最強生物の息子、百獣のカイドウを倒すのは俺だ!! 作:t-eureca
夜、航海をしている帆船が1隻…だがその帆には角が生えた髑髏のマークが描かれており海賊船というのが示されていた。
オギャアー!!オギャアー!!
赤子の泣き声とは思えぬ声量で夜泣きする赤ん坊にクイーンは耳をふさぎながら悲鳴を上げる。
赤ん坊が泣く度に窓硝子が大きく振動していた。
「あー!!うっせぇ!!これが赤ん坊の泣き声かよ!?」
「赤ん坊は泣くもんだろうが、そんなことも知らねぇのか能無し…!!」
ぼやくクイーンの後ろから炎を揺らしながらキングは現れ、クイーンを窘める。
声をかけてきた人物に舌打ちをし抗議の声を上げた。
「普通の赤ん坊が硝子割る程の音量の泣き声出すか!?馬鹿はてめぇだこの変態SM野郎!!」
「あぁ…!?」
クイーンの言う通り赤ん坊の泣き声は以前その凄まじい音量で船内の窓硝子を破壊してしまう程だったのだ初めてこれを見たクイーンは開いた口が塞がらなかったという。
文句を言われたキングはクイーンを汚物を見るような目で睨みながら殺気を滲みだしていると。その後ろから怒号が飛んできた。
「うるせぇぞてめぇら!!俺の息子の前だぞ…?喧嘩してんじゃねぇ!!泣き止まねぇだろうが!!」
後ろから現れた赤ん坊の父親、カイドウの登場にキングは殺意を抑えクイーンは驚いたのか慌てたように「カイドウさん!?」と叫ぶ。キングは横目でクイーンを睨みながらカイドウに謝罪をし、クイーンもその後カイドウに謝罪をする…。
「…すまねぇカイドウさん、クイーンの馬鹿が喧しくてつい…」
「すまねぇカイドウさん!!キングのカスがうざくてつい…!」
…が互いの最後の余計な一言により二人は再び一触即発の状態になってしまう。
キングは炎を燃え上がらせクイーンはキングを睨みつけ義手をカチカチと鳴らす。
「あぁ…!?元凶はてめぇだろうが肥満体…!!少しはその汚ねぇ身体を何とかしやがれ豚!!」
「はぁ!?これは脂肪じゃなくて筋肉だクソ翼竜!!…マジで殺されてぇのか屑!?」
互いに殺気を滲ませ今にも殺し合いが始まりそうになったがそれを見ていたカイドウはとうとう堪忍袋の緒が音を立てて切れ、覇王色の覇気を出しながら二人を怒鳴りつける。
「どっちもうるせぇ!!!!!!!!!それ以上騒ぐなら…!!」
そう言うとカイドウは人獣型に変身しようとする。それを見た二人は本格的にヤバいと思ったのか冷や汗をかいていると赤ん坊が再び泣き始めたのを見てカイドウは変身をやめて赤ん坊に近づきドカリと座り込んだ。
「たく…おぉ、悪いな二人のせいで起こしちまったな…」
泣いていた赤ん坊はふとカイドウを見て笑顔になってカイドウに笑いかける。それを見て少し目を見開くがすぐに凶悪さを出した笑みを浮かべて豪快に笑い始めた。
「ウオロロロ…笑ってやがる、俺相手にビビってねぇ!!とんだ肝っ玉だぜ!!」
「そりゃ赤ん坊だからまだ怖いとかわからな…」
「おい豚何ほざいてやがる、カイドウさんの息子だぞ?赤ん坊の時点でテメェより度胸があるに決まってるだろうが…!!」
「うるせぇ!!一々突っかかんじゃねぇよ屑!!」
再び言い争いが始まるキングとクイーンを見て再び覇王色の覇気を出しドン!!と瓢箪を握りつぶして怒鳴り散らした。
「うるせぇつってんだろ!!いい加減にしねぇと叩きだすぞテメェら!!」
カイドウが二人に怒りをぶつけていると赤ん坊は面白いモノが見れたといわんばかりに大きい声で笑い始めた。それを見たカイドウはさっきの怒りの形相から再び顔を綻ばせる。
「ウオロロロ…お前らの漫才を見て声出して笑ってやがる!!おい、お前らもう一回やれ!!」
「えぇ~!?無茶言うなよカイドウさん!?てか漫才じゃねぇし…」
「…そういえばカイドウさん、そろそろ名前は決まったのか?」
カイドウの急な無茶ぶりに突っ込むクイーンを他所にキングはカイドウに近づき赤ん坊の名前の事について話しかける。カイドウはニヤリと笑いそのまま立ち上がる。
「ん?あぁ…!もう決まってる、どうせなら強そうな名前を付けたいしな!!」
「お?マジっすか!それでどんな名前なんで!?」
興味あり気に聞くクイーンに気を良くしたのかカイドウは笑いながら話し始めた。
「ウオロロロ!!よく聞いたクイーン、明日話す予定だったがお前らには今話すか!よ~く聞いてろよ?」
そういうとカイドウは赤ん坊を抱きあげキングとクイーンの方を向き高らかに赤ん坊の名前をいった。
「『ガオウ』!!こいつの名は今日から『ガオウ』だ!!どうだ?強そうな名前だろう…!!」
抱き上げられた赤ん坊…『ガオウ』は笑いながら父親に笑いかけていた。それを見たカイドウも満足げに笑う。
そして数年の月日が経った…。ガオウは7つになり5つ年下の妹の『ヤマト』が生まれ妹を大層かわいがっている。そんなあるとき…
「
「グわあああああ!!」
カイドウの技を受けて十数名の海兵が纏めて吹き飛ばされていく。
更にカイドウは無造作に金棒を振るい、海兵を叩き潰していった。
「く、糞!止めろ、止めろぉ!!あの怪物を止めるんだぁ!!…うわああああ!!」
「た、大佐ぁ!!」
指示を出していた海軍本部の大佐も次の瞬間カイドウの攻撃の標的になり圧殺されてしまう。それを見た海兵達は無意識にだが後ろに一歩下がってしまうが誰もそれを攻めれないだろう…。カイドウは険しい顔をしながら猛進していく。
「どうした…その程度かよおい!たく…後少しで島に着くって時に襲ってきやがって…ガオウとヤマトが怖がんだろうがぁ!!」
海兵達を薙ぎ払っていくカイドウを見てクイーンは絡繰刀で海兵を斬殺しながらぼやく。
「おいおい気ぃ立ってんな~カイドウさん。たく海軍の屑共め…襲撃するタイミング考えろってんだ!!」
「うるせぇぞクイーン、無駄口叩くなら手を動かせ能無し…ん?」
ぼやくクイーンを窘めながら鷲掴みにしていた海兵を焼き尽くすキングであったがふとあるモノに気付き視線をそちらに移す。キングに文句を言っていたクイーンもキングの視線を追うと目が飛び出る程驚く。
「誰が能無しだクソキング!!…どうした?っておいおいおい何でヤマトが出てるんだよ!!」
阿鼻叫喚の地獄絵図と化していた船上でヤマトが不思議そうに周囲を見渡している。キングはすぐにヤマトの方へ向かおうとしたがすぐ近くにいた海兵が錯乱しているのかヤマトに剣を構えて襲い掛かったのだ。
「あ、あのバカ!!ヤマトの方に!!」
「お嬢!!」
慌ててキングがヤマトの方に向かうがヤマトに襲い掛かろうとした海兵の前に紅い髪に頭に二本の角が生えた少年…ガオウが前に出て海兵に飛び掛かる。
「妹にぃ…!!」
眉間に血管を浮かばせながらヤマトを襲おうとした海兵の顔面に拳を振りかぶる。
「何してやがんだああああああああああ!?」
ガオウの拳が直撃し海兵が吹き飛ぶと思っていたキングとクイーンだったがガオウの拳を受けた海兵は上半身が下半身から千切れ、船のマストに上半身が直撃してグチャグチャのミンチになっていた。これには流石の2人も驚く。
「えええええええええええええ!?」
「…!?」
クイーンは目が飛び出る程絶叫しキングは目を見開いた。一方殴った張本人であるガオウは不思議そうにそれを見つけるがヤマトの事を思い出し肩を掴んで無事な事に安堵し少し叱責する。
「あれ?何であんなに吹っ飛んでんだ?稽古の時親父殴ってもびくともしなかったのに…じゃなかったヤマト!大丈夫か!?なんで外に出たんだよ危ないだろ!?」
「うぅ~…」
齢7つの小僧が人一人殴り殺したのにあっけらかんとしてることに突っ込んだ後に殴られた海兵を見るとクイーンの言う通り千切れた上半身はマストに赤黒い染みと化していた。
「えええええええええええ!?人一人殴り殺してそんなリアクション!?…てか殴られた奴ミンチになってねぇ…?」
「…」
キングがマストの赤黒い染みを何気なく見つめてると後ろからカイドウが現れ外に出ているガオウとヤマトを見て少々驚いていた。
「おいどうした…?何でガオウとヤマトが外に出てるんだよ?」
カイドウの姿を見たガオウはバツが悪そうにカイドウに答える。
「ごめん父ちゃん、船内で隠れてたんだけどヤマトが出ちゃって…あ、でもヤマトは全く怪我してないぜ?襲ってきた海軍だってほらなんかミンチになってるけど…」
それを聞いてカイドウは眉を少し動かし、キングに正否を問う。
「あぁ…?おいキング本当か?」
「…あぁ、お嬢に襲い掛かろうとした不埒者を坊ちゃんが殴り殺した…で殴られた奴はあの状態だ」
質問を受けたキングは視線を赤黒い染みの方に向け首を振って促す。カイドウも視線をその方向に向けるとキングの言う通りの惨状になってるのを見てカイドウは愉快そうに笑った。
「ウオロロロロロロ!!そうかそうか!!流石俺の息子だぜ、この前生まれたばかりとは思えねぇなぁガオウ!!」
そういうとカイドウはガオウの頭をガシガシと撫でる。撫でられてるガオウは頭どころか身体も大きく揺れてるのを見て『嬉しいのはわかるがもう少し力加減してやれよ…』とキングとクイーンは心の中で突っ込むがガオウの強さには確かに目を見張るものがある。
「あんたの息子だ、あの年であの強さを持ってても不思議じゃない…」
「いやカイドウさん?もう生まれて5年経つんだけどよ…まぁ確かに覇気無しのパンチであの威力って考えたら凄いが…」
当然だといわんばかりの顔で言うキングと『カイドウさんの息子とはいえあの年で何であんなパンチ繰り出せるんだよ…』脳内で突っ込むクイーン。カイドウはガオウの頭から手を放しガオウに更に精進するように促す。ガオウはカイドウ譲りの凶悪な笑みを浮かべて父であるカイドウに告げた。
「ウオロロロ…!良いぞそのままもっともっと強くなれよガオウ!!」
「ガラララ!なら俺は父ちゃんを倒せる位強くなるぜ!!」
「あぁ…?」
「…!」
「えぇ…?」
それを聞いたカイドウは一瞬キョトンとするが直ぐに何時もの笑い声をあげながら再びガオウの頭を豪快に撫でる。
「ウオロロロ…!!よく言ったぁガオウ!!俺の息子らしい事言うじゃねぇか楽しみにしてるぜ!!」
笑いながら息子の頭をなでるカイドウを見てヤマトを抱えながら黒いマスクの下で少し笑うキングと「周りがこの惨状じゃなかったら普通に良い親子の会話なんだけどなぁ~」と汗を流しながらボヤくクイーンなのであった。
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新世界に在る非政府加盟国「ワノ国」
かつては黄金の国と呼ばれ強きサムライがいる国として恐れられていたが今は『最強生物』百獣のカイドウ率いる百獣海賊団が根城にしている。
その百獣海賊団の本丸とも呼べる鬼ヶ島に突如咆哮が響いた…!!
「ウオロロロ!!『
青き龍がその巨躯を回転させたと思うと巨大な竜巻と無数の風の刃が赤い龍に向かう。
常人ならば恐怖を覚える天災の如き攻撃が飛んでくるが赤い龍はそれを嬉々として迎え撃つ。
「ガララララァ!!『
口から途轍もない咆哮を上げる。爆音とも呼べる咆哮は徐々に指向性の超振動波になり風の刃を打ち消し青龍…『カイドウ』に直撃し、その巨躯を地面に叩きつける。しかし赤い龍は攻撃を緩めない。地に落ちたカイドウに音速をも超える速度で頭部を武装色で硬化させてそのまま突撃を図る。
「ウオオオオオ!!」
「逃がすか…!!『
その勢いのままカイドウの腹部に強烈な頭突きを叩き込む。カイドウは再び凄まじい音量の怒号を響かせる。赤い龍は後ろに飛んで口内に炎を溜めそのままカイドウに放つ。
「『
「グオオオオおおおお!!」
直撃したカイドウは再び悲鳴を上げるがその悲鳴はどこか楽しげであった…。
カイドウは獣系能力者の最強の姿である人獣型になり愛用してる金棒『八斎戒』を握り赤い龍に殴りかかる。
「!?」
「ウオロロロ!!『
速さと威力が合わさったカイドウの得意技が赤い龍の顔面に叩き込まれて吹っ飛ばされた赤い龍は何度も地面を跳ねながら岩に叩きつけられる。赤い龍は徐々に人の形になっていく。炎の様な赤い髪、カイドウを彷彿させる鋭い目、そしてカイドウと同じ様な白い角が生えていた。
「チぃ…!!やっぱり痛いな…!!
「ウオロロロ!!どうしたガオウ?まさかそれで終わるわけねぇよな!?」
「へっ!!まだまだ元気一杯だっつうの!!」
「そりゃあ安心した…!流石は俺の『息子』だ!!もっと楽しませろ!!」
「上等だ…!だが楽しませた対価はアンタを地に伏せさせるってのはどうだ『親父』!!」
それを聞いたカイドウは怒るどころか高笑いし、闘志を全身に漲らせ金棒を構え再びガオウに突撃する。
「ウオロロロ!!流石は俺の息子だ、ならやって見せろガオウ!!親である俺を地に這いつくばらせて見せろ!!『
突撃してきたカイドウを見てガオウもカイドウと同じ人獣型になり、自分の身の丈もある大剣『鬼灯』を構えて突撃しカイドウの技と合わせるように己も技を放つ。
「『
双方互いの技をぶつけ合い、凄まじい衝撃が周囲に広がる。一方ぶつかり合ってる二人は互いに獰猛な笑みを浮かべて笑っている。
「ウオロロロロロロ…!!」
「ガラララララララ…!!」
カイドウが金棒を振るい、それをガオウが大剣で受け止め逆に殴りかかる。
殴られたカイドウは武装色で硬化させた頭でガオウの顔に頭突きを叩き込み、ガオウはお返しと言わんばかりに頭突き返す。
その様子を二人から遠く離れた場所で観戦する3人の男…百獣海賊団の最高幹部…3つの災害とも称される『大看板』達であった。
「流石はカイドウさんとガオウ坊ちゃんだな、二人とも一歩も引かずだ…!!」
「いやいやいやいや!!お前何呑気に呟いてんだアホキング!?二人とも鬼ヶ島壊しそうな勢いだぞわかってんのか!?」
「あぁ?うるせぇぞ豚まん!!その時はまた建て直せば良いだけだろうが!?」
「確かにそうだな…じゃねぇ!!てめぇ普段はうざってぇ程真面目なのになんで時々そんな大ボケかますんだよこの糞ルナーリア!?」
「あぁ…?騒ぐことしか能がねぇデブが…ここで丸焼きにしてやろうか!?」
口喧嘩をしている大看板の内の二名、『火災のキング』と『疫災のクイーン』を尻目に『旱害のジャック』はカイドウとガオウの戦いに注目している。
(遂にこの時が…ガオウさんがカイドウさんに戦いを挑む日が来た…!)
幼い時から敬愛している二人の戦いを見て少し複雑な思いを抱きながらもかつてガオウが言っていたことをジャックは思い出し二人の戦いを見届ける覚悟を改めて決意する。
(ガオウさん…!)
ジャックが拳を握りしめてると後ろから息を荒くしながら近づいてくる声を聴いたジャックが後ろを振り返る。するとジャックは目を驚いて見開いた。
「ヤマトさん!?何故ここに…!?」
「え?」
「ん?」
「はぁ…はぁ…!!兄さんと父は!?」
「今のところ互角にやり合ってる、だが何時何が起こるかわからねぇ…」
「…お嬢、下がった方が良い。ジャックのいう通り何が起こるかわからねぇ」
「そうだぜヤマト~?お前が傷でも負ったらカイドウさんとガオウにどやされちまう」
「嫌だ!僕もあの二人の戦いを見届ける!!兄さんの夢が実現するかもしれないんだ絶対に最後まで見届ける!!」
「…お嬢、カイドウさんよりガオウ坊ちゃんに勝ってほしいのか?」
「当たり前だ!!兄さんの方を応援するに決まってるだろ!!」
「ええええええええええええ!?即答!?」
「姉御…」
あっけらかんと言い放つヤマトにクイーンは驚きジャックは「おいおい…」と言いたげな視線をヤマトに向けキングは「はぁ…」と溜息をつき再び両者の戦いに目を移す。両者それぞれの獲物を豪快に振るい激しい攻防を展開していた。
(…それにしても本当にこんな日が来るとはな)
かつてカイドウと『ジョイボーイ』について話したことを思い出していた…。
『キング、俺はジョイボーイが誰だかわかった』
カイドウの言葉を聞いて少し目を見開きながら疑問をぶつける。
『誰です…?』
それを聞いたカイドウは「ニィッ」と不敵な笑みを浮かべて答えた。
『この先俺を斃した男だ…!!』
それを聞いたキングは一瞬呆気に取られるがふ、と微笑みカイドウに返答する。
『じゃあ…現れそうにないな…』
この世にカイドウを斃せる存在などありはしない、愚かにもカイドウに挑もうとする輩は数多く現れたがカイドウや自分が悉く叩き潰してきたのだ、それはこれからも変わらない。キングにとってカイドウこそ最強の存在、そして海賊王になるべき漢なのだから…。
『いや、そうでもねぇ…案外身近にいるかもしれねぇぞ?』
しかしカイドウの意外な返答に思わず目を丸くする。
『?…どういう事です?』
『ウオロロロ…!俺の息子が俺を斃す男になるかもしれねぇ!!』
『ガオウ坊ちゃんが…?』
まさか…と言いたげな顔をするキングにカイドウは豪快に笑い飛ばす。
『ウオロロロ…もしかしたらの話だ!!』
かつてのカイドウとの会話を思い出しガオウの方に視線を向ける。
(坊ちゃん…あんたはジョイボーイなのか?いや、そんな事はどうでもいいか…)
余計な思考を止め二人の戦いを見守る決意をするキング。そのマスクの下で僅かに微笑んでるのは誰も知らない…。
「…期待してるぜ坊ちゃん」
「ウオロロロ…!!
カイドウが空中へ飛び覇気を纏いながら八斎戒を回しそのままガオウに向けて振り下ろす。
「
「ぐぅ!!」
両腕を武装色の硬化で防御しその一撃を受け止めるが衝撃で地面には巨大なクレーターができる。
カイドウは驚くと同時に笑い受け止めた息子を称える。
「これを受けきるか…!!」
「誰の息子だと思ってるんだ!!」
「ウオロロロ!!そうだな、俺の息子なら受けきれるよな!!」
「言ってろ!!やり返してやる!!」
覇王色の覇気を纏った状態で上半身をバンプアップさせ両掌を豪快にカイドウに叩きつける。
「
「グオオオオ!!」
カイドウは血反吐を吐きながら吹っ飛ばされ岩に叩きつけられるがそれでも余裕の笑みを浮かべていた…。
「ウオロロロ!!そうだ…もっと来いガオウ!!」
ガオウは地面に刺さっていた鬼灯を抜き、カイドウに向けて突撃をする。
「上等だ!!時は来た…今日この日、俺は親父、アンタを超え世界最強になる!!」
そして高く跳躍し鬼灯を武装色で黒刀にしてカイドウの頭上目掛けて振り下ろす。
カイドウはニヤリと笑い八斎戒を振り上げて迎え撃つ。
「よく言ったぁ!!ならやって見せろガオウ!!」
互いの武器がぶつかり天は雷鳴を轟かせながら真っ二つになる、世界最強の親子喧嘩の激しさがまだまだ増すという事を示唆する様に…。
主人公の詳しい設定は後日上げます!