遊戯王 デュエリストのお兄さん 蒼銀の導き   作:ひろやん(すぴ出身)

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 久しぶりの更新です。


第6話 ブラック・マジシャン・ガールの魔力

 キースをさらし者にするのは可哀想なので機械王の頭を返してキースに装着させた。そんなことをやっているとブラック・マジシャンとブラック・マジシャン・ガールがトーナンメント表を書いたボードと抽選のためのクジを持ってきた。ただ…

 

「杏子!どうしてブッラック・マジシャン・ガールの格好をしているの」

 

 ウーマンがブッラック・マジシャンぼ格好をして文字通りブッラック・マジシャン・ウーマンになり、何故か遊戯の幼馴染で部外者のはずの杏子がブッラック・マジシャン・ガールの格好をしていた。

 

「子供の時に私の演技を見て憧れているって言われたからちょっと助手をしてみないかと誘ったのよ。それでガールをこの子に譲って私は師匠の格好をしているのよ」

「そうだな、やっぱりガールは若いこの方がいいよな」

 

 機械王(キース)はそんな事を言った。ウーマンは睨んでいるけど若い男の子達の反応は違うみたいだ。特に夜行くんの様子が尋常では無い。しかし無くなった恋人(シンディア)以外の女性には興味が無いペガサス会長はスルーして大会を先に進めた。

 

「ではこれより本選の組み合わせを決める抽選会を始めマ~ス。遊戯ボーイは右端、機会王は左端で残りの6ヶ所を5人がクジを引いて決めマ~ス。尚、あまった場所の対戦相手は不戦勝になりマ~ス。それではペガサス城についた順に海馬ボ~イからクジを引いてくだサ~イ」

 

 そして杏子の事を海馬が鼻先で笑い城之内がからかい夜行くんがべた褒めしながら抽選は行われ。対戦カードは決まった。

 

 本選第1試合 武藤遊戯 Vs 天馬夜行

 

   第2試合 海馬瀬戸(対戦相手がいない為不戦勝)

 

   第3試合 城之内克也 Vs 孔雀舞

  

   第4試合 レベッカ・ホプキンス Vs パーフェクト機械王(キース)

 

 城之内は予選で孔雀舞とデュエルしていないから原作補正が来たのだろうか。それと第4試合の新旧全米チャンピヨンの戦いも気になる。そして海馬は不戦勝か。夜行くんには悪いけど遊戯が勝って遊戯 Vs 海馬戦が再現されるのだろうか?

 

 試合の組み合わせについて考えていると海馬がペガサス会長に話しかけて来た。

 

「ペガサス提案がある。俺をこの男と戦わせろ」

「へ、私?」

 

 予想外の事だったので間抜けな声を出してしまった。何しろ海馬は私をデュエルの対戦相手に指名したからだ。

 

「負けてオベリスクを取られたのはいい。だが代わりに青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)のカードを3枚置いていくのは俺の教示が許せん。だからこの男に勝ち大手を振って青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を使えるようにしたい。無論負けたらそこで終わりで構わん」

 

 どうやら因縁が付いてしまったようだ。

 

「海馬ボーイ、私の元にきなサ~イ」

 

 海馬の提案を聞いたペガサス会長は海馬を自分の元に呼び寄せた。

 

「元々時間は取ってあるのでデュエルするのは問題ありまセ~ン。ですが王国の裏ボスであるキリノは強いデ~ス。本選のメンバーが1人欠けたとき、キリノをねじ込もうかと考えたのですがそれはあまりにも可哀想なので断念したほどデ~ス」

「裏ボスかよ」

「あ、でもよくゲームで最初に主人公の面倒を見てくれる人がクリア後の裏ボスで出てくることってよくあるよね」

 

 ペガサス会長の話を聞いて遊戯達が何か言っている。裏ボス認定は私も初耳なのだが。

 

「ちなみに私は以前キリノに負けてこうなりました」

「ペガサス!その目は!」

「ペガサス会長!それは自分でやったことでしょう!」

 

 ペガサス会長が前髪をどかして海馬だけに左眼のあった所を見せた。今は千年眼(ミレニアム・アイ)は無く、ぽっかりと空いた穴が有るだけである。それをやったのが私だと誤解されるのは嫌なので私は思いっきりツッコミを入れた。

 

「そうデ~ス。キリノとのデュエルに負けてこうなりました」

「え、ペガサスが負けた」

「桐野さん、ペガサスよりも強い」

「さすが裏ボスだぜ」

 

 またギャラリー達が騒いでいる。

 

「構わん!ペガサスよりも強いと言うなら都合がいい。最強の称号を手に入れるための踏み台にしてくれるわ」

「分かりました、覚悟が出来ているのなら問題ありまセ~ン。ですがキリノのデッキは青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を抜いた所為でまともに戦えまセ~ン。準備が必要なのでデュエルは第4試合の後になりマ~ス。キリノ!ここは私に任せて準備をしてきなサ~イ」

「はい、分かりました」

 

 私の意見を聞かずに決めた。宮仕えの辛いところである。まあ、仕事は変わってくれると言うので文句は無い。

 

「所でどうして遊戯ボーイ達は私はペガサスと呼び捨てでキリノは桐野さんとさんづけなのでしょうか?」

「人徳の差だろう」

 

 ペガサス会長と機械王(キース)がそんな事を話していたが私は聞かない事にして部屋に戻った。

 

 そしてデッキの準備をして戻ってみると。そこかカオスだった。

 

 遊戯にドレス姿の美少女にクラスチェンジしたレベッカがべた付き、夜行くんが放心して白くなり、ペガサス会長は男泣きをして、孔雀舞は城之内に熱いまなざしを向けていた。

 

「一体何が有った?」

「いろいろと有ったんだぜ」

「キース…」

 

 私は困惑していると機械王(キース)がやってきて説明してくれた。

 

 まず第1試合、夜行くんは杏子に遊戯に勝ったら付き合ってくれと告白した。

 

「いや、夜行くんは杏子ちゃんの事を気にしていたみたいだけどいきなり告白って」

「ブラック・マジシャン・ガールの魔力にやられたんだ」

 

 ブラック・マジシャン・ガール…、デュエルモンスターの女の子モンスターの中でダントツの人気を誇るモンスター。昔私は原作のパンドラ戦でブラック・マジシャンが遊戯を守って散っていき、その意思を継ぐかのような登場の仕方に『燃え』を感じて使っていた。しかし一般的には『萌え』のモンスターである。その魔力にやられたのか仕方が無い。

 

「そんな夜行をみてペガサスは義子の成長を喜んだ。だがデュエルは遊戯が勝ち返事は貰えずじまい。そしてああやって落ち込んでいる」

 

 その落ち込み具合に同情して罰ゲームは無しになったそうだ。

 

 そして第2試合、罰ゲームがあり、その内容が負けたらウーマンの手によってコスプレと知って孔雀舞は動揺した。予選でも孔雀舞はウーマンに負けてハーピィ・ガールの格好をさせられそうになった。ハーピィ・レディではなくて夢見る女の子のハーピィ・ガールのコスプレにだ。

 

 そこに城之内達が現れて城之内は孔雀舞を庇いデュエルに勝利してコスプレを無かった事にした。そして第2試合になってその時の恐怖が蘇ったそうだ。それを見かねた城之内が『俺がかったら舞ではなく俺を好きにいじればいい』といって男気を見せてああなったそうだ。

 

 孔雀舞はああ見えて精神面が弱いところがある。ウーマンもそれを見抜いてハーピィ・ガールを選んだのだろう。結果孔雀舞は全力を出して城之内に負けて、ペガサス会長が城之内の男気を認めて罰ゲームは無しになった。

 

 最後に第4試合デュエルはまともに行われ最後に機械王(キース)が勝利した。まともなデュエルだったので罰ゲームは行われたのだが相手が子供だったのがウーマンはレベッカを『恋する乙女』の姿にした。どこかで見たような気がしていたけどあれはGXで早乙女レイが使っていた恋する乙女の格好だったのか。

 

「その後美少女にクレスチェンジしたレベッカちゃんは遊戯に猛烈なアタックを仕掛けべた付いていると。それなら杏子ちゃんが過剰反応しそうだけど」

「ガールならウーマンが連れて行ったからここにはいないぞ。キリノと海馬、負けたほうに着せるコスプレの準備をしに行ってこの光景自体知らないからな」

 

 それは修羅場にならなくてよかった。夜行くんも告白した相手が他の男と修羅場になる所を見なくて済んでよかった。いやそれを見越してウーマンが連れて行ったのか。

 

 ウーマンの気転に感心していると海馬がやってきた。

 

「遅いぞ!いつまで待たせるんだ」

「やっぱりこの状態のなか正気で待つのは辛かった?」

「…いいからデュエルだ!貴様に勝って俺は青眼の白龍(ブルーアイズ・ホワイト・ドラゴン)を取り戻す!」

「こっちとしても約束があるので負けられないよ」

 

 そう青子との約束、リベンジがあるのだから。

 

「両者の準備はいいですね。ではこれより特別試合を始めマ~ス」

 

 私達に気づいたペガサス会長は場の空気をデュエル一色に染め直した。

 

「いくぞ!「デュエル!!!」」

 

 そして正気の海馬を相手に青子のリベンジが始まるのだった。




 キースが機械王の格好をしている理由は城之内戦で…
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