セルフィアにもう一人オリキャラをぶち込みたくなった話   作:からすま

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セリフを思い出しながらやってるから変なところあるかも。



七話

 

 二日程遺跡を探索していて、ようやくルーンスフィアの手掛かりが見つかった。大きなルーンが残っていた残滓があったのだが、前に戦った獅子と蛇のモンスターの足跡と一緒に消えていたのだ。あんなに強力な魔法を使っても平然としていたのだ。ルーンスフィアを取り込んだと考えると納得できる。

 見つけて倒せれば肉体と分離させることができるのだが、此方を警戒しているのか全く足取りが掴めない。

 …明日からはもう一度森へ行き、崖の下を探索してみよう。

 

 

・・・

 

 

 どうにも部屋にいても視線を感じることがある。密室だし、もしやと思ってベッドの下や棚を見たが特に誰もいない。いや、それは当たり前なんだが…寒気がする。

 

 チラッと客と女将が話してるのを聞いたら、物が移動してたり女の子の姿が見えたけど瞬きの間に消えてしまったと。……モンスターの幽霊はタミタヤの魔法で攻撃できるが…、人の幽霊はどうすれば良いんだ?

 

 

"視線を感じて休めないな"

 

 ただの勘違いだろうと思いたかったので何か返ってきたらきたで困るが、書いた紙に勝手にペンが浮いて文字が書かれていく。

 

"失礼致しました"

 

「すみません、ジロジロと見てしまって。貴方がカインさんですの?」

 

 返ってきてしまった。答えて良いのか?呪われたりしないだろうか。分からないが咄嗟に頷いてしまった。

 

「やっぱり貴方が!ルーちゃんと、フレイさんを助けて欲しいんですの!!」

 

 …フレイが?

 

"何があった"

 

「黒洋館という場所にルーちゃんを助けに行って貰ったんですけど、フレイさんがモンスターに囚われてしまったんですの!」

 

"どこ"

 

「町を出て右に橋があるので、真っ直ぐ行くと着きますの!ワタクシに着いてきて下さいな!」

 

 何で俺の事を知ってるとか聞きたいことはあったが、聞く暇は無く後を追う。

 

・・・

 

 

 夢を、見ていた。暗い部屋、椅子に座りながら映写機で流れる映像を見ていた。

 誰かの視点で流れる、夢。

 

 

「○○○、ごめんね…。アナタに背負わせることになってしまった…。でもこれは、アースマイトである私たちにしかできない事なのよ…」

「…でもね、ママは○○○に完成させて欲しいと共に、逃げても良いと思ってる…」

「アナタに、幸せになってほしいの。子供の幸せを願わない親なんていないから…」

 

 

「これからアンタの護衛を担当する。基本はアンタと一緒に生活することになるが、いないもんだと思っていい」

「…なんでそんなことを俺に聞くんだよ…。うーん……どっか自然以外から引っ張ってくるとか?」

「この前倒れたのに、またこんな生活を続けるのか。少しは休まないと効率が落ちるぞ」

 

 

「あの方は元より持病を持っていらした。残念ですが、遅かれ早かれこうなっていたでしょうな」

「覚悟していたって…辛いもんは辛いだろう。…俺は少し部屋を出てる。…?……そうか…、わかった。このまま側にいる」

「その、なんだ、力になれるかは分からんが、俺も少しは手伝う。アンタの背負ってるもんを分けて欲しいんだ」

 

 

「俺なりに、勉強してみたんだ…これで少しはアンタの力になれると良いんだが…。」

「…おい、外に出るときは俺に言えって……はぁ…、頼むから、俺に君を守らせてくれ…」

 

 

「なぁ○○○~、あのお嬢ちゃんに構ってばっかりじゃないか~?」

「…?…好きだからな」

「お、おぅふ。お前には恥ずかしさと言うものが無いのか。俺が恥ずかしくなってくるわ」

「近い内にこの気持ちは伝えるよ。こんな廊下じゃ誰が聞いてるか分からん、久し振りに飲みに行くか?」

 

 

「…俺から伝えるつもりだったんだが…、まぁいいか。俺も好きだ。言葉じゃ伝えられないくらいに」

 

 

「飾り気は無いが、…受け取ってくれないか。離れていても君を守れるように、作ったんだが…」

「…ありがとう。これからもずっと君の側で支え続けるよ。○○○」

 

 

 目まぐるしく変わる場面を早送りのように見ていた。

 かなりの頻度で出てくる男の人は、どこか見覚えがある、気がする。

 映写機の横に、一人女の子が立っていた。

 

「これは、ワタシの記憶。大切な、宝物」

 

 記憶、私には失くしてしまったからわからない。

 

「大丈夫だよ、君の記憶は残ってる。ワタシがいることが証拠」

 

 …?そっか、よくわからないけど、よかった。

 

「ほら、呼ばれてるよ。行ってあげないと」

 

 …呼ばれてる。誰?でも、戻らないと。貴女は?

 

「ワタシはここにいる。ずっと、一緒に見てるから、気にしないで」

 

 気付くと目の前にドアが現れていた。手を掛けて開ける。後ろでは女の子が手を振っていた。

 

「まだ何もできないけど、見えているから」

 

 私ではない誰かに向けたような言葉。視界は光に包まれる。

 

 

・・・

 

 

「フレイさん!!」

 

「…あ、カインさんと、ピコ。あれ?私何してたんだっけ」

 

「戻れたんですのね…良かった…」

 

 まだ頭がぼーっとする。周りを見渡すと幽霊の女の子が倒れた人に呼び掛けている。

 

「ルーちゃーーん!!」

 

「うるさいわね…そんな大声出さなくても聞こえて…!」ゴキッ

 

「ルーちゃん?ルーちゃん!!大変!セルちゃんの所へ連れていかないと!」

 

 凄い音が…今のは可哀想………。

 

「あの、私何して…!?そ、それ、私の…?…まさか!」

 

 横抱きにされていて分からなかったが、カインさんの腹部に突き刺さった剣は間違いなく私のだった。

 …思い出してきた。私はルーちゃん?を助けに来て、人形のモンスターに箱詰めにされて…、操られてしまったんだ。

 

「い、いや、ごめんなさい…!!ごめんなさい"!!わたっ、私が…!、そんなつもりじゃ!!!」

 

 焦った私はカインさんから剣を引き抜こうとして止められ、そのまま抱きしめられる。

 頭を撫でられて少し落ち着いた私はジョーンズさんを呼びに行かないとと思いすぐに腕から離れる。

 

「ま、まってて下さい!!今、ジョーンズさん呼んできますから!!「その心配は要りませんよ」!」

 

「カインさん、少し失礼しますよ。……よく、抜かないで耐えましたね。そのまま横になってください。ここで処置します。先ほど小さな女の子がカインさんが重体だから黒洋館に行って欲しいと呼びに来たんですよ」

 

 喋りながらも目で追えないほどの早さで麻酔と止血、剣を抜いて縫って行く。…目を瞑りながら。

 

「ふぅ、今出来ることは終わりました。キュアを使うのは傷が塞がってからでお願いします。中の筋肉が変に繋がったら困りますから」

 

 動けないにも関わらずカインさんは頭を下げようとしていた。

 

「いいんですよ。医者としての仕事をしただけです。じゃあフレイさん、私の病院まで肩を貸してあげて下さい」

 

「…はい、分かりました…」

 

 何もしてあげれない自分が情けなくて、酷く落ち込みながらもカインさんを病院まで連れていく。

 

「…本当にごめんなさい。操られてたとはいえ…私が、カインさんを…っ!」

 

 肩を貸している手で優しく撫でられる。

 

「………何か、私に出来る事ありませんか?」

 

 そう言うとカインさんはこんなにも近くに居るのに耳を傾けないと聞こえない小さく、掠れた声で

 

"次は連れて行ってくれ"

"君を守らせてほしい"

 

 と言った。

 

 …!!動悸が異常なくらいに早まる。脳が酸素を求めているのにうまく呼吸出来ない。心臓が締め付けられるようだ。何か、大切な事を思い出せなのに手が届かない事が酷く苦しい。

 

 カインさんがとても心配そうにこちらを見てくる。

 

「…大丈夫です。分かりました。次は、カインさんと一緒に行きます…」

 

 

 

 

 カインさんを病院へ連れていき自分の部屋に戻ろうと雨の中を小走りで帰る。すると竜の間から声が聞こえた。

 

「…それじゃ、それじゃあアナタ死んでしまいますわよ!」

 

 え?

 

 セルザが、死ぬ?

 

 




ちょっとフレイに落ち込む要素詰め込みすぎた。
フレイ!ケツイを ちからに かえるんだ!
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