潮田 渚の姉は楯の乙女   作:SAKULA

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外征は、ヘルヴォル結成前なので中等部時代なのかなと私は思ってますが、どうなんでしょうか?

ラスバレのメインストーリー外伝、『竜楯のコンフリクト』 ヘルヴォルとクエレブレの対決……ハラハラしましたね
いろいろと気になるところはありますが、クエレブレ編のストーリーが展開予定なので楽しみです。


1話 外征

エレンスゲ女学園に入学してから数年。

中等部3年生の私は、『外征』していた。

 

「これで最後!」

 

ミドル級のヒュージを撃破し、一息つく。

だけど、すぐにスモール級、ミドル級のヒュージがわんさか現れる。

 

「ヒュージ、多すぎる……!この数はさすがにちょっとヤバいかも……。」

 

私のマギの量もそろそろ限界だ。

でも、やるしかない!

 

「私のマギが尽きるのが先か、ヒュージを殲滅するか……勝負といこうじゃない!。」

 

私は、自分のCHARMをかまえて、ヒュージとの戦闘を再開しようとしたその時だった。

誰かがヒュージを攻撃し、そのまま倒れた。

 

「美湖!大丈夫?」

 

「一葉!?」

 

そう、ヒュージを攻撃したのは私の親友、相澤 一葉(あいざわ かずは)

彼女は、エレンスゲ女学園の首位クラスのリリィだ。

 

「私は平気だけど……っていうか、一葉って別の区域じゃなかった?大丈夫なの?」

 

「うん。それに、事前に立案された作戦計画はもう意味を持たない。それに、戦況はだいぶ混乱しているし。」

 

「まあね。エレンスゲ司令部にもなにか言われたんでしょ。」

 

「いろいろとね。けど、何も問題ないよ。私の戦果で判断してもらうから。」

 

「さすが一葉。じゃあ、ここのヒュージを一気に倒しますか。」

 

ヒュージは私と一葉を囲んでいる。

 

「了解!美湖、マギやCHARMは大丈夫?」

 

「マギはそろそろ限界。CHARMは私のレアスキルでなんとかなるかな。」

 

「美湖のレアスキルはZだからね。もし、途中で美湖のマギが尽きて大丈夫。美湖のことは私が守るから。」

 

そう、私のレアスキルはZ(ゼット)

 

Zは、自分の両手に収まる範囲で時間を巻き戻すことができる。

手の施しようがない怪我などを治したり、オーバーヒートしたCHARMの回復などに活用できる。

 

レギオンに1人は欲しいと言われている。

だけど、いくつもの仮定の世界線を覗き見て、欲しい結果に至る為の動きや条件を空間単位で瞬時に理解出来る……いわゆる未来予知のレアスキル、ファンタズムばりに修得者が稀なのだ。

 

まあ、Zとファンタズムのレアスキルをもつリリィは少ないということだ。

 

「ほんと、一葉は頼りになるなあ……。私の命、一葉に預けたよ。」

 

「任せて!行くよ!美湖!」

 

「了解!」

 

私たちはヒュージとの戦闘を始めた。

 

「はああああっ!」

 

「くたばれえええっ!」

 

一葉は、私の親友だ。

エレンスゲ女学園に入学してから、同じレギオンになったことはないけど、訓練は一緒にやっていた。

だから、一葉がどう動いて、何を考えているのかだいたい分かる。

おそらく、それは一葉も同じだろう。

 

「__________▁▂▃▅▆▇█!!!」

 

ヒュージたちが不気味な声をあげながら、私に攻撃する。

私はその攻撃をCHARMでガードする。

 

「美湖!」

 

そして、すぐに一葉がCHARMで攻撃し、ヒュージを撃破する。

 

「大丈夫?」

 

「うん。一葉がいるから。」

 

やっぱり、一葉は本当に頼りになる。

戦闘眼、戦闘技術、判断力……。

全てが申し分なしのまさにエリート。

 

……リリィとしては、優秀だけどそれ以外はポンコツなんだよあ。

 

「よし、美湖、もうひとふんばりするよ。」

 

「了解!」

 

私たちは息を合わせて周囲のヒュージを一気に殲滅することに成功した。

そして、それと同時に私のマギも尽きてしまった。

 

「はあ……はあ…… 一葉、ありがとう。お疲れ様。」

 

「美湖もお疲れ様。今ので最後、みたいだね。」

 

周囲を確認すると、ヒュージはいない。

良かった……。

2人でホッとしていた時だった。

 

「あ……れ……?」

 

私はその場に倒れてしまった。

 

「美湖!?」

 

「大丈夫……。マギが尽きてフラ〜ってなっただけ。」

 

「……。」

 

私がそう言うと、一葉は黙ってしまった。

どうしよう……嫌な予感しかいない。

 

「か、一葉……?大丈夫だよ、歩け……」

 

「美湖!安心して!私がおぶるよ!そんな状態じゃ歩くのもやっとでしょ?」

 

私が言い切る前に一葉が真剣な顔がそう言った。

嫌な予感が当たってしまった。

 

一葉はいい子で優しい女の子だ。

でも、今はその優しさがちょっと辛い。

 

だって、恥ずかしいじゃん!

同級生におぶられるの!

 

「さあ、遠慮はいらないから!」

 

「さあ、じゃない!恥ずかしいよ!絶対やだ!」

 

「そっか……。じゃあ……。」

 

すると、一葉は私を手で抱きかかえた。

そう、お姫様抱っこである。

 

「あの、一葉……余計に恥ずかしい……。」

 

残念なことに、今の私には歩くという選択はないらしい。

おんぶされるか、お姫様抱っこされるかの2択である。

 

「……おんぶでお願いします。」

 

「うん。さあ、帰って今日はゆっくり休もうか。」

 

「……はい。」

 

「美湖、元気ないけど大丈夫?」

 

「大丈夫だよ、あはは……。」

 

大切な親友に、「一葉のせいだよ。」と言えるはずもなく私は一葉におんぶされて学園に戻った。

 

同級生や後輩、高等部の先輩……教導官……大勢の人に見られてしまった。

これ、しばらくはネタにされるなぁ……。

 

もうすぐで進級するのに、私……新しいレギオンでやっていけるかなぁ……。

一葉と違うレギオンになるかもしれないけど、ネタにされたら色々と奢って貰おう。

うん、そうしよう。

 

進級、新たなレギオンなどこれからの出来事に少し不安を感じながら、ちっぽけな決意をして外征を終えた。




用語解説

アサルトリリィを知らない!って向けの解説です
今回は、スキル、レギオンです

まず、リリィは魔法『マギ』を使用することができ、さらに能力が発現が著しいものをレアスキルと呼んでいます。レアスキルは原則1人1種といわれ、生き様が反映されるため複数持つことは基本不可能とされています。
自分なりに簡単に説明すると、リリィが持つ特殊能力です。
レアスキルは16種あると言われています。

また、レアスキルに満たない能力をサブスキルと呼び、こちらは複数覚醒可能です。
レアスキル1つにサブスキル3つ程度が一般的らしいです。

他にも、ブーステッドスキルという強化されたリリィ(ブーステッドリリィ)のみが使える特殊なスキルがあります。
このスキルは、覚醒ではなく、GEHENAによって改造・強化時にヒュージ由来の特殊攻撃や技能を人工的に付与されることで体得できます。

GEHENAについては、今後解説していきます。
とりあえず、GEHENAを許すな。

付与方法は明らかになってないですが、今後明かされるのかもしれないですね。

保有数の上限はないですが、2つ程度に留めておくのが無難とされています。あまり、持たせすぎると負担がかかってしまい、狂化してしまうためです。


レギオンは、各ガーデンで組織される複数名で1つのチームのことです。
LGと省略されたりします。
ヒュージ発生時は、レギオン毎での出撃が基本です。

自分なりに簡単に説明すると、ヒュージを倒すための1つのチームです。

様々なレアスキルやレギオンが存在し、どのレギオンもキャラクターも個性や戦略が違っていてアサルトリリィの魅力の1つです。


分からない用語がありましたら、お答えしますのでコメントなどで質問してください。



参考にしたもの
アサルトリリィwiki
二川二水@アサルトリリィ原作公式
電ホビ「アサルトリリィの世界」
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