやぁ何明日の事でな。」
「明日ですか?」
「あぁ、そうだ明日土曜日で生徒達も来ないから休みて事になる、ボンドルドもここ以外も探索したいだろ?」
「あぁ、なるほどちょうど探索したかったのですよ!」
「お、そうかそうかなら、これを貰ってくれ。」
そういい慧音はボンドルドの手のひらの上に袋を置いた。
その袋からはチャリンというような音と少々重みを感じる。
中を見てみると銀貨が1つといくつかの銭が入っていた。
「おやおや!お給料ですか?まだ、1週間も働いていないのに…」
「何気にするなこっちはかなり世話になってるし町を歩くなら必要さ。」
「ありがとうございます、慧音。」
翌日
ボンドルドは町に出向く、もちろん向かうは慧音から聞いた貸本屋『鈴奈庵』である。
そこなら外来の本や幻想郷について書かれた本が置いてあるとの事だ。
これにはボンドルドもウキウキである。
「一体どんな店なのでしょうか、実に楽しみです。」
そう言いボンドルドは奇怪な目を向けられながら向かう。
途中寺子屋の子供達やその親と会い話し打ち解け会ったり怪しまれたりもしたがそれは別のお話である。
そんなこともあったがボンドルドは無事に貸本屋『鈴奈庵』の前にたどり着いた。
そんなボンドルドに少女の声で歓迎された。
「いらっしゃいまs…」
「どうも、こんにちは( ▎)ニコ✧」
鈴奈庵の看板娘『本居小鈴』は人の気配を感じ声を掛けたがフリーズしてしまった。
何故ならばそこに居たのはI字の仮面と尻尾をつけた不審者だったからである。
そんなフリーズした本居小鈴をボンドルドは見て声をかける。
「大丈夫ですか?」
「ぇ?あ!はいっ大丈夫ですよ…えぇと、」
「あ、私の名ボンドルドです、よろしくお願いしますね。」
そんなこんなでボンドルドは鈴奈庵に入店した。
確かにここには様々な興味そそられる本がたくさんある。
ボンドルドは小鈴に聞く。
「申し訳ありませんがここに幻想郷や魔法、妖怪などに付いて書かれた本があると聞いて来たのですが…」
「なんと!それそれはちょっとお待ちくださいな!」
ボンドルドが欲しい本について聞くと先程とはいっぺん食い気味に反応すると奥の方へ走って行った。
ボンドルドはあまりの変化に茫然としていたがすぐに切り替えて近くの本に手をかける。
そんなこんなで数分後
小鈴がいくつかの本をもって戻ってきた。
ボンドルドは本棚から幻想郷の本を手に取り小鈴の方へ向かう。
「ハァハァハァハァ お、お待ちしました、こちらが妖術書や魔法について書かれた本ですよ!どうですかすごいでしょう!」
「これが魔法書と言う奴ですか…なるほど、辞書みたいに分厚いですね。」
「そうなんですよ!この本ですね…………」
ボンドルドは小鈴の魔法書や妖術書などの話を聞きつつ本を借りたい趣旨を伝えた。
小鈴は多少渋ったものの二冊貸し出してくれた。
こうして、ボンドルドは本を手に入れ帰ろうと店を出てすぐの事である。
何者かがボンドルドを追っていた。
ボンドルドはすぐさま近くの路地裏に入る。
それを何者かが追って入るが、そこにボンドルドの姿はなかった……
かに思えた。
「おやおや、ストーカーとは行けませんね。」
ガサ!と言う音と共に何者かの背後にボンドルドが降りて来る。
ボンドルドはストーカーの肩を掴む。
しかし、ストーカーは人間とは思えない力で振り払い近くの物陰に隠れた。
「おやおや、中々お強いもしかして妖怪とかなのでしょうか?」
「えっと、あ、あの…」
「恐れなくても良いですよ、怒っちゃいませんよ。」
「ほんとですかい?」
「えぇ、本当ですよ。」
ボンドルドがそういうと物陰から紫の帽子と水色の服を身につけリュックを背負った少女が出てきた。
「あなたお名前は?」
「あたしは河童の川口エラて言います…さっきはストーキングしてしまいすみませんでしたorz」
「そんなに謝らないでください。」
ボンドルドはそう言いエラの手を取り言う。
「どうしてストーキングなんてしたのですか?」
「だ、旦那の付けている尻尾や仮面、腕のものがなにか気になって気づいたら…」
「あぁ、なるほどこれはですね…」
ボンドルドは自分の装備や自分のしてきた事について語る。
それをエラは聞き憧れをボンドルドに向け、こう言った。
「すごい…すごいすよ!旦那!あんたの元で働けたらどれほど幸せか!」
「おや?もしかして、機械などにお詳しいので?」
「えぇ!もちろん河童ですので!」
「なるほど…」
ボンドルドはエラの手を包み言った。
「ならばぜひ、幻想郷の未知を解き明かすのを手伝ってもらいたいです!」
「そんな!楽しそうな事乗るしかないじゃないですか!旦那!」
その時である。
エラの手を包むボンドルドの手が光った。
「おやおや?これは…」
「うっ…なんだこれ…何かが入ってきたような…」
「失礼」
「うっ!………おやおや、これは…」
「ゾアホリックと同じ現象が起きていますね。」
「どう言う事でしょうか?」
「とりあえず、エラに体を返しましょうか。」
「………う、なんだこれ?」
ボンドルドはエラの体に起こった事を説明した。
エラはボンドルドの説明を聞き最初は驚いたもののすぐさま受け入れこう答えた。
「旦那、私はあんたに憧れを感じたんだ、だから一生付いていくよ。」
「ありがとうございます、エラあなたは今日から祈手(アンブラハンズ)です。」
そうしてボンドルドは2人となった…
一体どうなる幻想郷!
「所で旦那?祈手(アンブラハンズ)の装備どうしよう…」
「作り方お教えしますよ。」
川口エラ
能力:見たものを真似る程度の能力
種族:河童
性別:女
ボンドルドの過去を聞き感動し憧れを持ってしまった狂人。
外来の機械などに目がなく何としても手に入れようとする悪癖があり何でもする。
ボンドルドの事を旦那と呼ぶ。
アンブラハンズ最初の1人となる。
名前を平仮名にすると「かわぐちえら」おや?
グェイラて奴と名前が似ているような……