アインズ・ウール・ゴウン vsダブルチートライダー   作:人見知り

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押し相撲?で済むルート

虐殺の前のクッション


But game

 


 

 


 

 

「交渉成立♪形式は一対一の勝ち抜き戦。ルールは雑でいいよね。フィールドは、アークよろしく」

 

 

銀の戦士から4つの物体が飛び立つ。

 

「四機のドローンが区切りだ。前後左右上、いずれかの方向に少しでも出たら負けとする。ある程度境界に近づいたアラートが鳴る様になっている。

殺す気で攻撃しても構わないが、勝敗が決した後の攻撃は違反として敗北とする。」

「それでよろしいでしょうか」

 

「そうだ。観戦してると暇だろうし、相手チームに質問ありにしようぜ。嘘禁止で、黙秘するなら貸しって事で。」

 

「(別のゲームのGMなのか?)あぁ、構わない。」

 

「こっちは、先鋒が俺で、大将が兄貴だ。そっちはどうする?」

 

「ふむ。こちらは、先鋒はアルベド、次がコキュートス、デミウルゴス、シャルティア、私としよう。」

 


 


 

《アルベドvs仮面ライダークロノス》

 

「さあ、ゲームスタートだ。」

 

「舐めるな人間風情が!」

切り掛かるアルベドに、避けるクロノス。

 

「おっと。重そうな斧だね。っと。」

 

「ちょこまかと!」

 

「だって、当たったら痛そうじゃん」

 

「逃げるな!」

 

「それなら、ていっ……硬!」

クロノスは、ちまちま反撃するが、あまり効いていない様に見える。

 

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「なんでありんすか、あの戦いぶりは!アインズ様、この人間共を殺してしまっても良いでありんすか?」

 

「マテ。アノ緑ノ戦士ハマダゼンリョクデハナイヨウダ。」

 

「そうだ。少し前にあの装備を獲得し直したばかりでな。感覚がまだ戻っていないのだろう。」

 

「失礼、獲得し直したとは?」

 

「我ら兄弟には、異なる世界で生きた記憶がある。何故かは知らないが、前世の力を再び獲得する術もあった。という事だ。」

 

「前世とは、一体なんなのかね。」

 

「前世という言葉の方なら、生まれる前に別人として生きていた記憶と言うことです。

環境という意味なら、魔法も怪物も存在しない科学の発展した世界です。陛下。」

 

(やっぱりか。けど、ユグドラシルでは見た事のない装備だし、ゲームキャラとして来た訳でもないみたいだな。

もしかしたら、他のみんなも生まれ変わっているかもしれないのか。)

 

[ガシャコンブレイカー!]

 

「どうやら、弟が攻めに転じる様です。」

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「なんなのソレは?! ふざけているの!」

どう見ても玩具な武器を出したクロノスに怒るアルベド。

 

「デザインは俺に言われても……」

 

[ピコ!ピコ!ピコ!ピコ!]

会話しながらも、Bボタンを連打するクロノス。

 

「ふざけてるんじゃないわよ!」

怒りと共に斧を振り下ろすアルベド。

 

そして、それを片手で受け止めるクロノス。

「何?!」

 

「単独行動が基本の敵キャラじゃないなら、こんな能力構成もあり得たか。うっかりしてたなぁ。」

 

「これで終わりだ。」

クロノスはハンマーを叩き込む。

 

「くっう」

クロノスの能力上昇が反映された一撃は、容易くアルベドを場外まで飛ばした。

 

 

「戦闘終了。アルベド、場外」

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「何やってるでありんすか!このゴリラ女!」

「うるさいわね!相手に有利なルールなのだから仕方ないでしょう!」

 

(そうでも無いんだけどなぁ)

 

 


 

《コキュートスvs仮面ライダークロノス》

 

「時間かけすぎたから、急ぎ目で行くよ!」

[ピコ!ピコ!ピコ!ピコ!]

クロノスは接近しながら、チャージを行う。

 

「ソウカンタンニ、カテルトオモワナイコトダ! <ピアーシング・アイシクル/穿つ氷弾>! 」

 

「よっ はっ せいッ!」

 

クロノスは迫り来る氷弾を、ときに避け、ときに砕き、接近し続けた。

 

「風斬!」

 

「これでフィニッシュ!」

 

クロノスはコキュートスの攻撃を避け、ハンマーを叩き込んだ。

 

「グウーー!」

 

アルベドより重いコキュートスを飛ばしきれず、コキュートスは武器を地面に突き立勢いを殺す。

 

「戦闘終了。コキュートス、場外」

 

「ムゥ、トドマリキレナカッタカ。」

 

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

(まさか、コキュートスまで退けるとは…

これは、相打ちに持ち込んだ方が良さそうですね。)

 


 

《デミウルゴスvs仮面ライダークロノス》

 

「よし!どんどん」「<悪魔の諸相:触腕の翼>!」

 

デミウルゴスは翼を展開し、クロノスに迫る。

 

「飛べんの!」

 

「続けて、<悪魔の諸相:豪魔の巨腕>!」

「クソ!離せ!」

 

デミウルゴスは離すことなく、そのままフィールドから出た。

 

「えっ?」

 

 

「戦闘終了。デミウルゴス、クロノス、場外」

 

「アインズ様が負けるとは思いませんが、勝負である以上、確実に行かせてもらいました。」

 

「えーー」

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

(所詮は人間。飛べないようでありんすねぇ。それなら簡単でありんす。)

 


 

《シャルティア・ブラッドフォールンvs仮面ライダーアークツーワン》

 

「どうぞ宜しく。」

 

「すぐに終わらせるでありんす。」

シャルティアは翼を広げ、槍を相手に突き刺し、境界まで飛んで行く。

 

「これで終わりでありんす!」

槍を境界の際で振るい、銀色の塊を場外に落とす。

 

「? 鳴らないでありんすよ。負けを認めないつもり【ドン】えっ」

 

「戦闘終了。シャルティア、場外」

 

背中を押されたシャルティアが見たのは、突き飛ばした体勢のまま落ちていくアークツーワンの姿だった。

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「今のはいったい……」

 

「言ったじゃん? 立体映像使って助けたって。 体力を見る魔法ならともかく、他の方法じゃ見破れないよね。」

 

 

 


 

《アインズ・ウール・ゴウン vs仮面ライダーアークツーワン》

 

「いきなりだが、《タイム・ストップ/時間停止》」

アインズは時間を止めた。

アークツーワンは止まっている。

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

王子と軍務尚書も止まっている。

クロノスは動いていない。

 

「これで勝ったでありんすね!」

「シャルティア、確かそういうのは、フラグって言うんじゃ。」

 

✳︎ ✳︎ ✳︎

 

「《ディレイマジック/魔法遅延化》《エクスプロード/破裂》」

 

(これなら場外まで飛ぶだろう)

 

「解除」

 

 

盛大な爆発が起きた。

 

「その結論は、予測済みだ」

「何!」

 

爆炎の中から現れたのは、銀色の壁だった。

 

「それならもう一度!《タイム・/時間【ドゴン!】ガッ」

再び時を止めようとしたアインズを銀色の壁が押し出した。

 

「戦闘終了。アインズ、場外」

 

「流石は魔導王陛下。ひやりとしました。」

 


 

「君たちの強さに免じて、王国の降伏を認めよう。」

 

「ありがとうございます、陛下。」

 


 


 

「なぜ、お遊びで負けたとはいえ、人間に譲歩する必要があるのでありんす?」

「もしかして……そういう事でしたか、アインズ様。」

「うむ。デミウルゴス、皆が理解できるように説明せよ」


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