メジロ家長男(再)   作:剣崎雷太

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 ストライクの学校

 ウマ娘になり損ねた者達を哀れみかつてのウマ娘が作った学校、最初は学校としての形をはしていたが次第にただの集まりと化していた。
 ストライクが通うと同時にメジロの者が投資を行い立て直したかのように見えたが、依然と変わらず学校をやめる者が多くなってきた、中央とのレース結果によっては取り壊しが決まってしまう。



輝くときよ、我が体

 

 彼女がその怪物と出会ったのは学校に通い初めてだった、ウマ娘と同じ身体能力を持ちながら人として生まれた自分にはレースに出る資格も他のスポーツをやる資格もなかった、そんな絶望を抱えながら自分と同じ境遇の者達が通う学校に通い始めた。

 

「この学校は終わっています、貴方達も同じです」

 

最初に言われた言葉はそれだった、自分たちの存在を根底から否定されている言葉だった

 

「くだらないな」

 

そんな言葉を出したのは、教師の話を聞きながらゲームをしている男だった。

 

「何を敷いているのですか?メジロストライク」

 

「お前は下らんと思い、ゲームをしている」

 

教師は怒り狂いその生徒を怒っていたが、彼は

 

「戯言を聞く気はない」

 

そう言って一人の男子生徒と共に学校から消えていった、私が彼に引かれるのはそれから二ヵ月後の月曜日、件の教師に圧倒的な記録で勝った時

 

 

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「今日の夜からですか?」

 

ストライクは学校の校庭の隅で屋敷に電話をかけていた

 

「ああ、中央の奴らを倒さないといけないからな」

 

「ストライク様なら問題ないと思いますが?」

 

「油断をしたくないから」

 

ストライクは電話を切り校庭の中心に向かった、既に準備を終えた者達が練習をしようとしている

 

「んじゃ10キロ行くか」

 

「おう」

 

今回の練習にはストライク、グーレスト、蓑下、レグルスがいて四人が中央のウマ娘との対決をするために強化合宿を開いたのである、軽い準備運動をした後に四人は近くにある山を利用して長距離のマラソンを開始していた。

 

「にしても、よくこっちの要求をのんだな」

 

「中央の事?」

 

「ああ、ダートにマイル、中距離、長距離・・・確か、マイルは1600までだったか?」

 

「そこらへんも後で確認するとして、確かにね、いくらレグルスの姉だからって」(注意、走っています)

 

「まぁ、姉はな・・・・自分が負ける事を考えないんだよ、無敗の三冠だからな」

 

「お前ら、もうすぐ休憩だぞ」

 

四人は山の中腹あたりで休憩を始める、腰につけていた飲み物を飲みながら呼吸を整える、クールダウンをしつつ距離の確認や出てくるウマ娘について考えていた

 

「短距離は今回、1200でマイルは1600・・・中距離が2000で長距離は3000ね」

 

「長距離は3200じゃないのか?」

 

「なんでもレースまじかのウマ娘もいるらしい」

 

「ダートはマイルの距離ね・・・行けるのレグルス」

 

「問題ない、芝でも行けるが体力が消耗しやすい」

 

ストライクたちは誰がどこに行くかという事を予め決めていた・・・と言うより

 

「俺はダートしか走れない」

 

「レグルスはいいわよ、私はよくて中距離まで」

 

「俺は短距離とマイル・・・だからこそ、長距離は任せるしかない、悪いなストライク」

 

近くで水分補給をしているストライクが答える

 

「構わない、元々中央には向かう予定だ」

 

「アルダンお嬢様か!」

 

「アルダン?確かお前の妹だったか」

 

「妹に近しい存在だ、」

 

「お嬢様が来るなら覚悟しないとな」

 

「どうして?」

 

「アルダンお嬢様は・・・一度ストライクに勝っている」

 

戦慄する情報だった

 

 

 

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同時刻、トレセン学園

 

生徒が集まる時間帯に生徒会から与えられた情報に全校生徒が驚いたが、多くのウマ娘はその勝負に燃えていた、一部ウマ娘はウマ人を下に見て勝負にならないと言っているが、あるウマ娘たちは絶望の表情をしていた。

 そのウマ娘たちは中にはでお茶会と言う名の逃げ場所で唸っていた。

 

「どうしましょう・・・まずいことに」

 

「落ち着いてマックイーン「無理ですわ」気持ちは分かるけど」

 

メジロドーベルはシンボリルドルフから伝えられた情報に驚きはしたが、同時に予想通りと言う感じの顔をした

 

「でも実際やばくない?レグルスとストライクって」

 

「うん、私たちの」

 

「ストライク兄さまと戦いたくないですわ」

 

アルダン以外のメジロは勝負をどうするかと言う話し合いをしているが、アルダンはそれが無駄な事だとすぐに悟った、理事長がウマ人との交流を考えているのは知っていたがその条件がレースだとは予想しなかった

 

「そうだ!アルダンさんなら」

 

「無駄ですよパーマ。知ってるでしょう」

 

「う、」

 

「ストライクは自分の妹だろうと相棒であろうと・・・本気でつぶしにかかる」

 

「まじか~」

 

アルダンは紅茶を一口飲んだ後にその場を離れた(皆には一言言って)目的の場所に歩いている時にストライクとのレースを思い出していた、ウマ人はウマ娘にはない「特異」があるストライクもそれは例外ではなかった、ただしストライクはその特異すらも超越したような動きを見せたのである。

 

「(あの時、ストライクはただ走っていた・・・でもスピードは落ちなかった、)」

 

アルダンは立ち止まり外の見る、外の木には鳥が止まっていた、その鳥はアルダンを見ると大空に飛んでいきやがてその姿を消した。

 

「貴方も彼と同じように恥じるのですね」

 

アルダンは歩きながらポケットの入っているケースの中を見る、そこには

 

「ストライク、レグルス」

 

怪我をしていて包帯を巻いている二人とその二人に抱き着くアルダン、まるで止めるような光景であった

 

 

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「君が私を訪ねるとは、予想外だよ」

 

「そうですか」

 

アルダンは生徒会室でシンボリルドルフと対談をしようとしていた

 

「願い通り、人払いは済ませたよ」

 

「ありがとうございます」

 

「それで要件とは」

 

アルダンは静かに言葉を紡ぐ、ルドルフは最初は落ち着いてきていたが次第に怒りをにじませていた、そしてアルダンが話終えると生徒会室の前に控えていた副会長たちが入ってきた。

 

「怒髪衝天、君がそんなウマ娘とは思わなかった」

 

「アルダン!貴様!ふざけるのもいい加減にしろ」

 

「お前、ふざけるなよ」

 

生徒会の役員たちは怒りを露わにしていた、勿論アルダンは臆することなく言い続ける。

 

「もう一度言います!直ぐに対決レースをやめてください!必ず後悔をします」

 

二人の言い合いは学園中に響いたが、やめる事は無かった

 

「もう一度言うぞ、ふざけるな!」

 

「なんで」

 

「目の前のレースから逃げろと言うのか?私たちがそんなことすると思っているのか」

 

「なおの事です、せめてダートのレースだけでも」

 

「断る!既にメンバーも決まっているのだぞ」

 

「皆様の事を心配して」

 

「貴様の言い分だろう」

 

四人の言い合いはとどまるところを知らず、勢いは増していく一方であったが

 

「皆さん、落ち着いてください」

 

横やりを入れて喧嘩を止めたのは一人のトレーナーだった

 

「南坂トレーナー」

 

「何か?」

 

「皆さんの言い合いは学園中に響いています、それを止めたまでです」

 

「アルダンさん!」

 

南坂の後ろから出てきたのはマックイーンであった、話を聞くとアルダンたちの言い合いをトレーナーと止めに来たようだが

 

「ルドルフさん、ここはちゃんと話を聞きませんか?アルダンさんももっとよく説明してください」

 

南坂トレーナーの横やりで双方落ち着き改めての話し合いになった

 

「では改めて、私たちの兄・・・メジロストライクについて」

 

 

 

 

 

この時のアルダンの忠告は後に現実になる、ルドルフは自身の家族について知らない事があるという事を気づいてはいなかった。また、ウマ人を下に見た者は全員恐怖に苛まれた、後世に語り継がれる歴史

 

 

 

   「ウマ人はウマ娘になれなかったのではなく、超えたのだ」

 

 

 

 

 




 

 いくつもの才能と言う名の武器を持とうが、より鮮麗な武器には勝てないんだよ
 お前たち●●●は情報を出しすぎたんだ、だから負ける・・・才能は誰にとっても一つ
   
   お前たちは本当に強いのか?

                   メジロストライク




ウマ人は天才ではない、才能を使う生物だ
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