かなり遊び心を加えました。シリアス続きだと疲れてしまうので、良い塩梅だと思ってます。
悟空「つー訳だ。」
「なるほど。そういう事かい。」
タキオン「私の実験の邪魔をしてくれた訳が分かって良かったよ。」
悟空「おう!」
タキオン「・・・」
悟空「・・・・ん?」
タキオン「あれほど瞬間移動で来るなと言ったのに何故来たんだッ!!!」
〈悟空が○○という男とたづなを連れて飛んだ先はアグネスタキオンの研究室だった。
この世界で孫悟空という人物を1番知っているのは彼女だろう。悟空がやる事なす事に驚く事は無いが、タイミングが最悪だった。
徹夜続きの実験。最終過程でフラスコに液体を入れる時に現れてしまった。
何も考えずに声をかける悟空。目の前の事に集中しているタキオンが驚いて液体をぶち撒ける事を想像するのは凄く簡単だった。〉
悟空「い"っっ!ま、まぁまぁ、そうデケェ声だすなよ…悪かったって」
タキオン「いーや!今度という今度は許さん!!前にも言ったはずだ!やる時はテレパシーでもしろ!と。その言った時にも実験をぶち壊したんだぞ!!何故しない!?」
悟空「えぇっとぉ、、ちょっと一大事で…」
タキオン「だろうな。話を聞いたら分かる。ーーっ!!はぁ。とりあえず今回は見逃そう。」
悟空「すまねぇな。次はもうしねぇからよ!」
タキオン「前にも聞いたわッ!!!」
たづな「あのぉ、、、そろそろ良いですか?」
タキオン「あ、申し訳ない。たづなさん。本題の前に、まず無事で良かったです。他のみんなも含めて。」
たづな「あ、ありがとうございます。」
悟空「…何かおめぇ礼儀正しいな。」
タキオン「当たり前だ!…コホン!と、まぁ内容は理解したがここに来た理由が分からん。孫くんは私に何を求めているんだ?」
たづな「そういえば、私もまだ聞いてないです。何か考えている事でもあるのですか?」
悟空「ああ。オラが前に実験を邪魔した時あったろ?」
タキオン「・・・・どれだ?」
悟空「あれは確か、、、3回目のやつだ」
タキオン「ふむ。あったな。」
たづな「今回が2回目ではなかったのですか」ボソッ
悟空「そん時タキオンが怒って、オラにやったやつをやらせようと思ってな!」
タキオン「ふ、ふふふ!あれか!そうかそういう事か!!確かにあれは立派な罰だ!警察も必要あるまい!!」
たづな「何をやったのですか?」
タキオン「メントスコーラを強引に飲ませた」
たづな「・・・・・・・・は?」
タキオン「クックックッ!!あれは傑作だった!あの最強のサイヤ人が涙を流していたんだからな!!」
悟空「ありゃあ炭酸でなったんだ!そういうおめぇだって1時間くれぇくすぐったら泣いてたじゃねぇか!」
タキオン「そんなの泣くに決まってるだろう!
・・・あ、それ採用にしよう。感度を上げる薬があるから効くだろうな!」
たづな「えっ!?」
悟空・タキオン「「ん?」」
たづな「あ、いえ、、しかし、この男が目を覚ました時にどんな反応をするのか、、、悟空さんに怯えて失神したくらいですし…」
タキオン「ふん。いい気味だよ。私も赤織社には良い思い出がなくてね、、、とりあえず一回起こしてみようか」
〈椅子に座ったまま動かない男を少し叩いてみるが反応がない。〉
タキオン「・・・ほんの少しアドレナリン投与するか」
たづな「大丈夫なんですか?」
タキオン「大丈夫です。……タブン」
たづな「タキオンさん!?」
〈今だ反応がない男に痺れを切らし、少しだけ強引な手に出たタキオン。
すると、効果が出たのか、手先がピクピクと反応し、次第にそれは大きく、、どんどん大きく、、、、大き…く〉
男「あ、ゔぁ、っ、、あばばばばばばっ!!!」
「「「うわぁ…」」」
悟空「コイツ大丈夫なんか?」
たづな「いや、、、ダメでしょうね。」
タキオン「・・・やってしまったかい?」
男「ばばばっっ・・・・ハッ!ここは何だ?」
〈男の目覚めにより湧き上がる歓声〉
たづな「死んでません!無事です!!」
悟空「よし!よく耐えたな!!」
タキオン「これで実験が出来るぞ!!」
男「確か、、もう少しで刺せる所で…ふん。どうやって俺を拘束したか分からないが、何も言う事はないぞ」
たづな「ん?・・・・・ん?」
男「あ、そっちのウマ娘はアグネスタキオンだね。その後脚の状態はどうだい?すっかり表舞台から姿を消したようだが」
タキオン「ほう?私の事は知ってるのかい?」
男「もちろんだとも、アグネスタキオン。何度か我々も訪ねたが、忘れたかい?」
タキオン「いや覚えているとも。それじゃあこっちの男は知ってるかい?」
〈微妙に辻褄が合わない話から考えられる点を見出して確信に迫った。
やはりと言うべきか、男は悟空の姿を見ても何の反応もなかった。〉
男「知らないな。そんな事よりアグネスタキオン。君の話を聞きたいな。あ、そういえば君は聡明だったね。ハルウララに仕組んだのは君かい?何をやったか聞いてもいいかな?」
タキオン「…ふふ。人から聞くのと本人から聞くのとでは受け取り方にまるで違いがあるな。酷く苛つくよ。」
たづな「結局のところ、悟空さんの事は忘れているという事ですか?」
タキオン「そのようだね。覚えている事が有害なものだと脳が判断したのだろう。情けない男だ」
悟空「なんでもいいから早くしようぜ」
タキオン「そうだな。」
男「何をするつもりかしらんが、何も変わらんぞ・・・ウッ!おい、今何を飲ませた!?グ、アッ!な、何を、、注射して何が起こるんだ!!!や、やめ!!!ーーーっっ
……あっ。」
ーーーーーーー
ー 理事長室 ー
やよい「納得ッ!!それでこういう訳か!」
たづな「・・・・はい。」
悟空「・・・・こういう訳だ。」
〈理事長室にはキング達はもちろん。シンボリルドルフの姿もあった。先程起きた一連の騒動を二人に説明をした。
ルドルフはできる限り冷静にと奮闘していたみたいだが、漏れ出す気迫から怖気付いてしまったり、やよいに至ってはウララ達にこれでもかというくらい頭を下げていた。
話も区切りがついたところで悟空達が現れた。
悟空とたづなと……背筋を伸ばし、穢れなき真っ直ぐな目をした男が…」
男「ご無沙汰しております!学園理事長!この度はご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございませんでした!!」
やよい「う、うむ。……何があった?」
悟空・たづな「「何も?」ありませんでした」
やよい「嘘つけッ!聞いてた男と正反対じゃないか!」
男「いえ、直に内容を聞いた訳ではありませんが、その娘達が説明した通りの者です。しかしッ今となれば後悔しかありません!今を一生懸命生きる者に多大なる無礼。何とお詫びしたらよいものか……」
やよい「・・・ルドルフはどうだ?」
ルドルフ「っっ!・・・本当にこの男で間違いないのか?」
ウララ「う、ん。」
キング「そうですね。…姿、顔は同じです」
ルドルフ「・・・悟空さんの事は?」
たづな「完全に忘れていると言ってもいいでしょう。ですがタキオンさんの話だと消去ではなく、隔離。消えたのではないので、何かの拍子に思い出す事もあるだろう。と」
ルドルフ「ふむ。少しやるせないが、このまま返してもいいのではないでしょうか?ヘタに手を出す方が面倒になるかも知れません。」
やよい「一理あるな。赤織の!今回の件は見逃すが、トレセン学園には変わらず出入り禁止だ!よいな?」
男「はい!寛大なご対応、痛み入ります。自社に帰った後、今後のためにも会社を改革する所存でございます!」
やよい「う、うむ。励むと良い」
男「ハルウララさん。皆さんも怖い思いをさせてすみませんでした。」
キング「…だけじゃないわ。ウララさんの努力に泥を塗った事も謝りなさい。」
ウララ「キングちゃん・・・」
男「はい。ウララさん本当に申し訳ありませんでした。今後の活躍をレースの1視聴者として応援しています」
ウララ「うん!ありがとね!」
エル「そこでお礼を言える所がウララの良い所デスネ!」
グラス「そうですね。」
〈男は変わらず真っ直ぐした目のまま理事長室から出て行った。警備員の栄澤には一部始終報告してあり、門を出るまで監視下に置き、一任した。
残された理事長室には疲労感ゆえ、そこら中から溜息が漏れていた〉
スペ「そういえば悟空さん、凄く良いタイミングで入って来たよね。」
エル「まるで戦隊物のヒーローデース!!」
悟空「あー…今だから言うけど、オラ全然気づかなかったんだ」
スカイ「え、まじで?」
キング「でもそれなら何で?」
悟空「やよいの仕事を手伝っててな、次から次に言ってくるもんだから考えてる暇なんてなかったんだ」
やよい「いやぁ、まさかこんな事になるとはな!そこでたづなに渡してほしい書類があったから任せたんだが、いきなり血相を変えて消えたものだから焦ったぞ!!」
悟空「そういや、やよいには言ってなかったもんな!オラも余裕がなくてよ!」ハハッ
ルドルフ「有終完美・・・というわけにはいかないが、誰も怪我も無くて良かったじゃないか。」
悟空「だなっ!」
キング「・・・ふぅ。解決したのなら私達も帰りましょうか。」
スペ「んーーせっかくの休みが潰れたよ〜」
グラス「まぁまぁ。もう少しで夏休みなのでその時また遊びましょう。」
スペ「そだね〜」
〈キング達は理事長達にお礼を言って部屋を後にした。続くルドルフ。
部屋の中にはやよいとたづな。悟空が残った〉
たづな「悟空さん今日は助かりました。ありがとうございます。来ていなかったらあの娘達を守れなかったかもしれません。」
悟空「・・・自分の命をかけてもか?」
やよい「!?」
たづな「…気づいていましたか。」
悟空「あぁ。おめぇの"気"を見つけた時、探ってる状態だってのに、潰されそうな気迫を感じた。そんで着いてみりゃあ、アイツを抱え込むような体制。
ウララ達を逃すため受け止めようとしたな?」
たづな「・・はい。その通りです。」
やよい「たづな……」
悟空「…ま、生きてんだからそんな顔すんな!ただ、たづなが死ぬ事で悲しむ、、やつ、が……」
たづな「??、悟空さん?」
悟空「いや何でもねぇ。んじゃオラも行くな!さすがに腹減っちまったぁっ!!!」
〈問い詰めるような物言いに、怒られるのかと体を小さくしていたたづなだが、言葉が途切れた悟空に違和感を感じる。
顔色を伺うように、目線だけチラリと悟空に向けて見ると未だ見たことのない悲壮感を漂わせていた。
ずっと無邪気な顔しか見ていなかったので、何事かと思い声をかけたが、結局はいつもの顔に戻り、颯爽と出ていってしまった。〉
たづな「……悟空さん。」
やよい「・・・生きていれば何かは必ず起こる。それは悟空さんも例外ではないだろう。たづな。お前は悟空さんについててやればいい。何もしなくても、ただ隣にな」
たづな「・・・はい。」
ーーーーーーー
スカイ「いやぁ何度も言うけど、とんでもない1日だったねぇ」
キング「ほんとに何度も言うわね。」
ウララ「たづなさんと悟空さんに助けてもらっちゃったね!」
エル「たづなさんカッコよかったデース!それに敬語じゃないところ初めて聞きマシタ!!」
スペ「え?そんなのあったっけ?」
エル「むふふ〜スペちゃん聞き逃しちゃいましたネ!」
スペ「ムー。なんだか勿体ない気がするよ。」
スカイ「…言っていいのか分からないんだけどさ。・・・あの揺れって悟空さんかな?」
グラス「・・・私はそう思っています。」
キング「アニメじゃないんだから…って思うけど、目の前であんなの見たら、、ねぇ?」
スペ「凄く頼もしくて、カッコよくて、、、、でも、ちょっと怖かったです。」
エル「そうですネェ。普通じゃありマセンからネ」
ウララ「でも、悟空さんって普通じゃないし」
スカイ「ふ、、んふふっ!あははは!!ウララがそういう事言うと面白いね!ウララ的には有りなのかな〜?」
ウララ「んー。有りだよ!悟空さんが悟空さんだったら何でもいいや!!」
キング「それで説明がつくんだもの。あの人も大概分からないわね。」
スカイ「良いじゃん!分からないが悟空さんで!」
キング「あなた、今度はそれにハマったのね?」
スカイ「あ、ばれた?」
『あはははは!!!』
〈女子学生には話のネタがあれば何回でも話が出来る。その度に笑い、楽しみ、笑顔になる。今回の事で体に恐怖が宿ったのだろう。それに苛まれる時は来るだろうが、この者達なら大丈夫。助け合う事が出来るだろう。
そんな中でグラスは誰にも言えず、自分の中だけで考えている事があった。〉
グラス(また話の中では出て来ませんでしたね。やはり私の見間違いだったのでしょうか?あの時の悟空さん、
…髪が一瞬だけ金色に見えたと思ったのですが)
ーーーーーーー
〈ある日のトレーニング。すっかり日常の風景に戻り、ハルウララにも地獄の日々が戻ってきていた。〉
ウララ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、」
悟空「夏合宿?」
キントレ「はい。真夏は限られたレースしかしないので、その間に強化合宿を行うんですよ」
悟空「そっかー。強くなるための絶好なチャンスってやつだな。」
キントレ「そうですね。なので内容の相談などをしようと思いまして、良いですか?」
悟空「おう。もちろんだ!おーいウララー!!」
ウララ「はぁ、はぁ、、ほえ?、、なぁに?」
悟空「もっと強くなんぞーー!!」
ウララ「今死にそうだよーーー!!!!」
次回予告:(エルコンドルパサー)
ハーイ!ワッターシはぁ、1番出番の少ないウマ娘デェスッ!!『うわ、根に持ってた…』
今回は世界最強とはいえ、怖すぎて足が震えてしまいマシタ『あれはしょうがないですよ』
たづなさんと悟空さんには感謝感激いっぱいデース!
さて、次回は合宿に行くみたいデスね。チームリギルももちろん行きマス!なんたってこの夏でどれだけ伸ばせれるかが勝負デスからね!
…けど、悟空さん達、初日に遊ぶみたいデス。リギルではそんな事しないのでエルも行きたいデス『それじゃあ一緒に行こうよ!』
ケ!?良いんデスか?嬉しいデース!水着も選ばなくてはいけマセンネ!!
それでは次回ッ!夏合宿!よろしくお願いしマス!!!
たくさん遊びますヨー!!
『帰ってきたら宿題です』
〜〜〜っっっケッ!!?!?
エルコンドルパサーは書きたいのだけれど、キャラがいまいち掴めん……ただテンションの高いウマ娘で良いのかな?