セルフィアにもう一人オリキャラをぶち込みたくなった話   作:からすま

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最近夜にテレビ見ながら父親のツマミを1口貰う。


十話

 

 俺は転移したあとゼークス帝国の兵士と雪が積もる平原で対峙していた。

 

「これでゼークスを撒いたつもりか?私を退けようと他の兵士がルーンスフィアを狙うことになるだろうな」

 

 …こんなに正確な情報が回っているとは…アイツか…

 

「そう、今まさにお前が考えた通りだ。私たちには貴重な"情報源"がいる」

 

 やはりこうなる前に何か手を打っておくべきだったな。

 

「何か聞きたそうな顔をしているな?…ハハハ!陛下の考えなど一つだ!この世界の掌握だよ。そのためにルーンスフィアをどう使うかなんて一兵士が知っている訳無いだろう?」

 

 随分と大きな野望を持っているんだな。

 

「陛下が神ならば、それも良いかも知れないな。なんにしろお喋りはここまでだ。できればあの女も一緒に処分してやりたかったが…お前を斬った後で同じところに送ってやるさ」

 

 片腕が無いからって好き放題言ってくれるな。

 先程と同じように縮地で目の前に移動して斬りかかる。が、またも防がれて剣が弾かれる。

 

「腕が無くなって体が軽くなったか!?」

 

 同じことを何度もする程馬鹿じゃない。"ダークネス"

 

「!!…チィッ!!」

 

 男は2度目の剣を受け止めるのを寸での所で止め、後ろに下がって回避する。

 

 無駄撃ちする程余裕は無い。油断してる今で削れれば良かったんだが…避けられたか。

 

「魔法も使えるとは聞いていたが、闇魔法も使ってくるとは…」

 

 出し惜しみはしない。

 

「そんなに早く終わらせたいか!つれない、なぁっ!…!!!」

 

 兵士は5m程離れた俺に向かって剣を振るった。咄嗟に横に回避をしたが、俺の居た地面には大きく削れた跡があった。

 

 

「俺も拾われた国がノーラッドならまた違ったんだろうな…」

 

 じっと相手の動きを見て次の手を考える。魔法も一度見せてしまった、二度目があるような相手では無い。兵士はふっ…と笑うと武器を握る力を強めた。

 

「…斬り殺してやるよッ!!」

 

 

ギィン!!

 

 上段から振られた剣を受け流し、その勢いのまま首もとを狙い袈裟斬りを放つ。しかし体をのけ反らせて回避をされてしまう。バク転の要領で避けた相手は、俺の顎に蹴りを狙いながら後ろに下がる。

 体を横に逸らして蹴りを避けながら、距離を詰める。体勢を整える前に決着を着けようと突きを出すが、相手も下段から剣を斬り上げてきた。

 

ガギィン!!ギギギ…!!

 

「ハッ…ハハハッ!!楽しいなぁっ!この肌がヒリつく戦い!」

 

 あぁ、少し楽しんでる俺がいるよッ…!

 

 剣を受け止め互いに硬直状態に入る。力押しでの勝負は不利だと悟り、魔法を発動するふりをする。

 相手は咄嗟に後ろに下がるが、それを読んで前に詰める。相手は後ろに下がりながらも受け止めようと構えるが、踏み込んで力の入った攻撃を止められる筈もなく体ごと弾かれ地面に叩きつけられる。

 

「カハッ!!…クソッ……なッ!!!」

 

ガギィン!ドゴッ!!

 

 休む暇なんてあると思うなよ…

 

 体を起こす相手の頭目掛けて剣を振るうが受け止められる。受け止めた相手の横っ腹目掛けて蹴りを放った。地面を数回大きくバウンドし、10メートル程吹っ飛ぶ。うつ伏せに倒れた相手は掠れたうめき声を上げながらこちらを睨む。

 

「グッ…!はぁ、はぁっ。一太刀も当たらんとはな…。

私も見逃すって事か。…ハッ…そんな甘い考えで、帝国と事を構えるつもりか?悪いことは言わない、そんな思想は捨てておけ」

 

 何を言われようが、人は殺さない。

 

 倒れたままの男をその場に置き去りにし、雪原を目印も無いままに歩みを進める。

 

 

 

 

・・・

 

 

 

 カインさんが転移したあと少しボーッとしてしまったが、セルザを助ける方法が見つかった事で先ずは町に戻って情報を集めようと思い、エスケープを使おうとした。

 

「オマエ、ルーンスフィアを手に入れたのカ!?」

 

「ダグ?どうしてここに?」

 

「いいから答えロ!ルーンスフィアを見つけたのかヨ!?…この、ものすげえ力があふれ出てる感ジ……」

「コイツか……ッ!ひとつだけでもこんだけの力があるなんテ……」

 

「ルーン……スフィアって……?」

 

「オ、オマエ、記憶が戻ったんじゃないのカ……!?」

 

「ダグ……何か知ってるの?」

 

「……ッ」

 

「このルーンスフィアなら……。セルザを助けられるかも知れない……!」

 

「バカ言ってんじゃねーヨ……。そんな訳あるカ……」

 

「だってこんなにもたくさんのルーン、見たことないよ!今もまだ溢れ続けてる……!」

 

「……やめとケ」

 

「な、なんで?私はセルザを助けるために!」

 

「オマエはわかってなイ!……ッ!アイツのこと、なにも知らねえんだヨ!!だから、そんな助けるだなんてことが言えるんダ!」

 

「アイツはナ……、アイツは、オレの村のみんなヲ…」

「親父たちを殺したんダ!」

 

 

「え……?」

 

「ウソじゃねエ!オレは……たまたま村に居なくて助かったけド……、ネイティブドラゴンってのは邪悪な存在なんだヨ!」

 

「そんなこと……!」

 

「アイツは……アイツは……、きっと今だってオマエや町のみんなをダマしてル!!守り人たちだって、ネイティブドラゴンの本性を知ったからアイツに封印されたに決まってんダ!!」

 

「でも、セルザが守り人たちを解放してくれって頼んだんだよ。ダグの言うとおりなら、どうしてそんなこと……」

 

「だから、記憶を消してたんじゃねーカ!自分に都合の悪い記憶を消したに決まってル!」

 

「あれは、もう守り人になって欲しくないからって……」

 

「アイツの言うことなんて信じられるカ!!」

 

「……それは……今のセルザを見ても、そう思うの……?」

 

「…………ッ!」

 

「ボロボロの体で……それでも、自分以外のものを助けるために、今度は自分をギセイにしようとしてるのに」

 

「……フリだけに決まってル……」

 

「そのくせ、自分のためにギセイになった友達のことで心を痛めて……、挙げ句の果てに、もう傷つくのはイヤだからって、誰とも深く関わらないようにしてたのに」

「そんな、弱虫なのに強がりで、でもあんなにも優しいセルザが……そんなことをするって、本当にそう思うの?」

 

「オレは…オレは間違ってなんかいなイ!オレの故郷はアイツに滅ぼされたんダ……だからずっと……、子供の頃かラアイツに恨みを晴らす、そのために生きてきたんダ……!」

「それヲ………今更……今更……そんナ……!!オレは……どうしたラ……」

 

「ダグ……」

 

「…………ルーンスフィアは4つあル……」

「カンチガイするんじゃねエ!……これは宣戦布告なんダ……!フレイ、オマエがどうしてもアイツを助けるって言うんなラ、オマエより先に他のルーンスフィアを見つけ出してオマエを止めてみせル!」

 

「オマエも……オレの、敵ダ!!」

 

「ダグ!!」

 

 ダグはそう言って走り去って行ってしまった。とにかく私も残りのルーンスフィアを集めないと。残り三つ、…そういえばカインさんは遺跡で探していたから、何か情報があって探していたのかも。

 

 私も行ってみよう。

 




話進まねー。
申し訳ありません。
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