今更ながらウマ娘の1期を半年で詰め込みます。
上手いことやろうと思いますが、捏造があります。
ー 前回のあらすじ ー
エル「ウララは"怖い"。だからもっと強くしてくだサイ」
悟空「ああ。」
〈本格的に始まる合宿1日目。考えがあるのか、ウララのトレーニングの大半は悟空だけが見る事となっている」
悟空「んん"ーーー!!っっふぅ。良い天気だなー」
ウララ「そうだね!だけど、日差しも強いし、じっとしてるだけでも倒れちゃいそうだよ」
悟空「その点に関しちゃオラも気をつけるけど、我慢する必要は全くねぇからな?むしろ倒れる事で修行ができねぇ方がもったいねぇから、しっかり水分とんだぞ?」
ウララ「はーい!!」
〈"暑い"それは、空気が重く呼吸がしづらい、体から水分が失われ、目はかすみ、力が入らなくなる。
過酷な自然では心を鍛えるのに打って付けだと、悟空自身は修行に組み込んでいたが、耐え難い辛さである事もしっかりと理解していた」
悟空(オラがやってた修行はまだ無理か。ぶっ倒れねぇ様にオラも注意して見とかねぇとな)
ウララ「そういえばさぁ、悟空さん」
悟空「なんだ?」
ウララ「キングちゃんやトレーナーさん達、遠くの方にいるけど一緒にやらないの?」
悟空「そうだなぁ。たまーに合流するつもりだけど、合宿中はオラと2人の方が多いな」
ウララ「そうなんだ。やる事決まってるの?」
悟空「おう!飽きねえようにいっぱいあるかんな!まずは準備運動だ。早速やってくぞ!」
ウララ「おー!」
〈まずは慣らすために砂浜ではなく、海岸沿いを走りに行った。はじめての土地で好奇心旺盛な2人はあれやこれやと目を惹かれて目的のルートから外れてしまった。準備運動とは名ばかりのランニングから帰ったのは何と1時間後だ〉
ウララ「ハッハッハッ。ごくっ、さん…ちょっとだけ休憩、してもいい?・・・疲れちゃった」
悟空「ははは!…悪りぃな。いきなり予定と違う事しちまった」
ウララ「んーん。でも、さっきのお店美味しそうだったね!」
悟空「そうだなぁ。海で採れたやつをそのまま出してるみてぇだからな。全部終わったら食いに行くか!」
ウララ「いぇーい!!それが待ってるってだけでウララ頑張っちゃうぞぉー!!」
悟空「おう!その意気だ!」
ーーーーーーー
〈やり過ぎた準備運動後の呼吸を整え、2人は日差しの熱を存分に取り入れた砂浜に降り立った〉
ウララ「あっっつっ!!!昨日は海に飛び込んだけど、これ熱すぎだよぉ!足が焦げちゃいそう」
悟空「んー、どれどれ?…うおっ!あっちぃ!!」
〈思った以上の熱さだったのか、悟空は宙に浮き、足の裏にふー。ふー。と息を吹きかけていた。
しかし、そのすぐ後には、また砂浜に足を置き、休息場所として作ったシートの上に立っているウララの方を見て言った〉
悟空「ん"ー!!ウララやんぞ!!!」
ウララ「ええっ!悟空さん熱くないの!?」
悟空「すっげぇ熱い!!けど、これも修行だ!おめぇはオラに着いて来れねぇのか?」
〈驚愕するウララに対し、背中を押すではなく、あえて挑発する悟空。
ニヤリとした顔にウララの心にも火が付き、行ける!との掛け声とともに足を踏み出した〉
悟空「よし。んじゃまずは砂の感覚に慣れるために走んぞ!」
ウララ「っっはい!」
〈砂浜でのトレーニングはウララも経験済みだ。足を取られるような砂の感触。強く踏み出すだけでなく、指で掻くようにしなければ走れない事。疲労も一段と溜まる砂浜トレーニングだが、懐かしさを感じるものでもあった。
そんな思い出の溢れる事を思い出しても…〉
ウララ「熱いのは熱いよぉぉ!」
悟空「それならもっと走れ!熱くなる前に逆の足を出してやれば熱くねぇ!それを繰り返せば全然熱くねぇぞ!」
ウララ「そんな訳ないでしょー!!!」
〈活気のある叫びではなく、不満の叫びを上げながら、ひたすら走る。
100mの程の距離を適当に走ったところで、悟空が"5分休憩だ"と言ってどこかへ行ってしまった。
今まででも、どんな修行も乗り越えて来たんだ!今回も絶対に出来る!呼吸を整えながら自分を高めていると、悟空が見慣れた物を持って帰って来た〉
悟空「待たせてすまねぇな。次はこれだ!」
〈それを見たウララは、まだ会った事もない、先頭民族ウマ娘の口癖をポロッと呟いた〉
ウララ「は、、あはは…
ーーーウソでしょ…」
・
・
・
〈近所に住んでいる親子。買い物袋をぶら下げ、海岸沿いを歩いていると、今後も語り継がれるであろう、面白いモノを見つけた〉
子「あっ、ねぇねぇ!見てよ!ウマ娘がいるよ!!」
親「もうそんな時期なのね〜毎年こんな暑いのに、よく頑張るわねぇ」
子「良く見てよ!あのお姉さん。
ーー亀の甲羅背負ってるよ!!」
親「ふふ。何言って…やだ、本当だわ。どんなトレーニングなのかしらね」
子「あははは!あれじゃあウマ娘ってよりもカメ娘だね!声かけちゃ駄目かな?」
親「練習の邪魔になってしまうから、ここからなら良いんじゃない?」
子「そうだね!
おーい!!カメ娘さーん!!頑張ってねぇ!!!」
アリガトー!!!!!
子「聞こえたみたい!」
親「良かったわね」
子「うん!!」
・
・
・
悟空「にひひ!良かったな!」
ウララ「良くないよ!いや、良かったけど!!カメ娘ってなんなの!?こんな所じゃなくてもっとカッコいい所見て欲しかったよーー!!!」
〈この間も、なお爆走中〉
ーーーーーーー
ウララ「ゴクゴクゴク!!っっぷはぁ!!!あ"あ"キツい"っ」
悟空「ははっ!他の奴らも合宿中に一皮剥けるみてぇだからな。まだまだこれからだぞ!」
ウララ「ウェッ!?」
悟空「けど、次やんのはちょっと優しいやつだから安心しろ」
ウララ「ほんと!?やった!!何やるの?」
悟空「砂浜じゃなくて波打ち際を走るんだ!」
ウララ「へぁ?・・・・甲羅は?」
悟空「背負ったままだ」
ウララ「その手に持ってるのは何?」
悟空「手足に付ける重り。最初だから3kgずつにしたぞ!慣れてきたら上げるつもりだ」
ウララ「…優しいっていうのはどういう意味で言ったの?」
悟空「ん?水が届く所だから熱くねぇじゃねぇか!これで気にせず走れんぞ!」
〈自分の言ってる事におかしい所は無いと言わんばかりに満面の笑みで親指を立てている。
希望があると分かり、一生懸命頑張ったら実はそんな事なかった。みたいに、気分が天から地に落ちる程辛い事はないだろう。
温厚なウララは悟空と出会ってから、どれ程叫んだのだろうか。今回もまた叫んだ〉
ウララ「っっっ思わせぶりな事言わないでよ!それ悟空さんの悪い所だよ!!」
悟空「!?。どうした急に」
ウララ「わかってる!ウララが悪いんだ!勝手に期待しちゃったから!でもあんな風に言われたら勘違いするに決まってるじゃん!!」
悟空「う、うらら?…大ぇ丈夫、、か?」
ウララ「ハァハァ・・・ふぅ。よし!行こっか悟空さん!!」
悟空「おめぇ本当に大丈夫なんか!!?」
〈ウララの感情の起伏についていけない悟空だったが、せっかくやる気を出しているのに、水を差す訳にはいかないと、気にしつつも先行してゆっくりと走りだした〉
バシャバシャバシャ
〈癖になる音が鳴り続く。同じ様に甲羅を背負い、自分よりも重たいおもりを付けている悟空を後ろから眺める〉
ウララ(エルちゃんも言ってたけど、すごい筋肉だなぁ。…もしかしてウララもこんな風になっちゃうとか!?・・・ってそんな訳ないか)
悟空「ウララ。オラばっか見てねぇで周りにも意識を飛ばすんだ。
足元に貝殻が落ちてるかも知んねぇ。波の強さに応じて力加減を変えなきゃ足を取られる。
相手以外に注意する事はレースにも繋がるんだ。余計な事考えてる暇はねぇぞ」
ウララ「は、はい!!」
〈こちらをチラリとも見ず、前だけを見て走りながら発破をかける。
そうだ。悟空に教えて貰ったのは、ただ力をつける事だけじゃない。目線を変える事で様々な鍛錬法がそこら中に散らばってるんだ。
ウララは意識して深めの呼吸をすると、あえて意味のない所へ視線を飛ばした〉
ウララ(なんの役に立つのか分からないけど、やらないよりはマシだよね…?)
ーーーーーーー
シャクシャクシャクシャク!!ガツガツガツ!!
ウララ「おいしー!!!疲れた時のスイカはすっごくおいしいね!!!」
悟空「ガツガツガツ!!ふぉんふぉふぁな!!ゴクン。スイカは運動中の食いもんにちょうどいいんだってよ!」
ウララ「へぇ、そうなんだぁ!もう、いくらでも食べれちゃうね!」
悟空「ははっ!この後もあんだから食い過ぎねぇようにな」
ウララ「うん!」
〈言いつつも次のスイカに手を伸ばすウララだが、悟空の後ろに箱を発見した〉
ウララ「シャクシャク。それ悟空さんの?」
悟空「ん?あぁ、中に飲み物が入ってんだ。キントレが見てる奴らに分けてやろうと思ってな」
ウララ「そうなんだ。それじゃあ一回休憩なの?」
悟空「いや、こいつはウララに運んでもらう。修行の続きだ」
ウララ「これを?ふっふーん!悟空さん、ウララを甘く見てるね?飲み物が少し入った程度の重さなんて、ちょちょいのちょい!だよ!!」
悟空「おお!そいつは頼もしいな!んじゃ後でよろしくな!」
ウララ「はーい!」
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・
・
〈食べてすぐは動けなくて、横になり日光浴をして30分。"そろそろ始めるか"と動き始め、ウララも後を着いていった〉
悟空「そんじゃあ、さっき言ってたこいつを持ってくれ」
ウララ「うん。ほんのちょっぴり重いね。だけどこれくらいは、らくしょーだよ!!」
悟空「なら良かった、ただ箱の持ち方が違うな。頭の上で持つんだ」
ウララ「ふぇ?、、、こうかなぁ…なんでなの?」
悟空「濡れたらベトベトするからだ。ウララ、こっちに着いてこい」
ウララ「う、うん」
〈海の方に向かう悟空の後を、荷物を頭の上に乗せながら歩いていく。
前にテレビで見た事があり、どこかの国での荷物の運び方を思い出し、"運びづらいよ!"と脳内でツッコミを入れた。
波が足にかかるのが分かり、悟空に問いかける〉
ウララ「ここを走って行けばいいの?」
悟空「ここじゃねぇ。もっと奥だ」
〈悟空は止まる事なく、深い方へ歩いて行った〉
ウララ「わわっ!お腹くらいまで来ると倒れちゃうよ〜」
悟空「それが今からやる修行だ」
ウララ「???」
悟空「オラが牛乳配達やってた時には色んな所を通ったんだ。木の間をジグザグに走ったり、長い階段上がったり、恐竜に追っかけられたり」
ウララ「よ、よく生きてたね…」
悟空「もう駄目だって何回も思ったさ。そんでその中の一つで流れる川の中を歩いたんだ。濡らすとまずいからって頭の上に乗っけてな」
ウララ「ほほう。それを海でやるんだね!……え、大丈夫なの?ウララ死んじゃわない?」
悟空「これはまだ大丈夫な方だ。波は高くねぇし、オラも後ろから着いていく。おめぇは箱の中に水を入れねぇように歩いてれば良いんだ」
ウララ「そっか。まぁやってみたら分かるかな」
悟空「そうだな。そんじゃあ、首くらいまで浸かるんだ。目的地はキントレの修行場所まで!行くぞー!」
ウララ「お、おー!ガボボッ!!?」
・
・
・
キントレ「ラスト一本!砂浜だからこそ腿を大きく上げるのを意識して!!」
《ハイ!》
〈キントレたちはスパートの練習を軸として、わずか50mくらいのものを50本も走っていた〉
キング「はぁ、はぁ、」(さすがにキツイわね)
ウマ娘A「いやーやっば速いねぇキングちゃん!」
ウマ娘B「一回くらいは勝ちたかったなー」
キング「・・・ふふ。このキングがそう簡単に遅れをとる訳ないじゃない!この合宿中で限界を越えるつもりなのだから貴方達も食らいついて来なさい!」
ウマ娘A「言うねぇ。次は負けないからね!」
〈全員が走り終わり、"休憩!"との声が聞こえて、寝転がったり、海に飛び込んだりで散らばるウマ娘達。
そんな中、とあるウマ娘が見つけた〉
ウマ娘C「…え?・・・・トレーナー。ウララちゃんが来たよ….」
キントレ「ウララ?何か用事かな?」
〈ウマ娘の言葉に反応して、ウララがいる方向を見るが、砂浜の上には影も形も無かった。
不思議がっていると、ウマ娘から"違うよ"と言われ、指を差す方向を見ると、少しだけ頭を出して波に揺られながらも必死に歩いているウララがいた〉
キントレ「・・・・キング」
キング「・・・なによ」
キントレ「あれ、何やってると思う?」
キング「そうねぇ。上に乗ってるのは分からないけど、意味があるとするなら、倒れない様に軸を安定させる体幹トレーニングの一種・・・かしら」
キントレ「冷静に分析できるとは、、、キングも逞しくなったね」
キング「こんな所で私の成長を感じてほしくなかったわ」
〈もう何百m歩いたのだろうか。カーブもあったけど、最初の位置からは見えなかったし、声も聞こえなかったから、かなりの距離があったはずだ。
水の中にいると、しっかり前に進めているのかが分からない。上に乗ってる荷物は無事なのか。
慣れない浮遊感。感じた事のない筋肉疲労。いつになれば終わるのか、海水を飲まないようにしなければならないウララにとって、他の事を考えてる余裕などない〉
ウララ「ハッハッ、ごぼっ!がはっ!!ぶっ」
悟空「ウララァ!こういう時は呼吸を意識すんだ!10秒に1回ペースだ!深く息を吸って、身体の中にある空気を意識するんだ!!」
ウララ「あっ!…ブッ!ゴホゴホッ!!」
〈応える暇はない。だが悟空はトレーニングの時、適当な事を言わない事は知っている。辛いトレーニングに涙すら溢れそうになるが、耳だけはしっかりと悟空の方に向けていた」
ウララ(ご、、く、うさん)「ハァハァ、ごほっ!…はぁ。スゥ-・・・・・・・はぁ。スゥ-」
悟空(コイツのすぐに取り入れるとこが良い武器になってんな。前にウララを見てた奴が基礎ばっか教えたんが正解だったみてぇだ)
〈呼吸とはいえ一概には言えない。短距離と長距離を走る時も違うし、力を込める時も違う。逆に吐いて力を抜いた状態で物事を行う時もある。
今回はその一つ。
体内に空気を溜めれば水中では微かに浮く。呼吸する手間を省けば口や鼻から海水が入る事もない。その代わりに疲労は一段と増すが、足の角度や胴体の捻りなど、自分で疲れない方法を見つけるしかないのだ〉
ウララ「はぁ。スゥ-…………はぁ。っっ!!?ゴバッ!ゲボっ!!」(しまったぁ!あぁ、これが油断ってやつだね……だけどッ)ゴホゴホッーーーーーキッ。」
〈まだ行ける!これからだ!そう意気込んで燃える様な目つきになった時、体が浮き始めた〉
ウララ「!!?…へ?ウララ飛んでる?」
悟空「ったく。やり過ぎなんはオラかおめぇか分かんねぇな」
ウララ「ほえ?」
〈浮いた体は波よりも高くなった。さっきまでの勢いが霧散して、浮く正体にも簡単に気づいた〉
ウララ「悟空さん?」
悟空「まだ何だか分からねぇって顔してんな?オラが何回も呼んだってのに。ほれ、横見てみろ。着いたぞ」
〈"着いた"この単語に安堵して、言われるがまま砂浜の方に目を向ける。キングだけでなく、他のウマ娘もウララの名前を呼ぶ声が聞こえ、自然と口元が上がってきた〉
ウララ「み、みんなぁー!!」
〈悟空に運んでもらい、疲労感から膝をつくと、全員ウララに集まってきた〉
キング「ウララさん!?大丈夫なの?」
ウララ「え、へへ。ちょっと今は立てないけど、はい、これ!おすそわけだよ!!こんなに暑いと'ねっちゅーしょー'になっちゃうからね!気をつけないと!」
〈箱から人数分のペットボトルを渡すが、ウマ娘達の顔は喜びではなかった〉
ウマ娘A「……キングちゃん」
キング「…分かってる。・・・ウララさんありがとう。後で美味しくいただくわ」
〈キントレチームは休憩に入ったばかりな筈。悟空はそう思っていたが、周りにいるウマ娘から落ち着いていた"気"が上がっていくのを感じた〉
悟空(??ーーーあーそういう事か。そりゃ強くなんのはコイツだけじゃねぇもんな)
《トレーナー!!!もう一本ッッ!!!!》
〈複数の声が響き渡り、ウララは少し体を休めるため、見学も兼ねて休憩に入った。
時間帯を見ると後一個くらいが限度だろうか。
ウマ娘達に指示を出した後、キントレが悟空に耳打ちをしてきた〉
キントレ「悟空さん」
悟空「どうした?」
キントレ「例のトレーニングはもうやったんですか?」
悟空「あれは、これからするつもりだ」
キントレ「え"?いくらなんでも、あの疲労じゃ死んじゃいますって!!」
悟空「そうか?んー…初日に全部やって身体に馴染ませてぇんだけどなぁ」
キントレ「それなら少しだけにしましょう!やり方や経験を積んでおけば後々コツを掴みやすいでしょうし、体力も温存できて、明日にも影響しないでしょう!……多分」
悟空「そっかぁ・・・まぁ、おめぇが言うんならそうなんだろうな!おし、んじゃ軽くやっか!」
キントレ「それが良いと思います!!」(これで命だけは助かるはず!)
〈キントレの必死な説得により、考え直した修行とは…休憩から1時間後。修行を再開した〉
悟空「ウララ。次で最後だ。集中するんだぞ?」
ウララ「うん!だけど、今度はこっちでやるんだね?」
〈ウララの言う通り、チームと離れた場所ではなく、みんなのいる所でやるみたいだ。尚、キントレチームは休憩している〉
悟空「らしいな。キントレがここで良いっつーからよ。どこでも出来っから別に良いんだけどな」
ウララ「そっか。それで、最後は何するの?」
悟空「最後は昨日にエルがやったやつだ」
ウララ「・・・・ェ。」
悟空「心配ぇすんな。疲労も溜まってるだろうから、少しだけだ。どんなもんかってのを確認するだけだな」
ウララ「…それなら…大丈夫。なの、かな?」
悟空「そんでその修行が合宿中で1番重要になる。明日からは全体の半分はやるつもりだ」
ウララ「そんなに凄いんだぁ…」
悟空「あぁ。タキオンが言うには、・・・・えっと、肺活量?…海底にいる事で、、、圧迫されて……???」
ウララ「???」
〈理解はしてるが説明ができない悟空にキントレは助け舟を出した〉
キントレ「ざっくり言うとね、肺活量を鍛える。それは体力の増加やスパート時の無酸素運動の時に有効に使える事なんだ」
ウララ「・・・?…スタミナがつくの?」
キントレ「間違いではないね。スタミナのカテゴリーにはなるけど細かく分けると肺活量ってなるかな」
ウララ「な〜るほど?」
キントレ「あはは。やってみたら分かるかな。ただ、気をつける事があって…」
ウララ「なになに〜?」
キントレ「絶ッッッ対に!!!
ーーーー死んじゃだめだ」
ウララ「!?・・・・・っっ・・・・・・・」
悟空「んじゃ行くぞー!!」
ウララ「え!?ちょっと待って!!もう少しだけ!あ、やめっ!きんぐちゃん!たすkっっっ」
〈悲痛な面持ちで手を伸ばしてくるウララにトレーニング内容を聞いていないキングは容易に助ける事は出来なかった。強くなるのに近道は無い。ウララは逃げてる場合では無いのだ。気持ちだけでも寄り添おうと顔を引き締めて、飛んで連れていかれるウララを見る。
すると、水の上に立ちウララに甲羅を背負わせて、そのまま水の中に沈んで行った〉
キング「・・・・・え。想像もつかないんだけど、何をやっているの?」
キントレ「海底走ってる」
キング「海底走ってる!?自分で何言ってるか分かっているの?」
キントレ「うん。でも本当なんだよ」
キング「本当だからこそ信じられないのだけど…あの甲羅って重りでしょう?」
キントレ「そうだよ。重りしないと浮いちゃうからね」
キング「重りなんて5kgくらいで十分でしょう。あれ、40kgはあるって聞いたわよ」
キントレ「ぶっぶー!50kgに上がりましたァ!」
キング「どっちでもいいわよっ!時間は決まってるの?」
キントレ「1〜2分だったかな」
キング「海底で消費の激しい運動なんて1分すら持たないわよ!?」
キントレ「・・・・・最初は10分って言ってたのをアグネスタキオンが止めたらしい」
キング「・・・・1分で良かったわ…」
〈その頃海の中では…〉
ウララ「ムグッ!ムムムッ!!」(だめ!もうだめ!死んじゃうっ)
悟空「ンーン。(せめて後10秒だ。頑張れ)
〈言葉が発せない以上、手振りでなんとかコミュニケーションをとるが、その行動ですらやるので一苦労だ〉
ウララ「ムームー!!ッッ!!?ゴバァ!!!」
悟空「!!!」"シュン"
・
・
・
キング「…上がってこないわね」
キントレ「・・・・・どうしよう」
キング「あなたがそれ言うの!?」
キントレ「だって…」
キング「だってじゃない!!」
"シュン!" ゴホゴホッ!!!
!!!?!?
〈情けない声を出すキントレにツッコミを入れるキングだが、風切り音と、苦しそうに咳をするのが背後から聞こえ、勢い良く振り返った〉
キング「ウララさん!?大丈夫なの?」
ウララ「き、きんぐちゃ!ゴホゴホッ!あ"ァ"ァ"!…今すぐエルちゃんに会いたい」
キントレ「ホッ。成果はどうでした?」
悟空「中々良いぞ。ウララもよく頑張ったな!お疲れさん。疲れた体で、これだけやりゃあ上出来だ!今日はこれで終わりしよう」
ウララ「ん"ん"ッッ!!はぁ。今日もありがとね。悟空さん!ただもう少し優しくしてくれると嬉しいな…」
悟空「ははっ!おめぇの力が上がると優しく感じるさ!」
キング「それ結局何も変わってないじゃない…」
キントレ「まぁまぁ。でも、みんなお疲れ様!今日は僕達も終わろう。クールダウンした後はホテルに帰るから各自忘れ物には注意してね!」
ハーイ!
〈悟空達もクールダウンを兼ねて、徒歩で元いた場所に帰る途中にポツポツと話し始めた〉
ウララ「はぁー!!すっごく疲れた!!!眠たくなってきたよぉ」
悟空「本当によく頑張ったからな!だけど風呂は入んねぇとな。オラも体がベッタベッタしてんぞ」
ウララ「だよね〜。ウララも!・・・そういえば最後のはタキオンさんに聞いたんだっけ?」
悟空「おう!ウララの事は2回くらい見てもらったろ?そんで今回海行くっつったら、"あれ"をやれって言われたんだ」
ウララ「そうなんだぁ。
それにしても悟空さんってさぁ、タキオンさんと話す時、凄い楽しそうだよね!なんか、こう、わちゃわちゃしてる子供みたい!!」
悟空「そっか?子供は言い過ぎだろぉ〜」
ウララ「あははっ!言い過ぎじゃないもーん!!」
悟空「今回のだって真剣に話し合ったんだからな!」
ウララ「あっ、そういう時ってどんな風に話すの?トレーナーさんとの会話も知らないから、気になるなぁ!」
悟空「んー、確かあれは…」
・
・ ・
・ ・ ・
ー タキオン部屋 ー
タキオン「海かぁ。現状、ウララ君の力は足りてるから、体力重視で良いと思うよ」
悟空「体力か。適当な島まで泳げば良いんかな?」
タキオン「キミじゃ無いんだ。遠泳を熟知していない者に何十kmも泳げないだろう」
悟空「んじゃ、ただ走るだけか?」
タキオン「いや、ただ走るだけではつまらん。どうせなら海の中を走ろう」
悟空「へ?…意味あんのか?」
タキオン「もちろんだとも!ただでさえ呼吸の出来ない水の中に加え、下に行く程身体に圧力が加わる。水の抵抗を手で掻き分け、重りを背負った事により、工夫をせんと足も動かんだろう。
それにより、全身の筋肉運動と心肺機能が大幅にUPすると見た!」
悟空「・・・・悪ぃ。なんだって?」
タキオン「…水の中あるけば体力が上がる」
悟空「なるほどな!最初からそう言えよー!ブルマもそうだったけど、難しく言い過ぎなんだよなぁ!
タキオン「ック!ブルマさんと科学者としてではなく、この男について語り合いたい……しかし、これをやるには注意が必要だ」
悟空「おう。なんだ?」
タキオン「まずはウララ君の真後ろにつく事。何か異常があった場合すぐに対処するんだ」
悟空「おう」
タキオン「次に深すぎる所ではやってはいけない。体にかかる圧力で肺を傷つける可能性も有る。そして戻りの際に瞬間移動をすると気圧の差で内臓がやられてしまう。
あくまで君の身長くらいまでだ!これは絶対に気をつけるんだよ?」
悟空「オラの背くらいだな!分かったぞ」
タキオン「詰めすぎても意味ないだろうから、このくらいで・・・・・何分くらいやるか分かるか?」
〈一応…本当になんとなく、気になった事を伺ってみる〉
悟空「あぁ。20分…じゃさすがに無理だろうから10分から様子見るつもりだ」
タキオン「だろうと思ったわ!本当に期待を裏切るな!キミは!!物事を孫くんの世界で考えるなと言っただろう!」
悟空「なんだよ。んじゃ何分くれぇだ?」
タキオン「1分から様子見だ。最初なんて30秒でも良い」
悟空「何言ってんだおめぇ!?そんなん意味ねぇだろ!!」
タキオン「あるわっ!!確かに人間よりは優れているが、サイヤ人と一緒にするな!!それに、彼女なら後半になるにつれ時間も伸びるだろう。どれだけ伸ばすかはそれこそ孫くん次第だ。愛バに寄り添いたまえ」
悟空「…分かったよ。教えてくれてサンキューな!」
タキオン「ああ。お土産は甘い物で頼むよ」
悟空「任せとけ!」
・
・ ・
・ ・ ・
悟空「ってな感じだったぞ」
ウララ「…そっかっ!!!」(ウララもお菓子あげよう)
〈初日で身体に覚えさせるために予定の修行を詰め込んだ。残りの日はこれらを続け、粘り強い身体に作り上げるつもりだ。
ウララは自分の中で、やりやすい行動を探り、2日目から3日目。3日目から最終日と止まる事なく成長して、最後には3〜4分と息を止めて動ける様になった〉
ガボォ!!ぶはぁっ…ゴハッ!ご、ごくっさん…ゲホゲホッ!!ウララもう駄目かも・・・
……ウララ。 悟空さん…。
ーーーもう一回だ!
悟空さんのオニィィっっ!!!!
次回予告:(セイウンスカイ)
こんにちは〜。セイウンスカイでーす。
いやぁ・・・・・・お疲れ様、ウララ。『ありがと!』
…うん、ごめん。今回の事で言葉が出てこないや!早速次回予告しまーす!!!『…逃げたわね』
夏といえば海!夏といえばお祭り!!お祭り行きたいヒト〜『はーい!』
え"っ!スペちゃんかぁ・・・・スペちゃんか。『え、なんなの?』
…食べ過ぎには注意してね。もうフォロー出来ないからね?宝塚の時のグラスちゃん思い出してよ?『へへん!もう大丈夫だよ!大船どころか、タイタニックに乗った気でいてよ!!』
・・・スペちゃんタイタニック見た事ある?『えへへー。実は無いです!』
うん。知ってる。『ほぇ、なんで?』
それじゃあ次回!
さよならスペちゃん!また会う日まで!!!
『なしてッッ!?』