アインズ・ウール・ゴウン vsダブルチートライダー 作:人見知り
虐殺の前のクッション
「交渉成立♪形式は一対一の勝ち抜き戦。ルールは雑でいいよね。フィールドは、アークよろしく」
銀の戦士から4つの物体が飛び立つ。
「四機のドローンが区切りだ。前後左右上、いずれかの方向に少しでも出たら負けとする。ある程度境界に近づいたアラートが鳴る様になっている。
殺す気で攻撃しても構わないが、勝敗が決した後の攻撃は違反として敗北とする。」
「それでよろしいでしょうか」
「そうだ。観戦してると暇だろうし、相手チームに質問ありにしようぜ。嘘禁止で、黙秘するなら貸しって事で。」
「(別のゲームのGMなのか?)あぁ、構わない。」
「こっちは、先鋒が俺で、大将が兄貴だ。そっちはどうする?」
「ふむ。こちらは、先鋒はアルベド、次がコキュートス、デミウルゴス、シャルティア、私としよう。」
《アルベドvs仮面ライダークロノス》
「さあ、ゲームスタートだ。」
「舐めるな人間風情が!」
切り掛かるアルベドに、避けるクロノス。
「おっと。重そうな斧だね。っと。」
「ちょこまかと!」
「だって、当たったら痛そうじゃん」
「逃げるな!」
「それなら、ていっ……硬!」
クロノスは、ちまちま反撃するが、あまり効いていない様に見える。
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「なんでありんすか、あの戦いぶりは!アインズ様、この人間共を殺してしまっても良いでありんすか?」
「マテ。アノ緑ノ戦士ハマダゼンリョクデハナイヨウダ。」
「そうだ。少し前にあの装備を獲得し直したばかりでな。感覚がまだ戻っていないのだろう。」
「失礼、獲得し直したとは?」
「我ら兄弟には、異なる世界で生きた記憶がある。何故かは知らないが、前世の力を再び獲得する術もあった。という事だ。」
「前世とは、一体なんなのかね。」
「前世という言葉の方なら、生まれる前に別人として生きていた記憶と言うことです。
環境という意味なら、魔法も怪物も存在しない科学の発展した世界です。陛下。」
(やっぱりか。けど、ユグドラシルでは見た事のない装備だし、ゲームキャラとして来た訳でもないみたいだな。
もしかしたら、他のみんなも生まれ変わっているかもしれないのか。)
[ガシャコンブレイカー!]
「どうやら、弟が攻めに転じる様です。」
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「なんなのソレは?! ふざけているの!」
どう見ても玩具な武器を出したクロノスに怒るアルベド。
「デザインは俺に言われても……」
[ピコ!ピコ!ピコ!ピコ!]
会話しながらも、Bボタンを連打するクロノス。
「ふざけてるんじゃないわよ!」
怒りと共に斧を振り下ろすアルベド。
そして、それを片手で受け止めるクロノス。
「何?!」
「単独行動が基本の敵キャラじゃないなら、こんな能力構成もあり得たか。うっかりしてたなぁ。」
「これで終わりだ。」
クロノスはハンマーを叩き込む。
「くっう」
クロノスの能力上昇が反映された一撃は、容易くアルベドを場外まで飛ばした。
「戦闘終了。アルベド、場外」
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「何やってるでありんすか!このゴリラ女!」
「うるさいわね!相手に有利なルールなのだから仕方ないでしょう!」
(そうでも無いんだけどなぁ)
《コキュートスvs仮面ライダークロノス》
「時間かけすぎたから、急ぎ目で行くよ!」
[ピコ!ピコ!ピコ!ピコ!]
クロノスは接近しながら、チャージを行う。
「ソウカンタンニ、カテルトオモワナイコトダ! <ピアーシング・アイシクル/穿つ氷弾>! 」
「よっ はっ せいッ!」
クロノスは迫り来る氷弾を、ときに避け、ときに砕き、接近し続けた。
「風斬!」
「これでフィニッシュ!」
クロノスはコキュートスの攻撃を避け、ハンマーを叩き込んだ。
「グウーー!」
アルベドより重いコキュートスを飛ばしきれず、コキュートスは武器を地面に突き立勢いを殺す。
「戦闘終了。コキュートス、場外」
「ムゥ、トドマリキレナカッタカ。」
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(まさか、コキュートスまで退けるとは…
これは、相打ちに持ち込んだ方が良さそうですね。)
《デミウルゴスvs仮面ライダークロノス》
「よし!どんどん」「<悪魔の諸相:触腕の翼>!」
デミウルゴスは翼を展開し、クロノスに迫る。
「飛べんの!」
「続けて、<悪魔の諸相:豪魔の巨腕>!」
「クソ!離せ!」
デミウルゴスは離すことなく、そのままフィールドから出た。
「えっ?」
「戦闘終了。デミウルゴス、クロノス、場外」
「アインズ様が負けるとは思いませんが、勝負である以上、確実に行かせてもらいました。」
「えーー」
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(所詮は人間。飛べないようでありんすねぇ。それなら簡単でありんす。)
《シャルティア・ブラッドフォールンvs仮面ライダーアークツーワン》
「どうぞ宜しく。」
「すぐに終わらせるでありんす。」
シャルティアは翼を広げ、槍を相手に突き刺し、境界まで飛んで行く。
「これで終わりでありんす!」
槍を境界の際で振るい、銀色の塊を場外に落とす。
「? 鳴らないでありんすよ。負けを認めないつもり【ドン】えっ」
「戦闘終了。シャルティア、場外」
背中を押されたシャルティアが見たのは、突き飛ばした体勢のまま落ちていくアークツーワンの姿だった。
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「今のはいったい……」
「言ったじゃん? 立体映像使って助けたって。 体力を見る魔法ならともかく、他の方法じゃ見破れないよね。」
《アインズ・ウール・ゴウン vs仮面ライダーアークツーワン》
「いきなりだが、《タイム・ストップ/時間停止》」
アインズは時間を止めた。
アークツーワンは止まっている。
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王子と軍務尚書も止まっている。
クロノスは動いていない。
「これで勝ったでありんすね!」
「シャルティア、確かそういうのは、フラグって言うんじゃ。」
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「《ディレイマジック/魔法遅延化》《エクスプロード/破裂》」
(これなら場外まで飛ぶだろう)
「解除」
盛大な爆発が起きた。
「その結論は、予測済みだ」
「何!」
爆炎の中から現れたのは、銀色の壁だった。
「それならもう一度!《タイム・/時間【ドゴン!】ガッ」
再び時を止めようとしたアインズを銀色の壁が押し出した。
「戦闘終了。アインズ、場外」
「流石は魔導王陛下。ひやりとしました。」
「君たちの強さに免じて、王国の降伏を認めよう。」
「ありがとうございます、陛下。」
「なぜ、お遊びで負けたとはいえ、人間に譲歩する必要があるのでありんす?」
「もしかして……そういう事でしたか、アインズ様。」
「うむ。デミウルゴス、皆が理解できるように説明せよ」