最強生物の息子、百獣のカイドウを倒すのは俺だ!!   作:t-eureca

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長い間お待たせしました、2話目の投稿です!今回でガオウの悪魔の実の名前が判明します。


海軍基地で大騒ぎ

どうも皆さん、百獣海賊団のカイドウの息子のガオウです。現在俺は海軍の軍艦の中にいます!!

いやいますじゃないけどねうん…。

 

こうなった事の発端は俺達が海軍の艦隊と戦闘になり俺は軍艦の一隻に乗り込んだんだが、その軍艦が撤退してるのを俺は気付かなかった俺は父ちゃん達が乗ってる船と離れてしまったのだ。

 

現在俺は軍艦のどこかに隠れている…さてどうしたものか。

 

「おい、あのガキは見つけたか!?」

 

「いや、どこにもいない!一体どこに隠れやがったんだ…!!」

 

やばいな…本気で探してるよ。そりゃ海賊の息子とは言えまだ10にもなってない子供だよ?見つけたら即射殺とかしてこないよな?そう考えてると俺を探してる海兵たちが気になる事を言っていた。

 

「そういや、前の戦闘で捕まえたあの女はあのガキとは関係ないのか…?」

 

「あれはカイドウの息子だぞ?捕まえたのはビッグマムの娘だ、関係ないさ」

 

ビッグマム…?確か父ちゃんが知ってる海賊の名前だったな。そいつにも娘がいたのか。

でも今はとりあえずどうやって戻るか考えないとと考えてると何かが下りてきて海兵の一人を瞬く間に槍で刺殺するとともう一人を壁にたたきつけ槍の先端をその海兵の首にあてがう。俺はそいつの姿を見て驚いた。だって手配書で見た事ある顔だったんだもん。

 

「おい…今ビッグマムの娘って言ったな?」

 

「な、なん…!!おま『質問に答えろ、ブリュレは…妹はどこだ!!』ひぃ!!今向かってる基地に多分いる筈だ!」

 

「そうか…」

 

海兵が質問に答えるとそいつはその海兵の喉元に躊躇もなく槍を突き刺した。首を貫かれた海兵は少し呻いた後完全に動かなくなった。普通ならこのまま息を殺して立ち去るのべきだが俺は敢えてそいつに声を掛けた。

 

「おいちょっと…」

 

「誰だ…!ってガキじゃねぇか…」

 

「あぁん?なんだとおっさん!!」

 

「あ‪”‬?」

 

俺はムッとなってそいつに言い返してそいつの顔を見る。小豆色の髪色と鋭い目。マフラーの間に何故か頬に縫い目があり鬼か獣の様な禍々しい牙を口から生やしてる。一瞬おれは魚人か?と思ったが父ちゃん達の所に早く戻りたいからそれはすぐに消えた。

 

「まあいいや、俺ガオウって言うんだけどアンタ妹探してるのか?」

 

「…それがお前と何か関係あるのか?」

 

「いや俺もこの船に迷い込んじゃってさ、助けを呼びたいからアンタの妹探すの手伝うから電伝虫を一匹探してくれないか?」

 

それを話したらそいつは少し眉間に皺を寄せながら俺に尋ねてくる。

 

「何…?助けって誰を呼ぶ気だ…?」

 

「…百獣のカイドウ、俺の父ちゃんだ」

 

父ちゃんの名前を聞いて流石に驚いたのか目を少し見開いている。

 

「!?そういえばカイドウの息子がどうたら

って聞いたがお前の事かよ…!!」

 

「ああそうだ、で?アンタはビッグマムの…息子だよな?確か…‪”‬カタクリ‪”‬だっけ?」

 

「…そうだ」

 

「なぁ…?さっきも言ったがお前の妹探しに協力させてくれねぇか?電伝虫ほしいのもあるけど俺も兄貴だからさ、アンタの気持ちもわかるんだよ…」

 

一瞬複雑な表情を浮かべるカタクリだったが普段の口調で毅然とした態度で断る。

 

「断るッ!!信用できるわけねぇだろ…?況して百獣の息子のお前を…!!」

 

まぁそうだよな、自分達の母親と覇を競い合ってる相手の息子なんざ信用出来ないよな…でも俺が父ちゃん達の下に戻るにはこいつの力を借りるしかねぇんだッ…!!

 

「信用しなくていい…!!お前の妹を助ける為に俺を利用しろって言いたいんだよッ!それにさっき言った通りお前に協力しないとどの道助けどころかまともに動けねぇ…!!」

 

「…」

 

俺の叫びに一瞬驚いた様な顔したが少し時が経つと呆れたのか「はぁ…」とため息をついて俺の方を一瞥した後背を向けて歩き出す。

 

「電伝虫は俺が一匹持ってる、それで助けを呼べ…。だが妹を助け出した後でだッ!!それで良いな…?」

 

それを聞いた俺はニヤリと笑って承諾した。

 

「ああ…それで良い!!」

 

「足引っ張んじゃねぇぞ…?」

 

「こっちの台詞だ、カイドウの息子を嘗めるなよ?」

 

「ふん…ムカつくガキだ」

 

カタクリの後を追いながら進んでると俺達は軍艦の窓から外の状況を把握する為に覗き込む。

 

「…港に着くようだな?」

 

「よし…隙を見て下りるぞ」

 

「わかった…ん?ちょっと見ろ」

 

「うん?なんだ?って…それは」

 

ガオウは何かを見つけたのかカタクリにそれを見せる。それは海兵の制服だった。

 

「海兵の制服だ、丁度俺達にサイズが合いそうだぜ?」

 

「なら使わせてもらうか…」

 

「ガララ!これでぱっと見怪しまれねぇだろ?」

 

俺は急いで制服を着込んでいると、カタクリは何を思ったのか口を開く。

 

「…てめぇのその角は目立つけどな?」

 

「お前の口も結構目立つぞ?」

 

「てめぇ…」

 

「悪かった悪かった!!気分を悪くしたなら謝るよ…!!」

 

「二度と言うんじゃねえぞ…?」

 

「どうする?適当な海兵捕まえて場所吐かせるか?」

 

「それが無難だな、っと…言ってるそばから丁度いいのが」

 

そう言うとカタクリがこちらに近づいてくる海兵に歩み寄る、海兵は不思議そうな顔をしてたが一瞬の内にカタクリに囚われてしまった。

 

「なんだ?…!?」

 

それからその海兵を少し尋問(物理)した後大まかな場所を知りその後極力海兵の視界に入らないように移動し牢屋の鍵を入手すべく鍵の保管室の前まで来ていた。

 

「ここだな…まず鍵を入手しなけりゃ始まらねぇ」

 

「だな…極力騒ぎを大きくさせない様にしなければ…」

 

「アレだな…何とか隙を作ってくすねるか…!」

 

右拳を左手に「パン!」と叩いて俺は懐からある物を取り出しカタクリにそれを見せた。

 

「よーし、ならさっき海兵から取ってきたこいつを使うか?」

 

俺が取り出したものをみてカタクリは目を見開く、無理もないだって俺が取り出したものは手榴弾だもん♪

 

「おま…!騒ぎは大きくさせねぇって…!!」

 

「俺が囮になる、その隙に鍵を奪って牢屋の方に行って妹を助けに行ってこい…!」

 

「…!?何でそこまで…」

 

驚いたのかカタクリは俺に問いかけに俺は頭を掻きながら答えた。

 

「言っただろ?俺にも妹居るから気持ちわかるって…」

 

「…ブリュレを見つけたらすぐに戻ってくる、それまでくたばるなよ?」

 

意外な言葉にガオウは目を丸くするが直ぐに何時もの笑みを浮かべて答える。

 

「はッ!簡単にくたばる様な柔な鍛え方はされてねぇよ!!」

 

ガオウはそう言いながら海兵達がいる部屋の一室に手榴弾のピンを抜いて勢い良く投げ込み部屋を一室爆発した。爆音と振動を感じて数名の海兵が駆けつけてくるのを見てガオウは手榴弾をもう1つ投げ込んだ

 

「なんだ!?」

 

「手榴弾!?正気かあのガキ!!」

 

2個目の手榴弾が爆発し海兵を数人吹き飛ばすが後から来た海兵達がガオウを取り押さえようと近づいてくる。

 

「取り押さえろ!!」

 

「おっと…!!武装色、硬化ッ!!」

 

手を伸ばして来た海兵の腕を左手で掴み右手を武装色で硬化させ海兵の顔面に叩き込み海兵の首を殴り飛ばす。

 

「な!一撃で首を!?」

 

「何て力だあのガキ!!」

 

痺れを切らした海兵の1人がライフル銃を持ってガオウに構え、射殺しようと引き金に指をかけるがガオウが海兵の制服を脱いだ瞬間その海兵は驚愕した。

 

「もういい射殺してしま…!?」

 

「こ、こいつ全身に手榴弾巻いてるぞ!!」

 

海兵の言う通りガオウの全身には手榴弾が巻き付けられていた、ガオウは笑いながら両手を武装色で硬化させて海兵達に殴りかかるべく走り出す。

 

「いかれてる!!」

 

「ガララララ!!撃てるもんなら撃ってみろ!お前らも道連れだぁ!!」

 

「ひぃ!!こっち来るなぁ!!」

 

海兵達はガオウから逃げ惑うが子供ながらに並の海兵を上回る膂力と瞬発力を持っていたガオウは直ぐに追いつき武装色で硬化させた腕を振り上げ海兵の腹を貫き、首を脊椎ごと引き抜きいて、その首を鎖分銅の様に振り回して違う海兵の頭に嬉々として叩きつけていく。

 

「彼奴マジか…」

 

それを物陰で伺っていたカタクリは予想よりも凶暴なガオウの姿に若干引きながらも牢の鍵を入手しブリュレが閉じ込められてる牢屋へ走り出した…。

 

「おい!!確かにあの軍港であってんだろうな!!」

 

「は、はい!確かにガオウ様が乗り込んだ船はこの方角に進んでました!!」

 

「心配するなクイーン…念の為ガオウにはビブルカードを持たせてるしカードもこの方角を指している、恐らくここだ…!!」

 

百獣海賊団の船の上でクイーンに語気を荒らげながら問いただされた船員は怯えながら肯定するのを見てカイドウはガオウにビブルカードの切れ端を持たせている事を伝えるが内心ではすぐにでも軍港に殴り込みをかけたい気持ちだった、それを察したのか傍らに控えていたキングがカイドウに問いかける。

 

「カイドウさん…」

 

「ああ、わかってるキング…!!クイーンッ!!お前は船を最大船速でこさせろ!良いな…!?」

 

「任せろカイドウさん!!」

 

カイドウの指示を聞いたクイーンは自慢の疫災弾(エキサイトだん)を装填したガトリングを装備し、意気揚々にカイドウに答える。カイドウは獣形態である青龍になり軍港目掛けて突っ込んで行きキングも後に続く様に翼竜に変形し飛翔した。

 

「行くぞキング…海軍の連中に俺の息子を攫った事を後悔させてやるッ!!」

 

「任せろカイドウさん…」

 

その頃ガオウは武装色で硬化させた両手で海兵達を次々と殴り殺して行っていた、ある海兵の頭を掴んで握りつぶし…

 

「殺してみろ…!」

 

またある海兵の首根っこを掴んで勢い良く地面に叩き付け、その海兵の全身を粉砕骨折させる。

 

「殺してみろぉ…!!」

 

戦闘で出来た瓦礫を掴んでそれを海兵達に投擲し蹴散らしていく。

 

「俺は百獣のガオウだァァァ!!」

 

1人雄叫びを上げているとバズーカを持った海兵が数名現れガオウに向けて構えていた。

 

「ん?」

 

「こうなれば仕方ない!これで吹き飛ばしてやる!!」

 

それを見て闘争本能が刺激されたのかガオウは怯むことなく海兵達を睨みながら闘争心を更に燃やし始める。

 

「やってみろド阿呆ッ!!」

 

「ッ…!?」

 

周囲の建物の硝子が粉砕される程の声量で雄叫びを上げながら突っ込もうとしたがガオウにとって思いがけない事が起きた。

 

「…え?」

 

バズーカ砲を構えていた海兵達が突然倒れ込んだ、それだけでなく周りの海兵も同じ様に倒れ込んでいた、ガオウは訳が分からず倒れた海兵の様子を見に行くと全員意識を失っているのを確認した。

 

「何で急に気を失ったんだ…?お~い」

 

突然の出来事に呆気に取られながらもガオウは海兵からピストルやバズーカ、軍刀を奪いそれを身につけていく。

 

「まあいいや…とりあえずバズーカとピストル、後軍刀も持ってくか」

 

「さ~て次はどいつからぶっ飛ばそうかな!!」

 

それらを持ってガオウは次の獲物を探すべく全速力で駆けて行った。

 

「ブリュレ…!!」

 

ガオウが暴れているその頃カタクリは妹のブリュレが収監されている牢を見つけ出し鍵を開けてブリュレに駆け寄る。

 

「ブリュレ!起きろブリュレ…!!」

 

カタクリに揺さぶられ少し経つとブリュレは目を開けると目の前に兄であるカタクリがいることに驚ろく。

 

「え?…カタクリ…お兄ちゃん…!!?」

 

「ああそうだ…無事でよかった、いそいでここを出るぞ!!」

 

ブリュレを背負いながらガオウを探していると周りの海兵達が気を失って倒れているのを見て眉を顰める。

 

(なんで海兵が気を失ってる…?彼奴大丈夫か…?)

 

ガオウの安否を気にしてると獣の咆哮の様な叫び声が響いたのでそちらの方角を振り向くとガオウが両手に海兵を持って棍棒代わりに振り回して別の海兵に叩きつけていた。

 

「ウオオオオオ!!」

 

「りょ、両手に人間二人持って棒切れみたいに軽々と振り回してる…」

 

暴れ回るガオウの姿に少し引きながらもガオウに呼びかけるがここからでは聞こえないのか興奮状態に入ってるのかガオウの耳には届いていなかった。

 

「ガラララッ!!」

 

「…ダメだ、興奮しすぎて耳に入ってねぇ…ん?なんだ?」

 

どうしたものかと考えていると上空に気配を感じて上を仰ぐとカタクリは驚愕した表情になる。

 

「嘘だろ…一体なんで!?」

 

カタクリが上空を仰ぐと巨大な青龍になったカイドウが熱息を発射しながら軍港の施設を海兵諸共次々と破壊して回っていたのだ。

 

「ガオウはどこだぁ!!俺の息子をとっとと出せぇ!!」

 

ガオウを攫われたと思い怒り心頭のカイドウは逃げ惑う海兵を熱息で薙ぎ払いながら進んで行くがガオウの安否が気になってるキングは苛烈な攻撃を繰り出すカイドウを諌める。

 

「カイドウさん、あまりやり過ぎたら万が一ガオウ坊ちゃんを巻き込んだら…」

 

怒り心頭のカイドウであったがキングの言葉を聞いてある程度冷静になったのかキングに返答する。

 

「心配するなキング、見聞色でガオウの気配は探っている。ここら辺にガオウはいねぇ…!!」

 

それを聞いてキングは少し安堵するが直後に電伝虫が鳴り受話器を取ると連絡を寄越した相手に嫌悪感を出しながら応える。

 

「俺だ…ってクイーン、漸く着いたのかウスノロ…!」

 

『船なんだからしょうがねぇだろ!!第一俺飛べねぇし!…まあそれは良いとしてガオウは見つけたのか?』

 

「まだだ…テメェの方は?」

 

『いーや…まだ見つけてねぇ、そう簡単にくたばる様なやつじゃないのは知ってるが早いとこ見つけねぇとカイドウさんの加減が利かなくなるぞ?』

 

「んなことわかってる、とっとと探して見つけろ能無し…!」

 

『ふん、テメェより早く見つけてやるよカスキング…!』

 

通話が終わり受話器を元に戻し、クイーン達が軍港に到着した事をカイドウに伝える。

 

「カイドウさん、クイーンの馬鹿達もここに乗り込んだそうだ…」

 

「そうか、ならそっちの方はクイーンに任せるとしよう。俺達はまずここを探す…!邪魔する奴は全員消せ!!」

 

「言われなくてもだ…!!」

 

「百獣海賊団…!!彼奴は電伝虫を持ってなかったから偶々来たのか…?クソ!何とか伝えねぇとこっちまで巻き込まれちまう!!」

 

カタクリがこの状況を打開しようて思考を張り巡らせる、その間拳銃を撃ちまくっていたガオウは拳銃の弾が切れた事をしり新しい銃を探すが周りの倒れてる海兵は誰も持っていなかった。

 

「弾切れか!!…ああクソもう誰も銃持ってねぇ!!」

 

仕方なくバズーカ砲で迫ってくる海兵を吹き出ばそうとしたが上空から何かが降ってきて着地すると同時に発生した衝撃波でガオウは後ろに飛ばされて頭を擦りながら起き上がり目を丸くして驚いていた。

 

「なんだ…!?………え?」

 

「探したぞガオウ、ここにいたか…!!」

 

周りに海兵達の無惨な屍を作りながらガオウの父親…カイドウがを持って近づいて来る。その表情には漸く見つけたのもあり笑みを浮かべていた。背後にいるキングは周囲を見て仮面の下で少し驚いていり。

 

「え?ああ…てか何で父ちゃん達がここに…?」

 

「…お前に渡しといたビブルカードと軍艦の行き先でここを見つけたんだ、というかお前一人でここまでやったのか?」

 

「え?ああ、そうだけど…」

 

「ウオロロロ…!!やるじゃねぇか、ここまでやれれば大したもんだ!なぁキング…?」

 

「あぁ、カイドウさんの言葉に同感だ…」

 

(…まさか10にも満たねぇのにここまでやるとはな)

 

だが

少しして合流して来たクイーンが合流し辺りの惨状を見て驚愕している。

 

「おぉ!!いたいたカイドウさん!…ってガオウもいたのか!?ってえええええええ!?何この惨状!?カイドウさんがやったのか…?」

 

「…うるせぇ豚、全部坊ちゃんが始末したらしい」

 

キングの話を聞いてクイーンは冷や汗をかきながら困惑するがガオウの身体に巻きついていた手榴弾を見てまた驚愕する。

 

「えぇ…いやまぁあのカイドウさん譲りの怪力と頑丈さがあればまぁ納得か…っておま!?ガオウ、お前全身に手榴弾付けてんじゃねぇか覚悟決まりすぎだろォ!?」

 

「は?何言ってんだ?これおもちゃだぞ?ほら…」

 

クイーンに言われたガオウは身体に付けていた手榴弾をクイーンに手渡すガオウの言う通りよく見るとタダの黒い鉄球だった。クイーンは呆れた様ななんとも言えない表情をしキングは思わず苦笑しカイドウは愉快に笑っている

 

「えぇ…お前マジか…?」

 

「連中は坊ちゃんの考えにまんまと嵌まったってわけか…」

 

「ウオロロロ…面白れぇ事しやがるな、流石俺の息子だ…ん?俺だぁ…何ぃ!?わかった…すぐに向かう」

 

カイドウは突然鳴った電伝虫の受話器を取り通話に出ると見る見るうちに顔が険しくなっていく、ガオウが何事かと思い話しかけた。

 

「父ちゃん…?」

 

「おいお前ら直ぐに戻るぞ、リンリンの奴が来てやがる…!」

 

「えぇ…!?」

 

「ビッグマムが…?何故ここに…?」

 

予想外の人物の出現を知りクイーンは冷や汗をかきキングは眉間に皺を寄せ始める。それを聞いたガオウはバツが悪そうにカイドウに口を開いた?

 

「あ~…それなんだけど」

 

「ん?心当たりあるのかガオウ…?」

 

「あ~…うん…」

 

ガオウはこれまでの経緯をカイドウ達に事細かく伝える、カイドウ達はガオウの話を聞いていく内に合点がいったのか納得する。

 

 

「ビッグマムの所のカタクリと一時的に手を組んでたのかよ…」

 

「だがそいつが言うにはまだ来ない筈じゃねぇか…?」

 

「ビブルカード持たせてた可能性も捨てきれねぇな…まぁ今は船の所に戻るか」

 

カイドウは青龍の姿になりガオウを乗せて自分達の舟に戻るべく飛翔する。キングもカイドウの命令で渋々でクイーンを運んで行った…。

 

 

 

 

「ハマママ…久しぶりだねぇカイドウ…?」

 

「チっ…何の用だリンリン…!!」

 

カイドウ達が自分達の船に帰還してすぐにビッグマムが現れカイドウと一触即発の事態に陥っていた…。

 

「フン…俺は息子の迎えに来ただけさ…!」

 

「息子だと…?確かさっきガオウが言ってたな…」

 

ガオウは余りの険悪さに隣にいたクイーンに話しかける。

 

「おいおいおいやべぇよ…何あの険悪な雰囲気?本当に同じ船に乗ってたのかよ…?」

 

「知らねぇよ…俺だってロックス時代のカイドウさんの事は良く知らねぇんだよ」

 

「…」

 

先程よりも大量の冷や汗をかきながらガオウと会話をしてるクイーンとは対照的にキングは冷静にビッグマムを睨んでいる。そこにブリュレを背負ったカタクリがビッグマムの後ろから現れた。

 

「ママ…遅くなってすまない」

 

「ん?ああ、カタクリ…ブリュレを助け出したようだね」

 

「ああ…」

 

カタクリに気付いたカイドウはカタクリを話しかける。

 

「おう…カタクリじゃねぇか?この間より覇気の質が上がっているのを感じるぞ…?」

 

「カイドウ…」

 

警戒する様にカイドウを睨むカタクリ、それを知ってか知らずかビッグマムはカイドウにここに来た目的を聞き出すべく問いかける。

 

「それよりカイドウ…なんでお前こそ何でこの場にいるか教えてくれないかい?」

 

「あぁ…?テメェと同じだ。息子を迎えに来たんだよ」

 

それを聞いていっしゅん驚いて目を見開くが直ぐに愉快な笑い声を上げる。

 

「息子…?お前が父親ぁ…!?ハマママ…!こりゃ面白い!!お前が人の親になるとはねぇ…!!」

 

「笑ってんじゃねぇ!!ぶち殺すぞリンリン…!!」

 

「ハマママ…悪い悪い、で?お前のその息子ってのは…?」

 

「あ~…俺だけど?」

 

自分の前に現れたガオウにビッグマムがジッとガオウを観察する、髪の色は違うが目とその顔にカイドウの面影を見出していた。

 

「ん…?ほぉ…髪の色は違うがその目と生意気そうな顔つき、カイドウにそっくりだねぇ…坊主名前は…?」

 

「ガオウだけど…」

 

「ガオウか…なあガオウ、お前何か夢はあるかい…?」

 

ビッグマムの問いかけに一瞬目を見開くがガオウは一呼吸置いてビッグマムの問いかけに応える。

 

「親父を海賊王にする…もう一つは親父を超えて世界最強になる…!!」

 

それを聞いたビッグマムは一瞬キョトンとするがその後心の底から面白そうに笑い声を上げる。

 

「ハマママ!!世界最強か…!!カイドウの息子らしく生意気な事言うじゃないか…!!気に入ったよ…お前、親父が嫌になったら何時でも来な…?」

 

それを聞いたカイドウは眉間に大きく皴を寄せビッグマムに詰め寄る。常人なら失神するであろう気迫を浴びてもビッグマムは余裕を崩さない。

 

「おいリンリン…!!俺の息子を奪う気か…?冗談じゃねぇぞ…!!」

 

「ハマママ…!俺は今でもお前の事を弟の様に思ってんだ!!ならお前の息子のガオウは俺にとっては甥みたいなもんだよ…!!」

 

「ババァ…!!」

 

今にも一触即発の雰囲気が漂っているがビッグマムはくるりと後ろを向いて歩きだしていく。

 

「ハマママ…ここで一戦交えても良いが海軍の連中に邪魔される可能性があるのも煩わしいんでね?またの機会にするよ…」

 

「ふん…!!」

 

去っていくビッグマムを見てカタクリもその後を追うように歩き始めるが一度止まりガオウの方に振り返り礼を言った。

 

「…妹を助ける手伝いをしてくれたことには礼を言う。ありがとう」

 

「…こっちからもありがとう」

 

そして再びビッグマムの方に歩き出す、ビッグマムはカタクリが追い付いたのを確認するとカタクリに話しかける。

 

「…カタクリ、カイドウの息子の事は覚えておきな?」

 

「…ママ?」

 

「俺の勘だが…彼奴は多分強くなるよ」

 

「…!!」

 

ビッグマムの言葉に一瞬驚き目を見開くがガオウの暴れぶりを見ていたカタクリは一概にビッグマムの言葉を否定できなかった。そしていずれその時が来るまで更なる高みを目指そうと決意するのであった。

 

 

 

 

軍港襲撃から数日たった後カイドウに呼ばれたガオウはカイドウがいる部屋に入るとテーブルに木箱を置いたカイドウとキングがおりガオウの姿を見たカイドウは待っていたと言わんばかりに笑みを浮かべる。

 

「なんだよ父ちゃん見せたいもんって…?」

 

「おう来たかガオウ、じゃあさっそく見せてやる…!!」

 

そう言うとカイドウは木箱の蓋を開ける。箱の中には渦巻きの模様が全体に出ている果実があった、ガオウはそれがなんなのか理解する。

 

「果物…?いやこれってまさか…!!」

 

「ウオロロロ…!悪魔の実だ…!!」

 

「ええええええ!?…マジか…もしかして俺に…?」

 

「当たり前だ…そろそろやろうと思ってな…?」

 

驚愕するガオウを見て探した甲斐があったとカイドウは笑いガオウは驚きながらも悪魔の実を手に取り観察をする。

 

「すげぇ…実物初めて見た…何系だ…?」

 

「あぁ…?あ~悪いがそれは知らねぇ、気が進まないなら食わなくても良いが?」

 

「いや、食うよ。頂きます…クッッッソ不味いぃ!!」

 

悪魔の実を一口食べたガオウは想像以上の不味さに顔を顰めてカイドウはそれを見て苦笑いする。

 

「ウオロロロ…!気持ちわかるぜぇ…!ウオロロロ…」

 

悪魔の実を食べ終えて一息ついてるとガオウは己の身体に違和感を感じ始めると同時に自分の目線が徐々に高くなっているのを感じた。

 

(ふぅ…食い終わった…って何だ?身体に違和感が…ん?なんか目線が高くなってる…!?)

 

ガオウの身体は徐々に大きくなるにつれ全身が赤い鱗で覆われ尻尾が生え背中からその巨体に相応しい巨大な翼が生えていく。顔も人の顔から徐々に西洋の龍の顔になって行った。カイドウはそれを見て高笑いしキングは目を見開く。

 

「ウオロロロ…動物系か、それも幻獣種とはな…!!」

 

「モデルは恐らくアンタと同じ竜だろうな…」

 

二人が話してるとクイーンが何事かと言わんばかりに入ってくると目の前にカイドウとは違う巨大な龍が目の前にいたため口を大きく開けて驚愕していた。

 

「おいおいなんだよさっきの音はって…ええええええ!?なんだこのドラゴン!?」

 

「は?ドラゴン…?何言ってんだよクイーン?俺だよ!!」

 

「え…?ガオウ…?え…?」

 

混乱してるクイーンをよそにカイドウは部下に鏡を持って来る様に指示を出し部下たちは急いで船に置いてある中で最も大きい鏡を持ってきてガオウの目の前に置き、ガオウはそれを見ると目を見開いて驚いた。

 

「おい、一番デカい鏡持って見せてやれ!!」

 

「は、はい!!」

 

「…マジだ、俺…ドラゴンになってる!?俺が食ったのって獣系か!?…いや、先ずどうやって人間に戻ればいいんだよ!?」

 

「ウオロロロ…落ち着け、強く念じれば戻る。やってみろ」

 

「わかった…」

 

ガオウは「人間に戻りたい」という思いを強く念じるとガオウの身体は龍から元の人の身体に変形していき、完全に人間の姿に戻った。

 

「…マジで戻った」

 

「ウオロロロ…!!まぁ徐々に慣れて行きゃあ良い…!」

 

「ガラララ!にしてもドラゴンか!翼も生えてたし早くコントロール出来るようになって飛び回って大暴れしたいぜ!!」

 

「ウオロロロ…!まあそう焦るな、幸いお前は俺やキング達と同じ動物系だ、扱い方は俺達が教えてやる。飛び方はキング、お前が教えろ!!」

 

「あぁ任せてくれカイドウさん、ガオウ坊ちゃん…」

 

「おう!!頼むぜキング!!」

 

ガオウは食した悪魔の実を完全に制御して大暴れしたいと思いながら笑う。余談だが軍港襲撃の事件での数少ない生存者が息絶え絶えに百獣海賊団の襲来とカイドウの息子のガオウの存在、7歳という年齢に関わらず多数の海兵達を叩きのめした事実を報告、成長すれば将来驚異になる可能性を感じガオウに1億の懸賞金を掛けたと言う…




リュウリュウの実幻獣種モデル「ドラゴン」:ガオウが食した動物系幻獣種の悪魔の実、赤い西洋の龍に変身する事ができる。

(詳しい解説は次回と同時に投稿するガオウの設定集に載せます)
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