「それじゃ、まずは色々と探してみましょう」
邪神ちゃんへのお仕置きを済ませ、気持ちスッキリした様子のゆりねが廃教会内の探索をはじめる。
当然他のオカルト研究部員達もそれを手伝うこととなる。
「そうですね。たどちゃんさんの嗅覚を信じるならここが堕天使の拠点なのは間違いなさそうですし」
小猫がゆりねに賛同するように廃教会内を色々と探っている。
木場や、朱乃、リアスもそれに続いて色々と漁っていた。
先ほどの戦闘で、ところどころ壊れかけていたりするものの、怪しいところは…。
「…あら?」
足元から少し風が吹いて来ている
どうやら床板の一部が外せるようになっているようだ。
カタリ…とどかしてみると、階段の先に謎の空間が大口を開けている。
ゆりねはチラリと振り向くとリアスに声をかける。
「リアス。先に行ってくれる?」
「え…いや…そのぉ…」
目を泳がせ、奥歯なものが挟まったような物言い。
露骨に拒否したそうにするリアス。
それに苛ついたのか、ゆりねが目にこめる力が増す。
「アンタ…さっき何か小細工してたわよね…?不問にして欲しかったら先に行きなさい」
バレていたのかとぎくっと反応するリアス。
何やら冷や汗が止まらない様子だ。
「い…行かせていただきますです!!はい!!」
「リアス…」
朱乃はそんな彼女を、不憫な子を見る目で見ている。
階段を降りた先は迷宮にでもなっているかと思っていたが、意外と一本道だ。
その奥にある扉を開けようとするが…
「…中から堕天使の気配はしないわね…」
タイミング悪く、留守中だったのだろうか…?
取り敢えず開けてみるが…。
「祭壇…?」
何やら儀式の準備をしているのだろう。
しかし、その準備を整えたのだろう本人の姿はない。
まだ帰って来ていないのか、それともここ以外の他の拠点にいるのか…。
それは分からないが…。
「……スキあり!!」
「うるさい」ベシッ。
「へぶぅっ!!」
考え事をしているゆりねを背後から邪魔した謎の人物がぶっ飛ばされる。
先ほどまで気配がなかったことから、よほど隠れるのが上手いのか、戻って来たところ侵入者に気づいて突っ込んできたのか…。
「……あら?」
「くぅっ…おのれ…貴様、我々の狙いをいつから…」
よろり…と起き上がるのは中年の男に見える。
しかし、背中の羽根から察するに堕天使なのだろう。
しかし、なにやら誤解している様子。
よく分からないが、やましいことをしようとしているのだろうことはなんと無くゆりねにはわかった。
「アンタ…駒王高校の男子生徒を襲った堕天使かしら?」
「…それは、オレでは無い。だが、答える必要も無い!!」
そう言うなり、光の槍のような武器を手に、ゆりねに襲い掛かる堕天使。
「ま、いいわ。取り敢えずアンタを仕留めとけば牽制にはなるでしょ」
その言葉と共に、いつからか手にされていた日本刀が、無慈悲にも向かって来た堕天使へと振り下ろされた。
どなしくん、我ながら雑に終了。
まぁ、ゆりねちゃんはぺこらの主をワンパンで脳しんとう起こさせるくらいの強さだからね。
仕方ないね。