幻想郷と別世界からの来訪者   作:フォーウルム

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こんにちは、フォーウルムです
今回は零の過去→デートって感じに話が進みます。



人里デート 異名殺し

「あいつは最強の名を欲しいがままにしていた。」

龍義が話始めた

 

「あいつは連合軍の中でも随一の戦力だった

戦場に出れば瞬く間に戦いを征し、立ちふさがる奴らは須く蹴散らしていた。

パラサイトの中には《異名持ち》って呼ばれる奴らがいたんだ。

この幻想郷における二つ名みたいなものかな、そいつらは他の奴よりも戦闘力とかが高い連中だった。

幻想郷内だったらかなりの手練れだったろうよ。

そして零はそいつらを始末する仕事を担っていた。俺達は奴を異名殺し(ネームドキラー)と呼んでいた」

そこで龍義は黙った。

「何故、そんなことを知っているの?」

紫が尋ねる

「俺は……元は帝国軍の幹部だったんだ」

『!』

全員が驚いた。

無理もない、前世で敵同士だった零と龍義。この世界でも争った二人は今は良好な関係を築いており、とても敵とは思えなかった。

「まあ、俺の昔話はまたの機会に。問題はここから」

龍義が目を細める

「幹部故に帝国軍所属の異名持ちの死亡処理は俺のとこにまわってくるんだが、変な報告書が五枚あった」

「変な?どう言うことだ?」

レミリアの問いに対し、龍義は告げる

「死亡ではなく、()()()()になってるんだよ」

「それが?何が問題なんだ?」

「失踪扱いの異名持ちは全部で五体。そのうちの二体は……」

そのあとに出てきた龍義の一言でその場の全員が凍りついた。

「《捕食者》と《狙撃手》だ。つまりあいつは他の異名持ちを自身の力として使っている可能性がある」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白玉楼にて

 

 

 

 

「……うーん…」

目を擦りながらおきるとすでに朝だった。昨日彼と一緒に寝た時に感じた温もりがまだ残っている。

彼の姿はそこにはなかった。

「起きたか」

「零さん、おはようございます」

「ん、おはよう」

「朝ごはん作りますね」

朝の挨拶を済ませてキッチンへ向かう。

(早めに作って、買い物にいきたいな)

そう考えていた妖夢はどこか嬉しそうに調理をするのであった。

 

 

少年&少女食事中

 

 

 

 

「さて、行くか」

「ですね」

準備を済ませ白玉楼を出た

人里に出た後、2人はいろいろな買い物をした。

服屋に行ったり、和菓子屋に行ったり

時間はあっという間にすぎ気づけば夕暮れであった

特に妖夢がとても活き活きとしていて零はとても心が温かくなった。

 

 

 

 

その日の夜

 

妖夢は覚悟を決めていた

零に想いを告げる覚悟だ

すでに霊夢と付き合っている零に告げるのはどうかと思ったがそれでも伝えたかった

彼に惹かれてしまった自分に嘘はつけなかった

(断られてもいい、せめてしっかりと伝えなきゃ)

今、ここに零はいない。おそらく庭の方に居るのだろう

彼に会うために妖夢は立ち上がった

 

 

 

「魔力風邪?」

『ええ、そうらしいわ』

零は庭で話をしていた。

相手は霊夢、零の作った遠隔通話スペルで話しているのだ

「じゃあ、魔理沙のとこは無しか」

『そうね、お見舞いに行ったけどかなりきつそうだったわ』

魔力風邪という病に魔理沙がかかったので魔理沙の元には行かない方がいいという連絡が霊夢から来ていた

「となると、次は地霊殿か」

『そうなるわね、気をつけなさいよ?』

「わかっている」

『…ねえ』

「どうした?」

『妖夢とはどうだった?』

「今日は人里まで行ってきたよ」

『デートみたいね』

「そうかもな、妖夢が楽しそうで何よりだ」

『もし、妖夢から告白されたら?』

「…キツイこと聞くな」

『流石に気になるわよ。私が先だったんだから』

「霊夢はどうなんだ?」

『別に構わないわ、人数が多くても私は構わないし』

「一夫多妻ってありなのか?」

『一夫多妻がダメなんてルールはないわよ』

「俺は何股すればいいんだ?」

『任せるわ、それでも私が一番なのは変わらないんでしょ?』

「もちろん」

『そ、ならいいのよ//////』

「じゃあ、おやすみ」

『ええ、おやすみなさい』

零は通話を切った

振り返るとそこには妖夢がいた

薄い緑色の寝巻きを着ている彼女を月明かりが照らしている

「霊夢さんからですか?」

「ああ、魔理沙が風邪なんだと」

「大変ですね」

「そうだな」

「あの、零さん」

「なんだ?」

妖夢の声は震えていた。

怖かった。断れるのもそうだし、何より相手に浮気みたいなことをさせるかも知れないのだ。

嫌われたくはなかった

それでも

「今日は月が綺麗ですね」

あまりにも古典すぎるだろうか、それでも妖夢はこれなら伝えられると思っていた

「…そうは思わないな」

「!」

零からの答えに戸惑う

「あんな明るいだけで手が届かない月なんかよりも…」

零がこちらに近づいてきて、そして抱きしめてきた。

「…ぁ…」

「俺はお前の方が綺麗だと思うぞ?妖夢」

「それって」

「妖夢、俺と付き合ってくれないか?」

「!!」

「駄目かな?」

「………ずるいです、私だって言おうとしてたのに」

「ははは、ごめんな」

「…もう」

そう言って妖夢は零の頬にキスをした

「これが答えです」

「そうか」

零は妖夢を正面から見てその唇に優しくキスをした

 

 

 

三日目

 

 

イチャイチャした

白玉楼から出ることもなく、ただひたすらに寝っ転がってイチャイチャしていた

 

 

 

 

 

次の日

 

「もう、行っちゃうんですね」

「また来るよ、そのときはもう少し時間がとれるといいな」

「そうですね」

「じゃあ、待たな」

「はい!お気をつけて!」

妖夢と別れて冥界をあとにする零

だがその行き先は地霊殿ではなかった

 

 

「よお、紫」

「!零…」

ここは次元の狭間。紫はよくここにいるので探すのは簡単だった

「ちょうどよかったわ」

「何が?」

「これを」

「ん?」

そこには、計画が書かれていた

内容は、

「幻想郷における別次元侵略者に対抗するための戦力?」

「ええ、いつ他から攻め込まれるかわからないから」

「なるほどね、俺はどうすりゃいいんだ?」

「貴方には『敵』になってもらうわ」

「へえ」

「やることは単純。ルールにしたがって戦闘してくれればいいわ」

「随分なお願いだな」

「いいのか?仮にも相手はお前の世界の住人だぞ?」

「わかってるわ。でも、だからこそよ」

「あのなぁ」

「いいじゃねえっすか、御主人」

聞き覚えの無い声に紫は振り返る

そこには、男が立っていた。

真っ赤な髪に深紅の瞳を持つ男だった。

その後ろには青色、緑色、黄色、紫色のローブをまとった者達がいた

「調子はどうだ?《捕食者》?」

「サイッコーっすよ」

「まさか、彼が」

「そうだ、俺の式神」

「……さすがね」

「仕事っすか?御主人?」

「いや、まだだ。しばらく休んでいろ」

「へーい」

その一言で彼らは消えていなくなった

「あいつらなら十分だろう?」

「…期待してるわ」

「ああ」

そう言って彼は転移を行う

向かうは地霊殿

また、楽しくなりそうだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回 地底の館と事務作業

 

 

零「………めんどい」

さとり「……頑張りましょ」

 




ここまで読んでいただきありがとうございました
え?魔理沙はどうしたかって?
ネタ切れです
次回からは地霊殿です
特にイチャイチャはしない予定です
次回も気長にお待ちください!

四章が終わったら…

  • 描かれなかった日常編
  • そのまま五章に突入
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