遊戯王 デュエリストのお兄さん 蒼銀の導き   作:ひろやん(すぴ出身)

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決闘者の王国編
第1話 波乱の船上(前)


 原作とはだいぶルールが変わってしまったがいよいよ決闘者の王国(デュエリストキングダム)が開催される。

 

 まず原作通りに港で参加者を船に乗せて(杏と本田も船に乗せた)王国へ向かった。船内でルールの説明が有るのでシードの遊戯を壇上に乗せるため遊戯を探していると修羅場に出くわした。

 

「ダーリン!会いたかったわ?」

「遊戯!この子はいったい誰よ!」

 

 イメチェンしたレベッカが遊戯に抱きついて杏が怒っている。そう言えばレベッカが来た時杏たち3人はいなかったっけ。

 

「私はダーリンの婚約者よ!そういうあなたこそダーリンの何なのよ!」

「私は…そう遊戯の友達よ。友達だから遊戯が道を踏み外そうとするのを止めるのよ」

「未知を踏み外すって何よ!並んだら私の方がお似合いなんだから」

 

 あ、それは私も思ってた。ではなく止めなければ。いいかげんカードが恋人で女の子の友達がいない1人身達が殺気立ってきた。

 

「君達、ちょっと来なさい」

「「「桐野さん」」」

 

 騒ぎを収めるために遊戯達を控え室に連れて行った。

 

「カードゲームの大会で修羅場とかやめて欲しい」

「「「ごめんなさい」」」

 

 私がぼやくと遊戯達が謝ってきた。

 

「もういいから、遊戯くんとレベッカちゃんは残って。君は戻っていいよ」

 

 私がそう言うとレベッカは得意顔になった。そしえ杏は文句を言ってきた。

 

「ちょっと、どうして私だけ!」

「君は参加者じゃ無いだろ」

 

 私がそう言うとしぶしぶ杏は部屋を出て行った。

 

「さて、2人に話が有るのは本当だけど、実は用事は大会とはあまり関係ない」

 

 私は青眼の傷持白龍(ブルーアイズ・スカー・ホワイト・ドラゴン)を取り出して遊戯達に見せた。

 

「後は残ったけど修復は完了した。ソリッドビジョンシステムも問題ない」

 

 遊戯とレベッカは青眼の傷持白龍(ブルーアイズ・スカー・ホワイト・ドラゴン)を見て喜んだ。

 

「桐野さんありがとうございます」

「ただ、今すぐ返すことは出来ない。この事はホプキンス教授と双六さんの了承も得ている」

「それはどういうこと?」

 

 レベッカが聞いてきたので私は青眼の傷持白龍(ブルーアイズ・スカー・ホワイト・ドラゴン)に説明させたほうが言いと思って実体化させた。もちろん(パー)の消費を考えて手のりサイズで。

 

「どうも孫マスター(遊戯)とチビ孫マスター(レベッカ)。青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)の精霊、青子です」

 

 青眼の傷持白龍(ブルーアイズ・スカー・ホワイト・ドラゴン)はドラゴンの姿で実体化した後、話をするために人の姿に変わった。

 

「ブルーアイズは人の姿になった」

「かわいい」

「私達、青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)は乙女に宿る精霊が実体化したという設定なのです。この姿はその乙女の姿を借りた物です。人の姿にならないと会話不能なので理解してください」

 

 青子はそう言うと2人に向き合った。

 

「私はまだ帰る事は出来ません。何故ならあのにっくき海馬にリベンジを果たしていないからです」

「海馬くんにリベンジ?」

「そうです、私の事を誘拐しようとしたり、グランパマスター(双六)に酷い事をしたり、私を傷物にしたあの海馬です。あの男ともう一度勝負して勝つために私はしばらく桐にいの元にいます」

「私達じゃだめなの?」

 

 青子の説明を聞いてレベッカがそう聞いた。

 

「ただ海馬に勝つではだめなのです。青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)の力を持って勝たなくては。今それが出来るのは桐にいだけなのです」

 

 青子がそう言うと2人は納得してくれた。私も青子に同じ事を言われた。だから双六じいさんに連絡をして了承を得たのだ。その代わり代償を支払う事になったが…

 

 その後レベッカを会場に返して遊戯をシード選手として紹介するために舞台裏に連れて行った。そこで…

 

「じいちゃん!何でここにいるの!?」

「ワシはじいちゃんではない。予選で参加者達に立ちふさがるペガサス四天王の1人、古の神官じゃ」

 

 神官のコスプレをした双六じいさんを見て遊戯はさけんだ。

 

「桐野さん!」

青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を貸す代わりに大会に参加させてくれって言われたんだ。シードの遊戯くんとは戦わないからいいなって」

 

 私がそう言うと遊戯は呆れた顔をした。

 

「さてオープニングセレモニーを始めるから遊戯くんはここで待っていてくれ」

「はい、でもどうして僕は呼ばれたんですか?」

「ん、遊戯くんはシード参加だけど聞いてない?」

「聞いてませんよ!」

 

 おかしいな、招待状に書いてあったはすだけど…

 

「まあ、そういう事だから。ラッキーだと思えばいい」

 

 そう言い残して私は壇上に立った。

 

「これより決闘者の王国(デュエリストキングダム)の開催式を始めます。まずは主催者であるペガサス会長から開催の挨拶をお願いします」

 

 とは言えペガサス会長はペガサス島にいてここにはいない。私の後ろに設置されているモニター越しの挨拶となる。私の言葉でその後ろのモニターがつきペガサス会長の姿が映し出された。

 

「ようこそ我が決闘者の王国(デュエリストキングダム)へ。皆さんは私の王国でデュエルしてデュエルしてデュエルしてもらいマ~ス。そして最後まで勝ち抜いた者にデュエリストの中のデュエリスト。デュエリスト・オブ・デュエリストの称号が与えられマ~ス」

 

 ペガサス会長はそこまで言うと会場の反応をうかがった。そして無反応な所をみて残念そうな顔をした。

 

「オゥ、ノォ。ジャバニーズジョークだったのに理解出来ませんでしたか」

 

 なまじまともなセリフだったので理解出来なかったのだろう。まあそれでも一番最初に考えた『これから皆さんには殺し合いをしてもらいます』よりはマシだったから止めなかったけど。

 

「せっかくのジョークを理解してもらえなく残念デ~ス。なので後は桐野に任せて私は退散しマ~ス」

 

 そう言ってペガサス会長はモニターから消えた。

 

「続いてルールの説明に入らせて貰います」

 

 どうしようもない空気の中、私はルールの説明に入るのだった。

 

 

 オマケ

 

「なによ遊戯ったらデレデレしちゃって」

 

 1人先に返されたアンズはプリプリしながら会場に戻ろうとしていた。そしてその途中1人の青年とぶつかった。

 

「あ、ごめんなさい」

「いえ、僕のほうこそ…。あの、あなたは遊戯さんのお友達でしたよね。なら聞きたいことが有るんですけど」

「聞きたい事?」

「正確には遊戯さんとあなたの共通の友人である城之内さんの事ですが。あ、申し送れました。僕の名前は天馬夜行と言います」

 

 この出会いがどの様な影響をもたらすのかはまだ誰も知らない。

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