ポケモン廃人、知らん地方に転移した。【完結】 作:タク@DMP
※※※
「──これが、大博覧会最大の目玉……”
一際分厚く、大きなガラスケースの中には、白く朽ちた竜の骨が並べられていた。
遺体は激しく損壊しており、原型は殆ど留めていない。
しかし、その頭部の骨は綺麗な流線形を描いており、メグルは思わずそれに見入ってしまっていた。
「ドラゴンポケモンの骨、ですよね……」
「ああ。永久凍土の中で発見されたらしいッスよ。保存状態は悪かったんスけど、異様なエネルギーを秘めていたんだとか。何のポケモンかは分からないみてーッス」
「骨格の形は確かに変わってますね。でも、この形状って……何処かで見たような……」
「なぁアルカ。こいつからエネルギーって感じるのか?」
「……全然そんな気配、ボクには感じないんですけどねえ」
「……違う」
ぽつり、とスピカは言った。
「え?」
「……違う。違う違う違う──」
スピカの身体は震えていた。
目をカッと開き、視線は竜骸に向いていた。
激しく彼女はまくし立てた。
「似てるけど、違うッ……!!」
「どうしたんだよ、スピカ!?」
「違うの……何処に……何処にあるの、本物は……!?」
ガンッ!!
思いっきり彼女はガラスを叩く。
彼女の口は悔しさと哀しさで一本に結ばれていた。
訳が分からないまま、メグル達は顔を見合わせる。
「スピカさん……?」
「昨日見た時は……確かに感じた……なのに……すり替えられた……!?」
「──困るなァ、うちの貴重な展示品にケチをつけて貰ってはネ」
周囲に老人の声が響き渡る。
メグルは思わず辺りを見回した。
黒服に連れられて、他の客たちが部屋の外へ出されていくのが見える。
そして、部屋がいきなり暗くなり──スポットライトが一点に集中された。
「マリゴルドさん……!?」
「お前は……ッ!!」
「そう怖い顔をするなヨ、ビッグバトルレース優勝者スピカ……いや、君は本当にスピカ選手かネ?」
「ッ……!」
スピカの顔はマリゴルドを睨み付けていた。
とても深い憎悪が眉間の皺となって刻まれている。
「どういうことだ……!? マリゴルドさん、説明してくれ!」
「そもそも、何であんたがこんな所に居るんスか。運営本部に居るはずじゃあ……」
「イッツ・ゴールド! 細かい事は今はどうでもいいじゃないカ。先ずメグル君……すまない! 実は、ビッグバトルレースの優勝者は君なんだヨ」
「は……?」
要領を得ない返答にメグルは当惑するしかなかった。
「あの後……重大な不正が発覚してネェ。自動的に、君にキーストーンが渡るってわけサ」
「いや、全く分からねーんスけど。不正って何ですか……!?」
「
全員の視線はスピカに向いた。
彼女は確かにゴールしたはず。
途中の森林エリアで眠っているのはおかしい。
そうなれば、発見された彼女はいったい何者なのか。
そもそも、今の今までずっとメグル達と行動を共にしていた彼女は何者だというのか。
戦慄がその場に走る。
「はぁ!? ま、待てよ! じゃあ、今此処に居るのって……!!」
「おやぁおかしいネェ!? スピカ選手は運営本部で保護してるんだけどネ……じゃあ、そこにいる彼女は一体……誰なのかナァ?」
「ッ……」
「スピカちゃん……!?」
「スピカさん……!」
「ねえ、どういう事!? 答えてよ!」
彼女は俯いたまま答えない。
疑惑、そして困惑がスピカに集められていく。
「スピカちゃん、教えてくれ。レースの時、必死に俺と競り合ったお前の姿は本物だった! 偽者とは思えない──」
「……ッ」
「はぁ──答えないつもりなら仕方ないネェ。やっちゃえ、サーフゴーッ!!」
マリゴルドは金で装飾された豪奢なゴージャスボールを投げ込む。
そこから飛び出したのは──無数の黄金のコインだった。
それがだんだんと人の姿を形成していく。
メグル達は、その異様な光景に立ち竦むしかなかった。
「コレクト……」
じゃらじゃら、と鳴るコイン。
それが連なってポケモンの姿を成す。
約2メートル。大男程あろうかという体躯の、黄金の怪物がメグル達の前に立っていた。
言ってしまえば、黄金のタワーに手と脚、そしてドレッドヘアー状の髪が生えたような怪人だ。
【サーフゴー たからものポケモン タイプ:鋼/ゴースト】
【黄金を司るポケモン。1000枚の金のコインで身体を構成しており、朽ちることも錆びることも無い。】
「黄金のポケモン……ッ!?」
「──サーフゴー”ゴールドラッシュ”で溺れさせちゃえヨォ」
次の瞬間だった。
周囲から無数の黄金のコインが溢れて、海のように埋め尽くす。
それがメグル達目掛けて津波のように襲い掛かる──
「ま、マズい──ニンフィア──」
「──ッ」
だが、そこに割って入る影があった。
スピカだ。
彼女の身体は一瞬、靄が掛かったように見えなくなるが、再び目を開けた時には──
「ひゅあああああーん!!」
──赤いラインが刻まれた竜へと姿を変えており、周囲に障壁を展開して黄金のコインの波をせき止め、弾き返した。
ばらばらと音を立ててコインが散らばり、部屋の四隅へと雪崩れ込んでいく。
メグルも、アルカも、そしてノオトも。
その場に居る全員が唖然としていた。
「ッ……ラティアス……!」
最初に口を開いたのはメグルだった。
むげんポケモン・ラティアス。
ジェット機のような翼で空を飛び続けると言われる伝説のドラゴンポケモンだ。
しかし、その瞳は確かに、スピカと同じ色と形をしている。
「やっと姿を見せたか……ラティアス」
「どういう、こと……!? ポケモンが人間に変身してたの!? 普通に喋ってたよ!?」
「ラティアスは、羽毛を反射させることで、他のものに変身するように見せかける力があるんだヨォ。加えて、テレパシーも使えるから、人間に化ければまずバレない」
「……!」
「更に、あのクエスパトラは元々、
「待つッスよ! 監視カメラで選手の様子は逐一監視されてたじゃねーッスか!」
「いや、ひとつだけタイミングがあった……映像が乱れたよね、少しの間だけ」
「あっ……!」
「その間に……ラティアスは、本物のスピカ選手と入れ替わったんだ」
アルカの推測は、正しい。
全選手がドローンで監視されている中、入れ替わることが出来るのはその間しかない。
更に、エスパーポケモンの力でドローンの不具合すら意図的に起こしたものである可能性も浮上する。
偶然にしては出来過ぎているからだ。
ラティアスは観念したように頭を垂れる。
──すべて、おみとおしなのね じゃあくな にんげんのくせに
「声が、聞こえてくる……!?」
だが、今度は喋っているような声ではない。
頭の中に直接叩きこまれているかのような声だ。
声色はスピカと同じだ。だが、そこには並々ならぬ怨み、そして憎悪が込められていた。
「人聞きが悪い! ちょっと君の伴侶の身体を使わせて貰ってるだけじゃないカァ。私の白昼夢の為にねッ☆」
──じょうだんじゃない
「どういう事……!? 彼って、誰!?」
「ラティアスには……同種のオスが居るんだよ。名前が少し違うけどな」
メグルもよく知るポケモンだ。
赤いラインのラティアスとは対照的に──青いラインを持つむげんポケモン。
準伝説ポケモンの一体・ラティオスだ。
幾度となくメグルも対戦で使い、そして苦しめられた強力なポケモンでもある。
「──ラティオス……竜骸は……
「じゃあ、ラティアスはラティオスの遺骸を探して……此処までやってきたってこと!?」
──つよいぽけもんをつれた にんげんのちからを かりれば あのガラスを こわせるとおもった
──メグル きみは いいひとだったから しんようできると おもった
ラティアスの声が聞こえてくる。
結果的にケージの中が偽者だったから叶わなかったものの、ラティアスは最終的にメグル達と協力してケージを破壊する計画を立てていたのだろう。
ガラスの材質は強化ガラスを超えた、超硬化ガラス。ポケモンの技もそうそう通りはしない。
「待ってください! 肝心の竜骸の本物は何処へ!?」
「ざーんねんッ☆ 本物の竜骸は、とっくに別の所に移してあるヨ……
「コイツ……!」
「だからさァ、ラティアス。諦めてキーストーンもメグル君に渡してやってくれないかナァ? それか……この俺にネ」
──このいし だって もともとは かれのもの! あなたたちが うばった!
ラティアスは自らが握るキーストーンを隠すように抱き締めた。
元々、ラティオスの持ち物だったらしい。
「人聞きが悪いねェ。持ち主が死んだ時点で誰のモノでもないヨォ!」
「だからラティアスはレースに乱入したのか……ッ!」
「……死んだドラゴンの持ち物なんて、最初に見つけたヤツのモノになるに決まってるじゃないカァ。むしろ、手に入れるチャンスをくれただけありがたいと思いなヨォ」
──どこまで かれを ぶじょくしたら きがすむの……ッ! かれの からだも いしも かれの もの!! あなたの ものじゃない!!
「うるさいなぁ。君も、同じところに送ってあげようかナッ☆ ……
マリゴルドがばっ、と手を上げた瞬間だった。部屋の扉から、メッシュを付けた黒服の男が現れる。その傍らには、派手な飾り羽毛を生やしたアヒルのようなポケモンが華麗にポーズを決めていた。
「……任務開始やでぇ。ウェーニバル!」
「うぇっぱっぱら、ぱらり!!」
【ウェーニバル ダンサーポケモン タイプ:水/格闘】
ウェーニバル、と呼ばれたポケモンはずっとステップを踏んでおり、そのたびに羽毛が揺れる。その
「あいつ……バトルレースに出てた! 湖に出て速攻ミガルーサに食われてたヤツだよ!」
「あー、居たッスね、フローゼルの」
「食われとらんわワレ! それに、任務の一環で参加しただけや!」
「うるさいにゃーん、
声がした方を全員は振り返る。
反対側の部屋からは、同じく黒服に身を包んだ少女が現れる。
だがメイクを落としてこそいるものの彼女が誰かは一瞬でノオトには判別がつき、そして思わず叫んでしまうのだった。
「ク、ク、クロミちゃーん!?」
「……極上だにゃーん♪ 伝説のポケモンなんて、早々拝めるモンじゃないにゃん。ラティアスなんて最後に見たのはバトルシャトーだったかにゃーん?」
「ふにゃぁぁぁーん」
ある時はサーカスの団員。
ある時はバトルレースの司会。
だがその正体は、GSグループの社員にして始末屋。
それがクロミという少女である。
相棒のマスカーニャも、傍らに立ち、恭しく礼をするのだった。
「やっぱり、GSグループの社員だったのか……!」
「そんなぁ!! なーんでクロミちゃんと戦わねえといけねーんスか!! なーんでヌシ様はオレっちに試練を与え給うんスかァ!!」
「ヌシ様の所為にするんじゃねえ、みっともない!!」
これで、相手側のポケモンは3匹。
メグル達はラティアスを護るように固まる。
頭数は互角だが、如何せん彼らのポケモンからは格上特有の気迫を感じ取れる。
「ねえメグル君っ☆ 君、そこにいるラティアス捕まえるの手伝ってヨ!」
「ッ……!」
「丁度そこに二人居るし? こっちも三人いる。6人で力を合わせれば絶対にラティアスを捕まえられると思うんだよネェ」
「お断りだ!! 今の話を聞いて、捕まえられるか!!」
「なんでぇ? バトルレースで不正をするような悪いポケモンだろう? 早く捕まえなきゃネェ」
「ラティアスは竜骸を奪われて此処までやってきたッス。あんたらがポケモンの領域を侵したから、取り返しにきただけッスよ」
「竜骸なんて使って、何をするつもり!?」
「白昼夢を……現実にするのサ」
マリゴルドは当たり前のように言ってのけた。
しかし、具体的な中身を話すつもりはないらしい。
「せぇぇぇーっかく、バトルレースに参加させてあげたのに……恩知らずなヤツだなぁ、庶民はケチだから困るネっ☆」
「竜骸をラティアスに返してあげてよ! 」
「馬鹿言ってんじゃねえヨ。価値のあるものを、一番価値のある使い方をしてるだけだヨッ☆」
「人ん家の墓荒らして、お骨で好き勝手されて気持ちのいいヤツなんて居ねーだろうが!!」
「そうッスよ! あんたリュウグウさんの旧友だか何だか知らねーッスけど、リュウグウさんは絶対許さねえッス!」
「……そうだネェ。許さないだろうネェ……だからあいつには今、
※※※
「ずがぁぁぁー、ずごごごご──」
──VIPルームには既に鍵が掛けられていた。
窓も厳重に閉められている。
そして、彼の腰のベルトにぶら下げられているはずのボールは全て、無くなっていた。
「まぁだぁ、飲めるじょぉぉぉ……ぐががががが」
※※※
「俺はね。リュウちゃんと一緒に、長年叶えたかった夢を叶えるんダ」
恍惚とした顔でマリゴルドは語る。
その当人を眠らせてまで叶えたい夢など、メグル達には理解する気も起きなかった。
そもそも、この作戦自体がラティオスの遺骸を弄ぶものであることを、理解した時から、メグル達の意思は変わらない。
──させない そのゆめは かなえさせない
「ロクでもねー事ってのは確かッスね。リュウグウさんをわざわざ眠らせたって事は、そう言う事っしょ」
「ああ。絶対に止めてみせる。そんでもって、竜骸もラティアスに返してもらう!」
「ラティアス、下がってて! ボク達に任せてよ!」
──でも わたし あなたたちを だまして
「うるせーうるせー!! だってお前、泣いてるじゃねえかよ!!」
ラティアスの瞳には涙が浮かんでいた。
──ッ……!
「そんなヤツ、放っておけねえんだ!!」
「ふぃーあ!」
ニンフィアが降り立ち、甲高く鳴く。
それに合わせて、ノオト、そしてアルカも同時にボールを放り投げた。
ウェーニバルにはヘラクロス。マスカーニャにはルカリオが立ち向かう形となる。
そして、サーフゴーにはニンフィアが立ち向かうのだった。
──だめ! あなたじゃ あいつには かてない!
「フィッキュルルルィィィ!!」
──え? すきなひとを きずつけられたときのきもち わかるって? ゆるせない?
相手は鋼・ゴーストタイプ。
フェアリータイプのニンフィアでは不利を取られてしまう。
その脅威を知っているラティアスにとっては、無謀に映るのだろう。
しかし。
「ニンフィア!! ……やれるな!!」
「フィッキュルルル!!」
「ラティアス、下がっててくれ。此処からは俺達の出番だ!」
メグルはポケモン廃人だ。
勝算があるからこそ、今此処に立っているのである。
「ハッ、何をする気か知らないが……押し潰すんだヨォ! 絶対に奴らを逃がすナァ!!」
「御意やッ!」
「はいにゃーん♪」
戦闘が始まった。
ヘラクロスにウェーニバルが組みかかり、マスカーニャがルカリオ目掛けて飛び出す。
そして、サーフゴーの身体から、再び黄金のコインの海が溢れ出し、メグルとニンフィア目掛けて降り注ぐ。
じゃらじゃらと音を立てて、まるで津波のように彼らに迫っていく。
「──金の重みを、その身で知レ」
「……重みが何だって?」
しかし、次の瞬間だった。
金のコインはまたしても弾かれ、吹き飛ばされてしまう。
次の瞬間、マリゴルドは目を疑った。
ニンフィアを包み込んでいるのはオーラの鎧。
そして周囲には影で作り上げられた剣が舞っている。
「オーライズ……完了!!」
一瞬、アケノヤイバの姿が浮かんで消えた。
よあけのおやしろでの戦いを通して、メグルが身に着けた新たな力だ。
(あの戦いの後、ヒメノとノオトは俺を信じて、錆びた刀を託してくれた……恥じない戦いを、しねえとな!)
「勝負だマリゴルド!! こっちには、おやしろ様の加護が付いてるぜ!!」
「……じゃあ、こっちには資本主義の加護が付いてるネェ」
ニンフィアの周囲に五本の剣が浮かび上がり、それがサーフゴー目掛けて飛んで行く。
早速、オオワザである”あかつきのごけん”だ。
それらの一つ一つが鋭利な刀へと姿を変え、サーフゴー狙って飛んで行く。
しかし、サーフゴーを護るようにして大量のコインが現れ、影の剣を受け止めて握り潰してしまう。
「金の防壁、だとぉ!?」
「……なぁんだ。その程度かヨ。がっかりさせてくれるネ! サーフゴー、”わるだくみ”からの──”シャドーボール”!!」
サーフゴーの周囲に影の弾が浮かび上がり、次々にニンフィア──ではなくラティアスを狙って放たれる。
それに気付いたニンフィアは、すぐさま影の剣を生成しようとしたが、間に合わない。
故に、彼女に残された選択肢は──すぐさま跳び、そして身を挺してラティアスを庇うことだった。
「フィッ……!!」
「ニンフィアッ!?」
──オーライズにより、ゴーストタイプとなったニンフィアは、ゴースト技が弱点となってしまっていた。
特防が高く、特殊技ならば弱点技を受けても踏ん張れる彼女ではあったが、何発も耐えられるものではない。
ましてやマリゴルドのサーフゴーとニンフィアでは、年季が──つまりレベルが違うのである。
「ほーう? そんなにラティアスが気に入ったのかネ? そこのニンフィア……ッ!」
──やめて!! ッ……!?
攻撃しようとするラティアスだったが、既に身体が動かなかった。
周囲には宝石が埋め込まれた怪人のようなポケモンが何匹も、展示箱の上に集っていた。
【ヤミラミ くらやみポケモン タイプ:悪/ゴースト】
──うごか ない……!
「──”かなしばり”に”でんじは”か! 2匹掛かりでコスい手使いやがって!」
──この このていど うう──ッ!!
「余所見している場合かネ? シャドーボールダヨォ!!」
「ッ……ニンフィア、影を使って防いでくれ!!」
「ふぃるふぃーっ!!」
五本の剣を浮かび上がらせるニンフィア。
シャドーボールが幾つも飛んでくるが、剣は形を変えシェルターとなる。
それが影弾を受け止め、防ぎ続ける。
しかし、それも時間の問題だ。
数十秒程、持ちこたえはしていたが、徐々に罅が入っていく。
「サフゴッ!!」
「引き籠っていたところで、何も状況は好転しないヨ。チェックメイト、ダヨォ!!」
シェルターが砕け散る。
そして残るのは、メグルとニンフィア目掛けて降り注ぐシャドーボールの嵐。
だが、ラティアスが居る手前避けることも出来ず──影の弾が二人に襲い掛かり、爆音が鳴り響くのだった。