魔法科高校の劣等生に転生してしまった男の物語   作:ラルド1572684

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お久しぶりです!
やっと一話分出来ました。
後もう少しでやっと入学式編終わります〜




入学式編ⅩⅢ

 

第一高校講堂…

 

「悠仁、状況はどうなっている?」

 

「黒岩悠仁、リストアップされた生徒を確認。現在監視をしております…後何分ぐらいで討論会終わりますか?正直眠たいであります!どうぞ」

 

俺は風紀委員としてある生徒を監視している。

そして今、摩利さんに通信で報告しているところだ…

ちなみに俺は二科生の集団の後ろの席で監視。

摩利さんは舞台袖でななみん先輩の護衛だ。

どうしてこうなったのか簡単に説明しよう!

 

→生徒会と壬生先輩含む差別撤廃を求める有志同盟(笑)が話し合う。

→講堂にて全校生徒の前で討論会を行う事が決まる。

→風紀委員会が警備を行う。

→有志同盟(ブランシュのメンバー)が暴走する可能性も考えて、事前にリストアップした生徒の監視。

→今に至る。

 

こんな感じだ…

細かい事はどうでもいいので省略…

 

閑話休題

 

摩利さんが俺の返答に呆れながらも質問してきた。

 

「悠仁…お前はこの討論会は興味ないのか?二科生のお前にも関係ある内容だと思うが…」

 

「興味ないですね…自分の実力不足を棚に上げて、自分達をもっと優遇しろ!って言う奴らの意見でしょ?それ以前にもっとやるべきことをやってから意見出せよ!って思いますね。」

 

「…辛辣だな」

 

「まぁ、学校は少し一科生を甘やかしている所はあると思いますけどね…一科生を二科生に降格。二科生を一科生に昇格する校則とかあるともっと差別は減ると思います。」

 

そんなことを摩利さんと話している内に会場の盛り上がりはピークを迎えていた。

 

「では、そろそろ切ります。そろそろ暴れそうな雰囲気出てるんで…」

 

「ああ、気をつけてな」

 

プツッ

俺は摩利さんとの通信を切った。

 


 

討論会は終わった。

真由美は有志同盟の具体性のない観念論をばっさり切り捨て、一科生、二科生の差別を無くすことよりも()()()()の克服を訴えた。

その結果、一科生のみならず二科生までもがその意見に賛同し、満場の拍手が起こった。

そしてそのまま、討論会は無事終了するはずだった…

 

どかーん

 

突如、轟音が鳴り響く。

先程まで拍手していた生徒はその音に驚き、呆然としてしまった。

その隙に生じて、リストアップされていた生徒達は行動に移ろうとしている。

 

「取り押さえろ!」

 

摩利の一言により、風紀委員の各々が事前にリストアップした生徒を取り押さえる。

リストアップされた生徒を全員取り押さた直後、講堂の外から榴弾が飛び込んできた。

床に落ちると同時に白い煙を吐き出そうしている。

 

「煙を吸い込まないように!」

 

服部がそう口にした直後、魔法を発動する。

すると榴弾の白い煙は拡散されず、榴弾の周りに収束し、そのまま講堂の外に運び出されて行った。

その服部の魔法を見た達也は賞賛を込めた視線を向けると、服部は不機嫌そうに顔を逸らした。

それを見た真由美はクスッと笑いを漏らしている。

 

摩利が講堂の出入口に手を差し出す。

すると講堂の出入口にいる防毒マスクをつけた侵入者が急に苦しみ出し一斉に倒れてしまった。

 

(MIDフィールド…マスクの中の空気を全部窒素で満たしたか…)

 

達也は摩利の放った魔法をそう分析した。

 

()()()()()()()暴動は、爆発物及び化学兵器という予想以上の過激さだったが、()()()()迅速に鎮圧した。

 

 


 

俺は取り押さえた生徒を摩利さんに預けた。

そして摩利さんにこう伝えた。

 

「摩利さん!達也と一緒に爆発のあった実技棟の様子を見てきます」

 

摩利さんが応える前に深雪が口を挿んだ。

 

「お兄様、悠仁さん。わたしもお供します。」

 

摩利さんは俺達三人を見た後、こう応える。

 

「分かった!気をつけるんだぞ!」

 

「「「ハイ!」」」

 

俺、達也、深雪は講堂を後にした。

 


 

実技棟前でレオを発見した。

電気工事の作業員のような格好をしている怪しい男三人を相手している。

俺が助けに行こうとした直後、隣から深雪が魔法を発動しようとする。

発動された魔法はレオを取り囲んでいた三人の男を一斉に吹き飛ばす。

男三人は空中に3〜4m程飛ばされて受身も取らないまま地面に落下した。

男三人は落下した衝撃で気絶してしまったようだ。

 

「深雪、お見事!」

「ありがとうございます。悠仁さん」

 

俺と深雪が話している間に達也もレオに今の状況を話していた。

 

「レオ、ホウキ!…っと、援軍が到着していたか」

 

事務所の方からエリカが姿を見せる。

俺達の姿を見るとエリカは走ってきた足を緩めた。

 


 

エリカも集まったことで俺は達也達にこれからの行動方針を話そうと思う。

 

「さて、ここは多分囮だろうな…これからどうする?……遅いですよ」

 

俺は達也達に質問している途中、俺の知り合いの気配がしたのでそちらに声をかける。

達也達は急に何言ってんだ?って顔をしていた。

俺は気にせず、待っていると達也達も知っているある人が急に出てきた。

 

「…わたし結構本気で隠れてたんだけど…彼らの狙いは図書館よ」

 

「小野先生?」

 

「主力はそちらにいます。壬生さんもそちらにいるわ」

 

「OKです。ありがとう、遥さん……行くぞ達也」

 

「…後で説明をもらえるんだろうな?悠仁」

 

「そのうちにな?」

 

「待って!司波君、カウンセラー小野遥(おのはるか)としてお願いがあります。壬生さんに機会を与えてほしいの…」

 

「甘いですね」

 

何か色々言っていたが達也は容赦なく切り捨てる。

 

「行くぞ」

「はい」

「ええ」

「了解」

「おい、達也」

 

達也が切り捨てられない友人に向けてアドバイスをする。

 

「余計な情けで怪我するのは、自分だけじゃない」

 

俺達は図書館に向かった。

 


 

図書館前では拮抗した小競り合いが発生していた。

その様子を見た瞬間レオが飛び出す。

レオが硬化魔法を駆使してテロリスト達を制圧していく…

 

レオがここまで戦えるなら大丈夫だな…

 

「レオ!ここは任せた!」

 

「おう!任せとけ!」

 

レオを除いた俺達は図書館の中に入った。

 


 

図書館内は静かだった…

おそらく中の職員は無力化されてしまったのだろう。

 

「二階の特別閲覧室に四人、階段の上り口に二人、階段を上り切った所に二人…だな」

 

達也がそんなことを言っている。

するとエリカが

 

「すごいね。達也くんがいれば待ち伏せの意味無くなっちゃう。実戦では絶対に敵に回したくないね」

 

達也の異能を賞賛していた。

その後達也達がブランシュの目的を推測していたが俺にとってはどうでもいいので話途中の達也達に言ってやった。

 

「そろそろ捕まえに行かないか?敵の目的なんぞ捕まえてから吐かせようぜ?」

 

「なら道中の敵、わたしがも〜らい」

 

エリカがそう言うと一人飛び出す。

音もなく接近し、片手に持っている警棒式CADで一瞬に二人の敵を打ち倒す。

すると二階からもう一人敵が駆け降りていく。

俺はあらかじめ展開していた重力刃(グラビティ・ブレード)をその敵に放った。

敵は俺の魔法に直撃し、吹き飛ばされた。

 

「エリカ!後もう一人、よろしく!」

 

俺は後もう一人の敵をエリカに任せると自身に掛かっている重力を操作する魔法を使い、一階から二階まで飛び上がる。

達也、深雪も俺の後を追うように魔法を使い、二階まで飛び上がった。

俺、達也、深雪は特別閲覧室に向かった。

 


 

二階特別閲覧室…

 

達也は魔法がかけられていた特別閲覧室の扉を破壊した。

次に特別閲覧室にアクセスしていたハッキングツール、記録キューブを破壊した。

 

「産業スパイ、と言って良いかな?お前達の企みはこれで終わりだ」

 

達也は銀色の拳銃形態の特化型CAD を右手に構え、ブランシュメンバーに終わりを告げる。

 

「司波君…」

 

呟いた沙耶香の隣で実弾銃を達也に向けるブランシュメンバーの一人。

引き金を引こうとするも、その男は激痛のあまり床にのた打ち回る。

その男の右手は紫色に腫れあがっていた。

 

俺はこの魔法は深雪の仕業だと分析する。

おそらく男の拳銃と右手を極限にまで冷やして重度の凍傷の状態にさせたのだろう…

えぐいね〜

そんなことを思いながらも話は進んでいく。

何か壬生先輩がヒートアップしてるね〜

ん?どんな話をしてるかだって?

仕方ないね〜説明しよう!

 

→達也が壬生先輩に現実を突きつける。

→壬生はそんな現実認められないと感情的になる。

→壬生先輩「出来のいい妹に比べられて、あなたもわたしと同じように不当な扱いを受けてきたはず!」

→深雪がきれて、お兄様愛を壬生先輩にぶつけた後「可哀想な人」と壬生先輩を蔑む。

 

こんな感じだ…

いい感じになってきたねー

俺は野次馬気分で楽しく見ていたのだが、壬生先輩に標的にされてしまった。

 

「黒岩君、貴方もよ。貴方も二科生で不当な扱いを受けていたはず!どうしてわたしの気持ちが分かってくれないの!」

 

壬生先輩は自分自身の思いをそのまま俺にぶつけてきた。

俺はこの高校生活で素直に思った事を伝える。

 

「ん〜。壬生先輩の気持ちは分かんないです。俺は一科生、二科生の制度自体は結構良いものだと思いますよ?」

 

「どうして!」

 

「実力主義みたいで良いじゃないですか。それよりも壬生先輩は一度でも一科生になってやろうと思ったことはないんですか?」

 

「えっ?」

 

「だって学校の制度を変えるより自分が一科生になった方が楽じゃないですか?貴方は不当な扱いを受けたくないだけですから…それなら貴方が実力を身につけて、一科生になれば不当な扱いを受けなくてすみますよ?」

 

「そんなの…無理よ」

 

「何でですか?たかが、高校入試のテストの結果だけで自分の事を劣等生だと思っているんですか?」

 

「……」

 

「結局、自分自身を劣等生と蔑んでいる事が一番ダメなんだと思いますよ?外野は関係なく、「雑草(ウィード)」と蔑んでいるのは貴方自身だ」

 

壬生先輩は反論出来なくなっていた。

 

「壬生、指輪を使え!」

 

壬生先輩の背中に隠れていた男が叫ぶ。

それと同時に白い煙幕と耳障りなサイオンのノイズ。

キャスト・ジャミングだ。

ブランシュメンバーは煙幕とキャスト・ジャミングでこの場を逃げようとする。

三つの足音が煙の中で聞こえる。

 

俺は煙の中で木刀を突く。

 

すると俺の目の前で一人男が倒れる。

 

「深雪、止せ」

「深雪、待って」

 

俺と達也は同時に深雪を止める。

深雪は構成していた魔法式を、別の物に変える。

 

煙幕の煙を処理し、視界を回復させた。

視界を回復させた部屋には三人の男が横たわっていた。

一人は凍傷の激痛に転げ回っている。

一人は顔面に痣を作って昏倒。

一人は腹部を手で抑えながら(うずくま)っている。

 

「お兄様、悠仁さん。壬生先輩を拘束せずとも良かったのですか?」

 

深雪が不思議そうに訊ねた。

 

「あれはエリカの獲物だからな。横取りすると後でうるさいぞ〜」

 

「エリカが壬生先輩にそこまで熱心になる理由は無いと思いますが…」

 

「俺も詳しくは知らないからな〜」

 

俺は深雪にそう答えた。

 





作者「年内に入学式編終わる予定なのですが…」
悠仁「無理だろ…」
作者「ハイ…でももう少しで冬休み…」
悠仁「だから無理だろ。諦めろ…」
作者「……ハイ」

ということで入学式編完結までもうしばらくお待ち下さいますようお願い致します(土下座)

ヒロインはどうしましょうか?(一応エリカとか面白いと思いますけど…まだ未定個人的には雫が好き)

  • エリカ?
  • 雫?
  • まさかの深雪?
  • それ以外
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