孫悟空とウマ娘   作:猫ネコ

19 / 62
・遅くなりすぎてしまいました。

・今回はスペシャルウィーク編です。アニメのスペは、どうにも嫌な感じがしたので少し変えました。

・眠れる本能って歌良いですよね。勝手に宣伝しますが、YouTubeにウマ娘madであるので是非見てください。

・LANEとはLINEの事です  

・捏造あり






眠れる本能

 

 

ー 前回のあらすじ ー

 

 

ウララは見た、頑張るチームの事を

 

ウララは見た、限界の先を

 

ウララは確かに見た、

 

  

   ーーーー三途の川を

 

 

ーーーーーーー

 

 

〈合宿が終わり、夏休みに入ったトレセン学園でも登校しているウマ娘はいる。ゆえに、〉

 

 

悟空「警備の仕事はあるんだな」

 

 

〈空が青く澄み渡る中、警備員の制服を身に纏って、雲を目指す様にただ歩いている。それに今は1人ではない〉

 

 

たづな「当然です。ウマ娘いる所に警備員ありですから。巡回とて意味があるので、しっかりとウマ娘の事を見てあげてくださいね」

  

悟空「分かってるって。たづなは心配症だなぁ。…ん?おーい!そこのおめぇ!靴紐ほどけてんぞー!転ぶ前に気ぃつけろよー!!」

 

 ハーイ! ケイビサン、アリガトー!!

 

 

悟空「おー!」

 

たづな「・・・随分と馴染みましたね」

 

悟空「そりゃあオラもこの世界に来て……ウララと出会ってから、もう数ヶ月だ」

 

 

〈懐かしさを感じてに目を瞑りながらこれまでの事を思い出す。

運命的な出会いと言っても良いだろう。

先が見えなくなったウララと先を見るために未来を捨てた悟空。複雑な環境が迫る中、2人の心にあったのは"負けたくない"。"闘いたい"と歪ながらに存在する欲だった。

今となれば引き寄せられたのは偶然か必然かが分からない。

だが思い出す過去はこの世界だけではなかった〉

 

 

悟空(・・・・・あいつら元気かな…)

 

 

〈仕方ないと割り切っていても心にいるのは家族たち。もはや観る事も聴く事も出来なくなってしまったが、幸せだけは願っている。

悟空は平然としていたが、万能な彼女は実に目敏かった〉

 

 

 

 "お前は悟空さんについててやればいい。何もしなくても、ただ隣にな"

 

 

たづな「・・・・・・悟空さん、休憩は何時頃ですか?」

 

悟空「んぉ?んー、そろそろ時間だ。何かすんのか?」

 

たづな「いえ、こうも暑いとやる気も起きないので、かき氷でも食べませんか?」

 

悟空「かき氷かぁ。そうだな!食堂でいいか?」

 

たづな「どうせなら少し遊びましょう。かき氷機があったと思うので自分達で作るんです!」

 

悟空「良いんかよ。オラは結構そういうの好きだけど、」

 

たづな「良いんです。それでは早速、」

 

悟空「おう!この世界にも南極みてぇのがあんだろ?オラがひとっ飛び、「しなくていいです!!」……そ、そうか?」

 

たづな「はい。氷は…食堂から貰いましょう」

 

悟空「それは食堂から貰うんか………」

 

 

〈何歳になろうともかき氷を作るのは興奮するらしい。大の大人がキャッキャと騒いでいると、前方からフラフラと歩いてくるウマ娘がいた〉

 

 

「うぅ〜みんな酷いよぉ」

 

 

〈涙がこぼれそうなほど悲しい顔をしているウマ娘。声をかけない訳にはいかなかった〉

 

 

悟空「スペ?何かあったんか?」

 

たづな「良ければ話聞きますよ?」

 

スペ「ふぇ?……あ、ぁぁ…っ。悟空さ"ぁん"。た"づなさ"ぁぁん"!!!」

 

 

〈腰がくの字に折れて両手をブランブランを落ち着きなく放り投げていたスペシャルウィークは悟空達を視野に入れると、ダムが決壊した様に涙が溢れ出てきて、子が親に縋り付く様に2人まとめて抱き着いた〉

 

 

スペ「うわぁぁぁん!聞いてくださいよぉぉぉ!みんながすんごく意地悪するんだよぉ!!!」

 

たづな「あらあら、そんなに泣いていては可愛い顔が台無しですよ。聞きますから泣き止んでください」

 

悟空「そうだぞ。聞く…話は聞くから!顔こっちに向けるなスペぇっ!!鼻水垂れてっからついちまう!」

 

 

〈そんな声が勝手に耳に入る。スペはガバッと顔を上げて顔を赤くした。ダービーで勝っても実態は女の子。目をウルウルとさせながらスペは…〉

 

 

悟空「あ'あ"っ!おまえ今擦り付けたろ!!」

 

スペ「あぅ………ヘブシッ!!」

 

 

     ・

 

     ・

 

     ・

 

ーーーーガリガリガリガリガリ

 

 

〈とある一室に氷を削る音が響く。先ほどまで酷く乱れていたスペは一変して、削れた氷が積み重なっていくのをジーッと見つめながら尻尾をフリフリと揺らしている〉

 

 

悟空「ついさっきまで泣きじゃくってたのに、もう機嫌良くなってらぁ。まぁその方が良いけどよ」

 

スペ「えへへー。ごめんね、悟空さん」

 

 

〈ほのぼのした会話をBGM代わりにして、たづなは黙々とかき氷を盛り付ける〉

 

 

たづな「さぁ出来ましたよ!シロップは適当にかけてください」

 

スペ「わーい!待ってましたー!いっただっきまーす!」

 

悟空「サンキュー、たづな!」

 

たづな「いえいえ。どうぞお召し上がりください。………んーっ冷たいですね!」

 

 

〈シャクシャクと音を立てて、熱のこもった体を内側から冷やす。たづなは、悟空とスペシャルウィークを相手に一杯だけで終わるわけがないと考えて山盛りの氷を用意していた。

案の定、次から次に頑張り続けるかき氷機。長い間眠っていた力を解放すると、悟空とスペを満足させるまでに至った〉

 

 

たづな「食べ過ぎてお腹壊さないでくださいね……それに、食べながらで申し訳ないのですが、スペシャルウィークさんは何があったのですか?」

 

悟空「あっ、そうだそうだ!みんなが酷ぇとか言ってたけど、どうしたんだ?」

 

 

〈ずっと気になっていた事を、頃合いを見て問いかける。スペはシャクシャクとかき氷を混ぜていた手を止めて、2人を見るが、耳も尻尾も垂れ下がった状態だ〉

 

 

スペ「……思い出すだけでも悲しくて、辛くて、そして怒りすらも感じました」

 

 

〈目線を下に向けながら拳を力強く握る〉

 

 

悟空「…おめぇがそこまで言うとはな」

 

たづな「みんなと言っていましたが、よく一緒にいるグラスワンダーさん達…ですか?」

 

スペ「・・・・・」コクン

 

悟空「喧嘩したんか?おめぇ達すげー仲良かったじゃねぇか」

 

 

〈"その通りだ"。たづなも同じ事を感じていた。校舎内にいては度々見かける。笑い合う所や張り合う所。願わくば大人になっても仲良くしていてほしい。

そんな事を思っていたのだから、喧嘩をしたと聞いて、たづなにとっても悲しさが溢れて来た〉

 

 

たづな「まずは何があったのか教えていただけませんか?何をするかは、それから一緒に考えましょう!」

 

 

〈その言葉にスペが顔を上げると、聖母に似た慈愛ある笑みを浮かべていた。心が暖かくなっていくのを感じ、ポツポツと話し始めた〉

 

 

スペ「ありがとうございます!……実は今日みんなに、

 

 

 ーーお祭りに行こうってLANEしたんです」

 

 

 

たづな(あ、シリアスにはならないですね)

 

 

〈どう考えても、祭りに行く話し合いから、絆を揺るがす事はないだろうと思い、張り詰めていた心を落ち着かせ黙って聞いた〉

 

 

悟空「へぇ、今日祭りやってんのか!そいつは楽しそうだなぁ。でもよぉ、何で誘っただけなのに喧嘩になったんだ?」

 

スペ「みんな用事やトレーニングで手が空いてなかったんです。ですが、私だって仕方ない事くらい分かっていました。しょうがないなぁって。………それなのに、、、っ」

 

 

〈一度言葉を区切り、思いのまま感情を爆発させた〉

 

 

スペ「ただ断るだけじゃなくて、やれ太るとか!やれ太っちゃうよとか!!やれ太ってるとかぁぁぁ!!!酷いよ!失礼にも程があるよ!!私そんなに太ってないもん!!

セイちゃん達のばか〜!!うわぁぁぁん!」

 

 

〈怒涛の叫びに対して悟空達は安易に言葉をかける事が出来なかった。不満は溜め込むより発散させた方が良い。そう考えていると、スペが顔を伏せたまま携帯を見せつけてきた〉

 

 

たづな「…これは?」

 

スペ「グスッ…ヘゥ…グラスちゃんの返信です」

 

 

〈たづなが手に取ると悟空も横から覗き込む〉

 

 

『お祭り、、ですか。申し訳ありません。今日は遅くまでトレーニングの予定ですので行けそうにありません。

それにしても流石スペちゃんです。この夏で他のウマ娘も格段にレベルUPするというのにお祭りとは……。

あぁ、嫌な言い方をしてしまいましたね。すみません、お祭りと言えば夏イベントの目玉ですもんね。

射的に金魚すくい、輪投げやくじ引きもありますかね?他にも大層な催しであふれているでしょうから、是非楽しんできてください。

しかし、よく考えてみればハードな精神鍛錬ですね。ダイエット中に自ら欲の塊に飛び込むとは見直しました。

 

それと、話は変わりますが宝塚記念では私が勝ちましたけど、不完全燃焼でした。"あの程度"のスペシャルウィークに勝ったところで私を中を満たす事は出来ません。

…………あれだけ言ったのに、、、

私はこれまでも、これからも、あなたを考えてました。あなたは私の事を考えてくれていましたか?

 

………突然この様な事を書いてすみません。スペちゃんには私の思いを知って欲しかったんです。

お祭りに行く前に嫌な気分にさせてしまったのなら申し訳ありません。良ければお祭りの土産話を聞かせてください。

 

ーーーー次会った時を楽しみにしております』

 

 

 

 

 

           『ハイ』

 

 

 

たづな「・・・・・・・・・・・・ヒェ」

 

悟空「うひゃあぁぁ…すっげぇなぁ…………ほんと…すげぇ」

  

スペ「………」

 

 

〈空いた口が塞がらない。たづなの心境はまさにそれだ〉

 

 

たづな(なにか、、、何か言わないとっっ)

 

  

    ーーー!!!!

 

 

たづな「この宝塚記念って夏休み前のですよね!」

 

スペ「ぁっ…………………そうです」

 

たづな(失敗しましたぁぁぁぁ!!)「いやーあれは良い勝負でしたよね!グラスワンダーさんとの一騎打ち!見ているだけで私も燃えてきました!カッコよかったですよ!!」

 

スペ「…そ、そうですか?えへへ……嬉しいですけど、ちょっと照れますね///」

 

たづな(ほっ…)

 

 

〈自分の失言を強引に捻じ曲げる事に成功した。スペは暗い表情から少しずつ明るさを取り戻して、はにかんだ笑みを見せるが、この男が同じ空間にいるだけで様々な風を呼び起こすのを忘れていた〉

 

 

悟空「宝塚記念か、オラも見たぞ!」

 

スペ「ほんとっ!?見てくれたんだ!私達の走りはどうでしたか?」

 

悟空「おめぇもグラスも良くやったと思うぞ!・・・だけど、おめぇ…

 

ーーーあんとき食い過ぎてただろ〜!」

 

 

スペ「・・・・・・・・・・・・」

 

たづな「ちょっ!」

 

悟空「オラの目は誤魔化されねぇぞ?動きが普段より重そうだったし、何より腹が出てたからなぁ!」

 

たづな「だっ、ごくu」

 

悟空「でも実際凄いと思うぞ。あん時のグラスは全て完璧だった。"負けた"とはいっても、あんな"太った身体"で良く頑張ったな!」

 

たづな「わざとですかっ!!!」

 

悟空「え、、、、」

 

 

"う"わ"あぁぁぁぁぁぁぁぁん"!!!!!!"

 

 

〈死体蹴り。生涯戦ってきた相手にも必要以上に痛めつけなかった悟空だったが、本領発揮するみたいに禁句ワードを連発。

その事に耐え切れるはずもなく、スペは四つん這いに崩れ落ちてしまった〉

 

 

悟空「す、スペぇ?今度はどうした!?何があったんだ!!?」

 

たづな(あなたが泣かせたんですよ…)

 

スペ「そ"んなのっ!私が一番分かってるも"ん"!!

す"ずか"さんだってフォローしてた"けど笑ってたもんッッ!

ぞれでも!ーーっ。そ"れでも"一生懸命走ったんだからそこまで言わなくてもいいじゃないですかぁぁぁぁ!!!」

 

 

〈嗚咽混じりに最近で溜まった鬱憤を吐き出す。煽った自覚ゼロの悟空はオロオロするが、たづなは我関せずと見守るだけだった〉

 

 

悟空「そ、そうだよな!!一生懸命だったもんな!グラスにはオラからも言ってやるから…」

 

スペ「わ"あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ん"っっ」

 

悟空「なんでまた泣くんだ!?」

 

たづな(今はグラスワンダーさんではなく、あなたが原因ですからねぇ………はぁ)

 

 

〈泣き止まないスペに悟空は今度こそ手の出し所が分からなくなってしまった。

何かないのか。そう思って辺りを見渡すと、たづなが、こめかみをトントンとしながら口の前で手をグー、パーしていた〉

 

 

悟空(?????。…何やってんだアイツ。何したら良いのか教えてくれようとしてんのか?)

 

 

〈戦闘が絡まないとお世辞にも勘が良いとは言えない。悟空が頭にハテナマークが大量発生するにつれ、たづなの方は手振りが大きくなっている。

そして偶然にも"それ"は伝わった〉

 

 

悟空【何やってんだ。オラ全く分かんねぇぞ】

 

 

〈そう、テレパシーだ〉

 

 

たづな【結果オーライなので気にしないでください。…それより悟空さんはこの後用事はありますか?】

 

悟空【もうすぐ休憩が終わるから17時まで仕事だ。それからは修行に行くつもりだぞ】

 

たづな【そうですか。では修行は諦めて、スペシャルウィークさんを祭りに連れて行ってください】

 

悟空【祭りぃ!?…いや、オラは修行を…】

 

たづな【え?】

 

悟空【え?】

 

たづな【あなた、あのかわいi…そうな顔を見て何も思わないのですか?】

 

悟空【ん?今、かわいいって…】

 

たづな【思わないのですか!!!!】

 

悟空【・・・まぁ…そりゃあ】

 

たづな【そうでしょう!それに頑張った子に褒美をあげるのが大人の役目です!】

 

悟空【でもよ、スペを祭りに連れて行っても良いんか?太るとマズいんだろ?】

 

たづな【……そこは、ほら、、ウマ娘なので走れば…】

 

悟空【・・・・・】

 

たづな【・・・今はそんな正論は要りません!とりあえずお願いします!】

 

悟空【たづな!?ちょっと強引すぎねぇか?】

 

たづな【…たづなはもうきこえません】

 

悟空【………】チラッ

 

 

スペ「エグエグッ…グスンッ……ぁぁぁぁ」

 

悟空「・・・・・ふぅ。

 

 

  

  ーーースペ!オラと祭りに行くぞー!!」

 

 

   ・

 

   ・

 

   ・

 

 

 

「ほら嬢ちゃん!落とさないようにな!!」

 

 

スペ「はい!おじさん、ありがとうございます!!」

 

悟空「買えたみてぇだな。ちょっと移動すっか!」

 

スペ「うん!」

 

 

〈結局根負けした悟空は、たづなから詳細を聞いてトレセン学園から少し離れているが、とても大きな祭りに来ていた〉

 

 

  ボリボリボリ

悟空「うめぇか?」

 

スペ「ふぁい!ふぉふぇほ…ムグッ!!!〜〜〜っ!ゴクン。とても美味しいです!おいし過ぎて何個でも食べれちゃいますよ〜!」

 

悟空「ははは!喉に詰まらせねぇようにな。それにキュウリなら好きなだけ食っても問題ねぇだろ」

 

スペ「んー、でもいっぱい食べたらカッパみたいに見えませんか?」

 

悟空「かっぱぁ!?そんなん見える訳……あ、、、くくくっ!」

 

 

〈突然止まったかと思えば、いきなりくぐもった笑い方をするので、スペは怪訝な顔をしながら訳を尋ねた〉

 

 

スペ「ふぇ?どうしたんですか?そんなカッパに見えますか?」

 

悟空「いや、そうじゃねぇさ。合宿中の事だったんだけどよー」

 

スペ「ふんふん」

 

悟空「ウララが海で亀の甲羅背負いながら走ってたらカメ娘って呼ばれてたんだぞ」

 

スペ「カメ娘…っっぷ、あははははは!カメ娘って!!!ウララちゃんそんな風に呼ばれたの!?ふふっ。今度私も呼んでみよっかな〜!

あっ、悟空さん!射的ですよ!やりに行きましょう!」

 

 

〈スペは甲羅を背負い砂浜を走るウララを想像してしまい、笑いながらも手に持っているキュウリを落とさないように頑張っていた。

笑い過ぎて視点が定まらない中で、ふと、娯楽が目に入り、悟空の手を引っ張って人混みの中へ消えていった〉

 

 

ーーーーーー

 

ー 射的 ー

 

 

スペ「んーーーー、、、そりゃ!!」

 

   "ぽこん"

 

スペ「ぃやったー!!!悟空さんは当たるかな?」フフン!

 

悟空「見てろよぉ。……ん、、、ふぇ、、、ぇ、、ふぇっくしっ!!!」

 

   "バギィンッ"

 

店主「ぇ…あ、、、なん、、」

 

悟空「へへっ。やっちまt」

 

スペ「おじさん!!鉄砲が壊れかけてたみたいですっ!!!」

 

店主「あ、あぁ。壊れかけてたなら、しょうがない…な。うん」

 

 

ーーーーーーー

 

 

ー 型抜き ー

 

 

スペ「む…むむむっ……あーもうだめだ!全然出来ないよぉ!!悟空さんはどんな感じですか?」

 

悟空「ーーーーっ。ちょっ………と、待てよ。…ここまで細けぇのはオラも…………やべっ!!」

 

   "ーーーパァァンッ"

 

店主「はじけた!?なんで!!?」

 

悟空「あちゃあー、やっぱ難しi」

 

スペ「お姉さん!!え、っと、、、弾け飛んじゃいました!」

 

店主「…………なんで?」

 

スペ「…………分かりません」

 

 

ーーーーーーー

 

 

ダーツ

 

 

"ーーーーーシュコン"

 

 

店主・スペ「「貫通したああああああ!!!!!!!」」

 

悟空「おっかしーなぁ?加減したつもりなんだけど…」

 

 

    ・

 

    ・

 

    ・

 

 

〈体は元気なのに心が疲れたと、スペは肩を落としながら歩いている。

そんなスペを元気つけようと悟空は喜びそうなもの見つけて教えた〉

 

 

悟空「なあスペ!あれ見てみろよ!面白そうじゃねぇか?」

 

スペ「んぁ?………なんですか、あれ」

 

 

〈悟空の指を差す方を見ると、少し大きめの広場に人だかりが出来ていた〉

 

 

   "どすん…"

 

「これは少し弱めかっ!97点!!」 

 

 

   "ダンっ!"

 

「おおっと!本日の最高記録出ました!!128点!!」

 

 

 おぉー!

 

       100超えは凄いな!

 

 

   これは越えられないだろ!!

 

 

 

「さぁ!次の挑戦者はいないのか!10分以内に超える者がいなければ優勝!そして金一封が手に入ります!!さらに200点を超えれば豪華賞品も付いてきますよぉっ!!!

ーーーん?そこのウマ娘ちゃんと筋肉ムキムキのお兄さん!!挑戦どうだい!?」

 

 

〈立ち止まって見ていると急に声をかけられて思わず尻尾がピンっと立ち上がった。

スペはやった事はないが、見た事がある。テレビやゲームセンターにあったはず。

そして、それはこの男の本領を発揮する器械ではなかったか?そう思って横目でチラリと見るが、自分の想像とは違い、嬉しそうな顔はしてなかった〉

 

 

スペ「?」

 

男「さぁ君たち、こんな所にいないでこっちに来なよ!」グイッ

 

スペ「うぇぇ!?」

 

 

 

  ウマ娘はちょっと卑怯じゃないか?

 

 

    まぁ別にいいじゃん!

 

 

  むっ、スペシャルウィークか…それに…

 

 

 頑張って!ウマ娘!!

 

 

 

〈手を引かれて群衆の中を突き進むと、大きな器械の目の前まで辿り着いた〉

 

 

男「次の挑戦者は何とウマ娘!!脚力の強さは誰もが知っているが腕力の方はどうなのか!!!

 

パンチングマシーン!やっていただきたいとーー」

 

スペ「ちょっ!待ってください!!私ではなく、、その、、この人にやってもらいます!」

 

悟空「・・・・・へ、、おら?」

 

 

〈盛り上がりが最高潮に高まる中で、スペは恥ずかしさを感じて悟空に丸投げをした〉

 

 

男「お兄さんの方かい!構わん構わん!!それじゃあこの、はちきれんばかりの筋肉は使える筋肉なのか!!やってもらいましょう!!!」

 

 

"うおおおおおおお!!!!"

 

   

   筋肉やばくない?

 

 

 それにカッコいいよね!

 

 

     頑張れよ兄ちゃん!!

 

 

 

〈やはり比べる対象は人間の方がいいのか、スペの時よりも歓声が湧き上がった。悟空の幼さが残る顔とは別に人間離れしている盛り上がった筋肉に目を奪われる者が複数いる。

だが、誰一人も知っている者はいない。人間離れしているのは筋肉だけではないという事を〉

 

 

悟空「スペ、オラ出来ねぇよ…」ヒソヒソ

 

スペ「ほえ?何でですか?悟空さんの得意分野だと思いますが」ヒソヒソ

 

悟空「だからだ。いくら手加減しても、こんなの吹き飛んじまう。今日のオラの失態見ただろ?普通の奴並みまで力抑えんのはまだ慣れてねぇんだ」ヒソ

 

スペ「そうですか……ではこの場を借りて手加減を完璧にしましょう!」ヒソ

 

悟空「何言ってんだ!?そんな今すぐ出来るような事じゃねぇんだぞ?」ヒソ

 

スペ「大丈夫です!今まで出来なかったからといって、今が出来ないとはかぎりません!私…応援してますから!」ヒソ

 

悟空「スペ…そうだよな!いっちょやっか!」

 

スペ「うん!!手加減頑張ってください!!」

 

 

〈新たなる挑戦として血潮が燃えるのを感じながら、パンチングマシンの前で構えをとった。自分への声援や熱気そして実況。近くで応援してくれている友達の声。

様々な声が入り乱れて、思い出すのはかつての自分を高めてくれた場所、天下一武道会。

勝負に勝つ為ではなく自分の力に勝つ為に。悟空は呼吸を整えて真っ直ぐ睨みつける。〉

 

 

悟空(さっきの奴、128点とか言ってたな。注目されんのはやべぇから、いって150くれぇにしとかねぇと………へへっ。懐かしい感覚だ…やってやんぜ!)スゥ……ハァ…

 

男「では!お願いします!!」

 

 

 

 

 ーーーーゴッシャアアアアアッッッ!!!!!!!!!

 

        パラパラパラ………

 

 

 

〈殴った瞬間に悟空がスペを連れて高速移動するまでに1秒もかからなかった〉

 

 

     ・

 

     ・

 

     ・

 

 

スペ「………ごめんね、悟空さん」

 

悟空「………謝んのはオラの方だ。すまねぇな」

 

 

〈お祭りの音が微かに聞こえる距離にある神社にスペを小脇に抱えて降り立った。この程度では息が乱れる事はないはずなのに、少し呼吸が荒くなっている〉

 

 

悟空「・・・バレたと思うか?」

 

スペ「んー、どうだろ。私はお面を半分だけど付けてるし、悟空さんは公式には載ってないから大丈夫だと思いますよ?………多分」

 

悟空「そっか……オラも真剣に手加減の練習しなきゃならねぇな」

 

 

〈手加減の練習の成果は、後の天下一武道会にて発揮される事になるが、それは別の話〉

 

 

    ・

 

    ・

 

    ・

 

 

スペ「ーーーそれでですね!スズカさんってば考え事してると、ずーっとクルクル回っているんですよ!あんなに綺麗なヒトなのに可愛い一面もあるって、さすがスズカさんですよね!」

 

 

〈興奮して鼻息を荒くしながら言うのは憧れのウマ娘の事。悟空はこの数分間で頭にこびりついたスズカというウマ娘がスペにとって大事なヒトだと理解した〉

 

 

悟空「凄ぇのは分かったって…おめぇスズカっちゅうー奴の事しか言ってねぇぞ?」

 

スペ「え、そうでした?あ、、はは。悟空さんにも話したくて、つい。今度紹介しますね!」

 

悟空「おお、楽しみにしてるからな!…それにしても、そいつは走る事しか考えてねぇみてぇだな」

 

スペ「そうなんですよ!他の事に興味がないってよりは走る事が優先みたいな感じなので、オーバートレーニングになる!ってトレーナーさんも頭を抱えるほどなんですよ」

 

悟空「走る事を優先して怒られんのか…………ははっ」

 

 

〈形は違うが親近感が湧く、何故だか寂しげな声が漏れ出した〉

 

 

スペ「どうかしましたか?」

 

悟空「いんや……それにしても楽しそうに話すよな。スズカの事好きか?」

 

スペ「もちろん好きですよ!私の憧れなんです!!…それなのに宝塚記念では………っ」

 

悟空「あー、、、すげぇ怒ってたもんなぁ、グラs」

 

スペ「スズカさんに幻滅されちゃったかなぁ」

 

 

〈悟空の脳裏には、あの狂気じみた文章を思い出したのだが、スペからはスズカの名前しか出なかった。

まるでスズカのためだけに走ったと言わんばかりだ〉

 

 

悟空「………スズカか?」

 

スペ「はい…スズカさんは宝塚記念で勝った事があるので、私もその宝塚記念で勝ちたかったんです…」

 

悟空「そうか。…そういやスペは前に1番速いウマ娘になるって言ってたよな」

 

スペ「あはは!ちょっと違いますよ。私は日本一のウマ娘になりたいんです!1番速いって言ったら今では皆スズカさんって言いますよ!」

 

悟空(こいつは…)「そうだったか?でもよぉ、それなら尚更の事宝塚記念ではグラスに集中するべきだったんじゃねぇか?

戦う相手はしっかり見て決めねぇとな!!」

 

スペ「…でも、トレーナーさんがグラスちゃんばっかりに目をとられるなって、それにスズカさんも…」

 

悟空「スペシャルウィーク」

 

スペ「え……」

 

 

〈ここまできたら悟空とて分かった。スペには実力ほど心が安定していない事に。

悟空は残りがわずかになったリンゴ飴を全部口に入れて、ゴリ、バリ、と噛み砕きながら神社の真ん中の位置まで歩いていった〉

 

 

悟空(こんくれぇならオラにも出来っかな)

 

スペ「ど、うしたの?・・・悟空さん?」

 

 

〈スペの疑問には口を開く事なく、一瞬だけ視線を交わらせる。

  ーーーーーそして〉

 

 

 

   "ーーーーーハァッ!!!"

 

 

〈ズドンっと花火にも似た音を鳴らせて悟空を中心に小さな竜巻が出来た。スペは悟空の強さを知っているが突然の事に驚きを隠せないでいた〉

 

 

スペ「ごっ!ごくうさん?いきなり何をっ!?」

 

悟空「スペぇっ!!オラは戦う事が大好きだ!誰にも負けねぇために修行だけをしてたら怒られた事だってある!

だけど、やめる事はできねぇ。オラの心が戦えっていうからな」

 

スペ「………心が…」

 

悟空「そんで多分だけど、スズカはオラのこの感覚に似てると思う」

 

スペ「!!…確かにそうですね…私も、」

 

悟空「けど、オラが思うに、スペはそうじゃねぇ。おめぇは特定の相手を決めて戦う執着タイプだと思う」

 

スペ「あ、、、でも、、」

 

 

〈自分の心は自分がよく知ってるとスペは思うが、強く主張する事が出来ずにいた。そして悟空は畳み掛ける様に言葉を投げた〉

 

 

悟空「なぁ、スペ。宝塚記念の最後の直線の後半、何を考えていたんだ?」

 

スペ「へ?直線の後半?」

 

悟空「そうだ。ほんの短い時間だったけど、おめぇの圧力が倍近く膨れ上がったのをオラは感じたぞ?何を考えてたか思い出してみろよ」

 

スペ「…あのときはーーーーー

 

 

 

 

 

 

さぁ!宝塚記念の最終直線!!

ここで先頭に出たのはダービーウマ娘スペシャルウィークです!!

 

 

(見てますかスズカさん!もう少しで私も!)

 

【私は勝ってスズカさんと同じ景色を見たかった。喜んでくれると思ったんだ……でも】

 

 

 

残り200m!このまま行けるかスペシャルウィーク!

っしかし!外からやって来たぞ!!栗毛の怪物グラスワンダー!

怪我から復帰して2戦目!不死鳥の如く蘇るのか!!

 

 

 

(グラスちゃん!・・でもスズカさんだって、ここから更にスパートを!!!)

 

【走り方は違うけどスズカさんの走りは頭の中にずっとあった。そろそろスズカさんの顔が見える、なのに、視界の端に映るのは青色と白色の綺麗な勝負服】

 

 

 

並んだ!並んだ!やっぱりグラスワンダーは怖いっ!!残り100mにして先頭が入れ替わった!

 

 

(嘘っスズカさんの目の前で負けちゃう!!)

 

【ゴールが目前に迫った時でも確かにそう思ってた。

 

     ーーーはずだった】

 

 

 

グラスワンダー先頭ッ!ゴールまであと少し!!

だが、このままでは負けないっ!スペシャルウィーク怒涛の末脚を発揮しているぞ!!追いつけるのか!

 

 

 

(グラス、ちゃ、ん。ーーーっ!負ける!?グラスちゃんに負ける!!そんなの嫌だっ。嫌だ!嫌だ!!)

 

【…あー、そっか。・・・なんで忘れてたんだろ】

 

 

 

もう一度並びかけるスペシャルウィーク!逃げ切れるのかグラスワンダー!!

 

戦い続ける最強の2人!一体どちらが勝つのか!!

 

 

 

(ぐらすちゃん…グラス、ちゃん!ーーーっっ)

 

  「グラスワンダーあああああああ!!!!!」

 

【私が感じたのは、スズカさんの前で未熟な走りをした悔しさや情けなさじゃない。この時は私の前を走るグラスちゃんに心の底から怒りが湧いてきたんだ】

 

 

 

ゴールイン!!!

怪物の復活!グラスワンダー!!

ダービーウマ娘のスペシャルウィークを討ち取った!!

 

 

(負けた…………私はっっ、この子に負けたんだっ!!!何が悪かったの!?適正体重じゃなかったからっ!そうだよ!じゃなかったら私は負けて………)

 

【認められなくて言い訳してたんだよね。だけど、どれだけ考えても結局はグラスちゃんが強かったから負けたって結論になって、、、それで考えるのをやめちゃったんだ】

 

 

    ・

 

    ・

 

    ・

 

 

悟空(上手い事いったみてぇだな)

 

 

〈俯いたまま動かなくなったスペだが、心配はしていない。なぜなら"気"が高くなっていくのを感じたからだ。

それから程なくしてスペが思いっきり顔を上げた〉

 

 

スペ「悟空さん!!」

 

悟空「おう」

 

スペ「私、日本一のウマ娘になる道がハッキリと見えました!」

 

悟空「そっか。どんなのだ?」

 

スペ「ずっと考えてはいたんです。日本一のウマ娘とはどうなったらなれるのか。負け無しのレースをしたら良いのか、誰もが認めるレースで勝ったら良いのか、でもそうじゃなかったんです」

 

 

〈悟空は口を挟まず、スペの言葉を聞き続けた〉

 

 

スペ「私が日本一のウマ娘になるには場所や戦績だけじゃなかった!ライバル達…セイちゃんやキングちゃん、エルちゃんにグラスちゃんとウララちゃん。そしてスズカさん。

 

私の夢はみんなを倒した先にあります!!」

 

 

〈拳を強く握り夢を語る。ただそれだけの事なのだが迫力が普通とは違った。それに闘気に加えて殺気に似た何かを感じるが、悟空はそれを無視してスペの頭をグシグシと雑に撫でた〉

 

 

悟空「ははっ!良い夢だ!それを叶えるにはまずは強くなんねぇとな!!」ナデナデ

 

スペ「わ、わわっ!…エヘヘ。はい!!」

 

 

〈満面の笑みを浮かべて返事をしたが、ほんわかした空気を裂く様にお腹の音が鳴り響いた〉

 

 

 

悟空「へへっ、腹減っちまったけど食う事は出来ねぇし、帰るか」

 

スペ「いえ、食べます!!」

 

悟空「へ?食ったらマズイんじゃねぇのか?」

 

スペ「マズイです!でも食べて、それ以上にいっぱい練習して力に変えるので大丈夫です!!片っ端から制覇しましょう!私達なら出来ます!!」

 

悟空「お、おう。……ま、いっか」

 

 

 「やっと見つけた。ここにいたのか」

 

 

〈いざ食べ歩き全食制覇の幕開けというところで、悟空達に話しかける者がいた〉

 

 

悟空「あれ、おめぇは…」

 

「さっきパンチングマシンしたのは悟空だろう?相変わらず凄いな。一緒に混ぜてもらおうと思ったら消えて驚いたぞ」

 

スペ「あ、はは…見られちゃってたんですね。ま、まぁそれは置いておいて、私達これから順番に食べていくんですけど、まだお腹入りますか?

 

  ーーーオグリさん」

 

 

〈芦毛の長い髪を振り翳したウマ娘はオグリキャップ。ここに伝説級の大食い生物が邂逅した瞬間だった〉

 

 

オグリ「もちろんだ。悟空も食べれるか?」

 

悟空「おう!スペに合わせてたからオラも全然食ってねぇからな!んじゃ早速行こうぜ!腹減った〜」

 

 

「「「ぐうううううきゅるるる!!!」」」

 

「「「・・・・・・・・」」」

 

「「「ーーーーーージュルリ」」」

 

 

〈横並びで歩く姿はとても祭りに行くとは思えないほどの威圧感。場違いな獣の目。彼らを止めれるものはココには存在しない。

語る事の出来ない地獄が始まる瞬間だった〉

 

 

 

とりあえず1人5個で15個貰うか

 

 

 他にもあるから3個ずつで様子見ないか?

 

 

どうせなら別れて買って合流するのはどうですか?

 

 

 

〈和気藹々と相談する彼らを見る店主の顔は酷く青ざめていた〉

 

 

 

ーーーーーーー

 

 

    ・

   

    ・

 

    ・

 

 

スペ「グラスちゃん」

 

グラス「……スペちゃん」

 

スペ「私はみんなを倒して日本一のウマ娘になるよ」

 

グラス「………そうですか。でも私は、」

 

スペ「だけど!!……それとは別で、グラスちゃんだけには死んでも負けないから」

 

グラス「!!!。ふふっ、やっと私を見てくれたのですね。………何度でも返り討ちにしますよ」

 

スペ「望むところだよ!!」

 

 

ーーーーーーー

 

 

悟空「つーわけで、スペの方はこんな感じだったぞ」

 

たづな「そうでしたか。ウマ娘と貴方とでは心理的思考が似てると思っていましたから、任せて良かったです。ありがとうございました」

 

悟空「おう!あん時のおめぇは少し強引だったけどな!」

 

たづな「!!…っもう!…うふふ」

 

 

ーーーーーーー

 

 

グラス「ですが、スペちゃん。1つ伺いたいのですが」

 

スペ「うん?どうしたの?」

 

ーーーーーーー

 

 

たづな「そういえば、面白い情報が入ったんですよ」

 

悟空「へぇ、なんだ?」

 

 

ーーーーーーー

 

 

グラス「宝塚記念以上に膨れているお腹で私の前に現れたのは喧嘩売ってる。と、受け取ってもいいのですか?」

 

スペ「あっ!!!いや、これは、、強くなるために肉を付けようと思って…」

 

グラス「充分なのでは?」

 

ーーーーーーー

 

 

たづな「お祭りに現れた未来人!パンチングマシンを大破させ一瞬で姿を消した男!!凄いですよね!面白くないですか?」

 

悟空「い"い"っ!!!あ、、あはは、、中々…面白いんじゃねぇかなぁ…」

 

たづな「すみません、嘘つきました。全く面白くありません」

 

 

ーーーーーーー

 

 

「「覚悟はいいですか?」」

 

「「ごめんなさい」」

 

「「許しません」」

 

 

''ぎゃあああああああああ!!!!!!"

 

 

 

 

 

 

 

次回予告:(孫悟空)

 

 

オッス!オラ悟空!!

 

スペの奴、良い顔してたな。アイツはとんでもなく強くなるはずだ。

ウララももっと鍛えねぇとな『…もっと?』

 

強くなっていく奴を見んのは好きだ。

ーーーだけど、アイツはレース場じゃねぇ所で闘ってる。

どうにも放って置けねぇ、悟飯みてぇな奴だ。

オラの世界じゃ言えなかった、それどころか残酷な事をさせちまった。

 

オラのワガママだ、言わせてくれ。

おめぇをそんな風にさせたのはオラ達大人のせいだ。悪いな。

嫌々やってる訳じゃねぇのは分かっている。だけどオラがいる間は楽にしろよ。

 

つーわけで!祭りがまたあるみてぇだから一緒に行こうぜ!!

 

 

 

      ーーーーわたしは…

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