孫悟空とウマ娘   作:猫ネコ

5 / 62


評価が付いた記念!それも高評価です!!
作品を読んで、コメントもくれて、更に評価までも付けてくれてありがとうございます。

pixivの連載はまだ更新してませんが、評価付いた事がとても嬉しく、1話だけあげようと思います。
これからもよろしくお願いします!

注意
・作中では前々作から1ヶ月たったみたいです。(早過ぎです)
・作中での時系列はあって、無いような物だと思ってください。
・たまに出てくる、細かい設定などは自分で勝手に考えてます。価値観が違う場合は容赦ください


pixivにて8話連載中

単発作品:孫悟空とスーパークリークの話があります。


修行開始!!

前回のあらすじ〜

 

 

トレセン学園の警備員として働き出した悟空。人当たりの良さからウマ娘の子達とも気兼ねなく話せるみたいだ。

学園内なら移動時間などは関係なく、ギリギリまで修行が出来ると分かり、悟空はハルウララの修行に本腰を入れるのだった。

 

 

 

 

 

〈早番の仕事も終わり、いつもの道着に着替えハルウララと共にグラウンド付近にいる悟空。これからの予定をハルウララに説明をする所だった。〉

 

 

悟空「まずはオラ自身知らねぇ事あるんだ。だから今日は外から見てようと思う。ウララはキントレ(キングヘイローのトレーナー)の所でいつものようにやってみてくれ」

 

ウララ「分かった!いつものようにすれば良いんだね?」

 

悟空「そうだ。んじゃあキントレ、今日はよろしくな!他の奴らもオラ達の事は気にしなくて良いから自分の事だけ集中してろよ?」

 

ハーイ

 

 

キントレ「では今日はアップから始めて、1600m×2本

、間に筋肉トレーニングを挟んでから併走。最後に通しでやりましょう!」

 

ハイ!!

 

ウララ「キングちゃんと走れるのほんと楽しみだなぁ!」

 

キング「もう、ウララさん。遊んでる訳ではないのよ?練習なのだからしっかり集中なさい。」

 

ウララ「はーい!」

 

 

〈準備運動を始めるウララ達。悟空とキントレは少し離れた位置で様子を見ていた。〉

 

 

キントレ「悟空さん。最初は私が横にいるので、不明点や疑問点などありましたら都度教えてください。僕も練習の着眼点や注意点なども話していきますので、」

 

悟空「すまねぇな、、早速聞きてぇんだけど、この中で一番速ぇのはキングなんか?」

 

キントレ「そうですねぇ、、レースは絶対ではないので、遅れる時もありますが、キングが一番だと認識してくれて良いですよ。」

 

悟空「そっか、一番強くて一着を取れねぇちゅー事は気分の問題だけなんか?」

 

キントレ「それもあるって感じですね。レースのポイントでは、まずはゲートをしっかり出て、ウマ群に飲まれないように自身の位置を取り、他のウマ娘にペースを乱されないようにレースを運び、最後の直線を本気で走る。細かい所言ったら他にも色々ありますが、これらが一般的になります。」

 

悟空「、、なんで最後だけ本気なんだ?ずっと本気で走れば良いじゃねぇか。」

 

キントレ「そう言う訳にはいきません。どれほど体力があろうとも必ず最後に体力は尽きてしまいます。なのでウマ娘達は走りながらペース配分を考え、それで一番やりやすい距離に当てはまったら、それが適性距離になるんです。」

 

悟空「なるほどな。、、そういやその適性距離っちゅうのはウララは決まってんのか?」

 

キントレ「それがこれからの難題になりまして、、、ウララさんの距離は1300m。そしてダートを走ってます。ウララさんが目指すのはレースの大一番有馬記念!2500mという距離に芝。ともに適性外なんですよ。悟空さん」

 

悟空「ダートは確か砂、、だったか?距離は力をつけりゃあ何とかなると思うけんど、ダート走ってんのは駄目なんか?」

 

キントレ「悟空さん!あなたは何もしらないんですか!?ダートと芝では走り方から違います!力をつけてきたとはいえ、実力を出しきれてない原因もそこにもあるんですよ!」

 

悟空「お、おう、、まぁ落ち着けよ。、、確かに適性外かも知れねぇけど、ウララが頑張ってんだ。諦める理由にはならねぇ。そうだろ?」

 

キントレ「、、、、、はぁ、まあそうですね。それに芝でもタイムは縮まってきてます。筋肉関係の方は今やってるのを見ての通り、他の子達よりは様になってます。幸か不幸かウララさんは知らない事が多い、だからこそ純粋に飲め込める能力があるんだと思いますよ。」

 

悟空「そうだな。んでウララの奴は何から手をつけたら良いんだ?」

 

キントレ「ウララさんの脚質は差しです。レース中は後方で脚を貯め、最後の直線で爆発させます。、、、ですが、いくら戦術を立てようがレース展開を操ろうが基礎の力が必要です。なのでウララはそれ以上の力、最後に皆まとめてぶち抜く強さを手に入れてください!」

 

悟空「最後に皆まとめてか、、、、、基礎を底上げすんのは"あれ"しかねぇな。」

  

 

 

〈キントレチームの練習中、悟空とキントレはハルウララの事で話し合いながらターフで練習するウマ娘を見ていた。

トレーニングも終盤になり、2000mを通しで走るウララの姿があった。

差しで走るウララ、キングヘイローの1馬身後ろで離されずついていたが、第3コーナーから捲って上がっていくキングヘイローに着いていけず、配分をコントロール出来ずに最下位に終わってしまった。

だが皆と走れて満足なウララ。落ち込んでる様子はなく、楽しそうに笑っていたのだった。〉

 

 

 

・・・・・・

 

 

〈次の日、練習に向かうスペシャルウィークは目を点にしながら立っていた。〉

 

 

 

スペ「悟空さん!?」

 

悟空「おうスペ!これから練習か?」

 

スペ「あ、はい、、、そうです、、、」

 

悟空「ん?どうした?、、、あぁ!オラが居んのが不思議なんだろ?オラ前からここで働いてんだ!」

 

スペ「あ、いえ、それはグラスちゃんから聞いたんですけど、、、」

 

悟空「???なんだよハッキリしねぇな。なんか言いてぇ事があるんじゃねぇのか?」

 

スペ「あ、はい。と、その、何で"亀の甲羅"持ってるんですか?」

 

悟空「何だよそんな事か!こいつはウララの修行アイテムだ!んじゃオラは行くな。おめぇも頑張れよ!!

 

スペ「???はい!」

 

 

〈大きな亀の甲羅を持つ悟空に怪訝な目を向けるスペシャルウィーク。その実態は自分の手で持つまで分からないだろう、、、〉

 

 

・・・・・・

 

 

 

〈キントレの元で準備運動をしながら待つウララ。悟空の登場に目を丸くするキントレとキングヘイローがいた。」

 

ウララ「あ、悟空さん!!おはよー!!」

 

悟空「オッス!待たせちまったな!」

 

キング「悟空さん!?何ですかその亀の甲羅は!!?」

 

キントレ「、、、大きいですね、、、」

 

悟空「こいつはなオラが昔やっていた修行方法でな!これを背負って今までやっていた事をすんだ!」

 

キング「そんなの背負って何すんのよ!?邪魔になるd"ドンッッ!!"・・・は?」

 

 

〈うら若き乙女に亀の甲羅を背負わせようとする悟空に怒るキングヘイローだったが、地に落とす重量音を聞き思考が一瞬で飛んでしまった。〉

 

 

キントレ「、、、悟空さんその甲羅重いんですか?」

 

悟空「おう!重くねぇと意味がねぇからな!ウララは身体もちっちぇえし、とりあえず10キロって所だな!!ほれウララ、早速始めんぞ。今日からはオラが見る事が多くなるからな〜気張っていくぞ?」

 

ウララ「亀さんになった気分!!頑張るよー!!!」

 

 

〈頭がついてこないキングヘイローとキントレをよそに悟空とウララは修行を始めた。〉

 

 

 

はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、

 

〈ターフを走る亀の甲羅を背負った少女と人の身でありながらウマ娘と走る甲羅を背負った男に、周りの娘達はそれを見ないなんて事は出来なかった、、、〉

 

 

 

悟空「ウララー!スピードが落ちてきてんぞ!!もっと手を振るんだ!このままじゃ追い抜いちまうぞ!」

 

ウララ「ん、ぐぐ、はぁ、はぁ、お、おも、い、、、」

 

 

〈ターフを走り1000m付近、ハルウララのスピードが落ちてきたが悟空は発破をかけていた。ウマ娘の後ろを亀の甲羅を背負いながら、、、、、、〉

 

 

 

ねぇキング?  何?  突っ込みたい事がいっぱいあるんだけど、何から聞いていい?  それは私が聞きたいわ。これで自分の事に集中しろって方が無理な話よ

 

 

 

2000m付近〜

 

 

悟空「そろそろいいかな?ウララ止まれ。」

 

ウララ「はぁ、、はぁ、、はぁ、、お、終わったの?」

 

悟空「ああ、ランニングは終わりだな。少し休んだら筋肉の方鍛えんぞ!!」

 

ウララ「ま、まだやんの!?」

 

悟空「何言ってんだウララ。まだ始まったばかりじゃねぇか。完璧にやりきれって訳じゃねぇんだ、おめぇの身体自身に負荷を慣れてもらう。ケアはオラがしっかりしてやっからな、、ほら水でも飲んでこい!甲羅はとるんじゃねぇぞ?」

 

ウララ「は、は〜〜い、、」

 

 

 

 

キング「悟空さん、少しやり過ぎではないの?」

 

悟空「ん、そうけ?、、、、キントレ、どう思う?」

 

キントレ「いや、骨まで悲鳴を上げてる訳じゃない、、、ウララの場合はゴールも期限も決まってる。ギリギリの所をせめないと勝てないと思うからこのままで良いと思うよ?」

 

キング「それは、、そうかも知れないけど、、」

 

悟空「心配ぇすんなキング!身体が壊れねぇように気ぃつけんのもオラの役目だ!それよりもおめぇの修行もしねぇとウララに追い抜かれちまうぞ?」

 

キング「な!?、このキングは負けたりなんかしないわ!トレーナー行きましょう!ゆっくりしてる時間は無いわ!!」

 

キントレ「そうだね!、、それにしても悟空さんのは同じ10キロなのですか?」

 

悟空「いやオラのは100キロだ」

 

!!!?!?、!???!!?

 

 

〈衝撃の事を聞き固まってるキングとトレーナーから離れ、修行を再開しようとウララの元に行く悟空。〉

 

 

 

ウララ「悟空さーん!!次は何するの?」

 

悟空「とりあえずいつも通り腕立て伏せとかだな、、背負ったままやると丸っきり負荷が違う。まずは慣れるまではいつも通りの事をやるつもりだ!んじゃやんぞ?」

 

ウララ「はーい!」

 

 

ウララ「、、、じゅー、はち!!、、、じゅー、、きゅうっ!!にーーじ、、、ゅっ!!、、はぁ、はぁ、、終わった、、?」

 

悟空「んじゃ次は逆立ちだな、足は持ってやる。筋肉だけじゃなくて体力も兼ねてんだ!次々行くぞ!」

 

ウララ「う、うん!!まだ行けるよ!」

 

悟空「はは!よしその意気だ!」

 

 

 

 

 

ウララ「、、ご、ごく、うさん!!!も、だめ、崩れちゃう、、よーーーーー!!」

 

悟空「まだだ!あそこまでいくぞ!後ほんの10mくれぇだ!」

 

ウララ「じゅっ!?あーーー!腕、、が、と、取れちゃうーーー!」

 

悟空「大ぇ丈夫!ピッコロじゃねぇんだ、腕はとれねぇさ!ほれイチ、ニッ!イチ、ニッ!イチ、ニッ!!」

 

ウララ「はぁ、はぁ、、、ふぇ、はっ!はっ!ふぅ、、、」

 

 

〈亀の甲羅を背負い逆立ち歩行をするウララ。倒れないように足を持っている悟空だが、地獄はそこにあった。

疲れて倒れたいウララ、倒れないように持ってる悟空。嫌でも足をつけない状態になり、死にそうになりながら手で歩き続ける拷問が完成した瞬間だった。〉

 

 

 

 

悟空「練習が終わる時間までは少しあるな。」

 

ウララ「、、、、、、」

 

悟空「ん?どうした?ウララ。」

 

ウララ「、、、、、つかれた。」

 

悟空「まあそうだろうな!けど、次は鬼ごっこして遊ぼうと思ってな。オラをタッチ出来たらオヤツを食わせてやるぞ?」

 

ウララ「鬼ごっこ!おやつ!!本当!?悟空さん!!」

 

悟空「ああ!ほんとほんと!だから残りの時間は張り切っていくぞ?」

 

ウララ「うん!!」

 

悟空「んじゃルールはこの周辺の学園内な!あの〇〇棟や噴水からは奥には行かねぇ。その中を動きまわってるオラの事をタッチ出来たら終了だ!分かったか?」

 

ウララ「分かったよ!絶対捕まえるからね!!」

 

悟空「うし!んじゃ2分たったら動き出していいからな!」

 

ウララ「はーい、、、、、いーち、にーい、さーん、、、」

 

 

〈少し範囲の大きい鬼ごっこが始まった。ハルウララが2分数えるのを聞きながら悟空はスタスタとそこを離れていく。〉

 

 

 

 

ウララ「にーふん!!悟空さんはどこにいったかなー。」

 

 

〈悟空を探しに行くウララ。亀の甲羅を背負って奇妙な恰好をしてるウララにウマ娘達は声をかけざる得なかった。〉

 

 

ウマ娘「ウララちゃん!どうしたの!?その亀の甲羅??」

 

ウララ「ん?これはねぇ、しゅぎょーアイテムなんだ!まだ途中だからウララは行くね?ばいばーい!!」

 

ウマ娘「う、うん。じゃあね。、、、修行???」

 

 

・・・・・・

 

 

ウララ「どこにいるのかな?っって、いたーーーー!!!まてぇぇぇぇぇ!!!」

 

悟空「おっ!見つかっちまったな。へへーん!ここまでおーいでー!!」

 

ウララ「はあ、はぁ、ふ、ん!!」

 

 

〈ウララは少し距離があるところで悟空を見つけ、叫びながら追いかけてきた。もう少しという所で悟空は駆け足並の速さで逃げてしまった。

 

・・・・・それから2回チャレンジしたが逃げられてしまい、ウララの心身に限界が来てしまった。〉

 

 

 

ウララ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、、、、」

 

悟空「どうしたウララ。そんなとこに寝転んじまって」

 

ウララ「、、、今日はもうやめる。、、、」

 

悟空「やめるってどうしてだ?」

 

ウララ「だって!悟空さんタッチ出来ないんだもん!!それだと思ったら消えちゃうし!!見つけたと思ったら逃げられちゃう、、、、ウララはこれの前に他の練習もしてるんだよ?、、疲れちゃったよ、、、」

 

悟空「、、、そっか!それでも構わねぇぞ。」

 

ウララ「!!、、、ほんと?」

 

悟空「ああ。ただ終わりの時間をキントレの奴に言っちまってる。それまではこの辺りでぶらつくか!!」

 

ウララ「はぁ、はぁ、、、、ふぅ、、」

 

悟空「オラは一応それまではさっきみたいに、うろついてっから、その気になったらいつでも来いよ?、、、、、キングなら諦めねぇだろうしな」ボソッ

 

ウララ「!!!!!!」

 

 

〈体力が尽き、悟空は捕まらずウララは挫折してしまったが、先程の言葉が頭の中に残っていた。〉

 

 

ウララ(キングちゃんなら諦めないか、、、、そりゃそうだよ、、キングちゃんはいつもカッコ良くて、私の事も助けてくれて、皆の人気者。ウララとは違うよ、、、)

 

 

〈ウララはすっかり落ち込みムードになってしまい、自身をキングと比べ、もう一度深く落ち込んでしまう。

だがそんなキングはウララの事をなんて言ったのだろうか。」

 

 

ウララ「キングちゃん、、、、」

 

 

"ウララさんあなたは競い合うべきライバルよ"

 

 

ウララ「、、キングちゃん、、、、トレーナー、、、ウララは大きなレースで一番にならなくちゃ、、、、、、時間まで後少し、、、いかないと。」

 

 

 

〈悟空は鬼ごっこの終わり時間まで学園内をぶらぶらしていると、眉をヒクヒクと動かした。〉

 

 

悟空(、、、、来たな?)

 

 

〈悟空は己の経験から知っていたのだ。全てを出し切り、体力も打つ手も無くなってしまった時。自身の奥に眠る強い行動理念と向き合う事で新たな策を生み出すという事を。、、後はウララが自分自身で立ち上がる事が必要だったのだ。

 

ウララがとった行動は単純で、後ろから忍び足で行く事だった。当たり前の事かも知れないが、今まで馬鹿正直に前から全力疾走していたウララが頭を使った行動なのだ。〉

 

 

悟空(ちょっとは自分で戦術を考えたって事か、、、、もう体力も0に近ぇみてぇだし、ここで捕まっとくか。)

 

 

〈ウララが後ろから来るのを察する悟空。ほんの少しの成長に捕まろうとする悟空に対し、付近にいるウマ娘はそれを知る由もなかった。〉

 

 

ウララ(、、ふー、、、後、少し、、、「あ!ウララちゃんトレーニングしてるの?汗凄いね!」、、え?)

 

 

〈突如話しかけられるウララ。そのウマ娘を一瞬見た後、すぐに悟空の方に振り返るが、こちらを見たまま固まっていた。〉

 

 

悟空(あっちゃーーー!!流石に気づいて逃げねぇっちゅうのは無理があるか、、、すまねぇ、また頑張ってくれウララ!)

 

ウララ「あぁ!!、、、、逃げられちゃった、、、」

 

 

〈射程距離外に出てしまい、脚を動かす事もしなかったウララ。膝に手を置き呼吸を整えていると、声をかけてきたウマ娘が話しかけてきた。〉

 

 

ウマ娘「あ、ウララちゃん、、ごめんね。何かしてる所だったかな、、?」

 

ウララ「ふぇ?、、ううん大丈夫だよ!、、、、まだ動けてる、、よし!じゃあウララは行くね!!」

 

ウマ娘「う、うん。頑張ってね。」

 

ウララ「ありがと!!、、、、、、あ、ひとつだけ聞きたい事があるんだけど良い?」

 

ウマ娘「???」

 

 

 

〈練習終了まで後10分。悟空は今度こそ終わってしまったのかと危惧していたが、前方の物陰にウララの気を感じ取った。〉

 

 

悟空(まだやる気はあるみてぇだな。気を探って逃げんのは意味ねぇけど、少しだけ離れて歩くか。)

 

 

〈先に気でウララの隠れ場所を当ててしまった悟空。逃げては意味がないと思い、隠れ場所から少し離れて歩く。一方ウララはウマ娘に聞いた事を振り返っていた。〉

 

 

ウララ「、、、、聞きたい事があるんだけどいい?」

 

ウマ娘「???うん。良いけどどうしたの?」

 

ウララ「ウマ娘ちゃんは、すーーっごく速くて逃げ回ってるものを捕まえたい時ってどうする?」

 

ウマ娘「んーーそうだなぁ、、、ものによって変わるけど、虫とか?」

 

ウララ「んーん、人だよ!!」

 

ウマ娘「(あ、さっきのかな。)歩き回ってるのなら待ち伏せなんかどう?」

 

ウララ「待ち伏せかぁ、、、良いかも!!ありがとう!じゃあウララ行くね!!」

 

ウマ娘「うん!頑張ってね!!」

 

 

・・・・・・

 

ウララ(はぁ、、、はぁはぁ、悟空さんは、、見つけた。こっちに来るみたい。、、ふぅ、、あと走れるのは一回かな、、よく見ないと、、、、、って少し離れた?)

 

 

〈待ち伏せしてるウララを釣ろうと少し離れて歩く悟空。ウララは自分の体力と相談して強引に行く事はやめた。〉

 

 

悟空(釣れなかったか、、、考えてんのか、走れる体力が残ってねぇのか、、、)

 

 

〈短い時間、悟空とウララの緊迫した空気は何度か訪れる〉

 

ーーーーーーーーー

 

悟空(まだ来ねぇんか?)

ウララ(まだ、、まだ、、)

 

ーーーーーーーーー

 

悟空(次もか、、、)

ウララ(だめ、少し遠い、、、)

 

ーーーーーーーーー

 

悟空(どうすんだ、ウララ。もう時間はねぇぞ)

ウララ(後3分、、、、どうしよ、行くしかないの?でもこの距離は、、、ダメ元で行こうかな、、、だめ!たえるんだ!)

 

ーーーーーーーーー

 

 

〈悟空とウララの静かな攻防戦。時間ギリギリになっても出来なかったら意味がないと、耐えるウララ。

その時、転機が訪れた。〉

 

 

 

ウララ(はぁ、はぁ、はぁ、、、ふふ。来た、、キタッ!!時間は後1分はある。この距離なら全力疾走出来るけど、普通に走るには駄目。一歩目から本気で行かないと、、悟空さんが違う所を向いた瞬間、、、、今ッ!!)

 

悟空(ウララの気が上がった!!来るか。、、、ちょっと意地悪してみっか。)

 

 

〈ウララの求めるベストポジションに来た悟空。ウララは

音も立てず身体を前傾姿勢にし、地面をこれ以上ない程に踏み込んだ。

凄まじい勢いで飛び出したウララ。だが、まだ手が届きそうに無い時に悟空がこちらを見てきた。〉

 

 

ウララ(!!?!?ばれた!まだ、届かない、、、これがダメだったら、、、時間もない、、、、それなら後一歩、、強く!!!)

 

ダァンッッ!!!!!

 

悟空「!!!」

 

 

〈悟空は意図的に少し手が届かない時に振り返ってみたが、本能的に逃げられると思ったウララ。次に出す脚を強く踏み込み、地面が割れるような音が響くと、悟空に向かって"飛んできた"〉

 

 

ズザーーッッッ!!!!

 

 

〈悟空のお腹にダイビングヘッドしてきたウララ。耐えてしまうとウララにも衝撃が加わってしまうので悟空は力の流れに乗って吹き飛んだ。〉

 

 

悟空「、、おーーいちち、、、」

 

ウララ「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、、ゴホッゴホッ、、ふぅ、すぅー、、、はあぁぁ、、、、や、やった、、、、いやったーーーーーー!!!!!捕まえたよ!!!悟空さん!!!」

 

悟空「はは!そうだな!やるじゃねぇかウララ!!」

 

ウララ「うん!!あーーーすっごい疲れたよ!!!さすがにもう立てないや」

 

悟空「だろうな、呼吸整えたら横になれ。オラが楽にしてやるからよ」

 

 

・・・・・・・・

 

ウララ「はふぅ、、、、悟空さんマッサージ上手だね。すごく楽になってる感じがするよ!」

 

悟空「ああ、サービスっちゅうやつだ。オラの気を少し乗せてんだ。」

 

ウララ「ふへーーー、、、」

 

 

〈悟空はマッサージしながらウララがどこまで考えてやっていたかを探ってみる事にした。〉

 

 

悟空「それにしてもウララが待ち伏せとは考えたなぁ。」

 

ウララ「うん、あの途中で声をかけてきた娘に聞いたんだ!実は何回か隠れてたんだけど、上手くいかなくてね。時間もギリギリだったから焦ってたんだーー」

 

悟空「ん?上手くいかねぇって何かあったんか?」

 

ウララ「隠れてる最中にね、体力がほとんど無かったの。悟空さんとは少し距離があって、走ってる最中に脚が止まっちゃうって思ったから、ギリギリまで待ってんだぁ、、、最後のは全部が当てはまったみたいにビキーン!って感じになったから、ウララ頑張ったんだよ?」

 

悟空「はは!そっか、そりゃすげぇな!!ワシャワシャワシャ」

 

ウララ「あははは!くすぐったいよぉ悟空さーん!!、」

 

 

〈ウララは当時の心境を悟空に教えた。悟空はウララを褒めるように頭を撫でながら気づいた事があった。

 

ウララの考えていた、相手との距離を考え、自分の脚を全力で使える範囲、残された体力。これら全てはレースの中でとても必要な事だったのだ。〉

 

 

悟空(今日やった事は想像以上の成果だったな。ウララも何かを乗り越えたみてぇだし。、、、にしても鬼ごっこで、ヘトヘトって、グレゴリーん時みてぇだな、オラもあん時は先回りとかしてたっけか、、、)

 

 

 

練習終了からもうすぐ門限時間

 

悟空「んじゃそろそろ帰る時間だな、ほれ、ウララいくぞ?」

 

ウララ「えーーもう?ウララまだそんなに歩けないよぉ、、、」

 

悟空「あちゃ、ほんとにやり過ぎちまったな、しょうがねぇ今日だけは本当にサービスだかんな?」

 

 

〈ウララの体力がまるっきり無くなったのを悟空は自分のミスだと思い、ウララを送る事になったのだが、悟空はその場で"こめかみに指を当てて"立っていた。〉

 

 

悟空「ウララちょっと待ってろよ?、、、、お、キング!オラだ悟空だ!、、、どうやってって前にも見せただろ、おめぇの頭の中に声かけてんだ、、、、そんなに怒るなよ、それよりウララが動けねぇんだ。そっちに瞬間移動すっから誰もいねぇ所に行ってくれ、、、だから怒るなって、、、、、、よし!ウララ、オラに捕まってろ。」

 

ウララ「????」

 

 

〈悟空は寮に帰ってるキングにテレパシーを送り、瞬間移動で送るため1人になってもらおうと思い頼んだ。、、、話は終わり、ウララの手をとって悟空達はその場から消えた。〉

 

 

シュン!

 

悟空「おう!キング!お疲れさん!」

 

キング「きゃあ!、、、お疲れさんじゃないわよ!!こんな時間まで、いきなり飛ばし過ぎ、、、って、ウララさん泥だらけじゃない!汗もこんなに!!、、あなたねぇ!!、、」

 

悟空「だぁからそんなに怒るなって。確かにここまでとは思ったけど、ただ疲れた訳じゃねぇぞ?」

 

キング「??どういう意味よ?」

 

悟空「へへ!内緒だ!んじゃウララ!オラはこの後仕事あっから戻るな!風呂入って飯食ってさっさと寝ろよ?」

 

ウララ「うん!この後お仕事なんだね!頑張ってね!!」

 

キング「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!内緒"シュン!"って、あーまたやられたわ、、、、、ウララさんあなたは大丈夫なの?怪我はしてない?」

 

ウララ「うん!体力はほとんど残ってないけど、疲労はないよ!悟空さんがマッサージしてくれたからね!!それよりキングちゃん!聞いて!今日ねぇ!ウララねぇ、、、、、」

 

 

〈悟空の出現とウララの状態で怒ったキング。話の途中で消えてしまった悟空にまたも怒りが湧いたが、楽しそうに話すウララに思わず頬が緩んでしまっていた。〉

 

 

キング「、、んもう、話ならちゃんと聞くわ!でもその前にお風呂よ。手伝ってあげるから疲れを取りに行きましょう!」

 

ウララ「わーい!キングちゃんとおっ風呂ー!!後でちゃんと聞いてね?今日すっごく頑張ったんだよ!!」

 

キング「はいはい、、、ふふ、」

 

 

 

〈修行に本腰を入れ気合を入れる悟空とウララ。ついやり過ぎてしまったが、ウララ自身の強い意志とレースに置ける大事な事を無意識にやっていたため収穫はたくさんあった。

レースまで残り1ヶ月。まだまだ伸び代はあるぞ!頑張れウララ!」

 

 

 

 

 

悟空(、、、、成長が速ぇ、、、こりゃ楽しくなってきたな。、、、悟飯の時とは違った感じだ、、、はは!)

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。