最強生物の息子、百獣のカイドウを倒すのは俺だ!!   作:t-eureca

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お待たせしました!!本年度最後の更新です!!


ガオウとヤマト、村の管理者になる

鬼ヶ島で酒を煽りながらカイドウは高笑いをしながらガオウ達に稽古を施していた、カイドウは丸腰でガオウ達はそれぞれの武器を持ってカイドウに挑み叩きのめされていた。

 

「ウオロロロ!!…どうした?もうへばったかぁ…お前ら?」

 

「グぅ…」

 

「この角ゴリラめぇ…」

 

「これ位でへばるわけねぇだろ…!!」

 

「ウオロロロ…それでこそ俺の息子だ…来いガオウ!!」

 

「上等だぁ!!」

 

カイドウにそういわれ、ガオウは《彼岸花》を構えカイドウに切りかかっていく。それを離れたところでガオウ達に稽古をつけているカイドウを見てクイーンはうへぇ…と言わんばかりの表情をしている

 

「かぁ~全く自分のガキ相手にも容赦ねぇなカイドウさん…!」

 

「…」

 

そう言いながら見ているクイーンとキングの後ろから特徴的な笑い声が聞こえたので振り向くと黒炭ひぐらしが歩いてきていた。

 

「ひょひょひょ久しぶりだなお主ら…」

 

「あん?なんだよババアまた来たのか?」

 

「何の用だ…?」

 

「何、ちょっとカイドウに頼みたいことがあっての…」

 

そう言ってる途中でひぐらしはガオウ達に稽古をつけているカイドウに気付き少し驚いたような表情をしている。

 

「なんじゃあやつ息子達に稽古つけておるのか?カイドウも丸くなったの…」

 

 それを聞いたキングとクイーンは「何言ってんだこのババァは…?」と言わんばかりの顔をしてしまう。

 

「はぁ?何言ってんだババア…あれで丸くなった?ボケてんのかテメェ?」

 

「ボケとらんわいこの饅頭…!お主らロックスにいた頃の彼奴を知らんからそう言えるんじゃ…!彼奴は見習いにも関わらず気に食わない奴は誰だろうとその場で殴り殺す様なやつじゃったんじゃぞ!?止めれる奴はロックスや白ひげ、シキやリンリン位しかおらんかったんじゃ…あの頃のカイドウに比べれば随分優しくなったもんじゃよ…!」

 

「えぇ…それもう尖ってる範囲超えてるだろ?!てか止めれる連中のネームバリューがヤバすぎるだろ…」

 

(カイドウさんなららしいと言えばらしいな…)

 

その話を聞いて思わず顔を引きつらせながら話すクイーンに珍しく同意すると同時に「カイドウさんならあり得るな…」と納得していると一際大きな音が響き振り向くと大の字で倒れ伏せてるガオウ達の姿が目に入った。

 

「ウオロロロ!!今日はここまでだ!!」

 

「カイドウさん、ひぐらしのババァが話があるようで…」

 

「ん…?ああ、わかったすぐに行く」

 

高笑いするカイドウを見ながら責めてもの意地なのか何とか起き上がるガオウ、それでも肩で息をしている。

 

「ガオウさん…」

 

「ゼぇ…ゼぇ…相変わらず頑丈過ぎるだろ」

 

「に、兄ちゃん大丈夫…?」

 

「三途の川が見えた…」

 

「えぇ…」

 

それを聞いて冷や汗を垂らすヤマトとジャック、しかしどこからか3人分の大きめのタオルを投げ渡されガオウが投げられた方向を見るとカイドウが酒を煽りながらガオウ達に休息を促す。

 

「ん…?」 

 

「風呂でも入って身体洗って休め、わかったな…?」

 

「おう…、立てるか二人とも?」

 

「うん…」

 

「大丈夫だガオウさん」

 

その後城内の風呂に入り身体を洗い終わって着替え少しの間休息した後ガオウはヤマトとジャックに散歩に行く提案をした。

 

「気晴らしに散歩でも行くか?」

 

「いいね!」

 

「わかったガオウさん」

 

その後ドラゴンに変身したガオウがヤマトとジャックを背中に乗せて鬼ヶ島を飛び立っていく。

 

そして適当な山に下り散歩していると山の麓に村があるのを見つけ望遠鏡を使って村の様子を見ていると偶然百獣の船員が村人に罵声を浴びせてる所を目撃した。

 

「何処も似た様な感じばっかりだな…」

 

「…」

 

「そうだな…」

 

最早見慣れた光景にガオウは軽く溜息を付き顔を顰めているとヤマトが暗い顔をしていることに気付き声を掛ける。

 

「ヤマト…?」

 

「…ごめん兄ちゃん、僕帰りたい」

 

ヤマトは元々心根が優しい事を知っているガオウはそれを聞いてジャックに帰る事を言うと、ジャックは「わかった」と頷く。

 

「…わかった、ジャック戻るぞ」

 

「わかった、ガオウさん」

 

その後鬼ヶ島に戻り、部屋でヤマトは自分たちのやり方に不満を漏らすのを聞きジャックは反論をするがヤマトも自分なりの思いをジャックに話した。

 

「…正直今の僕達のやり方は嫌だ」

 

「だがヤマトの姉御、そうでもしなけりゃ侍共が力をつけちまう…」

 

「でもあのままだとどの道いつか不満が爆発して反乱がおきちゃうよ!」

 

「それは…」

 

徐々に熱くなって行きそうな論争が始まりそうなのを見てガオウは氷が入った麦茶を出して二人に渡して飲ませる。

 

「落ち着け二人とも…とりあえず麦茶飲んで頭冷やせ!」

 

「兄ちゃん…」

 

「ガオウさん…」

 

二人とも麦茶に手を付けたのを確認してガオウも麦茶を一口飲み、湯呑を置き口を開いて話し始める。

 

「ジャックのいう事ももわかるしヤマトの言いたいこともわかる、侍たちの力を削ぐのもわかるが俺もこのやり方のままだと将来的に不安は感じてる」

 

「ガオウさんも反乱が起こると…?」

 

「可能性は高いだろ?それだけじゃねぇ…このままこの国の住人を苦しめ続けてたら最終的に俺達が苦労することになる」

 

「どういうこと?」

 

ジャックとヤマトが首をかしげながらガオウの次の言葉を待ちガオウは麦茶をまた飲んで話し始めた。

 

「ワノ国の飯や質のいい道具とか見たろ?今は良いかもしれないがこのままだと職人や作り手がいなくなっちまうとそうなったら困るのは俺達だ、武器の質の良さも勝敗には必要だし質の良い武器の供給が安定してるのはそれだけで強みだからな、それが無くなるのは痛手だぜ…」

 

「…確かに一理ある」

 

「兄ちゃん、その理由でお父さんたちを説得できないの?」

 

「流石にそれだけだと厳しい、ちゃんと証拠と実績を見せないと親父も縦には振ってくれないだろ?」

 

それを聞いた二人は納得した様な顔をして苦い顔をしている。ヤマトはカイドウの根の真面目さを知っておりジャックは顎に手を添えて考え込む。

 

「あぁ~…」

 

「実績…か…」

 

「ん~…何か手柄の一つでも上げれればなぁ~…遠征で海軍中将か少将の首を討ちとれば聞いてはくれると思うんだけどそう簡単にはいかねぇよな…」

 

その後カイドウから「飯の時間だぞ」と呼ばれるまで考えていたが具体的な考えは思い浮かばなかった。そして夕飯の後カイドウから呼ばれたガオウは晩酌をしているカイドウに意外な相談をされるのであった。

 

「おいガオウ、お前村1つ治める気はねぇか…?」

 

「え?なんだよ急に…てか村?」

 

「あぁ…この間その村で反乱がおきてな…鎮圧はしたが任されていたバカが油断して殺されちまった!それで今任せそうな奴を探してるんだがお前…する気ねぇか?」

 

思ってもいなかった頼み事にガオウは驚き目を見開くが、少し間を置いてガオウなりの懸念をカイドウに話した。

 

「…まぁ一日中缶詰よりかマシだけど俺まだガキだぜ?舐められる可能性があるけどよ…?」

 

「そん時は力づくで従わせりゃあいい…!!まぁオロチからは『好きに治めて良い』と言ってたからな…お前の好きにやれ!」

 

好きに治めて良い…その言葉を聞いてガオウは身を乗り出してカイドウに聞き返した。

 

「…え?良いのか?」

 

「あぁ、ちゃんと言質は取ってあるから好きにやれ…!!」

 

「わかった、ありがとう親父!!」

 

「ふっ…」

 

息子に感謝され満更でもないカイドウは機嫌よく晩酌を続けガオウは舞い込んできたチャンスに内心ガッツポーズをする。

 

(ツいてる…!このチャンスを上手く利用すれば…!!)

 

カイドウとの話を聞き終えてガオウは急いで自分の部屋に入り部屋の中にいたヤマトとジャックに先程の話をすると、ヤマトは驚きジャックも目を見開く。

 

「兄ちゃんが村の管理を任されるって…?」

 

「本当なのかガオウさん?」

 

「ああ、上手く村を治めて実績を積んでいけば親父にもこっちの考えを聞いてくれるかもしれねぇ」

 

「だがどう治めるんだガオウさん?」

 

「ああ、そうだな…まずは…」

 

ガオウは自分の考えているやり方を二人に伝えるとヤマトは目を輝かせていたがジャックは顎に手を添えてガオウに質問をする。

 

「…成程な、だが大丈夫なのか?」

 

「親父は好きにやっていいって言ってたしな、なにかあったら親父に一か月だけ猶予をくれるよう掛け合うつもりだ」

 

「でも、上手くいけばそのやり方も続けれるんだよね…!」

 

「あぁ、といううわけでその前に俺達が治める村の情報に目を通すぞ?向こうの事情を知ってれば村人も協力してくれる可能性はあるからな」

 

「ぶ、分厚い…」

 

「…お嬢、ガオウさんの為だ目を通そう」

 

そう言うとガオウは持ってきた資料をヤマトとジャックに見せるとヤマトは資料の分厚さに汗を垂らしながらも資料に目を通すことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

一週間後とある村に村人達が集められていた。「また何か無理難題を言われるのか…」と村人たちは意気消沈していた、そして百獣海賊団の船員が数名現れる。

 

「おい聞け、今からカイドウ様のご子息であるガオウ様とヤマト様が来られる、失礼の無い様にな!?」

 

「わ、わかりました…」

 

「おい、ガオウ様達が来られたぞ!!」

 

「カイドウの子供」と聞いて村人たちは村人達は驚きとともに顔をこわばらせる、あの怪物の様な強さと威容を持つ男の子供が来ると聞いて一体どんな恐ろしい相手なのかと思うのも仕方のない事だった。

 

そして現れたカイドウの子供…ガオウとヤマトを見て村人たちはざわめき始める。

 

「え?子供…?」

 

「まさかあの二人がこの村を治めるのか…?」

 

「お、おいやめろって!」

 

村人のざわめきを見てガオウは予想通りの反応だったので「まぁそういう反応するわな」と思っていると後ろで控えていたジャックの額に青筋を立て始める。

 

(あ~まぁそんな反応するよね)

 

「殺す…」

 

「ん?ジャック?」 

 

ジャックが駆け出すとマンモスに変身し村人に襲い掛かろうとする、村人も迫ってくるジャックを見て腰を抜かし恐怖に慄くがジャックはそれを気にせず叩き潰そうとする

 

「は?おいジャック!?糞!!」

 

ガオウは即座にドラゴンに変形しジャックを押さえつけ、咆哮を上げる。村人たちは目の前の巨獣大乱闘に慄いている…。

 

「止めろや…!!」

 

「ガオウさん…だが…!」

 

「いきなり俺みたいなガキがここ治めるって言ったらあんな反応するに決まってるだろうが、落ち着け!」

 

「…わかった」

 

ガオウに諫められたジャックは渋々受け入れマンモスから元の姿に戻る、ガオウも元の姿に戻り村人達に歩み寄り頭を下げ謝罪する。

 

「あ~その悪かったな、いきなりこんなガキがこの村治めるとか言われたから戸惑ったんだろ?」

 

謝罪するガオウに村人達は驚く、まさか謝罪をされるとは思ってもいなかったからだ。村人たちもガオウに謝罪をする。

 

「え?…あ、その…は、はい…すいませんでした」

 

「気にしてねぇから大丈夫だ、それでいきなりで悪いんだがこの村の代表者とかいるか?」

 

「えっと…私です」

 

ガオウの問いかけを聞き、一人の老人がオロオロと出てくる。

 

「あんただな?わるいがちょっと話をしたいんだ、おいちょっとテーブルかちゃぶ台持ってきてくれ」

 

百獣の船員も予想してなかったためて驚き声を上げる。

 

「えぇ!?…ガオウ様良いんすか!?」

 

「この村治めるんだから色々聞いとかなきゃダメだろ?違うか?」

 

「いや、そりゃ…そうですけど…わかりました」

 

船員は戸惑いながらもちゃぶ台を持ってきた後それを置いてガオウは座り、ガオウに促され老人も座った。

 

「あ、あの…それで話とは…?」

 

「あぁ、ちょっとここの労働環境とか話してくれ。言いにくいなら他の者は出て行かせる」

 

「え?ああいえ大丈夫…です」

 

「そうか、なら話してほしい」

 

「わかりました…」

 

その後老人は自分たちの現状を話した、工場の働き手に男手が取られて村の畑作業の効率が悪くなった事、工場で働いた分の賃金は出るが雀の涙程でとても生活する事が出来ないという事、そのことを伝えても聞いてもらえず逆に痛めつけられた事その他様々な事をガオウに伝えた。老人は制裁等は恐れていたが目の前にいるカイドウの息子ならもしかするとという僅かな希望を抱いて話したのだ。

 

「成程…わかった、なら農作業に支障が出ない程度の工場での労働時間や賃金についても一度話し合わないか?全部ではないがそっちの要望はできる限り聞くぞ?」

 

「ほ、本当に良いのですか…?」

 

「あぁ、但しこの村が治める量の武器と年貢はちゃんと納めるのが条件だがどうする…?」

 

「わ…わかりました、そこまでして頂けるなら必ず納めます…ありがとうございます!!」

 

老人はガオウに頭を下げてガオウに感謝の言葉を告げると焦った百獣の船員達はガオウに詰め寄る。

 

「ガ、ガオウ様良いんですか!?カイドウ様が知ったら…!」

 

「落ち着け!!親父からは好きな様にやれって許可は貰ってる。それでなんか言われたらお前らに責任追及来ないように俺がきっちり責任持つから安心しろ!!」

 

ガオウは微塵も動じず父親から「好きな様にやれ」という旨を伝えて万が一責任を問われても自分が責任を取ると言って船員達を黙らせた。

 

「ま、まぁそれなら…」

 

船員達はガオウの言葉を聞いて渋々ながらも引き下がる、カイドウからその様に言われてるなら自分たちが口出しはできないしここにいる船員達はガオウの面倒見の良さを知ってる為強く言えなかった。

 

「というわけで今日からよろしく頼むぞ?」

 

その後ガオウが村を治め始めて約数週間が経った頃、ガオウの統治のやり方をカイドウは酒を煽りながらキングから聞いていた。

 

「…ガオウの奴、随分と優しく治めてるな?」

 

キングからの報告によると、農作業と武器工場での労働日や労働時間の見直しや船員による村人への暴行の禁止の指示等をしながらガオウは村を治めてる言うのだ。 

 

「下の者にも寛容なガオウ坊ちゃんらしいといえばらしいが侍共の力をつけるのは少し不味いと思うぞカイドウさん?」

 

「まぁ流石にガオウもそこら辺は考えてそうっすけどねぇ?丁度後少しでガオウがアガリを報告する日が来るんでそん時に聞くってのはどうだよカイドウさん?」

 

キングとクイーンの意見を聞いてカイドウは酒を煽るのを一旦止めて口を開いた。

 

「俺もそのつもりだ…にしてもこうも上手く治めるとは彼奴もやるじゃねぇか?」

 

「…あんたの息子だ、人の上に立つ器量はあるに決まってるだろカイドウさん?」

 

「ウオロロロ…それもそうだな…!」

 

(なんだかんだでガオウやヤマトが褒められたらうれしいんだよなカイドウさんも…言ったら何故か機嫌悪くなるからから言えねぇけど)

 

キングの言葉に「ウオロロロ…!」と機嫌よく笑うカイドウを見てクイーンは内心「こういうところ見るとカイドウさんも父親だよなぁ…」と思っていたが言ったらぶちのめされそうなので言えなかった…。

 

 

 

 

 

 

 

ガオウが村の統治を任されて約一か月が経過した。

 

ジャックはガオウ達が住んでる屋敷の庭の草刈りをしている、百獣海賊団に入る前から元々暇つぶし代わりに草刈りをしていたので要領よく草を刈るその作業速度は大人顔負けだった。ガオウも手伝おうとしたがジャック本人は「これ位の作業でガオウさんや姉御の手を煩わせたくない」と言って断った。

 

「ん…?」

 

ふと空を見上げると何か黒い物が徐々に落下してくるのが見えジャックは目を細めてそれが何かを確かめようとする。

 

(なんだ…?)

 

その黒いものが落下してくるにつれて徐々に形がはっきりとわかっていきジャックは目を見開いて驚く。

 

「!?…キングの兄御!!」

 

着地したキングはジャックを見てガオウとヤマトの所在を問いかける。

 

「ジャックか…坊ちゃんとお嬢は何処だ?」

 

「ガオウさんとヤマトさんは屋敷にいます、案内します」

 

「あぁ…」

 

ジャックはすぐにキングを屋敷の中に上げてガオウの部屋に案内をする。

 

ガオウの部屋の扉の前に立ちジャックは扉を3回ノックしそれに返す様にガオウの声が聞こえる。

 

「ガオウさん俺です、キングの兄御が来ました」

 

「キングが?わかった、入ってくれ」

 

ガオウの声を聴いてキングは扉を開けると将棋をしているガオウとヤマトがいた、尤も盤面で打ってるのではなく積み木みたいに積み重ねていたが…。

 

「(それそういう物じゃねぇだろ…)お嬢もいたか…まぁ丁度いい、今日はアガリをカイドウさんに報告する日なのは知ってるよな?」

 

「あぁ、アガリは別の場所に保管してるぞ?報告書もあるから渡しておいてくれ」

 

「それは後で他の奴が回収するよう指示してある、今日来たのは坊ちゃん達のちょっとした就任祝いをするから鬼ヶ島に連れてくるようカイドウさんの指示があった」

 

それを聞いて二人はキョトンとなり目を見合わせてキングに問いかける。

 

「就任祝い?」

 

「俺達が村の管理人になった就任祝いか?」

 

「そんな所だ…」

 

「わかった、ヤマトは俺に乗れ。キング悪いがジャックを送ってくれないか?」

 

「…わかった坊ちゃん。ジャック、坊ちゃんに感謝しろ」

 

「はい…!ありがとうございますガオウさん、キングの兄御…!!」

 

その後ガオウは他の部下に留守を任せた後、ガオウはドラゴンの姿になってヤマトを乗せて翼竜になったキングは両足でジャックの肩を掴む。

 

「兄ちゃん、飛んで大丈夫だよ?」

 

「振り落とされるなよ?」

 

そしてガオウとキングが飛び立ち鬼ヶ島に向かうのであった。それから暫く時間が経った後鬼ヶ島にガオウ達が到着したのを聞いてカイドウはガオウを部屋にいれるように部下に伝える。

 

「カイドウ様、ガオウ様達が到着しました!!」

 

「おうそうか、いれてやれ!!」

 

「はい!」

 

「帰ったぞ親父ー」

 

「お父さんただいま~」

 

「只今戻りました、カイドウさん…」

 

部下が扉を開くとガオウ達が入ってくる。部屋の中央にはカイドウとクイーンが座っており大きなテーブルに豪勢な料理が用意されていた。

 

「ウオロロロ…よく戻った、まあ座れ今日はお前らの就任祝いだ…!」

 

「ムハハハ、良かったなお前ら!!」

 

その後ガオウ達が座り、就任祝いが始まった。余興としてクイーンが踊りそれを見ていたキングが「クソみてぇな踊りしてんじゃねぇよカス」と毒づかれてクイーンが食って掛かるがカイドウの「せっかくの宴をぶち壊そうとしてんじゃねぇ!!」と一喝されて事なきを得た。その後ガオウが宴を楽しんでいるとカイドウがガオウの統治について尋ねた。

 

「おいガオウ、宴の時で悪いがちょっと聞きたいことがある、村の統治についてだ…」

 

「あ~…やっぱりそれ聞く?」

 

「当たり前だ…!まぁお前は元々甘い所があるからこうなるんじゃないかとは薄々思ってはいたが…」

 

 ガオウもそれを聞かれるのは予想していた為然程動揺はしていなかった。カイドウは酒を煽りながらガオウに問いかけるとヤマトはガオウを庇う様に口を開いた。

 

「ごめんお父さん、僕が兄ちゃんに頼んで…!」

 

「あ~よせよせヤマト…確かにヤマトのいう事もあるが今の統治のやり方じゃ不味いと思ってこのやり方にしたんだよ」

 

「…言ってみろ」

 

「あぁこの国の技術や侍達の強さを考えるとこれらを潰すより懐柔させてこちらの味方として引き入れたりその技術を発展させた方が良い、その方が親父が海賊王になる為に役立つと思ってるんだ、だからまずあの村をこっちの味方にする為に就任した時にジャックと一芝居打って俺達は話が通じる人間だってのを村人達に示したり善政を敷いたりしたんだ」

 

「そういう事か…」

 

それを聞いてカイドウはある程度納得しクイーンはガオウの考えを聞いて称賛をするとキングが再びクイーンを罵った。

 

「ほ~ん…ヤマトに只絆されたわけじゃなく何らかの事考えての行動だろうとは思ってたがそこまで考えてたとはなぁ…!」

 

「…当たり前だ、テメェなんぞより坊ちゃん達の方が1000倍考えてるに決まってるだろ?」

 

「あぁ!?んだとカスキング!?」

 

「うるせぇぞお前ら!!せっかくの祝いの席をぶち壊そうとしてんじゃねぇ!!…たく、まぁお前のいう事はわかった、確かにこの間言った通りこの国の技術や侍は確かに俺達の手中に収めた方が良いしこの国を俺達にとって都合のいい国に発展させればより良い拠点になる…!!だがなぁ…」

 

「だがなんだよ親父…?」

 

言葉を言い終える前に再び酒を煽り始めるカイドウの言葉の続きをガオウとヤマトは待ち酒を吞み終わったカイドウは話の続きをする。

 

「色々と面倒くせぇ~…」

 

「「えぇ~」」

 

父親の面倒くさそうな反応を見てガオウとヤマトは揃って呆れるが当のカイドウは気にすることなく、ガオウに村の統治はそのままで良いという旨を伝える。

 

「兎に角お前の考えを聞いてまぁ納得はした…!村の統治はそのままでいい!オロチがごねるだろうが俺が黙らせておいてやる…!!」

 

「ありがとう親父、あぁクイーン今度排水処理の仕組みについて教えてくれ、工場に排水処理施設を作りたいんだ」

 

「ん~?構わねぇが、それも懐柔の為か?」

 

「まあそうだな、それにこの国乗っ取った後に自然環境悪いの嫌だろ?」

 

「成程な、よ~しわかったこのクイーン様が懇切丁寧に教えてやるよ!」

 

頼られるのは悪い気がしないのかクイーンは意気揚々と声を上げとカイドウはガオウに話しかける。

 

「あぁ?そうか…?」

 

「いや嫌に決まってんだろ親父!?きれいな景色見ながら握り飯食いたいわ!?」

 

(それに関してはガオウの意見に賛成だぜカイドウさん…)

 

ガオウはカイドウに突っ込みを入れるもその後賑やかに宴は続いた…。

このガオウの方針が後々百獣海賊団のワノ国乗っ取りに大いに役立つことになるのだがそれはまた別の話…。




来年はもう少し更新速度を上げたいですね…来年もよろしくお願いします。
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