もしも秋名スピードスターズが北関東最速クラスのチームだったら   作:にしむー

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碓氷峠最速のシルエイティ、インパクトブルーのドライバーが真子だと知り、ショックを隠せない池谷。遠征に来た碓氷峠を走る気力を失い、健二達だけで走ってくれと言うほどだった。一方、スピードスターズでは速い方だった健二を先頭に碓氷峠攻略は進む。そこで健二の走りがどんどん冴えていくことを知る他メンバー達。


Act.37 池谷の秘密

 

 

 

 

コースを満足行くまで走りきり、遠征を終えようと健二たちが池谷の元へ帰ってきた。

 

 

 

健二「おい池谷、お前本当に大丈夫か……?さっきと変わらないぐらいずっと顔色悪いぞ……?」

 

 

 

池谷は2時間ほどずっと物思いに耽っていた。そのため、内心は少し落ち着いていた。

 

 

 

 

池谷「健二……お前、最近うちのGSに来てないから、まだ話してなかったんだけど……大事な話があるんだ……時間ある時でいい、そのことについて相談させてほしい」

 

健二「あぁ、もちろんいいぜ……あんなに調子の良かったお前が、急にこんなになるくらいなんだ……色々抱え込んでることもあるんじゃないか……?」

 

 

 

 

そして、近いうちにファミレスで合うことになった。

 

 

 

 

 

当日。健二は180をメンテナンスに出しているとのことで、池谷が健二を迎えに行き、ファミレスに向かうことになった。

 

 

 

 

 

〜某ファミレスにて〜

 

 

 

 

池谷「健二……隠すつもりはなかったんだが、実は俺この前……」

 

 

 

あった出来事をすべて話す。

 

 

 

 

健二「おい!?それマジかよ!?最近全然スタンドに顔出してなかったから、全く知らなかったよォ……で、あの時のシルエイティのドライバーが、その真子ちゃんって子だったわけか……」

 

池谷「そうなんだ……折角俺にも春が来たと思ったのに、蓋開けてみりゃコレだよ……結局、俺なんかにゃ手の届かない存在だったんだ……」

 

健二「池谷、それは思い違いじゃねぇか……?」

 

池谷「そうかな……」

 

 

 

 

励まそうとする健二に対し、自信なさげに答える池谷。

 

 

 

 

健二「確かにその真子ちゃんって子は、碓氷峠最速のシルエイティだったかもしれない……だけど、それとこれとは話が違うと思うぜ……?だって、向こうの方から連絡先まで渡してくれたんだろ……?そりゃよっぽど感謝してるに違いないよ……一回会ってみたらどうだ……?」

 

池谷「俺なんかに……今更会ってくれるかな……」

 

健二「そんなの、やってみなきゃわかんねぇだろ!お前も一人の走り屋なら、ここで引いてちゃダメだぞ!!」

 

池谷「っ!!」

 

 

 

 

急に剣幕を上げる健二に驚いた池谷。だが、それほど健二は池谷のことを思っての発言だった。そのことは、池谷が一番良くわかっていた。

 

 

 

 

池谷「そうだな……一か八か、一度会ってみることにするよ」

 

健二「あぁ、それでこそスピードスターズのリーダーだぜ!!俺の勘だけど、その真子ちゃんって子、池谷のことそんな見下してなんかないと思うぜ?絶対大丈夫だ!!」

 

池谷「そうか……お前がそう言うんなら、少し自信持ててきたよ……ありがとな、健二」

 

健二「どうってことないぜ!くーっ、そんなことで悩めるなんて、羨ましいぜ〜池谷〜」

 

 

 

 

健二も池谷と同じく恋愛経験はない。通常なら嫉妬するレベルだ。それでもこうやって、自分のことのように考えてくれているのだ。池谷と健二は、真の親友といえる。

 

 

 

 




検事の後押しのおかげで、後日、真子と会う決心をした池谷。それが、更に予想外の展開を生むことになる。そして更に後日、池谷達のGSに、とんでもないマシンが現れる。そのマシンは、なんとGSの誰もが驚愕するものだった……!
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