潮田 渚の姉は楯の乙女   作:SAKULA

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お久しぶりです。
リアルでバタバタした結果、こんなに遅くなりました。申し訳ございません。

アサルトリリィもいろいろありました。
新章舞台、配信で見ましたが最高でした。今後の展開が楽しみです。

そして、ラスバレメインストーリー。
ヘルヴォル………しんどかった……。ってことは、この小説の主人公は……?
展開もどうしようかと悩んでおります。

メインストーリー3章、ヘルヴォル編に関連するストーリーを中心に暗殺教室と絡ませていきたいなと思っております。

次回もかなり空くかと思いますがよろしくお願いします。

ちなみに、松村優珂ぁという推しができました。
松村優珂ぁは可愛い。


5話 初陣【後編】

「ラージ級!発見したわ。」

 

「ミドル級も引き連れてる……。」

 

「思ったより規模のでかい群れね。………本当にやるの、一葉。」

 

「もちろんです。皆様、応援がくるまで、どうかお力添えを!」

 

「当たり前でしょ、一葉。ヘルヴォルのリリィとして、絶対に守る!」

 

私は力強く頷く。

すると先輩たちも一葉の声にこたえる。

 

「ええ。」

 

「分かった。」

 

「はいはい。リリィの誇りを胸にね!」

 

私たちはCHARMを構えてヒュージとの戦闘を開始した。

射撃による一斉攻撃。

それでもヒュージは倒れない。

 

「こいつ、全然倒れない!」

 

すると、今度は恋花様と瑤様がブレードモードで息の合った攻撃でヒュージを斬る。

 

「………はあ……はあ……!このラージ級、なんてタフさ……。」

 

「これじゃジリ貧だって!一葉、撤退するよ!!」

 

「ダメです!もう少しで応援が来るはずです!街に被害が出ないよう、ここに引き留めておくべきです!」

 

「だからって!」

 

「一葉も恋花様も落ち着いてください!」

 

「美湖の言う通り。今はそんなこと……。」

 

瑤様が何かを言おうとした瞬間、ヒュージが瑤様に向かって攻撃を仕掛ける。

マズイ!どうにかしないと!

そう思った時、一葉は既に行動しており、瑤様を守る。

 

「………大丈夫ですか?瑤様。」

 

「一葉……助けてくれたの?」

 

「大切な仲間ですから。それに……言ったはずです。全てを守るって。」

 

「……ありがとう。」

 

「私的には、一葉には一葉自身のことも大切にしてほしいけどね。最終的に自分を守れるのは自分自身なんだからさ。」

 

「美湖……。うん、分かっているよ。」

 

………このバカ真面目、ちゃんと分かっているのかな。

無茶ばっかりしないといいけど。

 

さて……と、状況は悪くなる一方だ。

ヒュージに囲まれている。

 

「み、みんな?あの………私たち、敵に囲まれているみたいだけど……。」

 

「……ついに撤退もできなくなったか。とにかくやるだけしか!」

 

覚悟を決め、私たちを囲むヒュージにCHARMを向けたその時だった。

誰かの気配を感じた。

それはまさに一撃必殺。

力強い攻撃でヒュージが倒された。

これ、誰かがルナティックトランサーを使ってる?

 

「1体目げーきはー!!」

 

「み、ミドル級が真っ二つに……。」

 

その子は止まらない攻撃で別のヒュージを倒す。

 

「あははは!2体目げきはー!あはははは!」

 

この感じ、間違いない。

ルナティックトランサーだ。

狂気と紙一重のレアスキルで、重力を無視したバーサーク状態で戦うことができる………。

 

「また………!一体、あなたは……。」

 

「次はあっち!」

 

私たちはお構い無しにヒュージをなぎ倒す。

この子、一体何者……?

 

「あはははは!!らんがおうえんにきたよー!げーんちゃーっく!」

 

どこか幼い雰囲気のリリィはらんと名乗った。

 

「お、応援って……ひとりでここに?君は、リリィなんだよね?他の子は、レギオンは?」

 

「れぎおん?らんはいっつもひとりでたたかうよ!!」

 

1人ってことはフリーランス?

いや、だとしてもどこかのレギオンのサポートに入るだろうし、エレンスゲのフリーランスのリリィって聞いたことがない。

 

「い、いつもひとりで!?」

 

「一葉!囲まれる!」

 

「君、私の後ろに隠れて!」

 

ゾロゾロ溢れたヒュージを見て、私は一葉に声を掛ける。

そのまま一葉はらんって子に指示を出す。

 

「でああああああああぁぁぁ!!」

 

だけど、その子は一気に飛び出した。

そのまま砲撃でヒュージを撃退する。

 

「あはははははっ!たーーのしーー!!」

 

あっという間にヒュージを蹴散らしていく。

 

「一撃で、包囲をといた……。敵を蹴散らして……。」

 

「すごい力……。」

 

「もっと!もっとあそぼうよ!はぁっ、はぁっ。らんはあそびたりない!はああっ!」

 

どんどんヒュージを倒していく……。

それに、ヒュージとの戦いを遊びだと思っている……。

この子、本当に何者?

 

「………か、一葉ちゃん?前……前に……。」

 

「わーお……これはヤバい感じ……。」

 

「らん、たたかう!もっと、もっともっと!」

 

「一葉、もう時間稼ぎなんて言ってられない。やるか、やられるか。」

 

「私も瑤様と同じ。もうやるしかないよ!」

 

「……!藍を中心に戦闘展開!私たちでラージ級を撃破します!」

 

「了解。」

 

「それしかないか、残念ながら!」

 

「で、できるだけ、がんばるわ!」

 

「いつでもいけるよ!」

 

「いっくよーーーー!!たあぁぁぁ!!」

 

藍とヘルヴォルによるラージ級ヒュージとの戦闘が始まった。

そして、その戦いは空が赤色に染まる夕方まで続いた。

 

「あー……空が赤いなあ。ふふ……ふふふふ、よく生きてたもんだわ。」

 

「……恋花、大丈夫?ケガは?」

 

「あー、うん。マギの使いすぎで疲れただけ。奇跡的に軽傷ですんだわ……。」

 

「疲れた………。めっちゃお腹すいた……。」

 

「美湖、お疲れ様。ケガとかしてない?」

 

「うん。平気。一葉と千香瑠様は?」

 

「私も大丈夫だよ。」

 

「心配してくれてありがとう、美湖ちゃん。私も平気よ。それで、一葉ちゃん、藍ちゃんは……?」

 

「はい……まだ眠ったままです。」

 

「戦闘が終わったとたんに、コトン、だものね。」

 

まあ、あんなに荒々しい攻撃だとマギを使い切るのも仕方ない気もする。

藍がいなかったらどうなっていたか……。

起きたらちゃんとお礼を言わないと。

 

「大丈夫、でしょうか?」

 

「大丈夫よ。こんなに穏やかに眠ってるんだから。」

 

「そうそう。それにしてもぐっすりだね。」

 

「……すみません。危険なことに付き合わせてしまって。」

 

「ほんとほんと、死ぬかと思った!」

 

「す、すみません!」

 

あ、この感じの恋花様……さてはからかっているな……。

 

「恋花。」

 

「でも、これが、これからのヘルヴォルの戦い方なのね……。」

 

「え……。」

 

「ほら、向こう。私たちが来るまで、ヒュージが暴れていた場所。ちゃんと、守れたわ。」

 

「はい、そうですね……。よかったです。ヘルヴォルの最初の一歩を無事に踏み出せました。」

 

「ぜんっぜん無事じゃないんですけどー?死ぬところだったんですけどー?」

 

「恋花。いじわる言わない。」

 

ふふ、この2人、仲良しだな〜

私も一葉もこのくらい仲良くなれたらいいな。

 

「私はこれからも一葉の無茶に付き合うよ。」

 

「美湖……。うん、ありがとう。」

 

やっと一葉と同じレギオンで戦うことができた。

だったら、私が支えなくちゃ。

 

「応援、到着しました。」

 

「ラージ級はどちらに……!?」

 

遅れてやってきた援軍。

それを見た恋花様が叫ぶ。

 

「あははは……!遅いわーーーー!!

 

ヘルヴォルの初陣は勝利で終わった。

ご飯をいっぱい食べ、風呂に入って寮に戻れたのは9時過ぎだった。

 

「疲れた〜〜〜〜。」

 

パジャマに着替え、携帯を見ると渚からメッセージが入っていた。

 

【姉さん、連絡来ないけど任務中かな?11時くらいには寝るから、任務が終わって時間に余裕があるなら連絡してね。レギオンのこと、いろいろ聞きたいし。】

 

あ、そうだった!

レギオンが決まったら電話するって朝にメッセージしてたの忘れてた!

まだ11時になってないし……かけてもいいよね……?

そう思って、渚に電話をかける。

すると、数コールで電話にでてくれた。

 

「あ、もしもし、渚?今、時間大丈夫?」

 

『姉さん?うん、大丈夫だよ。もしかして、任務だった?』

 

「まあね。緊急出動で青山方面のヒュージと戦ってきた。」

 

『そうなんだ……。お疲れ様。あ、レギオンってどうなった?前のレギオンは散々文句言っていたけど。』

 

「ふふふ……。なんと、私、ヘルヴォルに決まりました!」

 

『ヘルヴォル!?ヘルヴォルってあの、ヘルヴォル!?』

 

お、さすが私の可愛い弟。

いい反応するね〜

 

「うん、あのヘルヴォル。エレンスゲのトップレギオン。しかも、隊長は一葉。」

 

『一葉さんなの?やったね、姉さん。ずっと一葉さんと一緒に戦いたいって言っていたもんね。』

 

「やっと一緒に戦える。休みができたら一葉と一緒に会いにいくよ。」

 

『本当?楽しみにしているね。』

 

渚には一葉を何度か会わせたことがある。

私の親友なので渚に紹介しておきたかったからね。

 

『ヘルヴォルって……名前を引き継いでいるんだよね?大丈夫?』

 

「……大丈夫だよ。一葉が隊長のレギオンなんだよ。きっと、悪いイメージを払拭できる。私も一葉を支えていくからさ。」

 

『そっか……。あんまり、無理しないでね。』

 

「それは渚もでしょ?無理しないでよ。私、ヘロヘロだからそろそろきるね。久しぶりに話せて嬉しかったよ。」

 

『うん、僕も。頑張ってね、姉さん。』

 

「ふふ、ありがとう。お母さんに私は頑張っているよって伝えて。」

 

『……分かった。そろそろ自分で連絡したら?心配してるよ。』

 

「……考えておくよ。じゃあ、おやすみ。渚。」

 

『おやすみなさい、姉さん。』

 

電話をきって、そっとため息をつく。

お母さんに……連絡、か。

2周目になるのが嫌で、小学校の卒業式の日に家出をしてから1度も連絡してない。

電話しても何を話していいのか分からない。

黙ってリリィになって、手紙だけを残して家を去った。

だからなのか、未だにお母さんのことが分からないし、苦手だ。

 

「……はあ、どうしよう。」

 

リリィはいつ死ぬか分からない。

もちろん、死ぬつもりはない。

でも……いつだって命懸けだ。

だからこそ、ちゃんと伝えないといけない。

 

「……寝よう。」

 

今の私にはどうしたらいいのか分からない。

とりあえず、今日はもう寝て、疲れをとろう。

明日からまた頑張らないとなあ……。




番外編で暗殺教室のキャラクターを出したいなあ……。
今のところ、なんにも思いついてないです。

誤字、脱字等であれば報告をお願い致します。
アサルトリリィ関連の疑問がありましたら質問しても大丈夫です。
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