現在は、『叛逆のスキャルドメール』というイベントストーリーを中心に執筆しています。
これが終わるまでは、暗殺教室のキャラクターはあまり出ませんので、申し訳ございませんがご理解をお願い致します。
誤字、脱字等があれば教えて頂けると助かります。
ピピピッ
「うーん……。もう、朝……?ふわあ……。」
私は、ぐーっと背伸びをし、あくびをしながら目覚まし時計をとめる。
今日から、新学期に新学年。
そして、新たなレギオンが決まる。
「私の序列は21位か……。」
エレンスゲ女学園には、序列制度が存在する。
これは、学園独自の基準で選んでいる。
あ、渚に連絡にしないと
電話は……レギオンが決まってからにしようかな。
多分、渚も朝だからバタバタしてるだろうし。
とりあえず、メッセージだけは送っておこう。
【おはよー 私は今日から新学期だよー!新しいレギオンで頑張るね レギオンは、まだ決まってないけど、決まったら電話で報告するね!渚も頑張ってね!】
「送信、と。さて、着替えて準備しないと。」
私は、顔を洗ったり、歯磨きしながらいろいろと考える。
やっぱり、1番に考えてしまうのは私のレギオンだ。
去年は、まあ、散々なレギオンだった。
リーダーは、頼りないし、メンバー内の関係性は悪いから連携した攻撃ができない。
いや、ほんと……よく死ななかったなぁって我ながら思ってしまう。
今年は、最高のレギオンに巡り会えますように……!
できれば、一葉と同じレギオンになりますように……!
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いろいろと準備を終え、寮から出ようとした時だった。
「あ、渚からだ。」
私の携帯に大切な弟からメッセージが届いた。
【おはよう、姉さん。僕も今日から新学期だよ。姉さんの新しいレギオン、いい人に出会えるといいね。応援してるよ。】
渚は、私がリリィとして戦うことを誰よりも応援してくれている。
お母さんは、家出をしてから1度も連絡をとれていない。
多分、渚が私から連絡があったことは伝えていると思うから生きていることは知ってると思うけど……。
「……よし、やるしかないね。」
頬を叩いて、気合いを入れる。
私は、寮を出て学園へと向かった。
「あ、三日月……。」
外に出ると、三日月が見えた。
朝なのに三日月が見える。
数日前に、月が爆発して7割方蒸発した。
ヒュージの仕業では?という声も聞こえたけど、原因は不明。
月にもヒュージがいたら、どうすればいいんだろう……。
まあ、三日月しか見れなくなっても私のやるべき事は変わらない。
リリィとして、人々の命を、大切な場所を、笑顔をヒュージから守り抜く。
それだけだ。
そうしていると、学園に到着した。
「おはようございます、教導官どの。」
「おはよう。」
校舎前に、エレンスゲ女学園の教導官が立っていた。
なので、しっかりと挨拶をする。
「……。」
なぜか、教導官は私の顔をじーっと見つめている。
もしかして、髪型がおかしい?
それとも、制服が変?
そんな風に思っていると、教導官が口を開く。
「君が潮田 美湖か?」
「え、あ、はい……。私が、潮田 美湖ですが……。」
「そうか、君がか……。」
「教導官どの、私に何か用ですか?」
「いや、特にない。引き止めて悪かった。行きなさい。」
「はい……。失礼します……。」
教導官、なんで引き止めたんだろう……。
何もなかったってことは、髪型も制服も特に問題はないってことだよね。
「うーん……。」
ま、いいか。
さてと、講堂に行きますか。
━━━━━━━━講堂
「―――式次第は以上となる。新入生はこの学園の新たな戦力となるよう全力で励み、在校生はよりその力を磨くことで、このエレンスゲ女学園の正義と信念を体現しなさい。誇り高きエレンスゲの一員として人の社会を守るために、その命を捨てる覚悟を持ちなさい。」
「「「「「はい!」」」」」
講堂にエレンスゲ女学園の生徒の返事が響き渡る。
……最後の言葉だなんて、学園のために命を捨てろって言っているように私には聞こえる。
「―――続いて、我が学園のトップレギオン『ヘルヴォル』のメンバーを公表する。……相澤 一葉、前へ。」
「はい。」
一葉、ついに序列1位になったんだよね。
やっぱり、この前の外征の成果……だろうね。
ってことは、一葉の判断はエレンスゲ司令部にも認められたってことか。
「あれが序列1位の……。」
「……まだ1年生なのに……。」
先輩なのか同級生、後輩なのかは分からないけどそう呟く生徒の声が聞こえた。
まあ、一葉は中等部に入学にしてからどんどん昇りつめた有名人だからね。
「今学期から、序列1位となりトップレギオン『ヘルヴォル』のリーダーを拝命することになりました、高等部1年、相澤 一葉です。
ご存知のように、今、この世界は正体不明の怪物の群れによって追い詰められています。
……地上にヒュージが出現してから、私たちの人生は大きく変わりました。けれど、変わらないものもあります。この世の中であっても、人が守り続け、受け継いできたものがあります。それは思いやりや、人と人の繋がり……互いを大切に思う心。それらは人を人たらしめる感情です。
どんなに追い詰められても人は自ら人であることを諦めなかった。だからこれまで、どんな困難にあっても戦えたのです。
私たちが戦うのは、報酬や名誉やましては学園のためではありません。」
……一葉?
めっちゃくちゃかっこいいし、私もそう思うけど……教導官から呼び出しされない?大丈夫?
「学園のために命を捨てろ、など、バカげています。」
言ったよ!
この子、言っちゃったよ!
私もさっきそう思っていたから、強くは言えないけど!
「人に犠牲を強いる戦い方では、本当に大切なものは守れない。」
「い、今のって、学園の方針とは……。」
生徒がザワザワしてる……。
そりゃそうだよ、だって、さっき教導官が言っていたこととまるっきり逆のことを言っているからね。
「私は、この世界の全ての人を守りたい。そして、共に戦う仲間を守りたい。そこにある想いを守りたいのです。私は、なにひとつ諦めずに戦いたい。ヘルヴォルの二つ名である『楯の乙女』。それは、大切な物を全て守る楯でならなければいけないのです!それが私の意志であり、リリィとしての誇りです。」
「一葉、やっぱりかっこいい。」
私は、そう呟いていた。
きれいごとに聞こえるかもしれない。
でも、私は中等部で一葉の親友として頑張っているのを見てきた。
一葉なら、本当に全てを守ることができる『楯の乙女』になれるのかもしれない。
「戦場において言葉は意味をなしません。私は、正義と信念の在り方を、エレンスゲのトップレギオン『ヘルヴォル』において示します。
今回、トップレギオンのメンバーを選ぶにあたっては、この信念を支えることのできる方を指名させていただきました。」
ザワザワしていた講堂が静かになった。
トップレギオン『ヘルヴォル』のメンバーが公表される。
誰がヘルヴォルの一員になれるのか、この場に全てのリリィが一葉に注目していた。
「
以上の皆様を、『ヘルヴォル』の一員として指名させていただきます。」
へー、私がヘルヴォルか〜
一葉と同じレギオンか〜
ん?
「私が……ヘルヴォル?え?嘘でしょ!?」
いやいや、確かに、一葉と同じレギオンになりたいって願ったけどこんな形で叶うとは思ってなかった。
最高のレギオンかどうかは分からないけど、一葉がリーダーなら、最高のレギオンになる予感がする。
「メンバーのひとりひとりの考えや個性を尊重し、互いに助け合う結束力の強いレギオンを目指しましょう。それが相乗効果を生み、真に強いレギオンとなるのだと……。私は、そう信じています。指名させていただいたメンバーの方々、そして、生徒の皆様、教導官の皆様、人々を守るために、人々の心を守るために、共に戦いましょう。」
さすが、私の親友。
この場で、自分の正義を宣誓できるのは一葉くらいだろう。
カッコよくて、強い言葉。
……よし、私も頑張らないと。
一葉が言っていた、人々を守るだけじゃなく心を守るリリィに。
それがきっと、エレンスゲのトップレギオン『ヘルヴォル』であり、『楯の乙女』なのだから。
用語解説
今回は、ガーデン 前回の話に出てきた外征についてです。
ガーデンは、人類がヒュージに対抗するため各地域に設置したCHARM使用者の育成機関です。
リリィは、10代の女子であるため、高校教育の面を持つ軍事育成高校としても機能しています。ガーデンは、それぞれ特徴があり、校風やCHARM、実戦などの連携技が異なっています。世界各地に様々なガーデンが存在しています。
外征は、レギオンがガーデンの管轄(国定守備範囲)外の地域に援軍として展開することです。外征任務を受けるレギオンを『外征レギオン』と呼んでおり、どのガーデンでも外征レギオンは1流のレギオンが担当しています。
外征にする時は、『外征宣言』を行うのが常識になっています。
主人公が所属するエレンスゲ女学園は、外征宣言なしで出撃も行うため、ガーデンの品格を疑われることもあります。
そもそも、エレンスゲ女学園は『とある事件』をきっかけに関東のガーデンからはちょっと距離を置かれています。
『とある事件』というのは、現在は不明らしいです。
私もアサルトリリィは勉強中ですので、指摘や解釈違いがありましたら教えて頂けると助かります。
参考にしたもの
アサルトリリィwiki
二川二水@アサルトリリィ原作公式