……何か、今回の内容は強引過ぎたように感じます。(内容が軽い…?)
違和感が生じるとは思いますが出来る事なら流してください。矛盾点があればご指摘をお願いします。
注意
・LINE=LANE
・悟空の天使の輪は存在してます。(原作悟空復活後の天下一武道会にて、司会の人も「天使の輪」には言われてから気付いていたので、周囲の人には分かりにくいモノとします)
ー 前回のあらすじ ー
スペ「あいむ、なんばーわんっ!」
悟空「アンタは一体…?」
沖野「ただの先輩さ。よければ見学でもどうだい?」
ーーーーーーー
ー トレセン学園 門前 ー
悟空「ーーーん、準備オーケーだ」
ウララ「おぉぉっ!かっこいー!」
悟空「へへっ、サンキュー!」
キラキラと目を輝かせるウララ。
目の前にはスーパーサイヤ人化した悟空がオシャレな服で身を包んでいた。
とは言っても装飾品などを付けている訳ではない。単なる紺色のジャケットに白いシャツ。デニムパンツといった、ごく普通の恰好だ。
外出する時限定で着る服だから見るのは初めてではないにしろ、道着姿が脳裏に焼き付いているため、こういう恰好の時は毎回、新鮮味溢れる感情を味わうのだ。
ウララ「ね!たづなさんはどう思う?」
彼女は隣にいるたづなに問いかける。
たづな「ええ。とてもお似合いだと思いますよ」
ウララ「だよね!」
ウキウキ気分全開のウララ。
しかし隣のたづなは笑みを作りながらも、眉をへにょりと曲げていた。
悟空「?……なんだよたづな。そんな変な顔して」
たづな「………その言い方。もしも今度女性に同じ事思っても口に出さないようお願いします」
悟空「へいへい。んで?」
たづな「…………本当に行かれるのですか?」
悟空「んお?あ、ああ、そのつもりで支度したんだけど…?」
たづな「……………大丈夫なんです? "その,,トレーナーさんと会うって」
今日は水曜日。
悟空はジャパンカップ後に出会ったトレーナーの話しをたづなにしていた。
いくらスーパーサイヤ人になってるとはいえ、たづなは不安を拭えないようだ。
悟空「でぇじょーぶだって!ホントおめぇは心配性だなぁ」
たづな「ですが…」
悟空「ヘイローの時みてぇなヘマはしねぇさ。今回ばかりはオラも本気で気をつける!」
たづな「……ちなみにそのトレーナーさんは、何とおっしゃる方ですか?」
悟空「え、…あー、……なんつったっけ?」ポリポリ
たづな「………………一応確認ですが、地方トレーナーの方ですよね?」
悟空「……さあ?」
たづな「ヘマしまくりじゃないですか!今更どこを気を付けるつもりなんです!?」
悟空「い、いやぁ……ようはオラがこの学園にいるっちゅー事と、ウララを鍛えてるってのを知られなきゃ良いんだろ?」
たづな「…………」ジトー
悟空「っ、……な!ウララ、オラ大丈夫だもんな!」
ウララ「う、うん!よく街の人達ともお話ししてるけど、全然大丈夫だよ!」
たづな「…………だと良いのですが」
その時だ。
一台のタクシーがやって来た。
悟空「あ!んじゃオラ行ってくる!」アセアセ
たづな「………お気を付けて。行ってらっしゃいませ」
ウララ「行ってらっしゃい!悟空さん……あ、カカロットさん!」
悟空「おう!ちゃんとウララの力になるような事聞いてくっからな。帰ったら修行でもしようぜ」
ウララ「うん!お願いします!」
たづな「あっ!カカロットさん。向かう場所は分かっているのですか?」
そう言うと、悟空はズボンのポケットを2回叩いた。中には男から預かった紙が入っている。
悟空「運転手に見せれば着くってよ!じゃあな!」
どんな形であれ成長出来る事が嬉しいのだろう。タクシーに向かう足取りの軽さから、悟空の心境が窺えた。
ウララ「ふっふふんっふふん♪つーぎはどーんなこーとをすっるのかなー…?」
たづな「待ち遠しいですか?」
ウララ「うんっ!すぐにでも動きたい気分!」
たづな「そうですか。では悟空さんが帰って来るまでは自主練でも?」
ウララ「んーん!悟空さんが帰ったらトレーニングするって言ってたから待ってる!」
たづな「それまで走るのを我慢するのは辛くないですか?」
ウララ「ふっふーん!たづなさん、我慢するのも精神しゅぎょーなんだよ!」
たづな「あら、………うふふ、これは一本とられてしまいましたね」
ウララ「にひひっ!」
晴天の青空の下で、小さな太陽の如くウララは笑う。その笑顔につられたたづなも、口元を手で隠しながらお淑やかに笑った。
ーーと、そこへ。
やよい「失礼ッ!!邪魔するぞ!」
少女が頭に愛猫を乗せて現れた。
たづな「理事長? お疲れ様です」
ウララ「こんにちは!理事長さん!」
やよい「うむッ!!元気があって良いな!」
ウララ「えへへ、褒められちゃった!」
くねくねと喜びのダンスを披露する彼女に、たづなは思わず手を伸ばした。
ウララの頭を。耳と耳の間を優しく撫でている。ウララのダンスは激しさを増した。
たづな「それにしても、突然どうなさいました?外出予定はなかったと記憶しておりますが」
やよい「……ちょっと確認をしに、な」
たづな「?」
やよい「先程栄澤から連絡が来た。本日来訪予定の申請リストにあってはいけない名前が記されていると」
たづな「あってはいけない、名前…?」
ウララ「…あ、の……大事な話しだよね?ウララが聞いたらダメなんじゃ…」
やよい「問題ないとも。どうせなら一緒に考えてもらえるか?」
ウララ「うんっ、じゃなくて……はい!ウララにできる事なら手伝いします!」
やよい「頼もしいッ!! ではハルウララよ!」
ウララ「なんでしょー!」
やよい「本日の来訪者に "カカロット,,という者がいるらしいのだが、何か心当たりはあるか?」
たづな「ッ…!?」
ウララ「ありまーす!それは……………ふぇ?」
こてん…と首を傾げた時、
>ほら、この場所がそうだよ。
>あ、ああ………手間だけかけてすまねぇな。
>いえいえ。
そんな会話が一台の車内で起きていた。
数分前から門の前で動かずにいる、彼が乗っているはずのタクシー。後部座席のドアが開くと彼が降りて来た。
悟空「…………」
行きとは180度逆転した足取りの重い帰り道。
はてなマークだけが脳内を埋め尽くすばかりだ。
ウララ「………」
たづな「………」
やよい「………」
悟空「…………」
顔の位置まで紙を上げ、目の前にいる彼女達に分かるようひっくり返して見せた。
そこに記されているのは、"中央トレセン学園,,という単語一つ。
分かりきっていた答えだ。彼女達の表情に変化はない。
たづな「………普通、場所の名前くらい一度は見ませんか…?」
悟空「どうせ見ても分かんねぇって思ってたんだ…」
やよい「しかし、ここからは賭けだな」
悟空「やよい…?」
やよい(さてさて、一体悟空さんは誰の目に留まってしまったのか)
望んでいたのは地方のトレーナーだった。しかし中央のトレーナーだと確定した今、嘆いている暇はない。
問題なのは、それが誰かという事。
最大規模を誇るこのトレセン学園では、特定の人物と偶然会う事は多くない。そのため、
やよい(彼と交流のないウマ娘のトレーナーなら多少口が滑っても問題ないだろう。今日限りの出会いだ。1番最悪の展開は、彼と近しいウマ娘のトレーナー。これがマズい。あの娘達と悟空さん、どちらかが失言すると片方も便乗しかねんからな。語るに落ちる姿が目に浮かんでしまうぞ…)
その中でもっとも考えたくないのはチームリギルの東条トレーナーだという事。目敏い彼女は悟空に対して何らかの違和感を持つかもしれない。
だが話しを聞く限りその者は恐らく男性。
余計な心配なら良いが、とやよいは考えていた時、
やよい「?…………ッ!」
彼女の帽子で隠れていた耳が反応した。
こちらに近づいて来る足音だ。
その者を視野に入れると、緊急事態が発生したと脳内で警告アラートが鳴り響いた。
やよい(驚愕ッ!!こっちの方だったか…!)
その者は、呑気にあくびをしながらのんびりと門まで来ている。首を一回、二回と横に倒し、ぐるぐる回した後、ようやく目を開けた。
半開きだった目は極限まで大きく開かれる。
沖野「あっ、待たせて申し訳ない!」
慌ただしく駆け寄ってくる。
彼の視線は悟空一点に絞られていた。
悟空「あ、いや、大丈夫だ。……オレの方こそ早く来すぎたか?」
沖野「それこそ大丈夫さ。ただ想像していたよりも早くて驚いてね。迷わず来れたみたいで良かった」
悟空「…ああ」
沖野「じゃあ早速…って言いたい所なんだけど、………皆さんお揃いでどうしました?」
ウララ「………」
たづな「………」
やよい「………」
沖野「たづなさんはともかく、理事長がいるのも珍しいですし、ハルウララまで」
ウララ「こっ、こここんにちは!」バッ!
沖野「おっ…おお……こんにちは、ハルウララ」
やよい「……日々の業務ご苦労、沖野トレーナー」
たづな「お疲れ様です」
沖野「お疲れ様です、理事長、たづなさん。……あ、せっかくなので紹介の場を設けさせてください」
やよい「うむ。……、」
彼は悟空を手招きすると、彼女達と向かい合わせにした。
沖野「こちらはカカロットさん。海外でトレーナーをされています。就任してまだ日が浅いという事もあり、今回は私の見学者としてお招きしました」
悟空「オッs、『ごほっ』……?」
たづな「ゴホッゴホッ!!……….失礼しました」
悟空「………こんにちは。私はカカロットと申します」
ウララ・たづな・やよい(知ってる)
沖野「そしてこちらが、学園の理事長秋川、秘書の駿川、ウマ娘のハルウララ」
ウララ「キョッ、コンニチハー!」
たづな「……よろしくお願いします」
やよい「うむ。よろしく頼む」
悟空(………やっちまったよなぁ、これ)
会釈を交わし、いざ本題へ。
沖野は先導するために踵を返した。
沖野「それじゃあカカロットさん。ついて来てくれ」
悟空「あ、ああ…」
やよい「……ちょっと良いか?沖野トレーナー」
沖野「はい?どうしました?」
やよい「挨拶だけというのも寂しくてな。よければ少し彼と話しをしたいのだが」
悟空「…?」
沖野「ええ。大丈夫ですよ。時間はお気になさらず」
やよい「そうか。では、カカロットさん。貴方はどこの国から来たのだ?」
悟空(なっ…! や、やよい!?)
いともたやすく禁忌な質問を繰り出すやよいに、悟空の顔は驚愕に染まった。
たづな「!…………見たところ "イギリス,, のお生まれのように思えますが」
悟空(いぎりす…?)
やよい「ふむ。たづなもそう思うか。私も同じくイギリスを想像した」
たづな「ですよね。やはり イ ギ リ ス なんですか?」
ここまで言われるとさすがの悟空も察知した。
悟空「そ、そうです!私はいぎりす…です!」
やよい「おーっ、当たったな!」
たづな「私からも1つ失礼します。お若い方かとお見受けしますが、年齢をお伺いしてもよろしいですか?」
悟空「歳か…………30、くらい…?」
やよい・たづな「「くらい?」」
悟空「30だ!歳は30です!」
たづな「あら、そうでしたか。ちなみに現在はどちらにお住まいですか?」
やよい「一時的な来日だろうから、都内のホテルでも借りているのかな?」
悟空「はい!トナイノホテル借りてます!」
やよい「そうか。今日はこのトレセン学園にご足労いただき感謝する」
悟空「………ぉぅ…」
やよい「質問は以上だ。沖野トレーナー。彼がココから離れたいと思わなくなる程のおもてなしを頼んだぞ」
沖野「任せてください!」
今のやり取りの本質を知らない彼は、意気揚々に悟空と学園の中へと姿を消して行った。
残された彼女達はひっそりと見送る。胸の内には消える事のない不安を抱いて。
ウララ「だいじょーぶかなぁ?」
たづな「必要最低限の情報だけは伝えたつもりですが…、あとは彼を信じるしかないですね」
やよい「人外な行動さえしなければ多少のミスは平気だろう。………恐らくな」
そして彼女達は肝心な事を伝え忘れていた。
沖野トレーナーの元に所属する、よく知る2人のウマ娘がいる事をーー。
・
・
・
スペ(拝啓、お母ちゃん。近頃はめっきり冷え込んで来ましたが、そちらはいかがお過ごしでしょうか。既に初雪を観測したとテレビで報道されていました。東京は全くと言って良いほど雪が降らないので、あの白景色が恋しく思います)
突然そんな事を思う彼女だが、手紙や連絡をしている訳ではない。
目の前の事を直視しないように現実逃避をしているのだ。
テイオー「おー!筋肉モリモリ!」
スカーレット「やっぱり海外の人は骨格からして違うのね。プロアスリートより凄いわ」
ウオッカ「かっけーよな!」
ガヤガヤと熱気が高まり続ける女子トーク。
静まる気配が一向に見えないため、彼は強引に切り出した。
沖野「おーい。初対面の人の前で騒ぎ立てろって教えた覚えはないぞ」
するとどうだろう。
騒いでいた子達が即座に謝った途端、しん…と静まり返った。
沖野「……さて、みんなにも紹介しよう。前に軽く言っていたが、彼が海外トレーナーのカカロットさんだ」
悟空「はじめまして……カカロットです。よろしくお願いします!」
よろしくお願いします!
彼女達がそう応える中で、スペは固まっていた。
スペ(どうしてこうなったの…?)
脳内で問いかけようにも答えは返ってこない。
悟空【あれ?スペじゃねえか。何やってんだおめぇ】
直後。
答えではないが質問が来た。
スペ【それはこっちのセリフなんですけど!?なして悟空さんが私のトレーナーと……って、この状況めちゃくちゃマズイんじゃないんですか!?】
悟空【へへっ、色々あったらこうなっちまった】
スペ【色々ありすぎでしょう!】
悟空【一応この事はたづなとやよいも知ってっからあんま心配ぇすんな。オラも気を付けっからよぉ】
スペ【むぅ…。………まぁ、そういう事でしたら分かりましたけど…】
悟空【それに今回は勉強っちゅー目的で来てんだ。怪しまれる事すらねぇと思うぞ】
スペ【だと良いんですけどねぇ…】
悟空【信用ねぇなぁ…。とにかくだ。おめぇはいつも通りで良いから普段のスペを見せてくれ。チームの中でしか見る事の出来ねぇ、おめぇをよぉ】
スペ【っ、はい!】
沖野「そんじゃまずは、みんなも気になってるだろうから質問ターイム!」
悟空「トレーニングはしなくて良いのか?」
沖野「もちろんするけど最初はコミュニケーションから。トレーナーたる者ウマ娘1人1人の事を知らなくちゃいけないし、ウマ娘にもこのトレーナーなら大丈夫って事を教えなくちゃならない」
悟空「……なるほどな。なら色々聞いてくれ」
テイオー「はいはーい!1番はボクからだよ!」
悟空「おう!元気が良いな。名前はなんてんだ?」
テイオー「ボクはトウカイテイオー!カイチョーと同じ無敗の三冠バを目標にしてます!」
悟空「無敗の三冠っていやぁ、………ははっ!大きく出たなぁ。どこかルドルフと似てる感じがするし、かなりの力があんのかもな!応援するぜ」
テイオー「……え?」
悟空「ん?」
沖野「ルドルフって、………カカロットさん。シンボリルドルフと親しいのか?」
悟空「…………」
悟空【スペええええええ!!!!】
スペ【はっや!悟空さんはっっっや!何やってんですか!!】
悟空【どうする!?友達っつっとくか!?】
スペ【生徒会長と友達の海外新人トレーナーって怪しいですよ!テレビで見た事あって適当に言った事にしましょう!】
悟空【よっしゃ!】
悟空「全然。テレビで見た事あって、何となくそう思っただけだ」
テイオー「なんだぁ…。でもちょっぴり嬉しいかも!カイチョーと似てるなんてさ!」
悟空「そうか。……それで質問は何だ?」
テイオー「そうそう!カカロットさんはどこから来たの?新人さんっていうのはトレーナーから聞いたけど、その他は知らなくて」
悟空「そうか。オレは "キリギリス,, からやって来たんだ」
テイオー「え…?」
悟空「え?」
マックイーン「い、いま…なんと…?」
スズカ「キリギリスって…………虫、よね?」
悟空「……………へへっ」
悟空【スペ!どうなってんだ!?】
スペ【何一つ理解出来ませんッ!どこからキリギリスが出て来たんですか!?】
悟空【たづなが言ってたんだよ!もしかしてアイツ、嘘言ったんか!?】
スペ【たづなさんがそんな事を言う訳ないでしょう!なにか他に言ってませんでしたか?】
悟空【……………だめだ。キリギリスしか思い出せねぇ…】
スペ【オワッタ…。………ん?………………っ、悟空さん!イギリスではないですか!?】
悟空【いぎり、………それだ!!】
悟空「………イギリスだ」
テイオー「う、うん…?……でもさっきは、」
スペ「語感似てますし、間違えちゃっただけじゃないですか?」
ウオッカ「まぁ、確かに似てるな」
スカーレット「イギリスって呼ぶのも日本だけだしね。困らせてしまってすみません」
悟空「い、いや、気にすんな。他に何かあるか?」
ウオッカ「じゃあ次はおれが!」
スカーレット「何言ってんのよ!私が先に決まってるじゃない!」
悟空「どっちもちゃんと聞くさ。ただ黒髪の奴の方が早かったからそっちからな」
ウオッカ「やりぃ!」
スカーレット「くっ、まけた…!」
悟空「まぁまぁ。つぎ聞くから。んじゃ名前と質問教えてくれ」
ウオッカ「はい!おれはウオッカって言います!カカロットトレーナーはかなり鍛えているみたいですが、何かされていたんですか?それと筋トレのコツを教えてください!」
悟空「ウオッカな。オレは昔武道をしていて、筋肉はその過程でついてきたものだ。筋トレのコツは………そうだなぁ………無理をしねぇって事かな」
ウオッカ「無理をしない?」
悟空「ああ」
ウオッカ「走るトレーニングの場合は怪我をしないようにっていって休む事ありますけど、筋トレは無理してなんぼじゃないんですか?」
悟空「あり?……確かにそうだなぁ………へへっ、分かんなくなっちまった!」
スペ「素ーーっ!それスぅぅぅううう!!!」
スズカ「スペちゃん…?」
ゴルシ「いきなりどしたんだ、スペ?」
悟空「!………すまねぇなウオッカ。うまく伝えれねぇけど、自分の限界を知れって言いたいんだ」
ウオッカ「?」
悟空「お前の言う通り筋トレは無理をしなきゃいけねぇ時もある。でも、出来ねぇ事を精一杯やったって強くなる訳じゃねえ。ちゃんと、一歩ずつ、しっかりと段階を踏みながらやっていくのが大事だとオレは思う」
ウオッカ「……それが、自分の限界を知れ…」
悟空「そうだ。いつかは限界を越えなきゃいけねぇ時が来るだろうけど、筋トレではねぇだろ?無理して怪我でもしたらその分休まなきゃ駄目だからなぁ。そうならねぇためにも自分の身体と心には正直に向き合ってやれ」
ウオッカ「っ、は、はいッ!」
悟空「じゃあ次はさっきの赤髪ーー」
沖野「ストーーーップ!質問コーナー終了!」
悟空「ん? 終わりにすんのか?」
沖野「………カカロットさん……あんたさ、ずるいよ…」
悟空「ずるい?……悪いけど、もう少し分かるように言ってくれ」
沖野「分かるように、だとぉ?」フルフル
悟空「?」
沖野「か、カカロットさん、には……あれが目に入らないのかーーっ!」ビシッ!
ウオッカ「な、なあ、スカーレットも色々聞いてみろよ…!なんかすげー自信がついたっつーか、あの人なんかすげーよ!」
スカーレット「私が考えてた事をあんたが聞いちゃったのよ!っく〜!私もなにかアドバイスほしい!」
マックイーン「あの強靭な肉体、佇まいから分かるほど強者の雰囲気。……説得力が凄まじいですわ」
テイオー「かっこいー!トレーナーとは大違いだね!」
沖野「……と言う訳です」
悟空「………?」コテン
沖野「分かってないのか!?………コホン!…カカロットさんは既にアイツらの心を鷲掴みにしている。だから後はトレーニングの中で交流を深めていけば良いのさ」
ゴルシ「なーに都合の良いとこだけ言ってんだよ」
沖野「げっ…!」
悟空「お前は…?」
ゴルシ「おいーっす!私の事はゴルシちゃんって呼んでくれ!」
悟空「ゴルシチャンが名前なのか?」
ゴルシ「いやいや、カレンチャンやアストンマーチャンじゃねーんだから。私の名前はゴールドシップだ!」
悟空「ゴールドシップ……そうか、それでゴルシか」
ゴルシ「そーゆーこと!そんでよー、トレーナー?」
沖野「……はい…」
ゴルシ「おめー、自分よりカカロットのおっちゃんに人気を取られる事を恐れたな?」
沖野「そっ、そんな事ある訳ないだろ…!」
悟空「にんき?お前達はさっきから何を言ってる?」
沖野「なにも、ーー」
ゴルシ「うちのトレーナーさぁ、あまりにもおっちゃんがモテちゃったから拗ねちまったんだよ」
沖野「おいゴルシ!いい加減にしないか!俺が積み上げて来た関係が一瞬で奪われそうになって悲しくなったなんて思うはずないだろ!」
ゴルシ「言ってる言ってる。隠そうとしてた心の声言ってっから」
悟空「…………よく分かんねぇけど、仮にアイツらの事を奪おうとしたって無理だと思うぞ?」
沖野「え?」
悟空「ここの空気は気持ちが良い。全員が落ち着いてる証拠だ。オレには分かる」
沖野「くう、き…?」
悟空「さっきだって、騒がしかったのにアンタの一言で静かになったしな。アンタを認めてるって事だろ。それにゴルシにしても同じだ」
ゴルシ「アタシがなんだ?」
悟空「おめぇが沖野……さんに懐いてんのは見るだけで分かんぜ」
ゴルシ「〜〜〜ッ!」
沖野「カカロットさん…」
悟空「まぁ何が言いたいかっつーと、アンタのチームは誰にも邪魔する事は出来ねぇさ。遊び半分で言ってたのかも知れねぇけど、もし本気で悩んでたんなら時間を無駄にするだけだぜ!」ハハッ!
沖野「…………」
ゴルシ「………」
沖野「…………なあ、ゴルシ」
ゴルシ「…なんだよ」
沖野「彼をスピカの一員に迎え入れたいんだけど、どうしたらいい?」
ゴルシ「知らね。けど、全力で手伝うわ」
そんな様子を離れた所で聞き耳を立てるウマ娘が1人。
スペ(……なんでうちのトレーナーさんを誑し込んでるんですか…)
まだ何も始まっていないのに、スペには得体の知れない疲労が溜まりに溜まっていた。
項垂れながら手元にある携帯に目を落とす。
スペは眉間に皺を寄せながら画面を暗くすると、コツ…コツ……という音が近づいて来た。
スズカ「あの人、凄いわね」
ふと、隣に立つ杖付きの彼女。
視線の先にはテイオー達に囲まれて談笑する悟空の姿があった。
スペ「スズカさん…?」
スズカ「もうみんなと打ち解けてるわ。人懐っこいテイオーやゴールドシップだけじゃなく、一線引き気味のマックイーンとも。……こんなに温かみのある雰囲気は "彼,,以来じゃないかしら?」
スペ「???」
スズカ「ね。スペちゃんもそう思わない?」
スペ「……………あー、そういう事ですか…」
スズカ「え?」
スペ「そうですよね。確かに言ってなかったかも知れませんし、絶妙にタイミングが合わなかったんですね」
スズカ「スペちゃん?ごめんなさい、話しの意図が分からないわ…」
スペ「あの人、サイヤ人です」
スズカ「……?……………ッッッ!?」
スペ「………」
スズカ「………戦闘民族の?」
スペ「はい」
スズカ「かっ、カツラ…つけているの……?」
スペ「いえ。変身出来るんですよ。通常とは比較にならない力を得るようで、この世界では変装としてあの状態になっています」
スズカ「………また、私だけ知らない…」
スペ「恨みを込めて睨みつけたらどうです?察知してテレパシーくるかも」
スズカ「……」
スズカ「………」ジー
スズカ「……………」ジト
スズカ「………………………」ジトー
【何だよスズカ。機嫌わりぃのか?気持ち悪い"気,,してんぞ】
脳内に直接語られる声。
その人は、こちらを見ずに今も楽しそうに話している。
スズカ【今スペちゃんから聞きました】
悟空【何を?】
スズカ【悟空さんが変身出来る事です】
悟空【へぇ、おめぇ知らなかったんか】
スズカ【……どうせ私だけ除け者になる運命なんです…】
悟空【おめぇ、今日の"気,,ほんとに変だぞ?ちゃんと寝れてんのか?】
スズカ【悟空さんが原因ですよ】
悟空【へ…?オラなんにもしてねぇつもりだけど】
スズカ【何もしなさ過ぎなんです。前に悟空さんの事教えてほしいって言ったじゃないですか】
悟空【…………だっけか?】
スズカ【…………】
悟空【待て、怒んな。分かったから。今度飯でも食いながら話そうぜ】
スズカ【……約束ですよ?】
悟空【おう!】
スズカ「………………ふふっ」
スペ「あ、話せました?」
スズカ「ええ。満足したわ」
スペ「それは良かったです!」
スズカ「でも、楽観的にしてられない状況よね」
スペ「まぁ、そうですね…」
スズカ「スペちゃんって今日は見学の予定………って、さっきから携帯握りしめてるけど、何かあったの?」
スペ「! い、いえっ!全然なんにもないですよ!」
スズカ「そう?」
スペ「はい!」
満面な笑みをスズカに向けた。
直後、正面に顔を戻すと太陽のように明るい表情から一転して、彼女の顔は無へと返る。
スペ(…………薄情ウマ娘ーズ…)
スズカに見えない位置で携帯の画面を開くと彼女は睨み付ける。
そのページは連絡通信用アプリ、LANEだった。
ーーーーーーーーーー
ー 仲良し黄金娘!(6) ー
スペ>緊急事態発生!
グラス>どうしました?
スペ>出来ればみんなが集まった時に言いたいんですけど…
スカイ>ほいほーい。って言ってもキングとかはトレーニング中じゃないの?グラスちゃんはリギル休み?
グラス>いえ、私もトレーニング中ですよ。偶然休憩中でしたので。
エル>グラスはグループとスペちゃんのLANEだけ音を変えてますからね。ちなみに休憩中ではなく筋トレ中でした。
エル>腕立て伏せの最中にとつぜん四足歩行ダッシュするので何事かと、ただはは、あらた、
スカイ>彼方の地で何が起きているのか、察し楽勝すぎて困る。
スペ>同じくです。
グラス>エルが適当な事を言っただけなので気にしないでください。
スカイ>はい。
スペ>はい。
グラス>スペちゃん。全員となればキングちゃんとウララちゃんが必要ですよね?
スペ>うん。そうだね。
エル>少しだけでも内容を聞かせてくれませんか?深刻な様子にエルの心臓はバクンバクンいってます。
スカイ>正直私も怖いなぁ。一体どうしたの?
スペ>もうちょっとだけ待っててください。
グラス>只事ではなさそうですね。一度着信鳴らしてみましょうか。
ウララ>ごめんなさい。
スカイ>ウララ?
エル>え、いきなりどうしたんです?
スカイ>スペちゃんとウララは繋がってるの?
スペ>いえ、私もこれは…。
エル>………ウララからの返信なくなりましたね。
スカイ>……え、なにこれ?ホラー?みんなでセイちゃんの事怖がらせようってしてる?
スペ>そんなつもりじゃないですよ!私のはもっと別の緊急事態がありまして。
キング>なんの騒ぎなの?
グラス>呼んできました。
スペ>グラスちゃんありがとうございます!キングちゃんもすみません。
キング>せっかくトレーニングを中断したんだから、くだらない用事だと承知しないわよ。
スカイ>またまたぁ。そんな事言って心配なクセにぃ。
キング>うるさい。
キング>それで、ウララさんはどうしたの?
エル>キングも知らないんですか?
キング>ええ。今日は合同トレーニングではないし。それに悟空さんがいないから完全オフのはずよ。
グラス>悟空さんがお出かけとは珍しいですね。
スカイ>そういう日に合同トレするんじゃないの?
キング>今までとは少し違うのよ。悟空さん、レース会場で話しが合ったトレーナーと会うんですって。
グラス>トレーナーって、かなり危ないのでは?
キング>地方の人だと思うわ。それにスーパーサイヤ人になって海外のトレーナーって言ってるからバレる心配もないでしょうよ。
エル>完璧ですね!見た目だけなら完全に外国人でーす!
グラス>悟空さんの事は理解したので話しを戻しましょう。スペちゃん、ウララちゃんにも電話鳴らした方が良いですか?
スペ>うーん、ウララちゃんにも居てほしかったけど、何か用事があるのかもしれないから、みんなにだけ言いますね。
スカイ>彼女の秘密がいま、
エル>とうとう明かされるっ…!
グラス>茶化さない。
スペ>実は今、外国人のトレーナーさんがスピカに来ていて、良かったら見学に来ませんか?
キング>え、それだけ?
グラス>緊急事態とは?
エル>よく分かりませんが、エルは興味ありますね。
エル>お邪魔ではないのなら、スピカの所に行けば良いですか?
スペ>うん!待ってるからね!
スカイ>ごめんなさい。
グラス>セイちゃん?
エル>ホラー再来!? 背中に寒気が…。
キング>既読も付かなくなったわね。
スペ>急用が出来たのかな?
キング>だとしてもごめんなさいと入力するだけで終わるかしら?
エル>ウララといいスカイといい、らしくないですよね。
キング>スカイさんは何とでもなるのでしょうけど、ウララさんが不安だわ。
エル>でた、過保護。
キング>あのウララさんがごめんなさいだけ入力して来たら誰でも不安になるでしょう!
エル>た、たしかに…。
グラス>スペちゃん。質問ですが、スピカさんがお招きしたトレーナーさんですよね?ウマ娘とはいえチーム外のウマ娘なんて迷惑なのでは?
キング>どうしたのよ急に。
スペ>大丈夫です!
グラス>トレーナーさんからの許可はもらいましたか?
スペ>大丈夫です!
エル>グラスが顰めっ面してまーす!
キング>あら、珍しい。
スペ>本当に大丈夫だから早く来てほしいな!
グラス>すみません。もう1つ質問です。
グラス>海外のトレーナーさんって、金色の髪、碧目、筋骨隆々の戦闘民族だったりしますか?
スペ>そんねそんけなれないよ!
スペ>すみません、誤字しましま。
スペ>た。
スペ>そんな事ないですよ!
キング>ごめんなさい。
エル>ごめんなさい。
グラス>ごめんなさい。
スペ>あれ?みなさん?
スペ>既読付かなくなっちゃいましたけど、
スペ>ひょっとして、バレちゃいました?
スペ>助け合おーよおおおおおおお!!!!!
スペ>私1人じゃ無理だよおおおお!!!
スペ>あ、もー分かりました!そこまで無視するならもう知らない!
スペ>次会った時にはみんなの腕をニンジンに見立てて食べちゃいますから!!!
スペ>マヨネーズだってトッピングしますからね!!!
ーーーーーーーーーー
スペ「…………」
スズカ「スペちゃん?」
時にはダイヤモンドよりも硬く、時には濡れた障子より脆い友情。
もう当てにするもんか、とスペは思った。
スペ「………スズカさん。私が思うに、今回はかなり厳しい戦いになりそうです」
スズカ「た、たたかい?」
スペ「そうです。いつもなら決定的な事を言わなければ何とかなります。テイオーさんやウオッカちゃんがあの人に近付いても、性格的に楽しく話し合うだけで終わるでしょう。ですが…」
言い淀む。
スペの視線は長身で芦毛の彼女に注目した。
スペ「ゴールドシップさんが危険です」
スズカ「まぁ、想像つくわね…」
スペ「ゴールドシップさんの場合どこで勘付くか分かりません。そのため1度の失言すらも許されない…」
スズカ「初回からしてハードルが高い……けど、」
スペ「はい。絶対にやらなくちゃいけない事なんです」
スズカ「分かったわスペちゃん。一緒に頑張りましょ」
スペ(……?)
……気のせいだろうか。
どうも言動と表情が一致していない気がする。
スペ「スズカさん、……もしかして楽しんでます?」
スズカは事態の深刻さを理解しており、どこか緊張感を含む声色をしている。
それなのに口元はもにょもにょと。瞳はキラキラと輝いているではないか。
スズカ「………ふふっ。楽しんでます!」
隠す事をやめたのか。
彼女は真夏のビーチにいるかのように弾ける笑顔を見せた。
スペ「な、なしてぇ…?」
スズカ「だって、ようやくみんなと同じ位置に並べたから」
スペ「?」
スズカ「何の事か分からないって顔ね」クスクス
スペ「ですね……」
スズカ「私も、みんなと同じようにあの人の事で困りたかったのよ」
スペ「し、正気ですか!?バレたら大変なので結構神経使うんですよ?」
スズカ「それよ」
スペ「どれぇっ!?」
スズカ「スペちゃんもグラスちゃんも。大変と言いながら全然そう見えないもの」
スペ「!」
スズカ「結局楽しいんでしょ?みんなで、彼と一緒にハチャメチャな日常を送るのが」
スペ「む、ぅぅ………」
否定出来ず照れ臭さだけがスペを襲う。
空中に目線を彷徨わせながら指先で軽く頬を掻いた。
スペ「………まぁ実際は緊張し過ぎる方が怪しいですからね。………どうせなら、気楽にいっちゃいますか?」
ニヤリと口角を上げる。
するとスズカは力強く頷いた。
スズカ「賛成!」
バレたらいけないという危機的状況の中で、彼女達は不謹慎にもテンションが昂っていた。
そこへ。
沖野「スペ、ちょっと良いか?」
悟空と共に話をしていた彼が1人、近づいて来た。
スペ「はい。どうしました?」
沖野「今日のトレーニングの事なんだけどさ」
スペ「はい。……?」
今日のトレーニングに関してスペがする事など何もない。
ジャパンカップを終えてから当分の間はオフと言われているからだ。
スペ「あ。もちろんストップウォッチ係とかはしますよ?」
沖野「そうじゃなくて、今日走ってみるか?」
スペ「え」
スペ「良いんですか!?」
思考を巡らせるよりも早く、ほとんど条件反射気味に彼女は返答した。
ギョッと目を見開くスズカを置いて話しは進んでいく。
沖野「ああ。ジャパンカップの日にカカロットさんが気になる事を言っていてな。スペさえよければ軽く走ってもらいたいんだが…」
スペ「走ります!走ります!もう超特急で走っちゃいますよ!」
沖野「いやオフ明けだから軽く、な?急な話しだからもう少し確認するが、体調の変化やトレーニングに対する気持ちは大丈夫か?」
スペ「はい!」
沖野「じゃあ最終確認。脚を触らしてくれ」
スペ「どうぞ!」
普段は抵抗するスペだが、数日ぶりに走れる喜びに勝てるものはない。
未だかつてないスペの対応に困惑しながら沖野はしゃがみ込んだ。
骨をさすり、筋肉を押して、張りをちゃんと確かめると小さく頷いた。
沖野「よし。問題ない。そろそろアップするから準備してくれ」
スペ「はい!」
沖野が去っていくと再びスペとスズカだけが残された。
スペ「やったやったやった!やっと走れますよ、スズカさん!」
感情に従い、スズカの片手を取って喜びを分かち合った。
スズカ「…………」
ーー否。分かち合う喜びがないという事に気付いたのは、スペがスズカと目を合わせてからだ。
スペ「す、すずか……さん…?」
ピクリとも動かない表情筋。
クールビューティーと呼ばれる事の多いスズカだが、そんな次元ではなかった。
真顔でも無表情でもない。能面のようにいくつもの感情が隠されている顔。正直不気味だ。
スズカ「…………ねぇ、これはどういう事かしら?スペちゃん」
スペ「へ?ど、どうって……………あ"っ!」
スズカ「いくら何でも酷いんじゃない?私がお気楽にしていたから1人にしても大丈夫って思ったの?」
スペ「ちがっ、スズカさん、これには訳がーー」
スズカ「分かってる。スペちゃんが危機的な状況よりも自分の本能を優先したって事。ちゃんと分かってるわ」
スペ「っ!い、今からトレーナーさんに断ってきてーー」
スズカ「トレーナーさんを困らせないで」
スペ「っ!?……で、では早めに切り上げてーー」
スズカ「その間は私を困らせるのね」
スペ「っ!!?え、えーと、……だ、だいじょーぶですよ…、あの人だって気を付けて話すでしょうから…」
スズカ「いえ、キリギリス」
スペ「………」
スズカ「……」
スペ「………………………………が、」
スズカ「が?」
スペ「頑張ってください!」
スズカ「スペちゃんのばかぁあああああああ!!!!!!」
〜 続く 〜