ハイスクールドロップキック   作:ガラクタ山のヌシ

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更新が遅くなって申し訳ないです。


第13話

「さて、準備はこんなものでいいかしらね…」

 

アーシアからの話を聞き、改めて廃教会に行くこととなったオカルト研究部一同。なお、ライザーは留守番である。

リアスは渋っていたものの、ゆりねからの命令には逆らえない模様。

まぁいずれにせよ、悪魔の統治する街に堕天使がコソコソしていること自体問題なので、遅かれ早かれ対応する必要のあった問題ではあったのだが。

再び件の廃教会に足を踏み入れたところ、一人の堕天使が見下ろすようにしてゆりねたちを上空から見遣る。

 

「あら?わざわざアーシアを返しに来てくれるなんて、最近の悪魔は随分と親切なのね?」

 

ゆりねの背後に隠れるアーシアをめざとく見つけてニヤリと笑う。

 

「ハァ…いえね…私としても大変に不本意なんだけど、断ったら後々面倒になりそうな頼まれごとでね…」

 

挑発じみた発言に対し、愚痴るかのようにそう返すゆりね。

 

「そう…でも残念ね。わたしが至高の堕天使となるため、その糧になってもらうわ!!カレワーナ!!ミッテルト!!」

 

そう名を呼ばれた瞬間、部屋の奥から更に二人の堕天使がやって来る。

 

「では、改めて名乗らせてもらいましょう。わたしはレイナーレ。ここにいる二人と共に、至高の堕天使へと上り詰める者よ」

「ドーナシークの仇はとらせてもらうっすよ〜」

「恨まないでくださいね〜」

 

そう言う両者の目は笑っていない。

味方を滅されたのがよほど肝に据えかねるのだろう。

そして次の瞬間には、およそ人間には対処できないだろうスピードで迫る二人。

 

「そう…やるつもりなら仕方ないわね」

 

そう言うと、ゆりねはどこからともなく日本刀を取り出し、近寄って来た二名の堕天使を刹那に両断する。

 

「な…」

 

驚きの表情を隠せない様子のレイナーレ。

 

「それじゃ、こっちも名乗りましょうか」

 

ピッ…と血糊を払うと、ゆらりと眼帯をしていない方の目を気圧された様子のレイナーレへと向けるゆりね。

 

「花園ゆりね。しがない駒王学園のOGよ」

「はっ…ハナゾノ・ユリネ?」

 

その名を聞くや、何やら戦慄した様子になるレイナーレ。

 

「立てば炸薬、座れば(起爆)ボタン、歩く姿はデストロイと謳われた…」

 

その言葉にブフォッと吹き出す邪神ちゃん。

 

「へぇ〜…そんな風にいわれてたんですの〜?」

「っていうか、歩くデストロイってなによ…」

 

ニヤケ顔でそんなことを言う邪神ちゃん。

一方で呆れ顔のゆりね。

 

「くぅっ…貴様が相手では分が悪い…せめてアーシアだけでもっ…」

 

そう言ってアーシアに迫るレイナーレ。

恐らくはアーシアを連れ去り、駒王町では無いどこかで再起を図ろうと考えたのだろうが…。

 

「鈍いわね」

 

しかし、次の瞬間には、何故か視界が下の方へと向き…。

 

「プッププ〜!!あんだけ息巻いといて、あっさりやられてやんの〜!!」

 

なにやら目の前には下半身が蛇の弱小っぽい悪魔がツンツンと額のあたりをつつきながら煽り散らかしていた。

 

「ふぅ…アザゼルに文句を言わないとね」

 

そう言うなり、携帯を取り出すゆりね。

連絡先から『バカ総督』という名をポチッと押すと、無機質な呼び出し音が響く。

 

しかし生首だけの状態で、しかしなぜか生きながらえている状況はレイナーレにとっては屈辱でしか無く…。

 

「おっ…覚えてろよ!!いつか必ず…」

「うるさい」ベシィっ

「あだっ!!」

「アヒャヒャヒャ!!うっける〜!!」

 

その後しばらく、レイナーレが邪神ちゃんのオモチャにされたのは余談だろう。




戦闘のテンポが良いって言うか…ゆりねが負けるビジョンが見えねぇ…。
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