艦隊これくしょん ~ほのかに香るスピリタス~ 作:刺身の盛り合わせ
艦これとぐらんぶるのクロスオーバー作品が探しても見つからなかったので自分で書きました。
完全見切り発車で行きます。
それでもいいよって人は、寛大な心と暖かな目でどうか見守ってください。
突如現れた『深海棲艦』による侵略、その深海棲艦に対抗する力を持った『艦娘』の出現から約10年。
長い間戦い続けてきた中で、何度も人類側と深海戦艦側で海域の奪い合いを行った結果膠着状態となり、多少の戦闘はあるものの人々は束の間の平和を享受することとなった。
そんな束の間の平和の中で艦娘達は、深海戦艦達がいつ攻めてきても人々を守れるように、戦闘訓練を続けていた。
そんな戦う艦娘達のための拠点の1つであり他所の鎮守府とは少し違う伊豆鎮守府に、新たな艦娘が訪れようとしていた。
~四月某日 伊豆鎮守府 正門前~
「本日マルハチサンマルより、伊豆鎮守府に着任することになった吹雪型駆逐艦1番艦、吹雪です!これからよろしくお願いします!」
「伊豆鎮守府にようこそ~。私は提督の浜岡梓だよ。よろしくね、吹雪」
「秘書艦の大淀です。これからよろしくお願いします」
吹雪の目の前にいる整った顔でウェーブのかかった紫の髪、出るところは出て引き締まった体をしたスタイルの良い女性こそ伊豆鎮守府で司令官を務めている浜岡梓。
隣には、秘書官の役割をしている大淀型軽巡洋艦・1番艦の大淀がいた。
「にしても、結構早く着いたねぇ~。他の艦娘はどうしたのさ?」
「じ、実はですね——」
本来であれば、この場には吹雪だけでなくあと数人艦娘がいたのだが、数人の艦娘が持っていく荷物を訓練所に忘れてしまい、取りに戻らなくてはいけない事態となった。
訓練所から鎮守府までは遠く、到着が遅れてしまう可能性があることを考え、吹雪は先に鎮守府へ行き説明を行う役を担ったのであった。
「なるほど…。集合時刻にはまだ余裕がありますが、今後鎮守府での任務ではそのようなことがないように気を付けてくださいね」
「はい、すいません…」
「まぁまぁ、これから気をつけてくれればいいからさ。それより、私達は他の艦娘到着をここで待たないといけないから、代わりに案内してくれる艦娘……。おっ、香取~」
「?なんですか、提督さん」
司令官に呼ばれて近づいてきたのは、香取型練習巡洋艦・1番艦の香取であった。
「この子今日からここに配属になった吹雪。鎮守府に連れて行ってほしいんだけど、良いかな?」
「了解しました、提督」
「…ていうわけで、吹雪は香取と一緒に先に鎮守府に行って先輩達と触れ合ってきてほしいんだけど、いいかな?」
「わ、分かりました。よろしくお願いします、香取さん!」
「はい。それじゃあついてきてくださいね、吹雪さん」
「……あの、提督。吹雪さんは大丈夫でしょうか?」
「大丈夫でしょ、あれはこの鎮守府の通過儀礼みたいなものだしね。ヘーキヘーキ」
「……少し声掛けしておいた方が良かったでしょうか」
◆◆◆◆◆
「…この伊豆鎮守府は他の鎮守府とは違う点がいくつかあるのですが、それについては他のみなさんがそろってからお話ししますね」
「はい、分かりました!」
吹雪は正門前から鎮守府へと向かうアプローチで、香取に鎮守府のことやそれ以外での事など話をすることで、少しづつ緊張もほぐれ落ち着き始め、香取とかなり会話を続けていた。
「先ほど提督が説明したとおり、これより鎮守府にいる他の艦娘さん達と交流を行っていきます。……鎮守府内に入りますが、覚悟はいいですか?」
「はい!…覚悟って何のことですか?」
「それでは、ようこそ伊豆鎮守府へ!」
「えっあの、香取さん!?」
高校3年生の頃に受けた定期検査で艦娘『吹雪』の適性があると分かってから、訓練所に入れられ約半年…。
鎮守府に所属することになり訪れた伊豆の海岸線。
聞こえてくる潮騒と、照り付ける日差し。
これまでとは全く違う新たな環境で、どんな出会いや出来事が起こるのか。
そして、先ほど香取の言っていた『覚悟』、これはいったいどういう意味なのか。
鎮守府での生活への期待や『覚悟』の意味を吹雪が考えていると、香取は鎮守府のドアを開いた。
「「「「「アウトォ!セーフゥ!」」」」」
「「よよいのよいぃぃぃ!!!」」
半裸の艦娘達が玄関ホールでじゃんけん?をしていた。
あまりの光景に吹雪は唖然としていたが、香取はそんな吹雪を気にせず鎮守府に入ろうとしていた。
この状況を理解することができない吹雪は、鎮守府に入ろうとする香取を呼び止め、なぜ鎮守府内で目の前のような事態が起きているのかを聞こうとした。
「香取さん!なんですかこれ、絶対おかしいですよね!?」
「あぁ、よく提督さんも言っています。玄関に鹿のオブジェはダサいんじゃないかって」
「違います!私が言いたいのはそこじゃなくて——」
「香取、何をしているの?」
「あり~、その子ってもしかして…新入り?」
吹雪が香取に目の前で起こっている不可思議な状況について聞いていると、半裸のじゃんけん集団から二人の艦娘が吹雪達に近づいてきた。
1人はアジサイ色の髪をした女性で、もう1人は鉢巻を巻いている銀髪の女性。
しかし、この二人の艦娘は吹雪や香取と異なり、何故か下着姿であった。
「なっ!ななななな、なんで服着ていないんですか!!?」
「何言ってんのさ。野球拳したら服脱ぐのは当ったり前じゃん?」
「いやなんでこんな場所で野球拳してるんですか!?」
「ちょっと待ちなさい…あなた名前は何かしら?」
「ふ、吹雪といいます。これからよろしくお願いします…」
「さっき香取が名前呼んだと思うけど、改めて自己紹介!あたしの名前は飛鷹型軽空母・2番艦の隼鷹!よろしく~!」
「私の名前は千歳型水上機母艦・1番艦の千歳。よろしくね、吹雪」
この会話の部分だけを見ていると、ただ自己紹介をしているようにしか見えないが、現在この三人のうち吹雪以外の二人は下着姿で話しているというのを忘れてはいけない。
因みに吹雪は話している最中顔より下を見ることが出来なかった。
「ゴホンッ…改めて、吹雪。誤解しないでほしいのだけれど、私達は服を脱ぐつもりは一切なかったのよ」
「は、はぁ…」
「ただ自然と服が脱げていたのよ。私の言いたいこと、分かるでしょう?」
「微塵も分からないんですが?」
吹雪は千歳の言っていることを微塵も理解することが出来なかった。
至極当然である。
「それはそうとして…吹雪!何飲むよ?ビールだね、了解!」
「いや、私h「言わせないわよ!」ゴボォァァ!!?」
断ろうとする吹雪の口に容赦なく焼酎をぶち込む千歳。
(※これは相手が艦娘だからできたことで、現実では罪に問われるので絶対にやめましょう)
「何するんですか!思いっきりお酒飲んじゃったじゃないですか!?」
「気にする必要はないわ。それに、今やってた飲み会は今日来るあなた達の歓迎会のためだったもの。あなたが飲む必要はあったわ」
「主役がいないのに歓迎会してたんですか!?」
「まぁまぁ、とにかく酒飲んで野球拳やろっか!」
「そうね。それじゃあ始めましょうか、吹雪」
「いやですよ!絶対やりませんからね!?」
「ばかなことを言うんじゃないわ、吹雪。世の中には無駄な経験なんてものは存在しないのよ」
「そうそう。騙されたと思ってやってみな、吹雪?」
「絶対嫌です!」
「一緒にやりましょう、吹雪?楽しいわよ?」
「減るもんじゃないしさ、ね?」
「いいえ、やりません!私は日本を守るためにここに来たんですから!隼鷹さんや千歳さん、奥にいる他の方々のようなことは、絶対にやりません!」
◆◆◆◆◆◆
「大淀さん。吹雪ちゃんは一体どこにいるんですか?」
「吹雪さんならこの先にある鎮守府の中で、他の艦娘の子達と交流してるはずですよ」
「そうだったのですね…少し羨ましいのです!」
「…だから姿が見えなかったのね、吹雪」
「もしかして…心配してたのかな、叢雲ちゃ~ん?」
「なっ!?べ、別にそんなわけじゃないわよ、提督!」
「叢雲のツンデレキタコレ!」
場所は変わって鎮守府内アプローチ。
先ほど吹雪と香取が歩いていた道を、今は伊豆鎮守府の提督である浜岡梓とその秘書艦の大淀、そして吹雪型駆逐艦・5番艦の叢雲、綾波型駆逐艦・9番艦の漣、暁型駆逐艦・4番艦の電、白露型駆逐艦・6番艦の五月雨が歩いていた。
正門前に何とか時間ギリギリに到着することが出来た叢雲達であったが、提督と大淀の二人から今回のことについて少し注意され、それから六人で鎮守府に向かって歩いて向かっている最中であった。
「さぁ~て、改めて伊豆鎮守府へようこそ、叢雲、漣、電、五月雨。私はこの鎮守府の提督の提督、浜岡梓だよ」
「先ほども紹介しましたが、現在秘書艦を担当しています大淀です。みなさん、よろしくお願いします」
「「「「よろしくお願いします(なのです)!!!!」」」
「はい、それじゃあさっそく鎮守府に入ろっか!」
「「「「はい(なのです)!!!!」」」」
提督のその言葉に対して大淀がドアノブに手をかけ開けようとした。
その瞬間に叢雲は、ドアの向こうからかすかに騒ぎ声が聞こえること、その中でも訓練所で苦楽を共にした彼女の声が聞こえることに気が付いた。
どういうことだ?なぜ彼女の声が聞こえるのか?疑問に思うことはあったが、目の前の鎮守府内のことに注意を向けたため、特段気にすることではないと考えそこで思考を止め、他の三人のように初めての鎮守府へと期待を寄せた。
そうして、大淀がドアを開けたその先で叢雲達は…。
「だっしゃあ——————っい!ナンボのもんじゃい!!」
「あっひゃっひゃひゃっ!やるじゃんか、吹雪ぃ!」
「三人抜きとは恐れ入りましたよ!」
鎮守府の玄関ホールにて、下着姿の状態で空のビール缶や瓶を足元に錯乱させつつ、吹雪と同様に下着姿や下着すら来ていない状態の艦娘達の中心に立ち、両手にビールジョッキを持ち雄叫びを上げている吹雪の姿を見たのであった。
この光景について提督は大爆笑、大淀はやれやれ顔を、五月雨・電・五月雨は理解が追い付かず呆然自失、叢雲は無の表情となっていた。
そんな六人から注目の的とされている吹雪は、自分の目の前に遅れてやってきた仲間達がいることにも気づかず勝利の雄叫びをあげ、周りの艦娘達を挑発していた。
「早く負けて私の富士山をお披露目したいです!」
「よく言うわ!どうせ久能山レベルよ!」
「こりゃあ負かして確認しなきゃなぁ!」
「いいでしょう!何人かかってこようとも、決して私のブラジャーは————」
「あ、提督に大淀さん、おかえりなさい。後ろの子達は遅れてきた子達ですよね?」
「ただいま香取。そして正解だよ~。左から叢雲、漣、電、五月雨ね。みんな、この艦娘は香取。挨拶よろしくね」
「先ほどご紹介に預かりました、香取型練習巡洋艦・1番艦の香取です。よろしくお願いますね」
「「「よ、よろしくお願いします!!!」」」
「……………よろしくお願いします」
この瞬間に、吹雪は鎮守府に仲間達がきていることに気づいた。
それと同時に、現在自分がどのような格好をして、どのような状態に置かれているのか、そしてなぜこんな状況になってしまったのかをどのように説明するのかを考えた。
全員の顔を見ると、提督は笑顔で大淀と香取、漣、電、五月雨は困惑顔、叢雲は真顔という状態。
打開策の一つも浮かばないので、とりあえず今の状況を誤魔化すためにも一度仲間達に声をかけよう。
そう考え叢雲の肩に手を置き話そうとした。
「や、やっと来たんだね、みんな。中々来るのが遅かっt「パシッ」——」
「………」
吹雪は叢雲から無言で肩に置いた手を払った。
そして吹雪が手を置いた部分をジッと見つつ手を置いた後に、大淀の方を向いた。
「すいません大淀さん。この服汚れたので新しい服に着替えたいんですけど、着替える場所教えてくれませんか?」
「待って!私は叢雲ちゃんが思うほど汚れてないからね!?」
「……ほんの数時間離れただけでで吹雪がこんな頭の悪い人間になってるとは思わなかったわ」
「違う!私のこの姿は本意じゃないの、叢雲ちゃん!」
「それではよろしくお願いします大淀さん。失礼します、提督。じゃ、さようならふb…虫けら」
「待って!どうか話を!話を聞いてぇぇ!」
吹雪の言葉を一切聞かず、叢雲は大淀と共に鎮守府の中へと進んでいった。
吹雪は叢雲からのあまりの扱いに崩れ落ち泣いた。
因みに叢雲以外の三人は…
「…はっ!て、提督!なんですかこれ!?」
「え、これ?ただの飲み会だし、うちじゃあ普通のことだから別に気にしなくて大丈夫だよ。安心しな」
「そ、そうだったのですね…鎮守府ってすごいのです…」
「いやいや電ちゃん、この鎮守府だけでの話だと思うよ?…ブッキーってあんなことするんだね~。ちょっち以外かも」
「それじゃあみんな、移動するよ。香取も一緒についてきてね~」
「「「「は、はい(了解しました)!!!」」」」
「あっそうだ。隼鷹~、千歳~。顔合わせなんだけど、明日遠征組が帰ってきてからになったから、マルキューマルマルまでにちゃんと講堂に連れてきてね~」
「「了解しました、提督/う~い!」」
「あっちょっ!みんな待って!お願いだからぁ!」
割と混乱しつつも受け入れていた。
そして提督はそんな吹雪を尻目にしつつ香取と残っている新人を連れつつ、隼鷹と千歳に明日の予定を簡単に伝えてから鎮守府の中へと進んでいった。
吹雪からの懇願について漣、電、五月雨の三人は、提督について行かないといけないため申し訳ない顔をしたり敬礼をしたりして先に進んでいった。
そして玄関ホールは提督達が訪れる前と同じ状態になった。
「うああああ…どうして、どうしてこんな事にぃ…」
「まぁまぁ。落ち着きなって、吹雪」
「そうよ。訓練所を出た後結構バラバラに配属されることが多いんだから、仲のいい子達と一緒に同じ鎮守府に配属されるなんて最高じゃない」
「たった今その仲のいい一人に汚物のように扱われたばかりなんですけどね」
「なぁ~に、そういうときゃあ飲むに限る!ほら、飲め飲め!」
「え、遠慮しときます!それにこれから鎮守府の設備説明があるのでそっちに参加を——」
「安心しなさい吹雪。私達がちゃんと説明してあげるから」
「それに、明日は9時に講堂に集合だからね。絶対遅刻しないための秘策を吹雪のためにしてあげるからさ、安心しなよ!」
「わ、分かりました…」
後に吹雪は、「ここで無理矢理にでも断っておけば…」という言葉を残した。
◆◆◆◆◆
「…う…ん?ここは…。」
吹雪は目を覚ました。
結局あの後奥で酒盛りを続けていた艦娘達の中に巻き込まれ、大量に酒を飲まされていた。
そして一度解散した後に隼鷹と千歳の二人にどこかへ連れていかれ、三人で二次会をしていたらいつの間にか眠っていたのであった。
因みに設備説明については全て一言で終わらされた上に、酔った状態で説明されたこともありざっくりとした内容となっており、内容をほとんど理解していない。
「あ、頭が痛い…。これが二日酔い…。次は絶対あんな飲み会には付き合わないし絶対に逃げてやる…。えっと、今何時なの…?」
傍らで寝ている隼鷹と千歳を恨みがましい目で見つつ、二日酔いからくる頭痛に苛まれながら自前の時計を確認すると、長針は8を、短針は55分をさしていた。
「マルハチゴーゴー…って、遅刻寸前じゃないですか!?ど、どうするんですか!「絶対遅刻しない」って——」
現在の時間に気づき絶望しつつ一体これからどうすればいいのかと考えた吹雪。
しかし、自身の周りがざわついていることに気づいた。
一体何事なのか、なぜざわついているのか。
全ては周りを確認すればわかることだと考え吹雪は顔を上げた。
「なにこれ…」「あれってもしかして…」「ねぇねぇ大井っち。あれ見てよ~」「見たらダメよ北上さん!」「あの子…アイドルの素質あるね!」「な、那珂ちゃん。それはやめた方が…」「オウッ!?」
屋外で何故か多くの艦娘に囲まれていることに気付いた。
状況が一向に理解することが出来ない吹雪が振り返ると、そこには本日の集合予定地である講堂があった。
このことから吹雪は、昨夜の二次会は講堂の前で行われていたということを理解することができた。
「講堂前で二次会したら絶対に遅刻しないでしょう?」
「バカなんですかあなた達は————っ!!!」
「むしろ柔軟な発想力でしょ?」
「どこがですか!よりにもよってこれから他の艦娘さん達との初顔合わせなのにこんな…」
「吹雪、そんなこと言ってる暇があるなら早く講堂の中にいる提督の元へ行きなさい」
「そうだそうだ——!あたしらの心遣いを無駄にするつもりかー!」
「あああああ!終わったら覚えておいてくださいね!」
◆◆◆◆◆
「……というわけで、左から五月雨、電、漣、叢雲、吹雪。以上五名が今日より伊豆鎮守府に正式に入ることになりました~。みんな拍手~」
講堂内。
伊豆鎮守府に所属している艦娘達の前で簡単な挨拶を済ませた吹雪達。
吹雪達に多くの艦娘達が拍手を送る一方、一部の艦娘達は今朝の光景を思い出し話をしていた。
「あの吹雪って子、今朝講堂前にいたけど…」
「隼鷹さんと千歳さんと一緒に酒盛りしてたらしいよ、翔鶴姉」
「だからあんなにお酒臭いでちか…」
「イクも参加したかったの!」
「絶対やめるでちよ。……ふりじゃないでちからね!?」
そんな艦娘達の話し声は勿論吹雪にも聞こえており、他の四人とは別の意味で顔を赤くしていた。
そして、吹雪はある決意をすることにした。
『シバく…先輩だろうと何だろうと、あの人達は絶対にシバき倒す!!』
そう、自分が
「…何やってんのよ、吹雪」ボソッ
「どったのさ、叢雲?」
「別に何ともないわよ」
「………?」
横であきれたように呟いている叢雲に気付くことなく。
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