潮田 渚の姉は楯の乙女   作:SAKULA

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ごきげんよう、お久しぶりです
ガンパンコラボ〜〜〜 なんとか無課金で1人はお迎え出来ました

この前のヘルヴォルのハロウィンイベ、最高でした
藍ちゃん……可愛い……

ゆっくり更新なので、暗殺教室のキャラと本格的に絡むのは先になりそうです……
頑張ります……

誤字、脱字等があれば報告をお願い致します



4話 初陣【前編】

とりあえず、これからどうするか一葉に聞かないと。

 

「で、一葉。これからどうする?」

 

「それは、これからの訓練や各状況に合わせた戦術について……」

 

━━━━━━━━━━━━━━━!!!

 

突然、響き渡ったアラーム。

確か……これは……!

 

「……!?これは、緊急出動命令のアラーム!」

 

ってことは、ヒュージが発生したってことか……!

 

「エレンスゲ司令部より全レギオン、司令部より全レギオン。港区青山方面にラージ級ヒュージ発生の一報あり。エリアディフェンス内部に入り込んだものだと思われる。ヘルヴォルを除く全レギオン、旧編成にて出撃せよ。繰り返す……。」

 

アナウンスが流れ、私たちに出撃命令が下される。

っていうか、私たち以外は旧編成!?

 

「き、旧編成で?」

 

「レギオンの新編成は今日発表されたばかり。戦いに出るには無理がある。妥当な判断。」

 

「でもヘルヴォルは、この編成で出ろってこと!?さっそく来たよ、風当たり!」

 

「それでもやるしかないですよ!恋花様!だよね、一葉!」

 

「もちろんだよ、美湖。それに、楯の乙女『ヘルヴォル』はエレンスゲの象徴。一度結成した以上、簡単に旧編成で出撃させては全体の士気にかかわる、ということでしょう。」

 

トップレギオンとしての役目もあるってことか……。

 

「まだ、なんの準備もできていないけど……。」

 

「先程、美湖が言った通りやるしかありません。私たちの真価が試されています。皆様……!お願いします!共に出撃を!」

 

そんなの最初から決まっている。

だって、私は一葉が選んでくれたヘルヴォルのリリィ!

 

「もちろん!全力で行くよ!」

 

「お願いされなくてもやるしかないっしょ。出撃『命令』なんだから。」

 

「異議なし。」

 

「……わ、私も、選ばれたんだもの。がんばるわ。」

 

「ありがとうございます!リリィとしての誇りを胸に、そして、楯の乙女の名に恥じぬように!

 

ヘルヴォル、出撃です!

 

 

━━━━━━━都内某所

 

 

ヘルヴォルの初陣。

気を引き締めないと……!

 

「これは思っていた以上にひどい状況ですね……!」

 

「建物の被害もかなり出てますが……。住んでいた人は大丈夫なのかしら……。」

 

「……大丈夫だと信じたいですね。」

 

ラージ級ヒュージの影響はやっぱりデカい。

これ以上、被害を出さないためにもなんとかしないと……!

 

「ヘルヴォルより司令部。目標区域に現着しました。近隣市街地の被害状況は?」

 

「住民に重軽傷者41名。死者は確認できていない。区域周辺の住民の避難はまだ完了していないため、迅速な状況対応が求められる。」

 

「負傷者がそんなに……。」

 

「でも、死者がいないのは幸い。これ以上の被害が出ないよう、やるしかない。」

 

「ええ。」

 

「避難が完了していないって?こういうフォローの悪さがエレンスゲって感じね。」

 

「私たちには迅速って言ってますけど、司令部は全然迅速じゃないですね。」

 

「美湖、結構ストレートに言うね……。」

 

「避難はマディックの皆さんが主導していますが……」

 

「リリィになれるほどの適正がなかった子たち……確かに戦えば、大きな被害が出るね……。」

 

マディックはリリィではないからヒュージとは戦えない。

ラージ級ヒュージがいるのに……。

 

「……ヒュージに襲われたら、ひとたまりもないわ……!」

 

「そうならないよう、私たちがこの区域のヒュージを片付けましょう。」

 

「……10時の方向にスモール級の群れを発見!数、10から15。」

 

「ふむ……へましなきゃ叩ける数、かな。」

 

「とはいえ、油断は禁物ですよ!恋花様!」

 

「ヘルヴォルより司令部へ。敵勢力を発見。これより状況を開始します。」

 

「司令部よりヘルヴォル。了解、敵勢力の殲滅にあたれ。」

 

「で、どうすんの?序列1位。」

 

「このまま急襲して各個撃破。その後は適宣指示を出します。ヒュージを逃せば避難区域に到達する可能性があります!迅速かつ徹底的に処理しましょう!」

 

「……慣れない連携はかえって危険。タイミングだけ合わせて、各個撃破。うん、妥当な判断か……。わかった、それでいこう。」

 

私と一葉は、連携はできるけど、恋花様、瑤様、千香瑠様との連携はまだできない。

最悪の場合、味方同士で傷つけることになる。

 

「了解!いつでもいけるよ、一葉!」

 

「……了解。」

 

「りょ、了解よ!」

 

「あたしもりょーかい!」

 

「楯の乙女!『ヘルヴォル』。作戦展開!状況開始!」

 

よし、ここは私のサブスキルの出番だね!

 

「3時方向よりスモール級2体襲撃!」

 

「5時方向よりスモール級5体、8時方向よりスモール3体、こっちに向かってる!」

 

「瑤様、対応を!千香瑠様はミドルレンジから射撃でサポート!敵を止めてください!美湖は引き続きサブスキルで周囲を警戒しながら撃破を!」

 

「了解。」

 

「了解……!!」

 

「了解!」

 

瑤様と千香瑠様がスモール級ヒュージを足止め、それと同時に私が射撃で撃破する。

だけど、すぐにヒュージが現れる。

多分、方向から考えてさっき私がサブスキル『千里眼』で見つけたヒュージだろう。

 

「恋花様!瑤様たちが押さえ込んでる間に主力を叩きます!お力添えを!」

 

「おっけー!一葉が言葉だけじゃないってわかったし、お力、添えまくってあげる!」

 

「よろしくお願いします!」

 

CHARMを構える一葉と恋花様。

 

「たぁあああああ!!」

 

「_▁▂▃▅▆▇█」

 

「敵勢力、沈黙。」

 

「な……なんとか、倒しきったわ……。」

 

「皆様、お見事です!とりあえず、お疲れ様です!」

 

「はー、やっぱ戦いは疲れるなー。」

 

少し休憩しながら2年生と気を休める。

 

「ヘルヴォルよりエレンスゲ司令部。当該区域の敵勢力をせん滅。新たな指示を……。」

 

「担当のマディックより、今連絡が入った。避難区域の防衛に多数の人員を配備している。ラージ級の撃滅を優先せよ。」

 

「な……。」

 

「その方が効率が良いと思ったんでしょ。エレンスゲらしい……。でも、一葉。命令に逆らって全体の行動を乱したら……」

 

!!!

 

「きゃあ!?」

 

「爆発……!さっきよりも大きいわ!」

 

び、びっくりした……!

 

「っ!!ヘルヴォルよりエレンスゲ司令部!ヘルヴォルは避難区域での救助を優先します!」

 

「繰り返す。多数のマディックが配属されている。問題はない。」

 

「マディックではヒュージの対処に多大な被害が出ると言っているんです!」

 

「損害の出ない戦いなどない。」

 

「……!!」

 

「……一葉?」

 

どうするの、一葉。

私は一葉がどんな指示を出しても従うけど……。

 

「皆様!『ヘルヴォル』はこれより避難区域に向かい、避難民の保護を最優先に行動します!」

 

「OK!」

 

「もちろん!」

 

「お、おい!?」

 

「住民に大きな被害が出る可能性を見過ごすわけにはいきません!」

 

「恋花。」

 

「……わかってる。行くよ!」

 

恋花様、司令部の命令にそむくから反対なのかな……。

少し、モヤモヤする……。

 

「急ぎましょう!皆様!」

 

私たちは爆発のあった場所に移動を始めた。

 

「……爆発があったのは、このあたり……。」

 

「ここって避難場所よね?誰もいないわ……。」

 

「でもそこら中ぐっちゃぐちゃだ。ヒュージによる破壊の跡もある。逃げられたんならいいけど……。」

 

「そうですね……。無事だといいですね……。」

 

「う……ぐ……!」

 

人の声!?

 

「……!生存者がいる!大丈夫ですか!?」

 

「う……あ、リリィ?」

 

「もしかして、エレンスゲのマディック?」

 

「そうだね、装備からして間違いないよ。もう大丈夫です!」

 

「怪我、大丈夫ですか?私に任せてください。」

 

私はレアスキル『Z』でマディックの怪我を癒す。

癒す、というよりは時間を巻き戻すからなかったことにするのが正しいのかな……。

 

「ありがとうございます。」

 

「えっと、避難されていた方々は……?」

 

「ヒュージの出現が事前に分かったから……。なんとか逃がして……私はここで、時間稼ぎを、でも全然……。」

 

「そうなんですね、ありがとうございます。ここにいる皆さんを逃がしてくれて。」

 

「そんなこと、ないです……。」

 

たった1人でヒュージと戦うなんて、怖いに決まっている。

 

「分かりました。あとはお任せを。」

 

「気を、つけて……。敵はラージ級……。」

 

「ラージ級!?ここにも!?」

 

「マジ!?それ逆にラッキーだよ。戦果がほしい司令部もこれで、応援を出してくれんじゃん!あたしたちはそれまでここで敵の様子を見守っていればいい!」

 

!!!

 

「きゃっ……また爆発が……。」

 

「ラージ級が、暴れてる……。街が、ひどいことに……。」

 

「……。」

 

「一葉、どうする?応援が来るまで見守る?」

 

「いいえ、私たちが囮になって、旧市街地までラージ級ヒュージをおびき出しましょう。」

 

「はっ!?」

 

「……どういうこと?」

 

「この周辺は移住区です。人々の生活のある場所……。ここで暴れられては、大きな被害が出ます。悲しむ人々がたくさん出てきます。」

 

「ちょっと待った!敵って新たなに確認されたヤツでしょ!?ラージ級ってことしか分からないし、どんな特徴か、どんな強さかも分からない!危険すぎるっ!応援を待ってから叩かないと!」

 

「……では、私がひとりでいきます。」

 

「行かせないよ、一葉。」

 

「美湖……。」

 

一葉はすぐに1人でなんとかしようとする。

何でもかんでも1人で抱え込んで実行してしまう。

 

「私も一緒に行く。」

 

「いやいや、正気!?たった2人で!?」

 

「私と一葉は、入学してからずっと何度も訓練で一緒になりました。なにかあっても、連携をとって戦えます。ですから、恋花様たちはここで待機してください。そして、応援に駆け付けた戦力と一緒にラージ級撃破……。で、どうかな?一葉?」

 

「特に問題ないよ。では、私と美湖でラージ級をおびき出し、恋花様たちと駆け付けた戦力と共にラージ級撃破。これでいきましょう。」

 

「一葉と美湖が、死ぬでしょ。」

 

「リリィの誇りを胸に、正義を貫く。なんの代償や危険も伴わずにできることだと思ってません。」

 

「大丈夫ですよ、恋花様。私と一葉は絶対に死んだりしません。約束します。」

 

私と一葉はラージ級がいると思われる場所へと移動しようとした時だった。

 

「待って!」

 

「千香瑠様、どうしたんですか?」

 

「私も、いく!」

 

「わたしも……いく。」

 

「千香瑠様……瑤様……。」

 

私はチラリと恋花様を見る。

 

「……付き合ってあげるわよ。仕方ない。」

 

「ありがとうございます。皆様!」

 

私たち6人で移動し、ラージ級のところへと向かった。

 




ある程度、アサルトリリィの用語は説明出来たかなと思ってます。

今回、美湖ちゃんのサブスキルが明らかになりました。
結構悩みましたが、千里眼にしました。

次回、ヘルヴォルのマスコットが初登場です。
お楽しみに……!
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