Sideカサンドラ
「くっ!?…」
「うう…!?流石に今の私達だけで羅刹四鬼を抑え込むのは無理がありますよ…」
「弱音を吐かないで!」
「でも!…結局捕虜のアカメには突破されてしまったじゃないですか!…」
「!…」
私達は脱出したメラ様の逃亡を手助けする為に追手の羅刹四鬼の刺客達を抑えていた。
が私と数名以外の面々は極直近に配属されたばかりのまだ幼い新人達だった。
確かにそれでは実力者揃いである羅刹四鬼を打倒するのは無理があり過ぎた。
結局大きな隙を突かれて捕虜にしていたアカメに前線を突破されてしまった…。
「もう終わりか?」
「お前達の魂解放してやろう」
「ああっ!?…」
羅刹四鬼の一人であるシュテンがじりじりと新人達に詰め寄り一人を捕獲し締め上げようとする。
「させないっ!」
「ふんそんなモノなど!ぬうん!」
私は足に仕込んでいたナイフをシュテンの腕に目掛けて投擲する。
だがそれは簡単に奴には弾かれ防がれてしまう。
「い、嫌ああああー!?」
「まずは一人!…」
シュテンに捕まった新人が奴に締め上げられて悲痛な声を上げる。
この場に居る誰もが絶望に染まろうとした瞬間だった。
「むっ!?…」
新人を絞殺しようとしたシュテンが何かに気が付き飛び退いた。
「何とか間に合ったみたいだな…」
「あ、貴方は?…」
「話は後だ…君は前線から離れて治療してもらいな」
「は、はい!」
その時に奴の拘束から解放された新人を一人の青年が抱き上げて救出した。
「ああ…!?本当だったのね!…」
私はその青年の姿を目にして彼の正体に気が付き涙を流した。
Sideセイヤ
~推奨戦闘BGM「愛をとりもどせ!」Or「WILDCHARENGER(北斗の拳替え歌WithアタタータータータタVer)」♪~
「貴様、何者だ!?」
「よくも俺の大切な家族を傷付けやがったな…地獄の底から這い上がり戻って来てやったぞ、イバラ!」
「ン~?テメエみたいなガキの事なんざ知らねえなあ…」
「忘れたとは言わせないぞ!五年前のあの日にお前が見せた地獄のせいで俺は…」
「…思い出した!テメエあン時のガキか!…もう一度地獄を見たいようだな」
「ほう…イバラが見逃した愚かな魂か…ならば我等の手で解放してやろう!」
漸く仇であるイバラと対峙した俺は奴を睨みつける。
するとイバラと一緒にいた大男も一緒になって俺に襲いかかってくる。
「地獄を見せられるのは貴様等の方だ!」
「ほざけえ!」
「生意気なガキだ!ぬうん!」
「貴様には用は無い…しばらく大人しくしておいてもらおうか!ヒョオッ!」
「ぬおっ!?…」
俺は南斗水鳥拳の奥義を繰り出しイバラと一緒に居た大男にダメージを与える。
「なっ!?…テメエあン時とは大分違う様だな…」
「俺はこの時をずっと待っていた…参る!」
「やってみなあ!」
俺はイバラに向かって駆け出す。
「うららららあー!」
「…」
イバラの繰り出してくる鉄拳を俺は難無く避ける。
「チイッ!…ならこれでどうだあー!」
「ふっ!…わちゃあー!」
奴は鉄拳が当たらないとみると空高く飛び上がり飛び蹴りを繰り出してくる。
対する俺も奴の誘いにあえて乗り飛び上がって南斗獄徒拳を繰り出した。
「フフフ…ぐわっ!?…」
南斗獄徒拳を見切れなかった奴の右足は膝の血管が切れて盛大に出血する。
「くっ、糞があっ!」
「既に貴様の技は見切っている!…俺達の因縁に今こそ終止符を刻もう…うはあああー!」
それでも尚戦意を喪失しないイバラに対し俺はビリビリしトドメをかける。
「ホオー、ワアーッタタタッタタタタッタタァー!!」
「ぶげべえええええー!?」
北斗の奥義をイバラに喰らわせる。
「な、何だ!?…お、俺の足が勝手に動きやがる!?…」
「<北斗残悔碩歩拳>!!…イバラ、後は自らの足で地獄迄逝くんだな!…」
「うおおおおー!?」
俺に秘孔を突かれたイバラは自らの足で崖から転落していく。
「それで勝ったつもりか?我々羅刹四鬼はキングクラーケンの肉を食らい特殊な肉体となっている!たかが高所から転落した程度では死なぬわ!」
動きを封じていた大男がそう言い放ってくるが無駄な事だ…。
「ははは!この程度で俺は死なんぞ!あのガキ共には必ず復讐してやるから覚悟…う!?うぎゃああああああー!?……」
「!?」
転落していったイバラの余裕ぶった声が響くがすぐに絶叫へと変わる。
「き、貴様!?…」
「すぐにテメエも身を持って体感する事になるさ…この世から今すぐ消えろ!うおりゃあー!」
「ぐおっ!?…」
イバラの異変を感じた大男が俺に再び襲い掛かって来るが俺は奴を上空へと蹴り上げた。
「ホオー!アータタッタタタタタタタタタタタァー!」
「ぐごげえ!?…」
蹴り上げた奴に追撃を加える為に俺も空高く飛び上がり拳の連撃を浴びせる。
「うごおお…!?…こ、このガキ!?…」
地に叩きつけられた大男は無駄にタフなのか立ち上がる。
「<天翔百裂拳>!!お前の命は後五秒だ…」
「何!?…ど、どういう事だ!?…」
「何、肉体を崩壊させる秘孔の一つを突いただけだ。
その程度の肉体変質と力任せの拳法如きでは俺が身に付けた北斗神拳の奥義を無力化する事など到底出来ん!
今迄無残に殺してきた人達に懺悔しながら地獄へ逝け!」
「そ、そんな!?お、おごげぶうっー!?……」
大男は秘孔のタイムリミットを迎えてこの世から肉体毎消し飛んだ。
「…」
「其方も終わったようですね!」
一息ついているとハートさんが無力化した二人の襲撃者の女性を担ぎ上げながら此方に来た。
「この方達の処遇はどうするつもりです?」
「話を聞いてみない事には…」
「あ、あの!…」
「!…」
俺は聞こえた声に振り返ると愛しい人の姿があった。
クロメ組強化する?
-
強化しない
-
強化する(門下生の奥義等で)