Sideグリーン
「糞ったれが!こう何度もやられるとは…」
「父さん…」
目に見えて父さんはイラついていた。
「確かなんだな?お前達の邪魔をしてきたのがサバティーニの時の男だっていう事は」
「ああそれは間違い無いよ…」
「二度もやられたとなるとお前達が相手するには役不足といった所か…今度ソイツともし遭遇したなら俺に一報入れろ。直々に相手してやる!」
「そうだね…」
実際は二度所ではないのだが彼等は知る由もない。
「そういえばアカメちゃんとコル姉からの連絡は?」
其処でポニィがまだ戻ってきていないアカメ達の事を父さんに聞いた。
「まだねえ…こりゃあ敵の手に落ちたとみた方が良いかもしれねえな…」
「アカメ、コルネリア…」
アカメ達が敵の手に落ちたと思った俺達は救出作戦を練るのだった。
その頃、Sideコルネリア
「う…うーん?…此処は?…」
「むにゃむにゃ…」
私が目を覚ますと隣でアカメが寝息を立てていた。
でもそれ所じゃない…突然襲撃されて反撃する間がほとんど無くて私達は捕らえられてしまったんだ!…
「アカメ起きて!」
「んあ?…コル姉おはよう」
「それ所じゃないんだって!私ら…」
「!」
アカメもたった今思い出して周囲を見渡していたその時だった。
「あら、もう目が覚めていたのね」
ふと開いた扉から妖艶な雰囲気を纏った女性とメイドが二人程、タエコさんが現れる。
「こ、コルネリア!?…」
「タエコさん…それに貴方は…」
「私達を襲ってきた奴等か!」
すぐに私達を捕らえた人物だと気が付き警戒する。
タエコが居るという事は此処はオールベルグのアジト!…
「タエコ、これはどういう事かしら?」
先程の女性がタエコさんに詰め寄る。
彼女は慌てて私に負けて見逃されたと咄嗟に嘘をついた。
「そう…普段なら極刑物だけど今回は見逃してあげるわ…自己紹介が遅れたわね。
私は暗殺結社オールベルグの現頭領のメラルド・オールベルグよ」
「敵のリーダー!…」
アカメは警戒を強め私は唖然とする。
「本来なら拷問して情報を吐かせる所なんだけれど貴方達の事気に入ったから丁重に扱ってあげるわ!」
「え?…」
「何?…」
メラルドさんはそうあっけらかんとそう言ってきて私達は訳が分からなくなる。
ふと傍に居たメイドさんの内の一人、紫ツインテールの子とタエコさんは頭を抱えていた。
もう一方の金髪の子は恍惚とした表情を浮かべていたが。
ええ…何これ?…セイヤ君こんな所で暮らしてたの…。
その後、私達が逃げない様に体の中に危険種の虫の卵が産みつけられている事を聞いた。
だけど警戒網を掻い潜ってやって来た帝国の人が駆虫剤を届けてくれると言い本格的にオールベルグを潰す算段を立てたようだ。
私は…
「そんなに悩んでどうしたのかしら?」
「…あの私!…此処を壊したくないんです!」
「ふーん…という事は貴方もアカメと同じで洗脳が軽かった事で真実に気が付けたみたいね」
「それもあるんですが…此処が大事な居場所だから…」
「そう…タエコも良い友人を持ったようね…」
メラルドさんは私がタエコさんの事を言っているのだと誤解したようだ。
まあ良いのかな?…だったらもう迷う必要性なんかないよね!
数日後、Sideセイヤ
「急いでくれ白王号!俺の大切な人達が危ない!」
「ヒヒーン!!」
先日のダニエルさんの件といいいい加減帝国側が本格的に動いてきそうだな。
そう考えた俺は一旦北南の村に戻ってレムスちゃんを預けて白王号を急ぎ走らせた。
そう目的地はオールベルグの本拠点だ。
「慌てても結果はついてこんぞ」
「それは…」
俺の師の一人、南斗六聖拳がひとつ「南斗孤鷲拳」を扱うシンさんも事情を聞いてついてきてくれていた。
裏切者であるユダを探し出すついでで援護してくれるようだ。
「我が星、殉星は愛に生き輝く星!その愛を否定し壊そうとする輩は何人たりと許さん!」
「心強いです!」
そうこうしている内に俺達はオールベルグの本拠点がある場所へ辿り着く。
「皆…」
「どうやらセキュリティの意味はなかったようだな…俺が中から敵を駆逐してやろう!」
「だったら俺は上からいきます!」
シンさんが中から侵入した敵を払ってくれるようだ。
ならば俺は上からいくしかない!
「すうううー…ふぉあー!!」
俺は闘気のオーラを全身に滾らせて空高く勢い良く飛び上がった。
そして拠点の最深部へと急いだ。
Sideシン
「この地点は既に突破されてしまっているか…ならば!」
俺は弟子のセイヤに頼まれオールベルグを守る為に援護に来た。
既に突破されている地点からこの拠点の規模からそこまで入り込んだ敵の人数は多くはないだろうと逆算し次に現れるであろうフロアへ先回りした。
「む!…ヒョーオ!」
守備のメイド達が侵入者達を迎撃しているが全く効いていない。
それ所か簡単に反撃をもらいそうだと感じた俺は割って入った。
「な、何!?…」
「あ、貴方は?!…」
「信じてもらえないかもしれんがこれより其方を援護する者だ!奴等の相手は俺がするからお前達は下がって別のフロアの防衛をしろ!無駄死にさせたらアイツに顔向け出来なくなるんでな!」
「は、はい!…」
メイド達は俺の迫力に驚いたのか素直に引き下がってくれた。
「何者か知らないが雑魚はそこをのけ」
「ほう、この俺を雑魚扱い出来ようとは余程帝国は馬鹿の集まりだといえるな」
「貴様っ!…」
「その発言後悔するわよっ!」
赤毛の少女が俺に蹴りを入れてこようとするが遅いな!
「ふっ!」
「ウソォ!?…あがっ!?…」
軽々と避けて少女の足を逆に掴んで壁に叩きつけてやる。
「ポニィ!?…こなくそ!」
「そんな小細工など通用せんぞ!ショオオオー!!」
「なっ!?…ぐっ!?う、腕が!…」
今度は鞭使いの青年が仕掛けてきたので俺は拳波を飛ばして奴の両腕をしばらく使用不能に追い込んだ。
「雑魚共が…俺がやる!」
今度は剣使いか。
「良い反応速度だ、だが所詮その程度では俺は倒せん!
見せてやろう我が南斗孤鷲拳の技を!ワチャー!」
「なんだと!?がっ!?…」
すれ違い様に奴の手足に必殺蹴りのダメージを入れる。
「<南斗獄屠拳>!お前はもうロクに動けまい…」
「ち、チーフ!皆…」
「フン、世話のかかる小僧共だな…」
他の者がたった一人この俺にやられたのを見て銃使いの女は戦意喪失していた。
さてここまでやればいいだろう後はお前次第だセイヤ…。
Sideコルネリア
「コルネリア、真逆お前が裏切るとはな…」
「パパ…ごめんなさい…でももう決めた事なの…」
「アカメと違ってそんなに聞き分けの悪い子になっちまったか…だったら容赦しないぞ…」
私はオールベルグを守る事を決めた。
一方のアカメは未だ真実を見極められずメラルドさんの暗殺を決意してしまった。
だがそれは失敗に終わって彼女は逃げたメラルドさんを追って行ってしまった。
「ゴズキ、俺が代わりに相手をしよう…お前さんはあっちのメイドと剣士を頼むぞ」
「シュテン…任せる…」
パパは私の相手はシュテンさんで十分だと思ったのかベルギルダさんとタエコの方へ向かった。
不味い!?…いくら彼女達でもパパの扱う帝具「村雨」は防げない!…
「余所見している暇があるのか?」
「ッ!…「粉砕王」!」
「迷える魂解放してやろう!」
「あうっ!?…」
流石はパパの同僚…私なんかが相手出来るような奴じゃない…だけど此処で諦めたら約束が果たせなくなってしまう。
「うああああああー!」
「無駄な事だ…」
「ああっ!?…」
強い!…だけど後にはもう退けない!…
「粉砕王!もっと力を!」
「ぬお!?…」
私は粉砕王に力を込めて思いっ切りシュテンさんをぶっ飛ばした。
彼は瓦礫に埋もれていく…これでしばらくは動けない筈…。
一息ついてふと空を見上げてみると流れ星にも似た見覚えのる人物が見えた。
あ、あれって!?…
Sideタエコ
「流石は羅刹四鬼の一人…此方の攻撃を物ともしていない…」
「だが退く訳にはいかねえ!」
本拠点に襲撃を仕掛けてきた一人、羅刹四鬼の一人で帝国暗殺部隊隊長のゴズキに私達は追い詰められていた。
メラルド様はなんとか無事に逃げおおせたようだがここまでされた事でベルと私は脳のリミッターをフルカットして応戦、だが奴には通じず後が無かった。
「おっと、そろそろ幕引きといかせてもらうぜ!」
「んなっ!?…」
「ベル!?」
ゴズキが急接近しベルに刃を向ける。
奴の扱う刀から感じた事のない禍々しいものを感じていた私は彼女へ迫るその凶刃をただ見ているしか出来なかった。
「!?」
だが急にゴズキは何かに気が付いて飛び退いていた。
そこに一筋の光弾が飛んできたからだ。
「何だあ!?」
窮地を脱したベルも驚いている。
だが今の気配は…間違い無い!
砂煙が晴れると其処には…セイヤ・キリツグ紛れもない彼の姿がそこにあった。
シンに部隊全員叩きのめしてもらいました。
次はガチの激闘だ!…
クロメ組強化する?
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強化しない
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強化する(門下生の奥義等で)