もしも秋名スピードスターズが北関東最速クラスのチームだったら 作:にしむー
〜22:00 秋名山頂上〜
啓介「何考えてんだよ全く……ハチロクが姿を見せねえじゃねえか!」
北関東最速と謳われるチーム、赤城レッドサンズが秋名に攻め込むと聞き、大勢のギャラリーが押し寄せる中、とうふ屋のハチロクは姿を見せない。そこに……
レッドサンズメンバーA「いま一台、車が登っていったぞ!」
啓介「おい!それ、どんな車だった?」
A「ハチロク……だったかな?白と黒のパンダトレノ」
啓介「本当か!?わかった!(フッ……全く待たせやがるぜ……!)」
池谷「まさか……あの親父さんが……本当に来てくれるなんて……!!」
健二「フゥ〜、助かったよ〜」
しかし、ハチロクが頂上に到着して降りてきたドライバーは……?
樹「おいっ!!なんでお前が乗ってくるんだよ〜!!このボケ拓海!!お前はどこまでボケなんだよぉ!!お前が来ても仕方ないだろ〜!?」
池谷「おいおい、てっきり親父さんが来てくれたと思ってたのに……なんでお前なんだ……?」
健二「助かったと思ったのになぁ……こりゃダメだ」
啓介「おい、ドライバーはこいつか!?(若いな……本当にコイツがあの時の……)」
健二「あ、いえ……車はこのハチロクのはずなんですけど、まさかドライバーが……」
「(おい、どういうことなんだよ池谷!?)」
池谷「(そんなこと、俺に聞かれても……)」
「ん……?」
あることに気付いた池谷。
池谷「おい拓海、今拓海は免許持ってるから、ひょっとして豆腐の配達は親父さんと交代でやってるのか……?」
拓海「そんなわけ……ないですよ……」
池谷「だよなぁ……そんなわけないか……」
拓海「はい。ずっと俺ですよ……5年前から」
池谷・ 健二「……!!おい、ウソだろ!?しかも、ご、5年前……!?(中学の時から無免で運転してたのか……拓海は)」
拓海「はい……」
状況が読めたスピードスターズのメンバー達。
樹「おい拓海〜、お前本当に大丈夫なのか?まさかいつもみたいに、ボケてるだけじゃないだろうな〜!?」
拓海「わかんねえけど、とりあえず親父に秋名の下りでRX-7って車に勝ってこいって、今日言われて来ただけだから……」
「それに一度俺、配達の帰りに、たぶんこの車だと思うんですけど……同じようなデカい羽つけてて飛ばして走ってる黄色い車、抜かして帰ったことありますから……たぶん、勝てると思いますよ」
3人「(本当かよ……)」
啓介「おい、いつまで駄弁ってんだ!主役が来たとありゃ、さっさと始めるぞ!!」
池谷「わかった!すまない!」
いよいよ本格的にバトルに突入しそうな雰囲気になってきた。
レッドサンズのエースの一人、高橋啓介と、初めてバトルにやってきて状況が読み込めず戸惑う拓海……そのバトルから池谷が得るものとは……!?