幻想郷と別世界からの来訪者   作:フォーウルム

48 / 52


ぽけーっとしてたらコラボが投稿されてました。
今回はサイコパスのらいらいさんとのコラボでした。
あちらの世界でも相変わらずの戦闘狂だったようです。





戦いに向けて

 

 

夜 命蓮寺にて

 

 

「おやすみ、聖。」

「ええ。おやすみなさい、龍義さん。」

 

あの戦いのあと、命蓮寺での生活にもなれてきた。

最初は慣れないものだったが、今ではすっかりと身に馴染んできた。

この生活が出来るようになったのも零のお陰だ。

でも

 

 

「……夜くらいは休ませてくんねぇかな?」

 

今、龍義が見ているのはおそらく夢なのだろうが、目の前には見覚えのある男がいる。

肩の辺りまで伸びた黒い髪に穏やかな表情をした青年だった。

 

「まさか生きていたとはな。神薙(レイ)。」

「生きてたっていうかなんと言うか……。」

 

レイは頭を掻く。

八雲紫に聞いたときは耳を疑ったが、まさか本当に生きていたとは。

 

「それで用はなんだ?生前のお前に対する仕打ちへの仕返しか?」

「それはないし、どうでもいいよ。」

 

レイはそう言って真剣な眼差しを龍義に向ける。

 

「僕と零は近々元の世界に戻る。」

「……!」

 

元の世界に戻る…ということは。

 

「戻る気は無い、と?」

「いやいや、そういうつもりじゃないよ。」

 

レイは首を振る。

 

「紫さんから連絡があってね。あっちで怪しい動きがあったみたいだからそれを止めにいってくる。」

「止めに行くだと?そんなことをする必要があるのか?」

「…『聖遺物兵装』。」

「!?」

 

レイが放った一言に、龍義は目を見開く。

 

「その様子だと知ってるみたいだね。」

「…知ってるも何も、あれの凍結作業をやったのは俺だったからな。」

 

 

『聖遺物兵装』

それは大戦前の帝国がデウス・エクス・マキナを用いて開発していたものだ。

『機械の肉体を用いることで人体にかかっている術式のリミッターを外し、圧倒的な戦力を得る。』というのがコンセプトであった。

しかし、完成後に異常が発生し暴走したためすべての兵装が凍結処理され、封印されたのだ。

 

 

 

「あれはあってはならない兵器だった。それがどうしたっていうんだ?」

「どうやら、彼らはそれの封印を解こうとしている。」

「な?!」

 

奴らは封印を解くということがどういうことか解っているのだろうか?

 

「僕は零と一緒にこれを阻止に行ってくる。その間…」

「こっちを守ればいいんだな?」

「任せられるよね?」

「ああ、任せろ。」

「焔たちにも話はしてある。」

「あいよ。」

 

その一言を最後に、龍義の意識は途絶えた。

 

 

 

次の日

 

 

 

支度を済ませた零は、目的の次元に向かう手筈を整えていた。

といっても特にやることは無いのだが。

 

「さて、こうなったからには取り止めたりしねぇんだが。」

 

零は溜息を吐きながら後ろを振り返る。

 

「なんで霊夢まで来るんだよ?」

 

そう。霊夢がついてくることになってしまったのだ。

当初は冗談半分で「式神全員に単独で勝てたらいいぞ」などと言っており、さすがに退くだろうと考えていた。

だから本当に霊夢が完勝するなんぞ思ってもいなかったのだ。

 

「いいじゃない。ちゃんと戦えるって証明はしたわよ?」

「博麗の巫女が幻想郷離れていいのかよ?」

「いいのいいの。紫に話は通してあるし、早苗も張り切ってるから。」

 

霊夢の言い訳に再び溜息を吐く。

実際のところは霊夢がついて来てくれることに内心喜んでいるが、バレると恥ずかしいので黙っている。

 

「それで?この格好は?」

「お前のサイズに合わせたコンバットスーツだ。」

 

霊夢が着ているのは零が作った専用のスーツだ。

 

「サイズが合ってるのはいいんだけど、なんか不気味ね。」

「何がだ?」

「…何でもない」

 

少し頬を染める霊夢を見つつ、零はゲートを開く。

 

「言い忘れていたが、あっちではあまり弾幕とか撃つなよ?」

「一応聞いておくけど、なんで?」

「……面倒な連中にバレたくないからな。」

「はぁ?」

「ほら、行くぞ。」

「あ、ちょっと!待ってよ!」

 

そうして二人はゲートを潜っていったのだった。

 

 

 

 

 

 

現実世界

 

 

エリアE-4

 

 

「これより、作戦行動を開始する。」

 

切り立った崖から下を見下ろすように西洋刀(サーベル)を突き立てた女性が声を発する。

 

「私たちの目的は、発見された遺跡内で反応を示す聖遺物兵装の調査、及び確保である。敵の戦力は不明だが、我々ヴァイオレットチャリオッツの敵ではない!」

 

凛とした声に鼓舞され、兵士たちの背が伸びる。

 

「さあ!行くぞ!」

 

その一言とともに兵士たちは進軍を始めた。

 

 

 

 

 

 

 




原神にはまり呪術廻戦にはまり、小説にまで影響が出てきました。どうもフォーウルムです。
フォンテーヌは実装されるわやってるスマホアプリに呪術コラボ来るわでやること多くて困りますねー。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、『聖遺物兵装』は原神の『聖遺物』から、『術式』は『呪術廻戦』が元ネタになっております。これに伴い小説のタグに『技や設定にパロディあり』を追加させていただきました。

さて、今回でAnotherNumber編は最終回となり、次回からは新章に突入します。
お楽しみに!

実装して欲しい兵装(元ネタの名前で募集)

  • しめ縄
  • 千岩
  • 雷のような怒り
  • 楽団 
  • 剣闘士
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。