ハイスクールドロップキック   作:ガラクタ山のヌシ

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できましたです。


第11話

ライザーを廃教会の見張りをつけるよう命じて…ではなくお願いして数日が経過したある日。

 

その変化は突然にやって来た。

 

「う…動きがあったぞユリネ殿!!」

 

もはや、ゆりねの舎弟と化したライザーは毎日律儀に報告にやって来ていた。

気になった点としては、最初にバサバサとやかましくやって来たのを、苛ついたゆりねに再度粛清されたくらいか。

 

「それで?何人くらいいるのかしら?」

「だいたい三、四人といったところだな。見たところほぼ堕天使ばかりだ」

 

なかなかの情報にゆりねは頷き、リアスの方を見やる。

 

「そう…リアス」

「はい!!己の力不足を痛感しております!!はい!!」

 

だから眷属を作ってもいいよね…とでも言いたそうな目をしていたのだが、ゆりねはそこはスルー。

 

「だが…」

「だが、なによ?」

 

歯切れの悪いライザーに、ゆりねは更に問いかける。

 

「いや…先日はどうやら人間のシスターらしき人影も見えてな。その様子がなんとも怪しいというか、不可思議というか、儚げと言うか…あ、違うぞ!!そういう下心とかは全然、これっぽっちも無いからな!!」

 

徐々にジト目となりつつあるゆりねの視線に気がついたのか聞かれてもいないことをワタワタと慌てながら否定する。

まぁ、語るに落ちるというやつか。

そこのところを掘り下げるのは彼の眷属達に任せるとして…

 

「まぁ、まずはそのシスターらしい子に話を聞く必要がありそうね…」

「えぇ〜…もうテキトーにぶっ潰せばよくねーですの〜?」

 

刹那、面倒臭そうにそう言う邪神ちゃんの顔面にナックルをつけたゆりねの拳が飛ぶ。

 

床に倒れて言葉も無くピクピクしている邪神ちゃんを横目に、ゆりねは近寄って来た小猫をナデナデしつつ話を続ける。

完全にリアスを差し置いてオカルト研究部を指揮っているが、こっちの方がやりやすいからね仕方ないね。

 

「まぁ、そんな訳で木場くんと小猫、リアスにはシスター探索をお願いするわ」

「私はどうすればよろしいですの?」

「朱乃は…そうね」

 

少しばかり考える素振りをするゆりね。

 

「新しいクッキーでも買って来てもらえる?」

「お、ついにパシリ卒業ですの?」

 

パチクリと目を覚ますや、嬉しそうにする邪神ちゃん。

 

「オイてめぇ、ついでに栗羊羹でも買ってこいよ」

 

嬉々として腕を組み、露骨に上から目線で命令する邪神ちゃん。

困ったような笑顔でどうしたものかという表情の朱乃。

 

「アンタは部室の掃除でもしてなさい」

「えぇ〜…」

「いいわね?」

「……ちぇ〜ですの〜」

 

その後、件のシスターを巡ってライザーとその眷属との間に一悶着あったのは余談である。




ライザーニキ…不憫やでぇ。

次回、あのシスター登場?
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