魔法科高校の劣等生に転生してしまった男の物語   作:ラルド1572684

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絶賛、社畜してまーす。
作者でーす。
結局、アブラ・カタブラまで行かなかった…
来週は出張だし、一体いつになったらホグワーツレガシーできるんだー

以上、作者、心の叫びでした!
では、続きどうぞ!


九校戦編Ⅴ

 

翌日…

学校に着くと色々な人にジロジロ見られる。

理由は分からないが、まぁ…いいだろう。

そのまま教室に向かい、中に入ると普段喋りもしないクラスメイトに声をかけられた。

 

「黒岩、応援してるぞ!」

「黒岩くん、頑張ってね!!」

 

なんの事だ?

訳が分からないがとりあえず返事を返す。

そのまま席に荷物を置いた後、達也達の所に向かうとレオから声をかけられる。

 

「おっ!もう一人の主役の登場だ」

 

「何の事だ?」

 

「何って…お前、九校戦のメンバーに選ばれたんだろう?」

 

「そうなのか?」

 

「『そうなのか?』って、クラウド・ボール部の主将相手に完全試合をして選手の座をもぎ取ったってそこら中で噂になっているぞ?」

 

「というか、なんで悠仁がそれを知らないのよ?」

 

当然の事のように話に参加してきたエリカの質問に昨日の選手の選考の顛末を話した。

 

「「「「……」」」」

 

事情を知っている達也以外のレオ、エリカ、美月、幹比古は何故か絶句していた。

 

「どうした?」

 

俺の疑問に幹比古が答える。

 

「いや…だって、先輩方に喧嘩を売って、試合でボコボコにした後、卵の特売に間に合わないからって理由で結果も聞かずに先に帰ったって……」

 

「普通はありえないですよね…」

 

美月の一言に俺以外の全員が頷いた。

 

「そんな事言われてもな……正直、九校戦にそんな興味無かったしな……スーパーの特売の方が重要だろ?」

 

「絶対に違うと思うぞ?悠仁」

 

「そうか?でも、達也も言うてそんな興味ないだろ?深雪の()()()が無かったら出なかった訳だし…正直、九校戦よりもCAD弄っている方が達也にとっては重要だろ?」

 

「それは……まぁ、そうだな」

 

俺と達也の会話にエリカが入ってくる。

 

「二人共…今の会話、教室以外では話さないことね。一科の連中、か〜な〜り口惜しがってるみたいよ」

 

「了解、気をつける」

 

「俺はエンジニアなんだがな……」

 

達也の言い分は競技者(悠仁)はともかく、エンジニア(達也)はそこまで目くじら立てなくてもいいんじゃないか?

という事らしい。

しかし、それは選ばれた側の理屈。

選ばれ無かった者からすると嫌味に近い。

無論、達也にその気が無いにしてもだ。

 

「仕方ないですよね。嫉妬は理屈ではありませんから」

 

美月にズバリと指摘され、達也は一言も返せなかった。

 

「大丈夫よ。今度は石も魔法も飛んでこないから」

 

エリカの極端な気休めに俺と達也は苦笑いをしていた。

 


 

四限終了後、俺と達也は講堂の舞台裏に来ていた。

この後、九校戦発足式をするらしい。

深雪にジャケットを渡された。

 

「何これ?」

 

「競技者用のユニフォームです。制服の代わりに着てください。」

 

「分かった」

 

俺は渡されたユニフォームを着た。

 

「お似合いですよ、悠仁さん」

 

「ありがとう、深雪。そっちは着なくていいの?」

 

「わたしは司会・進行をしますのでそのままです」

 

「それは大変だね。頑張ってね!それはそうと、達也の所に行かない?今なら校章入り達也の姿が拝めるぞ?」

 

「もちろん行きます!!」

 

「達也の嫌がらせのたm…んんっ、記念の為に写真撮りたいんだが…」

 

「言い値で買います!!

 閲覧用、保存用、布教用で下さい!!」

 

あら?

このブラコン娘、金を払うつもりだぞ?

いい感じに狂ってんな〜

写真撮って、現像するだけでお金が貰えるなんて美味しすぎだろ!

 

俺の懐事情的にも都合が良かったので、深雪の話に乗っかる。

 

「深雪が協力してくれるなら、そこにツーショット写真も付けよう。現像する写真の大きさや値段等は後日、要相談って事で…」

 

「分かりました!」

 

商談は成立した。

その後、何とか達也のユニフォーム姿の写真を撮る事に成功した。

無論、ツーショット写真もだ。

ただ、深雪以外にもほのか、ななみん先輩も達也とのツーショット写真をご所望だったのでついでに撮った。

 

この、お小遣い稼ぎ程度でしか考えていなかった達也の写真を売り捌く商売が三年間を通して、それなりの金額で売れ続ける事を悠仁はまだ知らない。

 


 

特に問題なく発足式が終わり、本格的に九校戦の練習が始まろうとしていた。

 

俺は呼ばれた教室の隅で待機していた。

何故かって?

教室にいるのが俺以外、全員女子生徒だからだ。

正直、居心地が悪い。

女子生徒の殆どが俺の事警戒しているし…

そんな中でも、俺に声をかけてくれる人もいた。

 

「悠仁!久しぶり〜」

 

「久しぶり、エイミィ。調子はどう?」

 

「絶好調!それより、悠仁は何でここにいるの?男子の所に行かないの?」

 

「あっちに行く予定だったんだけどね…俺のエンジニアの担当が達也だから、こっちに行けと言われちゃって…」

 

「えっ!司波さんのお兄さんは男子の『クラウド・ボール』の担当じゃないよね?」

 

「そうなんだけど……五十里先輩とあーちゃ…中条先輩と達也以外のエンジニア全員に俺の調整をしたくないって言われちゃってね〜先輩方は忙しいから、同じ二科生の達也が俺の担当になりました」

 

「先輩達に嫌われてるね〜」

 

「本当、何でだろ?」

 

「え!自覚ないの?」

 

「冗談だよ…自覚は一応あるつもり」

 

「だよねー」

 

エイミィは表裏関係なく、思った事を素直に言ってくれるから話しやすい。

この教室の中で一人、ポツンといるのもきついから話かけてくれて正直、助かる。

 

エイミィと話をしていると中条先輩が教室に入ってきた。

 

「皆さん!準備ができましたので運動場の方に移動をお願いします。黒岩くんも一緒に移動をお願いします」

 

「分かりました」

 

中条先輩からお呼びがかかったので、俺達は指示通りに運動場へ向かった。

 


 

「一年E組の司波です。九校戦ではCADの調整の他、訓練メニューの作成や作戦の立案を担当します。」

 

達也の自己紹介の補足であーちゃん先輩が説明する。

 

「彼が皆さんをサポートする技術スタッフです」

 

達也の事を知っている深雪達は嬉しそうしているが、達也が担当する事に不満を言う生徒が出てくる。

 

「え〜と、男子?」

「できれば、エンジニアは女の子が良かったな〜」

 

その言葉にムッとしている深雪。

深雪が何か言う前に達也がその言葉を返す。

 

「俺もその方がいいと思っていたのだが、『僕達に二科生のサポートなんか必要ない!』と、まぁ…男子の方は断られちゃってね…」

 

その言葉にエイミィが反応する。

 

「男子って本当、馬鹿だよね〜テストの結果見て分からないかなー」

 

続いて雫が…

 

「二科生で技術スタッフに選ばれるのが異例中の異例。それだけ達也さんが優れているってこと…」

 

そして、ほのかが…

 

「そんな人にサポートしてもらえるなんてラッキーだよね、深雪!」

 

「ええ」

 

最後に美少年と見間違えるくらいのイケメンの女子生徒、

里見(さとみ)スバルが…

 

「男子だろうと二科生だろうと優秀な人材ならばボクは一向に構わないよ」

 

「スバルがそう言うなら〜」

「うん!」

 

そんな感じで達也の担当が認められた。

 

『二科生』って言うだけで色眼鏡で見る男子と違っていいな〜この娘達。

 

そんな事思っていると雫の方から質問がくる。

 

「そういえば、悠仁さん。何で女子の所にいるの?男子の所に行かなくていいの?」

 

「俺も達也と似たような感じだよ。『二科生なんて俺達の仲間じゃない!』って言われて追い出されちゃった…」

 

「………ドンマイ?」

 

「………うん」

 

雫は他に何も言えないようだ。

話を聞いていた女子達も男子達の所業にドン引きしている。

 

気を取り直して、達也とあーちゃん先輩に俺の今後の方針を聞く。

 

「あーちゃん先輩、達也。俺は今後どういう風に練習すればいいんだ?」

 

「悠仁は基本的に放置する予定だ。報告さえくれてば後は好きにしてもらっていい。CADの調整も悠仁でやってくれ。ただ、暇なら俺の手伝いをしてくれ」

 

「了解」

 

「あ!後、黒岩くんは時々、会長と練習試合だけはしてください」

 

「分かりました」

 

俺に一任する感じらしい。

その方がやりやすいので俺の方も助かる。

そんな感じで達也のサポート+時々、ななみん先輩の練習相手をする事になった。

 


 

何だかんだで時間が過ぎた。

 

八月一日

 

いよいよ九校戦の会場へ出発する事になった。

目的地は静岡の富士山の麓の演習場だ。

小樽にある八高や熊本にある九校などの遠方にある学校は一足早く現地入りしているが、東京の西外れに居を構える一高は、例年前々日のギリギリに宿舎入りすることになっている。

戦術的な意味合いはないが、現地の練習場が遠方校に優先割当される為である。

まぁ、本番の会場は当日まで下見すら禁止だからあまり意味はない。

 

「という訳なのだよ」

 

「はぁ……まぁ、分かりやすい説明でしたからいいんですが」

 

「誰に向かって言っているんですか、摩利さん?」

 

摩利さんの講義はさておき、俺、達也、摩利さんは今、炎天下の夏空の下にいる。

勿論、好きでこの場所にいるのではない。

ジリジリと太陽に炙られるこの場所に好き好んでいるので有ればそれはドMと言っても過言ではないだろう。

摩利さんはちゃっかり、日傘の下に避難しているが…

 

「ごめんなさ〜い!」

 

俺達が外で待たされる要因の人が今到着したようだ。

達也は無言でリストにチェックを入れた。

遅刻すること一時間三十分。

ようやく、全員集合。

 

「真由美、遅いぞ」

 

「ごめん、ごめん」

 

咎める言葉も謝罪もそれだけ。

二人は何事も無かったように、大型バスへ乗り込んでいった。

と、思ったら、ななみん先輩だけが手ぶらで戻ってきた。

 

「……何か忘れものですか?」

 

「ううん、そうじゃなくて……ゴメンね、達也くん、悠仁くん。わたし一人の所為で、随分待たせちゃって」

 

「いえ、事情はお聞きしていますので」

 

「大丈夫ですよ」

 

ななみん先輩が遅刻した理由は、寝坊とかではなく、家の事情である。

俺は内心反対していたが、他の生徒達がななみん先輩を待っていると言い出したのでこうなっている。

そのおかげで俺は炎天下の中、長時間待たされる羽目になっている。

ちなみに俺と達也が選ばれた理由は達也が裏方で唯一の一年生である為である。

俺はその付き添いみたいなものだ。

 

「でも、暑かったでしょ?」

 

「ハイ」

 

「大丈夫です。まだ朝の内ですし、この程度の暑さは何ともありません」

 

俺は素直に答えたが、達也はななみん先輩に気を使った感じで答えた。

 

「でもそんなに汗を……って、あら?悠仁くんは結構汗をかいているのに達也くんは汗をかいていないのね?」

 

「いえ、まぁ、流石に汗を乾かす程度の魔法なら使えますので…真夏に汗をかかない程、変態ではないつもりです」

 

「それなら、俺にもその魔法使ってくれないかな、達也?只今、絶賛汗かき中なのだが…」

 

「すまんな、悠仁。これは俺専用だ」

 

「フフッ、二人とも仲が良いのね」

 

ななみん先輩が俺達の会話にクスッと笑みを浮かべる。

それは向日葵のような笑みであったが、直ぐに小悪魔的な笑みで俺達を見るななみん先輩。

 

「それはそうとして、これ、どうかな?」

 

これっていうのはななみん先輩の服装の事だ。

ななみん先輩の服装はサマードレスに幅広の帽子という格好だ。

前にも言ったがこの世界の公の服装のマナーは『肌の露出は抑えるべし』という事らしい。

そんな中でななみん先輩は両腕、両肩が剥き出し。

スカート丈も膝上まで。

素足にヒールの高いサンダル。

現代ルール的にスリーアウトである。

 

「とても良くお似合いです」

 

「似合ってますよ、ななみん先輩」

 

「そう……?アリガト」

 

おどけた口調と少しはにかんだ表情の組み合わせも良く似合う。

 

「でも、二人共、もうちょっと照れながら褒めてくれると言うことなかったんだけどな〜」

 

指を絡めて両手を腰の前へ伸ばし、上目遣いで擦り寄るななみん先輩。

両腕でくっきり谷間を覗かせている。

ここまで来ると、もう狙ってやっているとしか見えなかった。

俺と達也は一瞬のアイコンタクトで答えを導く。

おそらく、家の事情とやらでストレスが溜まっているのだろう。

 

「……お疲れ様です」

 

「えっ?」

 

「大変だったんですね…行きましょう、会長。

バスの中でも少しは休めると思います」

 

「二人共、何か勘違いしていない?」

 

急に労りに満ちた態度とどこか同情を含んだ視線を後輩二人に向けられ、ななみん先輩は目を白黒させた。

 

「そんな事ありません。では行きましょう!ななみん先輩」

 

そう言って俺と達也は()()()()()()()()()に乗り込もうとしている。

 

「二人共、どこ行こうとしてるの?わたしの隣でもう少しお話ししましょ?」

 

ななみん先輩に呼び止められてしまった。

 

「なら、達也がななみん先輩の隣に」

「なら、悠仁が会長の隣に」

 

んっ?

何言っているんだ達也は?

 

「いや…、俺は技術スタッフだからこっちの乗り込まないと行けない。お前は選手だろ?なら選手のバスに乗り込め。では、さらば!」

 

達也は逃げ込むようにバスに乗り込む。

 

「おい、待て!達也!!俺を生贄にするな!!!」

 

「悠仁くーん?」

 

ハッ!!

 

ななみん先輩に肩をつかまれる。

感じる…これは答えを間違えると死ぬ奴だ……

 

「おねーさん悲しいな〜

そんなにわたしの隣にいる事が嫌なのかなぁ〜」

 

小悪魔じゃない、悪魔全開の笑顔で俺を追い詰めるななみん先輩。

 

「ソンナコトナイヨ!!!真由美お姉ちゃんと一緒にお話ししたいナー」

 

「うん!よろしい!!」

 

チクショウ!

何でこんな恥ずかしい思いをしないといけないんだ…

誰か俺を殺してくれ…

 

移動中、ななみん先輩のオモチャになる事が決定した。

 


 

ななみん先輩が俺の隣の席に座っている。通路の反対側はリンちゃん先輩がいる。

ななみん先輩、俺、リンちゃん先輩で会話をしていた。

 

「ホント!人を躁鬱扱いするなんて、失礼しちゃうわ。隣に、って言ったのに、さっさとあっちに逃げちゃうし…」

 

「達也の奴、ホント失礼ですよね!」

 

「悠仁く〜ん、君もよ!!」

 

「ソンナコトナイデスヨ!ななみん先輩、お綺麗ですから、隣にいると緊張してしまいますので…話し相手としては達也の方がいいかと思いまして……」

 

「その割には飄々としていますね。」

 

リンちゃん先輩が生暖かい目を向けながら話してくる。

 

「両手に花となれば、緊張を通り越して冷静にもなりますよ…」

 

「……リンちゃん、どう思う?」

 

「余りにも手慣れ過ぎていますね…」

 

「失敬な…これでも緊張してるんですからね…男子高校生の純情さを舐めて貰っては困ります」

 

「絶対嘘よ!」

「絶対嘘ですね…」

 

二人にそう言い返された。

解せぬ…

 

「それにしても、リンちゃん先輩は制服なのですね…」

 

「ハイ、そうですが?」

 

「どうせなら、リンちゃん先輩の私服姿も見てみたかったですね。スタイルがいいから何着ても似合いそうなのに…」

 

「……黒岩くん、そういう所ですよ」

 

「悠仁くんは将来、女の子の敵になりそうね…おねーさんは悲しいわ」

 

「そんな事にはなりませんよ。こんな台詞、親しい人にしか言わないですよ?」

 

俺の言葉に二人は呆れながら返す。

 

「黒岩くんはその内、背中を刺されそうですね…」

 

「刺されるどころか斬られるんじゃない?『ズシャーー』って…」

 

「………?斬られる前に反撃しますよ?」

 

「「そういう事じゃないわよ(ですよ)」」

 

そんな感じで楽しく?会話を続けるのであった。

 

 





悠仁「なぁ、全然進んでないんじゃないか?」
作者「進んで無いですねー」
悠仁「このペースだと何話まで続くんだ?」
作者「そこは『神のみぞ知る』という事で…」
悠仁「つまり、そこまで考えてないんだな…」
作者「ハイ……許してね♪」
悠仁「次の話次第だな…」
作者「頑張ります!!」
悠仁(あいつ、返事だけはいいんだよな…)

もし悠仁が九校戦の競技に出場するなら

  • やっぱりなし…
  • スピード・シューティング
  • クラウド・ボール
  • バトル・ボード
  • アイス・ピラーズ・ブレイク
  • モノリス・コード
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