異端児が異世界から来る。   作:全智一皆

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原初の蛇/原罪の源

エデン(げんしょのへび)

 

エデンとは、『箱庭』の住人の一人である。

 

【概要】

修羅神仏の遊び場とされる『箱庭』に住んでいる住人の一人であり、白夜叉の友人。十六夜達が加入する前のノーネームとも関わりがあった。

箱庭の中でもかなりの古参であり、白夜叉をかつての名前である『白夜』で呼ぶ数少ない人物でもある。

ギフトゲームに参加する事は殆どないが、本人はめちゃ強いぜと言っている。

 

【人物像】

白い髪に白い肌、赤い目を持った少年。基本的に全身が白で統一されており、服装も基本的に白いパーカーを着用していることが多い。本人は何となく白を着ているだけとの事。

性格は子供っぽく、また自尊心が高い。退屈を嫌っているのか、基本的に白夜叉の店に入り浸っては遊ぶなりはしゃぐなりしている。

ノーネームの面々と絡む事が多く、黒ウサギやノーネームの子供達、十六夜達ともよく関わっており、特に(あきら)と仲良くしていた。

 

どのコミュニティにも属しておらず、自由気侭に箱庭を旅する事が多い。それ故に知り合いも多く、かなり顔が広い。

 

しかし、その実態は……

 

【正体】

その正体は、歴史上初めて人類を騙したとされる原初の蛇そのもの。蛇が悪しきものとして認識される要因となった原因。『神』と呼ばれる存在が生み出した原初の生物、その一体。最も賢く悪辣であったとされた蛇の祖にして、真性魔王“原罪の源(オリジン・クライム)”。

生まれながらに主催者権限(ホストマスター)を持ち、生まれながらに魔王である事を存在概念そのものに刻まれた真性の魔王。

人類最終試練(ラスト・エンブリオ)とは全く異なる存在であり、生まれ落ちたその瞬間から全てを滅ぼす、人々が思う『魔王』としての在り方を定められた真の魔王である。

真性魔王としてのエデンは少年の姿から成長した大人びた風貌となり、白い外套を身に纏っている。

 

いつか箱庭を滅ぼす運命、或いは未来を確定されており、本人の意思とは無関係にどうやっても破滅は進む。

であれば、せめて箱庭の為に散ろう。そう決意したエデンは、あらゆる全てのコミュニティを含めて、自らを必要悪として立ち上がったのだ。

 

【能力】

原初の蛇。唯一神が創り出したあらゆる生物の原型。世界で最初の蛇であるエデンの霊格―――その時間密度は原初の星であった白夜叉と同格であり、通常の武器や攻撃では擦り傷はおろか肉体に対して衝撃を与える事すら不可能という、反則極まりない防御能力を有している。

その他にも特殊な武器に加え、太陽主権と疑似創星図(アナザー・コスモロジー)を有している。

 

失楽園(バッドエデン)

エデンが所有する武器。柄に蛇が巻き付き、斧の刃が翼を象っているという特殊な形をした戦斧。

アジ=ダハーカにすら傷を付ける程の切れ味を誇り、エデンは「原点候補者にすら傷を付ける代物」だと口にしていた。

 

・疑似創星図“原罪裁決”

外典(タナハ)解読。原罪裁決」の詠唱で発動する、エデンが有する疑似創星図(アナザー・コスモロジー)

エデンの疑似創星図。本来ならば箱庭には存在しない筈の神群、最も名の知れた『一神教』の一部を掠め取った力。

この疑似創星図は、旧約聖書における第三章部分のみを反映させた限定的かつ不完全なものだが、エデンはそれを完全に使いこなしている。

その能力は『人類に対する絶対有利』であり、ありとあらゆる人間に絶対的に有利な力を得る事が出来るというものである。

これはエデン個人だけではなく、世界そのものも含めて干渉するという極めて規模が大きなものであり、『必ずそうなってしまう』という恩恵の現実化でもある。

 

ちなみに、タナハとはキリスト教における旧約聖書の事であり、ユダヤ教における聖典の呼び名である。

 

・蠍座の太陽主権

ギリシャに数多く存在する英雄の一人、オリオンを殺したとされる蠍の伝承を武器に付与する太陽主権。

それは神にすら効力を発揮し、特に英雄と呼ばれる存在がこれを掠ればそれだけで即死してしまう程の凄まじい猛毒を己が武器に付与する事が出来る。

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