ミソラ三中の番長 作:箱の中の破壊神
嵐に巻き込まれた男
放課後、空き教室にて。カバンから取り出したのは手のひらサイズのロボット。世間ではLBXと呼ばれているものだ。
机を引っ張り出し、教室内に持ち込んでいた機材の入ったボックスをその上に置く。私物の持ち込みなのでガッツリ校則違反なのだが、それを咎める者はいない。
「おーっす、
「ごめん、遅れた。」
「……一応聞いておくけど、遅れた理由は?」
空き教室に二人の男女が入ってくる。彼らの名は
そして、
「今日新入生入ってきたでしょ?だからムツキと二人で
「出る杭は、叩く。徹底的に……フフフ。」
そう、この双子。底知れないほど戦闘狂なのだ。そしてこの二人を従え、上に立つ存在として恐れられているのがこのオレ。
ミソラ第三中学の番長・都森マスミと言うわけだ。
〜2年前〜
『ねぇキミ、都森くんだっけ?LBX持ってる?』
『え?あぁ、持ってるけど……。』
『……ズールか。黒色、いいじゃん。』
『よーし!三人目はキミに決めた!じゃ、番長潰しに行きますかー!』
『は?』
『ほらほら、逃げてもムダだって!どうせやられるなら精一杯抵抗してよ!その方が楽しいから!』
『逃げても、潰す。向かって来ても、諸共潰す。超爽快。』
『だ、誰かぁー!!番長呼んでくれぇー!!コイツらめちゃくちゃだ……って、オレのウォーリアーが!?』
『……ただ突っ立ってるだけで何もしてないし、帰っていいよな?』
『テメェらぁ!!よくもオレの縄張り荒らしてくれたな!もうなりふり構ってられねぇ、オレら10人で潰してやらぁ!!!』
『10対3だって、どうする?』
『そのための、グレネード。ほら、オマエの分。』
『サンキュサンキュ……で、どうする?とりあえず突っ込む?』
『……ナイスアイディア。』
『番長!!アイツらグレネード持って突撃してきます!』
『て、テメェら逃げろぉぉぉぉ!!』
『おー、これもう大体やったんじゃない?』
『オレ達も、やられたけど……自爆、ウケる。』
『ち、畜生ッ!!生き残ったのはオレだけか……。だが!足がやられちまってるが、これはオレの勝ち—。』
『あの、オレ一応残ってるんですけど……。』
『おっ、都森くん!派手にやっちゃえー!』
『やれ。頭、吹っ飛ばせ。』
『ヒッ!……た、頼む!見逃してくれぇぇぇぇぇぇ!!』
『いや、土下座しなくても……。じゃあ、オレ帰るんでっ!!』
『ちょっと気になって来てみれば……な、なんてヤツだ。ここまでやっといて、仲間もやられてるのにアッサリと……。人の心の無い、暴君だ!皆に知らせないと……!」
とまぁ、ダイジェストで送ればこんな感じだが要点だけ言えば、
・オレこと都森マスミは数合わせ。当時の番長襲撃の真の首謀者はユウキとムツキ
・あの二人が暴れ過ぎた結果、オレだけ生存して敵全滅。しかもオレのズールほぼ無傷
・騒ぎを聞いてやってきた生徒が盛大な勘違い。旧番長の証言もあり、オレが新番長として認知される
・『影の暴君』とかいう二つ名付いた
……奇跡ってレベルじゃないんだが?てか最後のなんなんだよ。誰が付けやがった。
「いやー、それにしても今年の一年あまり歯ごたえ無かったなー。」
「去年の方が、まだ良かった。……二年も潰しに行く?」
「やめろマジで。それで学校来ないヤツ出てきたらオレが
この二人の手綱を握れるのがオレしかいないので大抵オレに苦情が届く。ただし、この二人はLBX絡み以外では目立った被害を起こさないのが幸い……じゃねぇよ。LBXバトルが好き過ぎて頭のネジ消滅してるのおかしいって。
「ちぇー、最近
「賛成……都森くんは?」
「あー、パスで。今日はズールの調整がしたい。最近メンテだけだったからな。」
「おけおけ。じゃ、また明日ー。」
「……そういえば、今日一人いなかった。」
「え、何の話?今日潰した一年?」
「名前、忘れたけど。」
「ふーん……ま、明日でいっか!」
書き切れてないのでざっと使用LBX
都森マスミ:ズール(黒塗装)
桐生ユウキ:オルテガ
桐生ムツキ:カブト(脚部タイタン)
番長辺りは知らん。ウォーリアーのヤツ以外全部ムシャでいいだろ