もしも秋名スピードスターズが北関東最速クラスのチームだったら   作:にしむー

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池谷の希望、想いをすべて聞き、今後のS13、そして池谷自身の計画を聞いた政志と祐一。予想を遥かに超える情報収集力に、プロのメカニックである政志も息を呑む。そんな中、遂に赤城レッドサンズとの秋名スピードスターズとの交流戦は膜を開ける。果たしてとうふ屋のハチロクは姿を現すのか……!?


Act.5 秋名のハチロクの実力(前編)

 

 

 

 

 

〜22:00 秋名山頂上〜

 

 

 

 

 

啓介「何考えてんだよ全く……ハチロクが姿を見せねえじゃねえか!」

 

 

 

 

 

北関東最速と謳われるチーム、赤城レッドサンズが秋名に攻め込むと聞き、大勢のギャラリーが押し寄せる中、とうふ屋のハチロクは姿を見せない。そこに……

 

 

 

 

 

 

レッドサンズメンバーA「いま一台、車が登っていったぞ!」

 

啓介「おい!それ、どんな車だった?」

 

A「ハチロク……だったかな?白と黒のパンダトレノ」

 

啓介「本当か!?わかった!(フッ……全く待たせやがるぜ……!)」

 

 

 

 

 

 

池谷「まさか……あの親父さんが……本当に来てくれるなんて……!!」

 

健二「フゥ〜、助かったよ〜」

 

 

 

 

 

しかし、ハチロクが頂上に到着して降りてきたドライバーは……?

 

 

 

 

 

 

樹「おいっ!!なんでお前が乗ってくるんだよ〜!!このボケ拓海!!お前はどこまでボケなんだよぉ!!お前が来ても仕方ないだろ〜!?」

 

池谷「おいおい、てっきり親父さんが来てくれたと思ってたのに……なんでお前なんだ……?」

 

健二「助かったと思ったのになぁ……こりゃダメだ」

 

 

 

 

 

啓介「おい、ドライバーはこいつか!?(若いな……本当にコイツがあの時の……)」

 

健二「あ、いえ……車はこのハチロクのはずなんですけど、まさかドライバーが……」

「(おい、どういうことなんだよ池谷!?)」

池谷「(そんなこと、俺に聞かれても……)」

 

 

 

 

 

 

「ん……?」

 

あることに気付いた池谷。

 

池谷「おい拓海、今拓海は免許持ってるから、ひょっとして豆腐の配達は親父さんと交代でやってるのか……?」

 

拓海「そんなわけ……ないですよ……」

 

池谷「だよなぁ……そんなわけないか……」

 

拓海「はい。ずっと俺ですよ……5年前から」

 

池谷・ 健二「……!!おい、ウソだろ!?しかも、ご、5年前……!?(中学の時から無免で運転してたのか……拓海は)」

 

拓海「はい……」

 

 

 

 

 

 

状況が読めたスピードスターズのメンバー達。

 

 

 

 

 

 

樹「おい拓海〜、お前本当に大丈夫なのか?まさかいつもみたいに、ボケてるだけじゃないだろうな〜!?」

 

拓海「わかんねえけど、とりあえず親父に秋名の下りでRX-7って車に勝ってこいって、今日言われて来ただけだから……」

 

「それに一度俺、配達の帰りに、たぶんこの車だと思うんですけど……同じようなデカい羽つけてて飛ばして走ってる黄色い車、抜かして帰ったことありますから……たぶん、勝てると思いますよ」

 

3人「(本当かよ……)」

 

 

 

 

 

 

啓介「おい、いつまで駄弁ってんだ!主役が来たとありゃ、さっさと始めるぞ!!」

 

池谷「わかった!すまない!」

 

 

 

 

 

いよいよ本格的にバトルに突入しそうな雰囲気になってきた。

レッドサンズのエースの一人、高橋啓介と、初めてバトルにやってきて状況が読み込めず戸惑う拓海……そのバトルから池谷が得るものとは……!?

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