コードギアスの世界にアミバの能力を持った転生者って需要が有るんですかぁ〜!?   作:TNKエース

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コードギアスの世界にアミバの能力を持った転生者って需要が有るんですかぁ〜!?

コードギアスの世界にアミバの能力を持った転生者って需要が有るんですかぁ〜!?

 

シンジュクゲットーにある比較的まともな廃墟の中では若い大柄な男性と初老の男性が怪我をした老人や少年を治療していた。

初老の男性は慣れた手つきで治療をしていき、大柄な男性もやや遅いが治療をしていく。

 

此処は時枝医院。

正確にはその跡地であった。

 

初老の男性の名は時枝修造。ここの院長だった男だ。

大柄な男性の名はアミバ。修造の助手にして転生者だ。

神と呼ばれる存在によってこの世界に転生させられてしまった存在だ。

強制的に与えられた能力はアミバ……そう、北斗の拳に出てくる。あのアミバである。

 

彼にとって唯一の救いはアミバの持つ歪みが無いことと、トキの顔に変えていた為、原作のアミバよりトキに見える為と歪みと言う邪心が無いことで、ケンシロウが見てもトキと思うだろう。

 

「お爺ちゃん。アミバさん。ご飯出来たよ!」

 

治療の途中、修造の孫である時枝メグがご飯が出来たことを告げる。

 

「おう、守くんの診察終えたら食いに行くわ」

 

「先生。此方は田丸さんを送っていきますね」

 

「おう」

 

アミバは老人を入口へと送ると、

 

「いやぁ〜、アミバ先生のツボ押しマッサージは効くのぉ〜。痛みがもうないわい」

 

老人、田丸はピョンピョンと跳ねる。

 

「田丸さん。痛みが引いたとは言え、無茶は禁物ですよ」

 

「分かってるよ。ワシは此処でいいからアミバ先生もご飯を食べてきなさい」

 

そう言って田丸さんは堂々とした足取りで帰って行った。

その後、もう一人の患者である安西守を見送ってから台所へと向かう。

 

「?先生は?」

 

アミバは台所内を見渡すも、修造が居ないことに疑問を感じるが、

 

「お爺ちゃん、板野さんが腰をやっちゃったって聞いて大急ぎで行っちゃった。

お爺ちゃんの事はほっといてご飯食べちゃいましょ」

 

メグはそう言うとお茶碗にご飯を盛っていく。

 

「はい。アミバさん」

 

「ありがとう」

 

二人の手が触れると、顔を少し赤らめる。

ウブか!?

と、言いたくなる。

 

まぁ、二人は好き合っているのではあるが、

 

何故、この二人がこうなっているのかは、約半年前まで遡る。

 

 

 

 

 

シンジュクゲットーに飛ばされたアミバは黄昏ていた。

戸籍も、仕事も、知る人すらいないゲットーではアミバは金銭も寝床も用意できなかった。

これが本来のアミバなら「奪えば良かろう?」とゲットーの住人を虐殺するなりして糧を得ていただろうが、中身が一般人のアミバではそんな事は出来なかった。

 

腹も空き、この数日は水しか口にしていない。

唯一の救いはアミバの肉体が其れでも生きていけたのだ。

 

しかし、空腹には勝てずに座り込んでいた。

 

そんな中で、一人の女性を複数のチンピラが取り囲んでいた。

 

そして空腹の苛立ちでチンピラ達をボコった。

そして空腹で倒れてしまい、近くを通りかかった紅月グループ(当時はナオト生存)に時枝医院に送られ、身寄りが無い。半ば記憶喪失の類で時枝医院で雑用として受け入れられ、そこから医療助手→秘孔によるマッサージ(トキ的な)による医師として認められる。

 

偶にテロリストの名を語るチンピラが現れるが、アミバの力で軽くあしらった。

 

だがしかし、逆恨みしたチンピラ達はメグを誘拐し、金かアミバの命を要求してきたのだ。

アミバはすぐさま、己の命とメグを交換しろと言うもののチンピラ達は角材や鉄パイプでアミバを殴打していく。

 

しかし、無傷!世紀末ボディに生半な打撃は効かないのであった。

殴られも殴られも倒れないアミバに対して、苛立ちを覚えたチンピラのリーダーはナイフでアミバを刺し殺そうとするが、そこで颯爽と現れたナオトグループの南&杉山がメグを救出、哀れなリーダーはアミバのなんちゃって北斗百裂拳でボコボコにされた。

 

まあ、命懸けで自分を助けにきてくれたアミバにメグはチョロくも惚れてしまい、アミバと付き合うも、双方、プラトニックすぎて修造や玉城はさっさと付き合えば良いのにとぼやくほどだ。

 

 

 

 

 

 

しかし、彼等の幸せは容易く崩れてしまう。

 

とある日の午後、何故かブリタニア軍がゲットーを攻撃してきた。

 

多くの住人が慌てふためくなか、アミバ達は金銭と身の回りの物を持ちつつ、田丸と板野、守を連れて地下鉄道を通りながらゲットーから離れて行こうとする。

 

先頭は田丸と修造、中側にはメグ、守、板野の三名が、最後にアミバが殿として走っていた。

 

彼等は全員が注意深く進んでいくが、

運が無かった。これしか言いようが無かった。

 

突如、爆発音と共に天井が崩れた。

 

アミバ達は知らぬが、ブリタニアの兵士がロケットランチャーで

 

「鼠は地下にいるって言うしな……」

 

と、適当に地面を撃ったのだ。

 

その後は同僚に弾が勿体無いと戒められ、別の地域に向かった。

 

閑話休題

 

「くっ……」

 

アミバは頭を振りながら立ち上がろうとすると、コンクリートや土が身体から落ちていく。

 

気絶……していたのか?皆は!?

 

アミバは辺りを見渡すと、信じられない……信じたくないものを見た。

 

地面にコンクリートと土と、血と……

 

「み……皆……」

 

土とコンクリートに潰された死体。

 

「ウソ……だろ……」

 

アミバは立ち上がろうとした膝を地面につける。

 

ガタッ……

 

しかし、コンクリートの山から音がした。

 

「?!」

 

アミバはコンクリートを投げて音のした方を探る。

 

「ううっ……」

 

「メグっ!」

 

アミバはまだ生きているメグを見つけ、次の瞬間絶望した。

 

尖った瓦礫が腹部を貫いていた……

 

アミバは絶望した。

然るべき施設で然るべき処置を速やかにすれば助かるだろう……

しかし、何処にそんな施設は有る?今のゲットーに有る病院で手術施設が有るのは時枝病院だけ……そこは既に戦火に包まれている。

 

故に絶望。

 

アミバには刻一刻と命が失われていく恋人を救う事は出来なかった。

 

「アミ…バさん……」

 

「メグっ。済まない……俺は……俺には……」

 

「ううんっ。アミバさんの……せいじゃないよ……それよりも……守くんをお願い……」

 

見ると守も生きていた。板野が覆い被さる様にしていた為、大きな怪我も無かった。

 

「アミバ……さん。お願いが有るの……」

 

「何だい?」

 

アミバは努めていつも通りに話す。しかし、その声は震えていた。

 

「キス……して下さい……」

 

「あ……ああっ!」

 

アミバはメグにキスをした。そのキスの味は血の味がした。

 

メグはアミバの首に手を回す。

その間二人はキスをし続けていたが、

時期にメグの力が弱まる。

 

「さようなら。メグ」

 

アミバは笑う。最愛の人を送る為に、

 

「あり…とう……アミバ……………」

 

そして、彼女の命の灯火は消えた。

 

残るは意識の無い守とアミバだけ、

 

「あ…ああ……あああっ…………あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

 

崩れた線路の中にアミバの慟哭が響き渡る。

 

 

 

 

 

「何だ?今のは?」

 

「…………」

 

ブリタニアの学生と拘束具の女と言うミスマッチな二人はその慟哭を聞いた。

 

 

 

 

「……………」

 

泣き喚き終えたアミバはそこに座るだけだった。

 

視線は何処を見ているのか分からず、只々そこに座り込んでいた。

 

「五月蝿い。五月蝿い。猿は鳴き声も五月蝿いな……」

 

線路内には五人のブリタニア兵士がいた。

その中の一人……は親衛隊の制服を着込んでいる。

 

アミバは幽鬼のような動きで立ち上がる。

 

「お前らは……」

 

「ん?」

 

「何故、皆を殺す。皆が何をしたって言うんだ?皆……皆、今日を必死に生きているだけだって言うのに……」

 

「決まっている。貴様等が弱者だからだ!」

 

親衛隊の男は嘲笑うかの様に言った。

周りの兵士も笑う。

 

「そう……か………」

 

アミバの気が高まる。

 

「お前らに!今日を生きる資格は……無い!!!」

 

アミバの怒りと共に着ていたシャツと白衣が破れていく。

 

そこには鍛え抜かれた筋肉が見え、親衛隊の男達は僅かに飲まれる。

 

「う、撃てぇ!」

 

隊長格の男の号令と共に親衛隊は己が手に持つアサルトライフルを撃ち放つ。

 

彼等にはアミバが穴だらけになると思ったが、

その予想は悉く外れる。

アミバが消えた…‥否!親衛隊達の目にも止まらぬ動きで壁へと駆け出したのだ。

そして、跳躍し、壁や柱を足場に親衛隊達へと接近していく。

原作アミバが使った技。鷹爪三角脚の応用技である。

 

「シャオっ!!」

 

そして瞬く間に兵士達の横を通り過ぎていくアミバ。

 

「……はっ!武器も無い癖に『ドサッ!』?……なっ?!」

 

親衛隊の男が振り向こうとすると、何かが落ちる音、彼は下を見ると

倒れ伏し、顎から上が四等分になっていた兵士達の姿。

アミバが、修めた南斗聖拳の流派が一つ。南斗水鳥拳の技である。

 

「ナイフ?いや……あの男は素手だぞ!あんな半裸でそんな物を隠せる筈が「おい……」!!?」

 

男が混乱している隙にアミバは近付き、

 

両方のこめかみに親指を突き刺す。

 

「へっ?刺さってる?」

 

「この指を抜いたら……」

 

「抜いたら?」

 

「お前は死ぬ……」

 

「へっ?死ぬの?」

 

「試してみるか?」

 

指が僅かに引き抜かれる。

 

「い…嫌だ!死にたく無い!死にたく……「皆、そうだ……」

 

そして、一気に引き抜かれる。

 

「…………ははっ、何もなにばっ!!」

 

親衛隊の男は頭から裂けた。

 

「思ったより……大した事は無かったな……」

 

殺意を持って殺したものの、アミバの心には何の動揺もなかった。

 

アミバなのだからか?それとも僅かに心が壊れてしまったのかは誰にも分からない。

 

「済まない。メグ。先生。田丸さん。板野さん。皆の遺体をそのままにする俺を許してくれ」

 

アミバは守を抱き抱えると、避難する為に駆け出す。

 

「(ブリタニア……絶対に許さんぞ!!)」

 

その胸に憤怒の炎を灯しながら、

 

 

 

 

 

此処からダイジェスト……

 

その後、扇達と合流したアミバは何処かの倉庫に退避するも絶体絶命の危機に陥る。

 

そしてルルーシュのおかげで助かり、扇グループに身を寄せた。

 

そして、原作通りにルルーシュがゼロとなり、黒の騎士団が結成。

アミバは医療メンバー兼歩兵部隊に入る。

(KMFはレバーを壊してしまう為、乗れなかった)

 

その後、血染めのユフィでは惨劇の場を見て、

 

「ユーフェミア……この……悪魔め!!

テメェ…の、テメェの血は!何色だぁーー!!!」

 

と、激怒し、KMFから脱出したユフィの右腕を切断の後、首を刎ねようとするも、ランスロット・エアキャヴァルリーによって邪魔される。

その後、ユフィは出血多量によるショック死、

 

ブラックリベリオンでは歩兵として参戦。

井上の生存と、少数の団員(杉山含む)と共にインド軍区にて身を隠す。

 

その後暫くは、トキと名を変えて世界各国のVIPに医療行為をしながら後のためのコネを作っていく。

コネを作りながら難民保護や孤児の援助を可能な限りして銀の聖人と呼ばれる。

 

黒の騎士団への合流は100万の奇跡以降。

 

蓬莱島の建設には人一倍どころか5倍以上働いていた。

 

超合衆国結成後の黒の騎士団内部での役職は斑鳩内の医療班班長。

 

そして、黒の騎士団は第二次トウキョウ決戦に挑む。

 

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