セルフィアにもう一人オリキャラをぶち込みたくなった話   作:からすま

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辛いの苦手なのに辛辛魚食って、からっうおーってなった。くっだらな


二十四話

 

 

「………カインさん?このモンスターが?」

 

 俺は頷き、ジョーンズの言葉に肯定する。今はフレイと共に病院へ行きこの体になってしまった原因を検査してもらっている。

 

「……まぁ、確かにドルチェ達もモンスターだったし…人からモンスターになるのもあり得る…のでしょうか…?」

 

「いやぁ、多分あの子達とはちょっと違うかも…?」

 

 確かに、彼らは守り人としてモンスターと融合したってだけで元々は普通の人間だ。話しても良いんじゃないかと目線で問うと、フレイは守り人についてジョーンズに説明する。

 

「ふむ、なるほど。ということは守り人4人の件はアテにならなそうですね。倒せば戻ってたのでカインさんもフレイさんに倒されれば戻るんじゃないかと思いましたが……」

 

 真顔でなんて物騒な事考えてんだこの医者。いや、理屈は多少わからないでも無いけれど。

 

「あ、あはは、確かに……でもタミタヤのかかった武器ではじまりの森に返したらどうなるんだろうね…?…還ってもゲートリジェクトで呼び戻せばいいし…」

 

 まずい、研究職の血が騒いでるのかとんでもない事言い出し始めた。いや、しかし言ってることも分かるぞ。

 

「な、なーんて!ごめんね、カイン。そんなことしないから安心して…?……貴方まで居なくなったら……」

 

 俺の頭を抱えるフレイの目に光が無くなっていく。地雷を踏み抜いてしまった事を悟った俺はジョーンズへ視線を向けて話を続けてくれと訴えかける。

 

「…病気や怪我ともなれば分かるのですが…現状怪我も治り健康体そのものですからね…」

 

「そう、ですよね…ありがとうございます」

 

「いえ、こちらこそお力になれず申し訳ありません」

 

 病院を出て城にある部屋へと戻る。やはりセルザウィードが居なくなった事もあり気落ちしている様子だ。部屋へと戻りベッドへ腰掛けるフレイは俺の頭から首にかけてを撫でながら難しい顔をしている。

 

「ゲートリジェクトが発動しなかったのは、カインがそもそもはじまりの森に居なかったから…。でも何故はじまりの森から出てモンスターに…。そもそも……あるいは――」

 

 ぶつぶつと呟くが、フレイの撫でる手は止まらない。くそっ!尻尾止まれ!そう思っても意思に反してパタパタと揺れて床を叩いてしまう。

 

「うーん…もしそうだとしたらまだ身体は――のわッ!!」

 

 未だに考えたままのフレイへ飛び掛かりベッドへ押し倒す。そのまま横になったフレイの上から退いて床にうつ伏せとなり寝る体勢を取った。

 

「……そうだよね、今はあれこれ考えてもどうにもならないし、ヒントはどこかにあるよね。ありがとう、カイン」

 

 フレイは体を起こし俺の鼻先へ軽くキスをしてまたベッドへ横になる。……あ"ぁ"ぁ"、くそっ、好きだ。尻尾はバタバタと揺れてコントロールできない。

 

 

 少し落ち着いてからこれからの事を考える。

 人間の時に王国には手紙を送り、フレイを見つけた事としばらくセルフィアで護衛することを伝えてあるから、そこは問題ない。

 ルーンスフィアで大陸のルーン枯渇問題を解決し、エゼルバードの暴走を止めたのだから、本当は王城へ行き報告をしないといけないのだろうが、そこはアーサー殿下がうまくやってくれたんだろう。

 

 セルザウィード様については残念だったが、最善を尽くした結果だ。この町の人達は彼女の力に頼る事無く生活していた為、問題無く生活できている。周辺を荒らすモンスターや手に入りにくい素材は姫であるフレイが細かく解決していっている。

 ……時折悲しそうな顔はしているけど、あれだけ親身になってくれたのだ。そう簡単に割り切れる事じゃない。時間が経てば気持ちも落ち着いて、セルザウィード様の分も頑張っていくだろう。

 

 

 明日になれば町の人達にもこの姿になってしまった事を伝えて混乱しないようにしよう。

 

 

・・・

 

 

 俺とフレイはある程度状況を知っているレオンへ事情を話す。

 

「……このデカい狼がカインなのか?」

 

「そうなんです。何が原因なのかはわからないんですけど、モンスターの姿で帝国領に飛ばされてたみたいで」

 

「そうか……アンタにもお礼を言えてなかったな。助けてくれてありがとう。あと、あの状況じゃ仕方ないとはいえもう少しフレイの事を考えて動けよ」

 

 ごもっとも。以後気を付けます。そしてフレイは俺の頭を撫で、その通りだとじっとりと俺を見る。その様子を面白そうに見るレオン。

 

「……、忠犬カイン…くくくっ。体は正直だな?」

 

 俺の尻尾を見て笑いを堪えるレオン。…くっ!殺せっ!

 そこへ町の巡回をしていたのかフォルテとマーガレットがやってくる。

 

「お二人共、お疲れ様です」

「やぁフレイさん、レオンさん。何のお喋りしてたの?」

 

「フォルテ、マーガレット、お疲れ」

 

「あぁ、このでっかい忠犬の話をしてたんだ、騎士様もチラチラと目線を隠せてないぞ?触らせてもらったらどうだ?……くくっ」

 

「べ、別にそんなに見ていた訳では…でも、少しだけ…大丈夫ですか?フレイさん」

 

「えっと、うん、大丈夫なんだけど…」

 

 レオン貴様っ!こんなモフモフでも元は人間だぞ!そんな思いも虚しくフォルテは俺の体へ手を伸ばす。

 

「うわ、すご、もふもふ……ふふ、可愛い…」

 

「えー!いいなー!私もいい?」

 

「いや、触るのは良いんだけど、その……」

 

「やったー!うわぁ、凄い、もっふもふだぁ。名前は何ていうの?」

 

 何だこれは。フレイは言うタイミングを逃したのか苦笑いしながらこちらを見る。

 

「実は、その狼……カインって言うんだけど……はじまりの森から還ったらモンスターに……」

 

「「……えっ」」

 

 2人は俺の正体を聞いてパッと手を離す。羞恥プレイを受けた俺はプルプルと震えて耐えていた。

 

「ははははっ!ダメだ、耐えられん!大の大人が撫で回されて!はははははっ!」

 

「レオン、キサマ…!キールに続きこんなイタズラをっ!」

 

「おっと、すまん、用事を思い出した」

 

「待て!今日という今日は許さん!」

 

「あ、あはは、えっとー…カイン、さん?」

 

 プルプルと震えながら頭を縦にふって頷く。

 

「えぇ!?ごめん!いやそんな普通のモンスターだと思って!嫌だったよね!?ごめんね!?」

 

 正直嫌では無かった。この体は撫でられると気持ちよくて困る。早く人の姿に戻りたい…。マーガレットも食堂の手伝いに行くとフレイは俺の頭を掴み、涙目で睨む。

 

「…私がちゃんと伝えられなかったのも悪いけど、カインは、私のだよ?他の女の子のとこには行かないでね…?」

 

 ごめんって、尻尾振ってついてく事はしないから。

 

 

 町の人達には事情を説明して、ある程度なら町の中を歩けるようになった。時々その辺の子供には撫でさせてあげている。わんわん。

 

 

・・・

 

 

「…なるほど、そこに扉があったんだな?」

 

「うん、でも開く方法は分からなかったの…」

 

 

 




最後にディラスとコハクが喋ってストーリーが始まりました。

フレイ、重くねぇ?
ま、ちょっと重いくらいが好きだしいっか!
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