ネイバーフッドを旅する   作:羊の執事さん

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雪山の国 1

「ここが初めての国」

 

 そこに広がるは白銀の世界、一面の雪景色、空には雲一つなくて

 

「とても綺麗だ」

 

「キノ見惚れてないではやく行こうよ」

 

「分かったよ」

 

「乗り方は分かる?」

 

「またがってハンドルを捻る、でしょ」

 

「その通り、ほら早く」

 

「了解」

 

 そう言って意気揚々とエルメスに跨りそして

 

 ガタン!ドサ!!

 

 コケた…………

 

「キノ……少し練習してから行こうか」

 

 「うん」

 

このあとメチャクチャ練習した

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

「いやぁ驚いたねキノがバイクに乗れないなんて」

 

「もうその話はいいでしょ、それよりもこれどっちに行けば良いの?」

 

「う〜ん分かんない」

 

 分からないって頼りないなぁ、方向が分からないならやっぱり何か目印になるような物を見つけるしかないかな

 

「取り敢えず上を目指すか」

 

「そうだね、もしかしたら何か目印みたいなものが見つかるかもしれない」

 

「そけじゃあ行こういか」

 

「今度は転けないでね、けっこう痛いんだから」

 

「しつこいなぁ、今度は上手くやるよ」

 

 ブロッロロロ

 

「ほら、うまいこと乗れた」

 

ほんのちょっとほんのちょっとだけ上手く行くか不安だったけど上手くいってよかった

 

「なぁんだ上手くいっちゃった」

 

 失礼だねせっかく上手くいったのに 

 

「なんだい不服そうじゃないか」 

 

「そんな事ないよ、それよりもこの景色を楽しもうよあの山の辺りとか綺麗だよ」

 

「全く調子が良いんだから、だけど確かにあの山は綺麗だね」

 

「そうでしょ、せっかくだしあの山を目指してみようよ距離もそこまで遠くなさそうだし」

 

「いいね」

 

ブロッロロロ

 

 ちらほらと見える鹿のような動物や鼠っぽい動物を横見目に見たり木のアーチをくぐり

 

 白い息をはいて肌を刺すような寒さを感じて

 

 積もった雪に跡を付け気分良くエンジン音を鳴らせながら進んでいく  

 

 そうして進んでいると目指した山の麓の辺りまで着きそうな頃

 

「キノ止まって」

 

「どうしたんだいエルメス」

 

「レーダーに反応があった11時の方向、距離は3km、数は4凄い勢いでこっちに向かってるよ」

 

「マジ?」

 

「マジだよ、ほらもう来るよ」

 

 そこにいたのは犬っぽいトリオン兵に乗った人間二人、手には一人は斧と盾もう一人は銃を持っている

 

「手を上げろ、怪しい動き押したら射つ」

 

「何をしにここに来た?」

 

 怖ぁ、銃なんて向けられたこと無いんだけど

 

「ボクは旅人です3日間ここの国に滞在したいのですが、出来れば補給も」

 

「旅人だと?分かった滞在は今すぐは許可出来ないが取り敢えず着いてこい」

 

「まだ信用したわけじゃ無いからな少しでも怪しいと判断したら攻撃する」

 

「分かりました、これからは降りて押した方が良いですか」

 

「そうしろ」

 

 なんかこの人たちピリピリしてる、何かがあったんだろう

 

「行くぞ着いてこい」

 

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