ちなみに、3周年のガチャは爆死。星5はゲットできませんでした。
ラスバレのメインストーリー新章はアールヴヘイムがメインになりそうで楽しみです!
ノルンは尊い。
翌日。
私たちは、レギオンの控え室に集まっていた。
「いや、ほんと、昨日は大変だったわ……。」
「ふふ、ほんとに激戦だったわね。あ、お茶とクッキーをどうぞ?」
「やったー!ありがとうございます、千香瑠様!」
私は真っ先に千香瑠様のクッキーを食べる。
うん……、間違いない……!
「美味しい〜♪」
「だね〜 美味しい!いい香り!あったかーい!」
恋花様も美味しそうにクッキーを頬張っていく。
「んー!生きてるって実感するわ!ティータイムのためにここに来られるわー!」
「ふふふ、ありがとうございます。」
「あの、千香瑠様って料理も得意ですか?」
「ええ。料理……というよりも家事全般は得意よ。」
「でしたら……味噌汁を作って欲しいです。あ、今じゃなくて今度でもいいので……。」
「味噌汁?どうして?」
瑤様が不思議そうな顔で私を見つめる。
「私、味噌汁が好物なんです。こんな美味しいクッキーを作れる千香瑠様がどんな味噌汁を作るのか気になって……。」
「へー、美湖って味噌汁が好きなんだ。なんか意外。」
「意外ってなんですか!?」
恋花様、相変わらず失礼なこと言う……。
からかってばかりだし……。
でも、私よりも序列は高いし、戦術理論も身につけている。
昨日、一緒に戦ってすごく頼りなるリリィってことが分かった。
とてもかっこいい先輩だ。
「ふふ、もちろん。美湖ちゃんの新しい一面が知れて嬉しいわ。」
「……私、そんなに意外ですか。」
「あ、私はこの、動物さんクッキー、今度作り方を教えて?」
「ええ、もちろん。美湖ちゃんにも味噌汁が気に入ってくれたらレシピを教えるわ。」
「ありがとうございます!」
私がこうして話している間にもクッキーがどんどん減っていく。
……ものすごいスピードだ。
「たくさんあるから、たくさん食べて。」
「うん。遠慮はしない……。」
「まあ、昨日あんだけ頑張ったんだから、お腹も減るか……。」
「そうですよ、恋花様。」
「美湖もすごい食べる……。」
千香瑠様のクッキー、本当に美味しい。
これはマジで味噌汁が楽しみ。
「……それにしても。」
恋花様はとある人物をチラッと見る。
その人物は……。
「皆様!前回の戦闘の反省を踏まえて、私たちの練習メニューを考えてみました!こちらをご覧ください!」
「あんた、なんでそんな元気なのよ、一葉!」
そう、私の親友である一葉だ。
「まあ!この練習メニューちょっとした本みたいになってるわ……。」
「瑤様専用基礎体力トレーニングメニュー……。これ……全部、中身が違うの?」
「はい!昨日の戦闘での皆様の様子をヒントに徹夜で作りました!」
「は?」
「え、美湖ちゃん?」
千香瑠様がびっくりした様子を私を見つめる。
今……徹夜……この子、徹夜って言った!?
「一葉、また徹夜したの!?私、中等部の頃から言っているよね。徹夜とか無理はダメだよって。」
「でも……。」
「でもじゃない。昨日、あんな戦闘があったんだよ?ちゃんと休まないと。このあとヒュージが出たらどうするつもり?疲れが残った状態で戦うの?」
「……仮眠はとったよ。」
「そういうことじゃない。私は、一葉が心配なの。もっと頼ってほしい。トレーニングメニューも一緒に考えるからさ。」
「ごめん、美湖。気をつけるよ。」
……本当に分かっているといいけど。
一葉は人に頼ることが苦手だ。
きっと、それは迷惑をかけてしまうと考えているからだろう。
親友なんだから迷惑くらいかけたっていいのに……。
「でも、すごいわ!そのバイタリティと熱心さ!かっこいいわ、一葉ちゃん!」
……千香瑠様、一葉全肯定ウーマンになっているのは私の気のせい?
「ええ、まるで野生のイノシシのようなかっこよさね。『エレンスゲのイノシシ』って二つ名を送らせてもらうわ。」
「そんな、ほめられるほどのことでは……。」
「安心して一葉。多分恋花はほめてない。」
「恋花様、一葉にはそういうのは通じません。」
ま、こういうところも一葉らしくて私は結構好きなんだけど。
「ん?あれ?この小冊子、1冊多くない?」
「本当ですね。一葉、どういうこと?」
「あ、気づかれましたか、さすが恋花様!昨日の戦いでも状況を即座に理解、私にもたくさん助言をされて一一。
おしむらくは終盤、体力の低下から、せっかくの注意力、判断力がやや低下していたので、スタミナを上げる有酸素運動をトレーニングの中心にしつつ一一。」
「ストップ!ストーーップ!」
一葉が話していると恋花様が慌てた様子で待ったをかける。
「この、6冊目小冊子はなに?」
「そうでした。皆様、喜んでください。ヘルヴォルの仲間が増えましたよ!」
「仲間?」
「……一葉、どういうこと?」
「藍、入ってくれる?」
「ささきらんだよー。よろしくー。」
「仲間って藍!?」
「まあ、昨日の!」
「うわ!ハイパワー暴走幼女!!」
「恋花様、その言い方はひどくないですか?」
「美湖の言う通りです。藍は幼女ではありません。れっきとしたエレンスゲ女学園高等部1年生の佐々木 藍です。」
「らんは高校1年生。」
……ってことは、私と一葉と同い年なんだ。
「そ、それは失礼だった。ごめん!……じゃなくて!なに、昨日の今日で、え、この子、ヘルヴォルのメンバーになんの!?」
「はい。昨日の戦闘後、さっそく学園に問い合わせたんです一-。」
「あの激戦の直後に!?」
「はい。そうしたら彼女、まだどのレギオンにも配属されていなくて。なので、ぜひヘルヴォルにと。
学園を通してお話したところ、『いいって言われたからいいよー。』と藍も快諾してくれました。」
「そんなあっさり!?」
「かるっ!一緒に戦う仲間を決めるの、かるっ!」
「そして、どこか他人事……。」
佐々木 藍……。
精神がまだ幼い……。
なにか、事情があるのかな……。
「まあまあ、まあまあまあ!可愛らしい仲間が増えるのは、いいことじゃない!
それじゃあ、藍ちゃん、今日からよろしくね!」
「うん、よろしく。」
「それじゃ、お近づきの印に、はい、動物さんクッキーをどうぞ。」
「ありがとう。」
藍は千香瑠様からクッキーをもぐもぐと食べる。
すると、よっぽど美味しかったのか可愛らしい笑みを浮かべる。
「お、おいしい……!」
「うふふ、たくさんあるから、いくらでも食べてね。」
「うん、食べるー!」
「……あ、わたしのクッキー……。」
しょんぼりと落ち込む瑤様。
「違います。……私のクッキーって余るかな……。」
「いや、あれは瑤のクッキーでもないし、美湖のクッキーでもないからね。あれはみんなのだから。」
冷静にツッコミをする恋花様。
……あのクッキー、みんなのものか。
「それで、トレーニングの件なのですが……。」
藍のことが落ち着いたので、一葉はトレーニングについて語り始める。
「……その前にひとつ聞いてもいい?」
「はい!どうぞ恋花様。」
「……昨日の命令違反は大丈夫だったの?ラージ級を倒しに向かって、命令に逆らったわけじゃない?お咎めなしなわけ?」
「ああ……ご心配ありがとうございます。」
「一葉じゃなくて、あたしの心配をしてるの。」
「今回、強力なラージ級を結成間もないヘルヴォルが単独で倒しきった。この結果がありますので、忠告程度で収まりました。」
「私たちリリィには、臨機応変さも必要ですからね。そのための訓練もしてますし。」
「まあ、そうだけどさ。にしても、忠告程度か。エレンスゲらしいっちゃらしいか。」
序列制度といい、結果さえあれば文句も最小限で済む。
エレンスゲって完全な実力主義って感じだよね。
結果さえ良ければ、リリィの命なんてどうでもいい……みたいなところもあるし。
学園のために命を捨てろって言うようなガーデンだからなぁ。
「はい!これからも私たちは私たちのやり方で結果を残し、エレンスゲを変えていきましょう!」
「もちろん!私は一葉を支えるって決めているから!」
「うん、私も頑張るわっ!一葉ちゃん!」
「はい!心強いです。美湖!千香瑠様!」
でも、一葉ならエレンスゲを変えられるって私は信じている。
中等部の頃から頑張ってきたのを私は誰よりも知っている。
私は……一葉の1番近くで親友の理想を叶えたい。
「あたしたちってまとめられるのは困るけど、……まあ、やれるだけやってみたら?」
「はい、応援ありがとうこざいます!一緒に頑張りましょう!」
「すっごい前向きね、あんた……。」
うん、一葉らしい。
「それじゃあ、今日からさっそく、一葉ちゃんが考えてくれたトレーニングをやっていくのね!」
「あ、それは個々でできる自主トレのメニューなんです。」
「こ、この量、自主トレでやれって!?」
「……まあ、私はなんとなく予想はしてたけど。」
中等部時代、一緒に訓練した次の日には、私の自主トレの内容をメールで送られたことを思い出す。
「そうですよ、恋花様。やっぱり身体能力は、戦いの結果を大きく左右しますから!最後に頼れるのは己の身体です!」
「いや、でもこの量は、この量は尋常じゃないぞ……!」
「大丈夫です!きちんと段階を踏むように設計しました。それになにより、 やれば、できます!」
「精神論……やばい、この子、ゴリゴリの体育会系だ……。」
「そう?嫌いじゃないけど、精神論。」
………ん?
恋花様と瑤様がなにか話してる……?ま、いっか。
「うん!やればできるわ!ね、藍ちゃん!美湖ちゃん!」
「うん、やればできる、かも。」
「私はこういうの慣れてますからね〜 案外、できますよ。」
「………レギオンの転属願いってできたかな……。」
「ところで、一葉。個々のトレーニングはそれでいいとして一一。」
「いや、よくはなくない?」
「全員でのトレーニングでは、どんなことをするの?」
「はい!せっかく皆様でそろってやるんですから、学ぶのは、具体的な連携や戦術の運用です!個々の能力を活かし、ヘルヴォルとしての戦術を研究していく。そういう方法を考えていきましょう。つまり、『チームワーク』を育んでいきたいのです!」
チームワーク……!
レギオンで大切なことだもんね。
連携ができるようになれば、もっとスムーズにヒュージを倒すことができる……!
「具体的には何を?」
「ディベート、訓練、ディベート、訓練。ひたすらその繰り返しです。」
「地味ー。なんかこう、ヘルヴォルらしい派手なパワーアップ方法とかないの?」
「ふふふ、とっておきのありますが、それは次の段階です。」
「とっておき?なんだかワクワクする。」
「だねー、藍。」
うーん………とっておきのパワーアップ方法……。
なにかあったかな……。
「まずは『とっておき』に向かって頑張りましょう!」
「はい!皆様、血反吐を吐くまで特訓ですよ!」
「出た……!一葉の血反吐……!」
千香瑠様も一葉も燃え上がっている……!
私も負けられない!
「おーー♪」
「おーー?……ちへどってなに?」
…………藍には、血反吐って教えない方がいいかも。
この世界には知らなくていいことだってたくさんあるからね、うん。
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