松村優珂ぁがほしい……。メダルはあるので交換はできます。メモリアもほしいので、お迎えしたいですね。
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一葉の考えた訓練を続ける日々。私たちは、少しずつ結束を高め、中を深めていた。
「一葉のやつ、おっそいなー。いきなり教導官に呼ばれたって、今度は何しでかしたんだ。」
「お、怒られてる?一葉、怒られてる?」
「大丈夫だと思いますよ?一葉だし。」
私たちは、控え室で一葉を待っていた。ヘルヴォルのことで呼び出されたのだろう。全く、エレンスゲの教導官はほんとグチグチうるさい。好きにやらせろ!って感じ。
「うん、美湖の言う通り。気にするタイプじゃない。心配しなくても大丈夫。」
「そうそ、千香瑠のお茶でも飲んで、気長に待ってれば一一。」
「……。」
「千香瑠?どしたの?」
「あ……。ううん、なんでもない。」
「いや、お茶入れてくれんのはいいけど、めっちゃこぼれてるから。」
ドボドホと溢れるお茶。千香瑠様がこんなことをやらかすなんて珍しい……。なにかあったのかな……。心配……。
「あ!ご、ごめんなさい!すぐに拭くわね!!」
「瑤……千香瑠ってなんかあったの?」
「……さあ。」
その時、控え室の扉が開き、一葉が入ってくる。
「お待たせしました!すみません遅れてしまって!」
「全然!待ってないよ、一葉。」
「いいっていいって。初日に1時間近く待たされた時ほどの驚きはないって!」
あ、恋花様……また一葉のことをいじってる……。一葉なんだから、真に受けちゃうんだよね……。
「そ、その節はすみませんでした!!」
ほーら。
「恋花、いじらないで。」
「そうですよ、恋花様。」
「えー……一葉にお姫様抱っこされてたのに?」
「は、え、ちょ……恋花様!?」
今度は私まで!?もう……あの時のこと、恥ずかしいから忘れていたのに!!
「恋花。」
「あっはっはっはっ!ごめんごめん。」
「………絶対、謝る気ないですよね。」
恋花様ってほんといじわる……。
「か、一葉?なんのお話だったの?お、怒られちゃった?らん、よしよしする?」
「ああ、ううん。そうじゃなくて、すごくほめられたの。ここのところいい戦績を残せているから。」
本当にそうならいいけど……。ま、ここで私が突っ込んでもいいことないからね。教導官になにか文句を言われたって藍が聞いたら嫌な気持ちにさせちゃうし。
「あー、まあ、やっぱ藍を中心にした連携が回り出したのが大きいよなあ。」
「うん、藍、すごくがんばってる!」
「えっへん。千香瑠。らん、すごい?」
「え、あ、うん、すごいよ、とっても。それにくらべて……。」
「………千香瑠?」
「あ、ううん!?なんでもないわ。独り言!」
「そうですか?悩みがあれば言ってくださいね。」
「ええ、分かっているわ。美湖ちゃん。」
………千香瑠様、大丈夫かな。無理やり聞くのもダメだし、千香瑠様が打ち明けてくれるのを待つしかないよね。
「それで、ですね。ちょっと早いんですが、次の訓練のステージに上がろうかと思うんです。」
「まさかまた、ムカデ競争みたいに無茶なトレーニングをやらせようなんて言わないよね!?」
恋花様……ほんとに嫌だったんだなあ……。まあ、私は一葉の考えたトレーニングなら喜んでやるけど。中等部の頃から頑張ったおかげで成長できたし!
「基本的にはもっと無茶です。」
「はぁ!?」
「皆様、必殺技を習得しませんか!」
「必殺技?」
「ひ、必殺技!?」
「かっこよさそう。らん、わくわく。」
「必殺技って……そんなマンガじゃあるまいし。瑤もなんか言ってやって。」
「わくわく。」
「瑤も!?」
あ、瑤様はノリノリだ……。恋花様、ドンマイ……。
でも、必殺技……。そんなものってあったかな……。
「あのね、なんだか知らないけど、必殺技?そんな都合のいいものがあったらみんな使ってるでしょ。派手なものにはリスクがあんの。地味に、基本に忠実に……よ。」
「リスクを把握さえしていれば、使える派手さも存在しますよ!色々な条件があるのでいつでも使えるというわけではないですが一一。
必殺技があるのとないのとでは、取りうる作戦行動の幅が段違いに広がります。特に追い詰められた土壇場では。運用次第では、私たちよりはるか上の戦力にも立ち向かっていける。そんな攻撃方法です。」
なんかすごいなあ……。もし、使えたらヒュージと有利に戦うことができるようになる……ってことか。
「あの……具体的には、どういったとのなの?その必殺技は。」
「ノインヴェルト戦術。」
「……ノインヴェルト……!」
「え、うそ!?ノインヴェルト戦術!?」
「へえ、なるほど。すごいの引っ張り出してきたな……。」
必殺技ってノインヴェルト戦術のことだったなんて……。確かに、使えるようになれば……ラージ級やギガント級とも戦える……!
「ねえねえ。のいん一一それってなに?強いの?」
「え、ええ。ノインヴェルト戦術というのは、チームで行う戦術なの。
マギのカタマリ、マギスフィアを、ボールのようにパス回ししながら、みんなで力を注いで、大きくしていって一一。最後にそれを敵にぶつけることで、大きなダメージを与えるっていう技。
本来は9人で行うものだけど、6人でも可能よ。当然9人に比べて威力は落ちてしまうと思うけど。」
「まあ、ノインヴェルトは9つの世界って意味だからね。それに、マギスフィアを扱いやすい状態にすれば、10人以上でのノインヴェルトもできる。推奨はされてないけど。」
10人以上のノインヴェルトは、負荷が大きくなるし、マギスフィアのマギの量も多いから制御も難しい。ようするに、人数が増えれば増えるほど制御が難しくなる。
「その通りです。美湖もありがとう。10人以上のノインヴェルト戦術はやる機会なんて滅多にないと思うけどね。」
確かに。他のレギオンと共闘するとしても同時に行うノインヴェルトになるだろうし。
「習得した方がいいということにはあたしも同意するよ。でも、練度の高いものとなると、一朝一夕じゃ難しい。」
「はい、ですが強力な攻撃手段です。習得しない理由はありません。」
「いや、だから気軽に言ってくれるけどさ。
高度な連携、個々のマギに関する技術、身体能力、おまけに使いどころを誤らない判断力一一。それらがあって、初めてテーブルに上がる戦術じゃんか。」
「恋花様の言う通りだよ、一葉。ノインヴェルトには賛成だけど。ノインヴェルトは、強力だけどリスクも高い。だからこそ、慎重にやるべきだと思う。」
ノインヴェルトは、マギとCHARMを消耗してしまう。失敗すれば、撤退しないといけないだろう。
「個々の技術に関しては水準をクリアしていますし、高度な連携については、これまでの訓練で重点的に行ってきました。下地はできていると考えます。」
「前に……『とっておき』のレベルアップがあるって言ってたの……これののこと?」
「はい。」
「……じゃあ、最初からノインヴェルト戦術の習得を目指してトレーニングしてたの!?」
「はい!もちろんその過程全てが、ヘルヴォルのレベルアップに繋がるようにと考えていましたが。」
「さすが一葉!計画性バッチリだね!」
去年のレギオンだと絶対にできなかったノインヴェルト。それに、これからの戦いで必須になるはず。
ヘルヴォルはエレンスゲのトップレギオン。つまり、エレンスゲの象徴。強さを証明しないといけない。
エレンスゲを変えるためにも私たちは強くなる必要がある。ノインヴェルトはその大きな一歩になるのかも。
「マジか……それは想像もしてなかったわ……!」
「一葉、すごーい。」
「うん……わかった。やろう、ノインヴェルト。」
「……私も、頑張るわ。」
「絶対に習得しようよ、ノインヴェルト!私たちなら絶対にできます!」
「では、皆様、まずは敵を知り己を知りましょう。動画や関連資料なんかを準備しましたので!」
「山のような資料ね!」
え、なにこれ!?もしかして……これ、全部ノインヴェルトの資料!?多すぎない!?
「わーー……またお勉強だー。やったー……。」
あぁ……藍が分かりやすく落ち込んでる……。勉強、苦手だもんね……。
と、とにかく……ノインヴェルトのこと、詳しく勉強しないと習得はできない。やるしか……ない!
「藍のやる気が分かりやすく下がってる……。」
「千里の里も一歩から、血反吐を吐くまで頑張りましょう、皆様!」
「血反吐……!」
わ、一葉のいつもの血反吐……!すごいやる気だ!
「……血反吐は吐かなくてもよくない?」
恋花様がそう、ポツリと呟いた。
ノインヴェルト戦術、本当にかっこいいですよね。アニメ、ラスバレ、ストップモーション、舞台など……どのノインヴェルトもかっこいいです。
あと何話で暗殺教室のキャラと出会うのか!………先は遠いです。頑張ります。