とある異聞の銃器製造(ガンメイカー)   作:双月ノエル

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新社会人または新学生の方、こんにちは。
二階堂樹です。
新生活というものは慣れてしまえばそれが当たり前になるものなのです。
然し反面で慣れというものはインスピレーションを与えなくなってしまうということもあるのです。
ということで数ヶ月ほど更新ができていませんでした。
ここで長々と言うのも難儀なものなので活動報告にてさせていただきます。


再会と、考察と

入院生活は本当に緩やかに過ぎて行った。

学園都市での多忙な毎日から離れ、ゆっくりと身体を休めることができるのはいいことだが、煌貴には気がかりな点がある。

ーーーそう、駆動鎧(パワードスーツ)の少女のことである。

あの時はその場の流れで試合を行ってしまったが、冷静になり考えると、最後に自動小銃を何もないところから換装したことはあまりに不自然だ。何らかの異能を持っているに違いない。

学園都市でも空間移動、つまるところのテレポーテーションの異能を持つ能力者は少なくない。

然し、その能力者達の行う空間移動は、短距離でしか行えない。

その理由は明確、脳にかなりの負担がかかるからだ。

元々、空間を移動するということはその世界への干渉に近い。

そして、能力者の行う空間移動は大抵が座標間での移動である。

x=0の物質をx=5の位置に持ってくる。

言葉でいえば簡単だが、実際には世界を座標に見たて、その中で物質を動かすのだ。演算処理は相当な量を強いられることとなる。

大能力者(レベル4)でも数十mが限度である空間移動。あのジムの周りは軽く見た限りでは武器庫なども無かった。

その上で現在立てた仮説は3つ。

1つは彼女が別の次元に銃を何丁か隔離しており、それを出したというもの。

2つ目はあの駆動鎧の死角となる部分から銃を取り出したというもの。

そして3つ目が長距離の空間移動を行ったというものだ。

2つ目については多分さらに聞けばわかるだろう。ヤシャの設計をしたのは彼女であり、改良を加えているのも彼女だからだ。

1つ目と3つ目については、現在では知ることはできない。本当に仮説のままだ。

せめて、彼女にもう一度会えるといいのだが、と思っていると、不意に、ドアが開いた音が聞こえた。

 

「こんにちは」

 

そう言って微笑むのは以前会った白金有沙。

 

「……いや待て。なんで君がここに」

 

煌貴はトレーニング中に事故に遭い、怪我をしたために入院、ということで学校には話を通してあるが、彼女がそれを知り得ることはないはずだ。

 

「ふふ、なんでここがーって顔してるね。実はね、わたしは君と同じ学校に通っているんだ」

 

初耳だった。

以前学校の話をした時には仄めかされたのだ。

 

「それは意外だったな……何か、能力でも持ってるのか?」

 

というと、有沙は押し黙ってしまう。

一瞬、あの時の駆動鎧の少女に似ているような気がしたが、特には気に留めずに、他の事を話始める。

 

 

「そういえば、君が俺と同じ学校っていうのはわかったが、何故見舞いに?」

 

「あぅ、それは…」

 

煌貴のクラスの担任である星崎伸二(ほしざきしんじ)が、煌貴のことを知っていると有沙がクラスの中で喋っているのを偶然見てしまい、それで見舞いがてら溜まっているプリント類を押し付けられたということらしい。

煌貴の怪我は療養を行えば全治2週間というものだったので入院をしたのだが、どうやら学校への伝達がうまくいっておらず、ただ『入院をした』という事実のみが出回っていたらしい。

煌貴のクラスから違うクラスへ、女子グループ特有の伝達の早さでその事は回っていき、有沙のクラスでもそういう話があったそうだ。そこで、有沙は煌貴に以前会ったことがある、と言って話が弾んでいたところを、見つかってしまったらしい。

 

「本当はね、個人的に来ようとは思ってたんだけど……中々機会が無くてね」

 

そう言って有沙は苦笑する。

既に陽は落ちかけていた。

 

「もう暗くなり始めてる。……そろそろ帰った方がいい。この辺も、治安が良いとは一概に言えないからな」

 

「うん……じゃあ、また、会えたら」

 

有沙は別れ際、『会えたら』と言った。

何を言っているのだろうか。学校が同じならば、自然といつかは会うものでは無いだろうか。

意味深な発言を反芻し、思考する。

思考する事はいつにおいても自由であり、平等である。

入院生活の楽しみ方として、煌貴は考えるということをするようになった。

それは、これまでの直感的な生き方とは違ったものであり、彼の後々に影響を及ぼすことは、言うまでもないだろう。




今回急ぎ(30分程度)で書いたものなので量は少なめです。
そして今回は能力説明会にもなってます。ぼくのかんがえたなんとかってやつです。
実は今回のものではなく、最初は超電磁砲の内容にしようとして、つべであらすじまとめみたいなものが無いかを漁っていたら陣内さんのコント集を見つけてそれを見ていたため、急遽少ない時間で書くことになってしまいました。申し訳ございません。
次回は5月、下旬にはテストも終わるのでその頃には出したいものですね。
有沙ちゃんカワイイヤッター
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