潮田 渚の姉は楯の乙女   作:SAKULA

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そういえば、ラスバレの自己紹介って後に記事になるんだよな〜ってことを思い出しました。
なので、記事になった内容を暗殺教室のキャラクターが読めばいいのでは?と閃きました。(え?)

キャラクターの口調が迷子になってます。
久しぶりに暗殺教室を見返さないと……。


姉の記事

side 渚

 

ある日のお昼休み、男子が前原君の机に集まってワイワイ話していた。

 

「ねえ、何してるの?」

 

「お、渚。これだよ、これ。」

 

岡島君が見せたのは今日発売のリリィ雑誌。

全国各地のリリィにインタビューした記事が人気の雑誌だ。

 

「リリィって可愛い子多いじゃん?可愛くて強いっていいよな〜」

 

前原君がニヤニヤしながらページをめくる。

次のページにはある人物の記事が載っていた。

 

「ね、姉さん!?」

 

「え、このリリィって渚のお姉さん?っていうか、渚に姉がいたの!?」

 

「うん。言ってなかったけ?」

 

「「「「「初耳。」」」」」

 

このクラスは相変わらず息ぴったりだ。

 

今回のインタビュー記事は姉さん……潮田 美湖だ。

姉さん、自分に取材がきたって一言も言ってなかったからちょっとびっくり。

 

「それにしても可愛いな〜 まあ、1番はやっぱり郭 神琳(くぉしぇんりん)ちゃんかな〜」

 

「いいよな、郭 神琳。」

 

彼女は、ワールドリリィグラフィックという月刊誌の表紙を飾ったこともある有名なリリィ。

確か、表紙になるのは大変名誉なことで超一流のリリィにしか許されてないって姉さんが言ったような気がする。

 

「で、渚。お姉さんはどこのガーデンなの?」

 

「記事にも載っていると思うけど、エレンスゲ女学園だよ。」

 

記事を見ると、インタビューに答える姉さんの写真と『潮田 美湖 エレンスゲ女学園 高等部1年生。トップレギオンであるヘルヴォルに所属している。』と書かれていた。

 

「ヘルヴォル……って書かれてるけどあの(・・)ヘルヴォルか……。」

 

杉野がそう呟く。

 

姉さんの所属レギオン、『ヘルヴォル』は結構評判が悪い。

エレンスゲ女学園は、レギオン名を継承する制度があるため、過去になにかしらやらかすとそのイメージが定着してしまう。

 

エレンスゲのトップレギオン、ヘルヴォルは数年前に起きた『日の出町の惨劇』の発端になったらしい。

詳しいことは僕も分からないけど、多くのリリィと民間人が命を落とし、戦史に残る大敗とも言われている。

 

E組には、日の出町の惨劇に巻き込まれた人はいないけど、本校舎にいた時、クラスメイトや家族が亡くなった人もいて、学校を去った人もいる。

 

「でも、今のヘルヴォルは違う。一葉さんがヘルヴォルの隊長だから。」

 

「一葉ってこの人か?」

 

木村君が姉さんの隣で微笑む青緑のショートヘアの少女に指をさす。

 

「うん。相澤 一葉さんっていって姉さんとは中等部時代からの親友。僕も何度か会ったことがあるよ。」

 

「へぇー。どんな人なんだ?」

 

「正義感が強くて、かっこいい人だよ。」

 

「そういえばこの前の雑誌でインタビューされてたな。エレンスゲ女学園を変えようとしてるって。」

 

「一葉さんならエレンスゲを変えることができるって僕は思ってる。」

 

まっすぐな瞳に強い意志、そして正義感。

全てを守り抜くという純粋で、純白な決意。

初めて会った時にそれを感じた。

 

「まあ、確かに。ここ最近のヘルヴォルってイメージ変わりつつあるもんな。」

 

「親友を支えていきたい……か。いいお姉さんだな。」

 

「うん。姉さんは僕の自慢の姉さんだよ。」

 

記事を読んだ磯貝君が微笑んだ。

リリィになるため、家を出ていった姉さんを僕はずっと応援してきた。

幼い時、僕たちを助けてくれたあのリリィのお姉さんのようになりたい……。

記事に書いてあるようにお姉さんに助けられてから何度も何度も言っていた。

あの日が姉さんの原点だ。

 

親友の1番近くで彼女の理想を叶えたい。

 

大きく書かれたポップ。

エレンスゲを変えたい一葉さんとそれをずっと見てきた姉さん。

きっと2人なら……今のヘルヴォルなら……きっと。

 

「俺たちもリリィに負けてられねぇな。」

 

「ああ。リリィは今もヒュージと戦ってる。リリィは殺せんせーのことを知らない。俺たちにしか殺せない。」

 

磯貝君と前原君が意気込む。

僕も姉さんに負けられない。

 

「リリィが暗殺を手伝ってくれたら少しは楽になるかもな。」

 

「無理に決まっているだろ?リリィはヒュージで精一杯なんだからさ。かなり強い奴も最近は増えているみたいだし。」

 

「……。」

 

「渚、やっぱり不安なのか?お姉さんのこと。」

 

杉野が心配そうに僕を見つめる。

 

「うん。よく連絡はしてくれるけど……。」

 

「大丈夫。渚のお姉さんには親友がいるんだろ?しかも隊長の。きっと、守ってくれるよ。」

 

「……そうだね。姉さんも一葉さんのこと、頼りにしてるみたいだし。」

 

「そろそろお昼休みも終わるし、片付けしないと殺せんせーに怒られるぞ。」

 

「だな。」

 

磯貝君の声で解散する僕ら。

 

姉さんがインタビューされるようなリリィになったことが嬉しかった。

きっと、恥ずかしいから教えてくれなかったのかもしれない。

勉強も暗殺も頑張らないと。

 

しばらくして、姉さんたちヘルヴォルが殺せんせーの暗殺に加わることになるのを僕たちはまだ知らない。




記事の内容?
全く思いつきませんでしたね。

日の出町の惨劇。
これはヘルヴォルにとって重要な出来事です。

詳しく知りたい方はぜひ、ラスバレのヘルヴォル関連のイベントストーリーやメインストーリーを読んでください。
ここだとネタバレになってしまうので……。

誤字脱字があれば教えてくださると助かります。
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