五分の四の姉(男)と五等分の花嫁   作:狐の化狐

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一つだけ残しておいた書きだめです。出し忘れていたので、今出します。


それでは、どうぞ。

※誤字報告有難うございます!助かりました!


お母さんとみんなの最後の思い出

零穂side

あの後、みんなが無事に修学旅行から帰ってきた。少し雰囲気が違うような感じがしたんだけど・・・・・?気のせいかな?

そこから数日が経ち・・・

 

「わあ~~!!気持ちいいね~~」

 

私たちは今、フェリーに乗っておじいちゃんの元に1泊2日の旅行に向かっています!

 

「楽しみだねぇ~おじいちゃんの所の旅館。」

 

「そうだね。お母さんも元気だし。」

 

「そうですね。私もうれしいです。」

 

ちなみにおじいちゃんは遠くの島にある旅館で働いていて、おじいちゃんの家も近くにあるけど、おじいちゃんの家に私たちが泊まれるスペースがないのだ。だから、旅館に泊まることになった。*1

そして、そこから時間が経ち、今はみんなで温泉に入るところです。

 

「ふ~~・・・気持ちいいね!温泉!」

 

「そうだね~~・・・うんぅ~~」

 

あぁ~~~~・・・・・ほんとに気持ちいぃ~~!あ、そうだ、今聞くかな・・・

 

「ねえ四葉~~」

 

「なあ~にぃ~?」

 

「修学旅行の時になにかあったの」

 

「ドキッ・・・い、いや何もなかったよ?」

 

「そう?それならいいんだけど・・・一花たちは何か知ってる?」

 

「「「ドキッ・・・い、いやいや、四葉の言う通り何もなかったよ?」」」

 

「ふ~ん・・・それなら・・・いいけど」

 

多分これは嘘だね。だって目合わせてくれないし、四葉に関してはお湯に顔沈めちゃってるし。・・・・あれ?なんかブクブクいってない?これ大丈夫なやつかな?おーい?四葉~?

 

「ぷはぁ!!お、溺れるかと・・・思った・・・はぁはぁ」

 

「もう、急にお湯に顔沈めるから・・・気を付けてよ?もう~」

 

「ハハハ。ごめんね?・・・」

 

「じゃあ着替えよう。みんなもうなんか出て着替えてるから。」

 

「・・・・・うん」

 

少し落ち込んでるみたいだけど大丈夫そうだね。よかった。

そうして脱衣所で四葉たちと一緒に着替えていると、四葉が緑色のリボンを取り出して、頭に付けた。

 

「うん・・・・・よしっ!」

 

「何?それ。かわいいね!」

 

「へへー可愛いでしょ」

 

「イメチェン?やっぱりあのこと・・・?」

 

「ん?二乃、何か知ってるの?」

 

「し、知らないよ。そ、それより四葉、似合ってるよ」

 

やっぱりみんな何か私に隠してる。私が行けなかった修学旅行で何かあったことは確定っぽいな。でも、やっぱり何なのか分からない。まあ、いつか教えてくれるでしょ。多分。

少し、雰囲気の違うようなそんな感じがして、その日寝るまで少し、居心地は悪く感じた。

 

次の日、楽しくも自分の中では不思議が残った1泊2日の旅行は終わる。おじいちゃんはあまり感情は表に出さないが、今は少し寂しそうな顔をしている。そこで私はどうせだからとおじいちゃんとの写真をみんなと撮ることを提案した。お母さんもカメラは持ってきてたし、他の妹も「いいよ~」と言ってくれた。

 

「それではお父さん、みんな。撮りますよ。」

 

「「「「いいよ~!」」」」

 

「それでは、ハイ、チーズ。」

 

パシャ!パシャパシャ!

 

数回撮ってもらった後、フェリーに乗ってみんなでおじいちゃんに向かって手を振った。おじいちゃんが見えなくなって、みんなで雑談しようと集まると、四葉がお母さんの元に走っていくの見つけた。それを見た五月はなぜだかウニョウニョうごめいている星形の何かを髪に付けたままお母さんの元へ

 

「私もお母さんのとこ行ってくる!」

 

と言って走って行ってしまった。さて、二人程足りないがちょうどいい。修学旅行のことを聞くか。

 

「ねえみんな。修学旅行の思い出聞いていいかな?」

 

「い、いいよ。まずねぇ~」

 

楽しそうな話を聞いていると、一花が、

 

「それでね風太郎くんが・・・あっ。」

 

「ん?その風太郎くんが、どうかしたの?」

 

「いや、なんでも、ない」

 

「本当に?」

 

「・・・・・」

 

黙ってしまった。流石に追い込みすぎただろうか?すると、二乃が声を出した。

 

「私が説明するよ」

 

二乃の話だと修学旅行中に四葉は迷子になってしまい、四葉を見つけた時に一緒にいたのが『風太郎くん』だそうだ。四葉は風太郎くんと話をしている内に仲良くなっていたのだが、その時に宿泊先の旅館で一花のことを四葉と勘違いして、そのまま遊んでいたのだそうだ。しかも一花はちょっとしたいたずらのつもりで自分のことを四葉だと嘘をついたらしい。確かに、

 

「まあ。悪いのは一花だね」

 

「うぐっ」

 

「それで四葉に謝ったの?」

 

「うん。一応は。」

 

「なら、良し。後で四葉にも聞くけどね。というかなんで私に黙るのさ」

 

「それはだって・・・」

 

「??」

 

「・・・・たから」

 

「ん?ごめん。もう少し大きな声でお願い。」

 

「恥ずかしかったから!!」

 

うおっびっくりした。恥ずかしかったとは?

 

「私たち、零穂に昔、家族だから気を使わなくてもいいって言ったよね?」

 

「うん。そのことは今も感謝してるよ。」

 

「そんなこと言ったのに零穂も心配させちゃうことしちゃうなんて・・・恥ずかしかったから」

 

そっか。そんなに想ってくれたんだね。うれしいけど、

 

「それとこれとは話が別。私だってみんなのこと知りたいし心配だってしたいよ。」

 

「・・・・・うん。ごめん。」

 

よし。おっけい。じゃあ後は・・・

 

「ん?あれ零穂?なんか顔怖くない?」

 

「いやいや三玖。全然怖くないよ?だから一花?二乃?逃げないでね。一人ひとりこちょこちょしてあげるから。」

 

「「「・・・・に、逃げろ~!!!」」」

 

「まてー!逃げるなー!」

 

そんなことで後から来た四葉と五月も捕まえて全員でこちょこちょし合った。そんな様子をお母さんは笑って見てくれて、私が激しく動いたせいで酔い始めてからこちょこちょは終わった。こんな感じでみんなと仲良く、お母さんと私含めて六人はずっと一緒に居られるってそう思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その旅行が終わった数か月後、お母さんは体調が急変し、亡くなった。

*1
おじいちゃんも旅館で働いている。




ここまで見てくれてありがとうございました。
次の話も楽しみにしてください!!

タグに「俺っ子」ってあるけどどうする?これ割とターニングポイントです

  • そのままでお願いします!
  • いやいやTSなら僕っ子だろ?
  • なんなら私のままでも良いのでは?
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