転生直後   作:こや

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どこか

 

到着!

 

テンションMAXで叫んだ。疲労感ただよう声でどこか夜勤明け味を感じられる。そうひとしきりに吐き出した後、気づく事がまずふたつその、こんな血生臭かったっけ?あの鈴木悟様、アインズ様が言うには秩序だけは存在しているはずなのに、血が飛んでくる。人が肉片が飛び散っている。爆発に巻き込まれて風と共に青白い線と同じ色の粒子がくる。嗅いでみると血の匂いと甘い匂いがした。世紀末だなと思う。空を見上げるとほこりがゆっくりたんぽぽみたいにふーふーと動いている。

 

これ転生じゃなくて憑依なのでは?場違いにもそう思った。

 

 

じゃあこの体の持ち主は誰だったかな。そう思って体を触る。一通り確認しおわったら。頬なでる風が再認識をさせる。身長が下がってるぅぅぅ!!!幼くなってます。30歳ぐらい。

 

俺はやったなとやけくそで言おうとおもったがあまり声が出ず、小声で独り言をつぶやいた。

 

そんなことよりまずは現状の確認だ。冷静に判断してとにかくこの場所から離れようとする。度々振り向きながら走った。もう数十秒前に立ち尽くしていた場所は爆発していた。よくよく見ている暇もないので、腰が抜けようとしてもすぐに立ち直す。だけど目が良いのか、頭が冷静なのか知れないが、この人を殺すモノこそがこの世界での砲撃(のろい)なのだと自然に思えた。

 

早すぎる弾が私の上を通り過ぎていく、その弾は光らない筒状の様で世界観に合わないように光らない黒単色だ。そして飛んでいる間に4等分に割れてこの街の中心部の目立つビルに落ちた。こんな世界でも質量的な弾はあったのか。これじゃあビーム兵器は存在しないようだ。残念。

 

物語を考察するような俺の予想は外れて、その分たれた四つの弾は一定の高度で落ちるのを止めて、ふうと浮かびあがり形は変えず、少し構えるように数秒もせずに砲口のような穴が開き重要そうなでかいビルの建物を定めたかと思えば砲口からの青白い光線で攻撃を開始した。

 

「は?」

 

怖さより楽しさが勝った。対岸の火事とはこのことだ。

 

 

まだこちら側には来てないし逃げれるのではないか?そう希望的な状況に興奮する。

 

 

まるで映画の中みたいだ。

 

 

悲鳴も聞こえぬでかい爆発音に包まれる。完全にビルは倒壊したと告げた音。それは多分この街にとって、ここに住んでいる人間にとって完全に人生が終わったということなのだろう。

 

 

思わずうずくまってしまう。聞いたこともない音に体が震える。耳に爆音が鳴り止まない。目を閉じて意識を切り替えようとする。だが汗が出て出ても服の中が暑くなるだけだった。

 

がたがた震えながらにげようとする。でも逃げられなかった。思い出が一気に突き出てくる。この街からは出られなかった。出ても死ぬだけだと言われた。でも出る。絶対にでてやるんだ!あの塔が壊ればきっとみんなもー---

 

これは元の肉体の持ち主の記憶だ。この少女の体は。今は俺が使わせてもらってる。だが返せるなら返したい。でもその件の少女は記憶だけで他には、人格はいない。残っていないる死んだのだろうか?なぜ?なぜ記憶だけが残るの?

 

 

その事が頭から離れず不安で死にそうになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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