魔法科高校の劣等生に転生してしまった男の物語 作:ラルド1572684
皆様、お久しぶりです〜。
前回投稿から2ヶ月ぐらいですかね…。
遅くなり申し訳ございませんでした!!
ただ、単純に出張とか休日出勤とかやってたら、こんな時間掛っちゃいました(笑)
投稿期間については不定期になりますが一応、続ける予定です!
これからもよろしくお願いします。
九校戦六日目
午前は“バトル・ボード”の本戦〜決勝だった。
結果を言えば、ほのかが一位、沓子が二位だった。
えっ?
もっと詳しく説明しろ?
レースなんてもんは結局、誰が速かったかそれだけだ。
俺に細かい説明は求めんな。
その後は“アイス・ピラーズ・ブレイク”の本戦〜決勝。
何だかんだあって、深雪、雫が決勝進出した。
意外だったのは最後の一高選手のエイミィだ。
準決勝で栞と対戦して接戦の末に負けてしまった。
なお、栞の方も魔法力を使い果たしてしまい棄権している。
んで、今は大会役員からの提案で決勝戦は行わず、同時優勝にしてみてはどうだという提案を受けている所だ。
そして、俺は雫の呼び出しで一高本部にいるのであった…。
「悠仁、誰に向かって言っているんだ?」
達也から呆れたような顔でツッコミが飛ぶ。
「誰って…お茶の間?」
「……聞いた俺が馬鹿だった」
そこにななみん先輩が口を挿む。
「まぁまぁ、いつもの事じゃない。それに今はそんな事よりも決勝についてだわ。深雪さん、北山さん、あなた達はどうしたいですか?」
達也にななみん先輩?
馬鹿って何?
いつもの事って何?
俺の事ってどう思ってんですか?
達也達に問い詰めたいが、今はそんな空気ではない。
俺は大人だから空気が読めるのだ!
だから後で問い詰めよう!
そんな事思っていると雫が口を開く。
「戦いたい、と思います。深雪と本気で競う事ができる機会なんて、この先に何回あるか…。私は、このチャンスを逃したくない、です」
強い意志が込められた目でななみん先輩を見つめた。
「そうですか……」
ななみん先輩は息を一つついた後、深雪に問いかける。
「深雪さんはどうしたいのですか?」
「北山さんがわたしとの試合を望むのであれば、わたしの方にそれをお断りする理由はありません」
まぁ、深雪ならそう言うだろうな…。
「分かりました……。ではこのまま決勝戦を行うことにすると大会役員に伝えておきます。決勝は午後一番になるでしょうから、試合の準備を始めた方がいいでしょうね」
「分かりました。では、失礼します」
達也はそう言い、一礼するとミーティングルームを立ち去る。
俺達もそれに続き、達也の後を追うのであった。
女子“アイス・ピラーズ・ブレイク”決勝
観客は超満員。
俺と達也は関係者用の観覧席にいた。
なお、ななみん先輩と摩利さんも一緒である。
ななみん先輩はニヤニヤしながら達也にちょっかいをかけ始めた。
「達也くんはどっちを応援してるの?」
「もちろん深雪ですが?」
達也は即答した。
この答えにななみん先輩と摩利はフリーズしてしまった。
少しすると摩利さんが復活したので達也に問いかける。
「……達也くん。北山の事は応援しないのか?調整をしたんだろう?」
「決勝の調整は俺でなく、悠仁がやっています。だから遠慮なく深雪を応援してます」
「「えっ!?」」
達也の発言に驚く二人。
「どうゆう事なの悠仁くん!」
「どうゆう事だ悠仁?」
うわ〜やっぱりこうなった…。
とりあえず説明しておくか…。
「……達也とリンちゃん先輩には話を通したんですけど、実は練習期間の時から“打倒!深雪!!”の為に秘密の特訓をしてたんですよ」
「だけど、なんで悠仁くんが?」
「ん〜、質問を質問で返すのはちょっとアレですけど…。達也も含めてですけど、雫からこの競技の事で相談とか受けませんでした?」
俺の質問に達也が答える。
「深雪に勝てるかどうかは聞かれたな…」
「なんて答えた?」
「勝てるか分からないが最善は尽くすみたいな事を言ったぞ?」
「俺は九分九厘、深雪に勝てないと言った」
また、空気が固まった。
少しして、摩利さんが…
「オイ、悠仁…。いくらなんでもそれはないんじゃないか?」
「勝負事に関しては嘘は言わないつもりなんで…。まぁ、当然、雫には理由を聞かれたんで勝てない理由と深雪に勝つ為の策を言ってたら何かこうなってました」
「そうか…。で、今はどれくらいの勝率なんだ?」
「10%ぐらいですね。けど、まぁ、見てて下さいよ。少なくても面白い戦いになりますから」
そう言ってるうちに決勝戦が始まった。
深雪は振動系統魔法
雫の陣地は灼熱、深雪の陣地は極寒と化す。
対する雫は情報強化*2の魔法により自陣の氷柱が溶けるのを防ぎながら共振破壊*3の魔法で深雪陣地の氷柱を攻撃する。
雫の魔法は深雪の魔法のより封殺される。
一見、どちらも一歩も引かない互角の戦いを見せるが…
「深雪さんの方が優勢だわ」
試合を見ていたななみん先輩が口を出す。
続いて摩利さんが…
「北山の“情報強化”は直接的な加熱は防げているが周りの気温による加熱は防げていないからな…。これはジリ貧になるぞ」
「お二人共、勝負はまだこれからですよ?」
実際、これは想定内の展開だからな…
雫が動きを見せる。
懐から二つ目のCADを取り出した。
それに動揺する深雪。
ここまでは原作と同じ展開だ。
ただ、ここからは…
雫は振動系統魔法“フォノンメーザー”*4を深雪陣地の氷柱の
「フォノンメーザー!?」
「けど、外れたぞ!」
深雪も雫の魔法が外れて安心しているな…
けど、ここからだぞ?
雫の“フォノンメーザー”は深雪陣地の上空に留まる。
そして、新たな魔法陣が出現すると、放たれた“フォノンメーザー”が
「なっ!?」
ふふん♪
全員の驚く顔が見れたぜ!
このまま行ったれ!雫!!
が…
氷柱が溶ける前に深雪は新たに振動・減速の系統魔法”ニブルヘイム“*5を発動する。
雫の“フォノンメーザー”を熱光線上回る冷気が発生し、雫の魔法を封殺する。
そして再び…
急激に冷やされ、結露を起こしていた氷柱が再び高温で加熱された。
それにより氷柱の水滴が気化を起こし…
ボゴォン!!!
雫の陣地の全ての氷柱が爆散。
“新人戦女子アイス・ピラーズ・ブレイク”決勝は深雪の方に軍配が上がった。
決勝が終わったので、雫に声をかけに行こう!
そう思って雫の所に向かおうと思ったんだが…。
控室でほのかと雫の声が聞こえた。
……何かほのかに任せておいた方がいいな。
俺は空気の読める男!
何も聞かなかったことにするZE!
……とりあえずあのブラコン、シスコンの所に行くか…。
少し探すとラウンジで達也と深雪を見つけた。
「深雪、優勝おめでとう。達也もお疲れ〜」
「ありがとうございます」
「ああ、お疲れ。……それにしても悠仁、雫は?」
「さっき控室にほのかと二人でいたよ。今はそっとしておいた方がいいと思ってな…」
「……意外ですね。悠仁さんにそんな気遣いができるとは」
オイ、達也。
お前も頷くな。
俺以上に人の事言えないじゃないか。
「……とんでもないこと言うね。冗談だよね?後、達也。お前はふざけんな」
「ふふ…。さて、どうでしょう?」
「何故に俺だけあたりが強いんだ?」
深雪達と話していると雫とほのかがやってきた。
ほのかは何か気まずそうだ。
「悠仁…。ちょっといい?」
ん?
達也でも深雪でもなく俺?
「別にいいが…。達也達と一緒でもいいか?」
「うん。達也さん、同席してもいい?」
「いいよ。もちろん」
雫達が席に座るとウェイトレスを呼び、注文をする。
「俺はケーキセット。飲み物はコーヒーで」
続けて四人も同じ物を頼む。
少しするとケーキと飲み物が出てきた。
そして達也が雫達に目を向けると…。
「優勝と準優勝のお祝いだ。ここは俺がご馳走するよ」
「えっ、いいんですか!」
「……じゃあ、ここは遠慮なく」
「マジで!センキュー達也!」
ほのかは戸惑っていたが、雫と俺は遠慮なくご馳走になろうとしたが…。
「……オイ、悠仁。お前には言っていない」
「………えっ?」
「俺はほのかと雫の二人に言ったんだ」
「え〜、だって優勝と準優勝のお祝いなんだろ〜。俺も優勝したぞ〜。奢ってよ〜」
「……そうだな。お前も優勝してたんだったな…。分かった、奢ろう…。」
達也は渋々そう言ってくれた。
そんな達也に満面の笑みで……。
「ゴチになりま〜す!」
(イラッ!)
悠仁の言動に一瞬怒りを覚える達也。
そんな感じで談笑?しているとほのかが…。
「あっ、あの!」
「うん?」
「その、優勝できたのは達也さんのおかげです!ありがとうございました!!」
「少しだけどな」
ほのかと達也が話をしていたので俺は雫に話しかける。
「雫、お疲れ」
「……うん」
「でも、悪かったな。散々、偉そうな事言っておいて勝たせる事が出来なかった」
「あっ、ううん。悠仁は全然悪くないよ。そもそもアレがなかったら、反撃の手段すら無かったんだし」
雫は勢いよく頭を下げる。
「マスターできなかった私の所為。私の方こそゴメンナサイ。アレを使いこなせていれば、もっといい試合ができたのに。深雪にも、歯応えが無い相手で申し訳無かったと思っている」
「そんな事ないわ。あの時は本当にビックリしたのよ。複数CADの同時操作。高等魔法“フォノンメーザー”の発動。外れたと思ったら全ての氷柱にそれが降り注ぐのだもの」
深雪は雫に向かって笑顔で首を横に振って見せた後、冗談っぽく俺を睨みつけてきた。
「悠仁さん、本気でわたしを負かすおつもりでしたね?」
「そりゃあ、勿論だろう」
「それに、あの魔法はなんなんですか!」
「それは、俺も気になっていた」
「わたしもです!」
俺達の会話に達也達も参戦する。
「何って、“フォノンメーザー”だが…。“フォノンメーザー”の魔法データは達也がくれたじゃないか」
「俺はあんなのを渡してないんだが…」
「そりゃあ、勝てるようにアレンジしたけど…」
「俺達はそれを聞きたいんだ」
「……まぁ、いいけど」
俺は達也達に魔法の説明をする。
「アレは既存の“フォノンメーザー”に条件起動の術式を追加した派生魔法だよ」
「
「そう、条件起動…。起動式に組み込んでおけば、決められた条件になったら自動的に発動する術式。達也も知っているだろ?」
「あぁ…」
「アレは魔法が氷柱の上空に
「なら、その後は?」
「溜め込んだ熱光線を九つに分裂させて放出する条件で魔法を発動したんだ。この魔法の利点は一つの魔法発動で様々な動きが可能になる事。仮に魔法が外れてしまっても先に条件さえ組み込んでおけば追尾する様な動きなんて事もできる。新たに魔法を発動し直すよりも今、発動している魔法を変化させた方が確実に速く魔法を当てる事ができるからね」
「最初の起動式の演算に時間はかかるけど、それができてしまえば、後は術者の決めたタイミングで魔法を変化させながら発動できる。今回は九校戦仕様に合わせたから限定的だったけど、本来は色々な条件を組み込んでおいて、その状況に合わせて“フォノンメーザー”を変化させながら確実に魔法を当てる事をコンセプトにアレンジした魔法」
一息入れると少し自慢げに…
「“フォノンメーザー・
「どうしてそのような魔法にしたのですか?」
「深雪に勝つにはCADの同時操作で動揺させた後、魔法を発動。でもその魔法が外れて深雪に安心させて油断させて後、九つの氷柱を同時に壊す。深雪に勝つにはこの方法しか無いと思ったからだよ。雫は九つの氷柱を同時に壊す魔法なんてなかったしね。唯一、雫が覚えられそうで威力の高い魔法は“フォノンメーザー”しか無かった。ならそれを上手いことアレンジすれば勝てると思って考えた結果がこの魔法」
雫もこの話に口を挿む。
「実際、悠仁の筋書き通りに進んだ。練習の時は、『鬼、鬼畜、悪魔』とか思ったけど、今となっては感謝してる」
「……雫さん?どうしてそう思ったかな?怒らないからお兄さん説明してほしなー」
本当にこの娘は…。
なんて事言うんだ…。
皆が誤解するだろう?
皆の誤解を解こうとする前に達也達が…。
「雫、悪いが悠仁にどんな事されたんだ?」
「雫、わたしも気になるわ」
「私も!」
「ちょっと…」
「悠仁は黙って!」
その後、雫が俺の秘密の特訓について詳しく話すのであった。
なお、雫の話を聞いて他の三人はドン引きしていた。
……解せぬ。
隣接するエリアに灼熱と極寒を同時に発生させる
達也がアレンジした共振破壊は情報強化を避けるために、地面を振動させる間接的なものになっている。
ナガトさん
長文のメッセージありがとうございます!
思いついたネタも書いていただきめちゃくちゃ嬉しかったです!
色々と参考にさせていただきます!
他の方々も感想や評価があれば是非お願いします!
その方がモチベが上がるので…。
皆様どうぞよろしくお願いします!!
もし悠仁が九校戦の競技に出場するなら
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やっぱりなし…
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スピード・シューティング
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クラウド・ボール
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バトル・ボード
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アイス・ピラーズ・ブレイク
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モノリス・コード