幻想郷と別世界からの来訪者   作:フォーウルム

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こんにちは、フォーウルムです

零vsパラサイトです

書いてる間によくわかんなくなってるかもですが許してください……

それではどうぞ!


思いがけぬ弱点、新たなる力

 

 

 

「案外やるねえ?さすがは化物」

「虫に褒められても嬉しくねえ」

 

零とパラサイトの戦闘が始まってから10分ほどが経過した

二人とも素手であり、互いにスペルは使っていない

 

「お前の事、調べんのに苦労したんですよ?」

「その喋り方やめろって、いってんだろ」

 

零は思いっきり地面を叩いた

すると放射線状に地面が揺れ、爆発する

 

「おっとっと」

「身軽なやつだ」

 

このように、零がせめてもパラサイトはかわすので決定打が決められないでいた

 

「そういえば」

「なんだよ?」

「俺はお前の弱点を知っているんだよ」

 

意外な言葉に眉をひそめる

 

「弱点だと?」

「ああ、まず第一にお前の《解放》は少しの時間しか使えない」

 

なんだそんなことか、その程度は問題じゃないな

 

「あと、もう1つ。これは偶然かな?」

「何?」

「お前の能力ってさ、脳には干渉できるんだよな?」

「そうだが……まさか!」

「その手で俺の脳に触れたら、コイツ()はどうなるんだろうな?」

 

忘れていた

脳には記憶や人格の情報が入っている

ここに前線零の()()()()()()場合、

 

「気づいたか。そうだ、おまえは俺の脳に触れることはできない」

「……!」

「諦めろ」

 

衝撃の事実に気を取られ、隙を突かれる

 

「ガフッ……」

「醜いなぁ?ほらほら」

 

聖の身体能力が高いゆえに一回一回の一撃が致命的なダメージを与える

 

「ぐ……あぐ……」

「おいおいおい!その程度かよ!」

 

腕も足もまともに動かせない

ダメージがでかすぎる

 

「…なんだよ、終わりかよ。んじゃあ、魔女の方にでも…」

「待てよ」

「今さらか?」

 

《解放》を使って無理やり立ち上がる

 

「いいねぇ!最っ高だよ!」

 

だが

 

「まあ、お前の負けだが」

「がっ」

 

パラサイトは目に止まらない速さで近付き零の心臓に腕を突き立てる

 

「あ……」

「今度こそ、終わりだよ」

 

腕を引き抜くと零の体は地面に倒れた

 

「この程度か、まあ少しは楽しめたな……今度こそ魔女の方n」

 

ガウンッ

 

「あ?」

 

パラサイトは地面に倒れこんだ

おかしい、何が起こった?

 

「チェックメイトってヤツか?」

「な?!」

 

そこには()()()()()()()

だがその眼は蒼く染まっていた

 

「何が起こった…?」

「《*コード》フォーオブアカインド」

「そうか…分身か」

 

そう、あらかじめ戦いを始める前に零はフォーオブアカインドを発動し、分身に相手をさせていたのだ

 

「なるほどな…はなから負けてたのかよ」

「俺の方が一枚上手だっただけさ」

「くっそー、悔しいな」

 

そういったパラサイトはどこか嬉しそうだった

 

「なあ、1ついいか?冥土の土産に聞きたいんだ…」

「なんだ?」

「なんで、さっき蒼くなってたんだ?」

 

最後にそれだけ知りたかった、自分を破ったものを

 

「《解放》狙撃手の蒼き照準(スナイパーズ・ブルーサイト)、新技だよ」

「即興かよ、その銃もか?」

 

零の手には青い銃が握られている

狙撃銃のようだがスコープがない

 

「いや、これは前々から作ろうと思っていたやつだ、こんな使い方になるとは思わなかったがな。」

「……ははは、化物め」

「言ってろ、俺からも1つ」

「なんだよ」

「お前の目的はなんだ?他とは違うだろ?」

 

気になっていた

会話が出来るが被寄生者ではない

寄生するが脳に寄生する

明らかに今までとは違った

 

「俺はさ、()()()()()()()()()()()()()()()

「!」

「受肉しようと思ったらこの坊さんにであってな」

「じゃあ、なぜ彼女はお前が寄生するのを許したんだ?」

「…取引だったんだ」

「は?」

「『私の体を渡すから他の神社の者には手を出さないでくれ』ってさ」

「ほう?」

「まあ、そう言うことさ」

「…話したいことは終わったか?」

「ああ、俺もあんたも無いっぽいな、さっさと終わらせてくれ」

「……未練無いのか?」

「あるよ、お前にリベンジしたいし、もっとこの世界見たかったし、それに……」

 

そう言ってパラサイトは視線を反らした

 

「……まさかとは思うが聖のことが好きなのか?」

「うっ……」

「…マジかよ」

 

えー、どうしよう

 

「……まあ、負けたからな。俺はもうどうしようもない」

「じゃあ、()()()

「は?」

「今後、幻想郷で悪さをしない、必要なときは協力する、しっかりと周りのやつに謝罪をする。この三つを守るんなら、助けてやる」

「…なに言ってやがる?」

「そのまんまだが?」

 

唖然とした

さっきまで殺し合い、虫野郎とか言ってたのに

 

「どういう風の吹きまわしだ?」

「改心するなら助けてやる、こちらにもメリットはあるだろうしな」

「だが、おれは」

「体か?ほれ」

 

そう言って零は人の形をしたものを造り出す

 

「おいおいおい!人体錬成かよ?!」

「そんなもんじゃないさ、俺のやつを色々いじって複製しただけだ」

「やってんなあ」

 

相変わらず化物だ

 

「移れるか?」

「やってみる」

 

聖の体から離れ新しい体に入り込む

 

「どうよ?」

「すげえ、本当に体だ」

 

語彙が崩壊した

それほど感動的だった

 

「紫、いるんだろ?」

「…いるし見てたわよ」

 

スキマが現れ、紫が出てくる

 

「コイツ、本当に許すの?」

「少なくとも俺はな」

「もし、約束を破るようなら?」

 

紫の質問に零は笑顔で答える

 

「消す」

 

「わかった、反逆しないから、その顔やめて!」

「ならいいわ、この人は一旦つれていくわ」

「殺すなよ?」

「大丈夫よ」

「なあ、零」

 

スキマに入る前にパラサイトが声をかける

 

「なんだ?」

「ありがとうな」

「………おう」

 

そう言って二人はスキマに入っていった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う…ううん……?」

「目覚めたか」

「ここは?」

 

聖が目を覚ました

 

「あの人は?」

「紫と一緒にいる。一応取引で安全は保証してるから大丈夫だろ」

「! そうですか!」

 

なんか嬉しそうだ

 

「嬉しそうだな」

「いや、その、えーと」

 

聖は恥ずかしそうに目を反らした

まさか……

 

「おい、まs」

「いやいやいや?!違いますよ?!別に好きだなんてっ!!?」

「聞いてねえよ」

「あ……」

 

聖、墓穴を掘る

 

「まあ、お幸せに?」

「////」

「ほら、これ」

「あ…ありがとうございます」

「一応永遠亭にいろ」

「わかりました」

 

そう言って聖は転移した

 

 

さて

 

 

「霊夢のとこに行くか。」

 

そして彼は転移した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見つけたわよ、魔理沙」

「…霊夢」

 

魔理沙を見つけた

彼女の頬には寄生者の紋様が浮かんでいる

色は赤だった

 

「終わらせましょ?あんたを救って見せる」

 

霊夢は新武器を構える

零からもらった新武器を

 

「……わかったんだぜ、霊夢。止められるなら止めてみせるんだぜ」

 

魔理沙も八卦炉を構えた

 

 

「「行くわよ(行くんだぜ)」」

 

あんた(魔理沙)を救ってみせる!!」

お前(霊夢)を越えてみせる!!」

 

 

 

 

 

次回 意地と決意、親友の想い

 

 

霊夢「絶対に助けるわ、魔理沙」

魔理沙「止めないでくれ、霊夢」

 

 

 

 

 

 

 




ここまで読んでいただきありがとうございます

次回は霊夢vs魔理沙です

あと2話で完結予定です

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二章終わったらどうしよう…

四章が終わったら…

  • 描かれなかった日常編
  • そのまま五章に突入

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