「ビッグディア」
全長2mあるシカの魔物
角が鋭利な武器になっており
気性が荒くAランクの討伐対象
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セラフィは赤い髪をなびかせながらビッグディアを追い詰め斬りかかるが
太い角で剣を受け止められる
「メルッ!お願い!」
【
草影から出てきたメルはビッグディアに魔法を当てるが
感電したビッグディアは身体が震えながらもセラフィに突進しようとする
「しぶといなぁ!これならどうだッ!!」
【
細い線の様に放たれた雷はビッグディアのこめかみを貫通し息の根を止めた
「ナイスアシスト、メル!サクッと素材剥ぎとっちゃお」
メルは股をモジモジとしセラフィに寄りかかる
「メル?疲れちゃった?」
「ニャッ!!な...なんでもないよ!!」
「そう?」
セラフィは顔を傾げながらも解体作業始め
メルも火照った身体を誤魔化すようにセラフィを手伝った
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深夜1時
メルはセラフィの胸に埋もれた顔をゆっくりと抜き
宿屋を出ると屋根伝いである場所へと直行する
『猫猫亭』
夜のバーの様なお店であり
メルはセラフィの目を盗んではこの店でお酒を呑んでいた
「いらっしゃい、あらメルじゃない」
艶やかな肩まであるグレーの髪と猫族の耳
左目を前髪で隠した色気のある亜人はカウンターに肘をついてメルを歓迎した
「マスタぁぁぁ...」
マスターは鼻を鳴らすと直ぐに察する
「発情期が来たのね、ちょっと強いお酒にする?」
「うん、お願い」
マスターは手慣れた手付きでカクテルを作ると綺麗な青色のお酒をグラスに注いだ
メルはクピクピと喉を鳴らしながら一気に呑むとおかわりを要求する
「私も若い時は大変だったけど旦那に助けられたわねぇ」
メルは酔いで身体の火照りが徐々に収まり
萎れた尻尾に張りが出てきた
「男なんて絶対嫌だ」
マスターは豆とジャーキーが盛り付けてあるお皿をメルに出し葉巻に火を付ける
「メルも吸う?良いマタタビ巻いてるけど」
「悪酔いするから今日はいい...」
フゥ...とマスターが煙を吐くと
マタタビの匂いにつられてメルも生唾を飲み込む
「私もメルみたいな子は初めて見たからねぇ、発情期は男なんて種族関係なくとっかえひっかえなのに」
「男は無理なんだよぉぉ...」
「あら?じゃあ女はどうかしら」
マスターがメルの横に移動し
メルの尻尾の少し上を細い指でそっと撫でる
「フニャッ⁉︎...ンーー...」
トントン トントン トントン ...
「ニャッ...ニャッニャッニャッニャッ...」
一定のリズムでマスターからお尻の付け根を優しく刺激され
メルの目は虚に、足をピンッと伸ばし
口からヨダレが落ちそうになっていた
「はいお終い、女の子のしていい顔じゃ無くなってるわよ?」
フフッと笑うマスターにメルは涙目で腕に抱きつく
「最後までお願いにゃぁぁぁぁ」
「これ以上は浮気になっちゃうわ」
サッとメルをあしらったマスターはカウンターに戻ると店の扉が開いた
「開いてるか」
「いらっしゃい、一見さんね」
男は惚けている亜人の隣に座る
「曇らせはやってないだろうな?」
メルは隣の男に顔を向けるとギョッとする
「す...鈴木!?どうしてここにッ!?」
「曇らせをしていないか確認しに来た」
「もうしてないから!!」
「ならいい」
「鈴木さん?えっと...メルとはどんな関係なのかしら?」
マスターは男性と話しているメルの姿に驚き鈴木の素性が気になった
「...故郷が同じ、それだけだ」
「そうそう、鈴木はトイレまで付いてくるストーカーだからね」
「タイミングが悪かっただけだ」
「いつも急に現れて僕の目が曇っちゃうよっ!!」
和やかな(?)飲みは暫く続き
メルが酔い潰れた所で鈴木は店を出る事にした
「マスター、ご馳走様」
「鈴木さんちょっと待ってくださる?」
「なんだ?」
マスターは酔い潰れて戯言を言っているメルに視線を向ける
「メルの介抱をお願いできないかしら」
「...何故俺だ?」
「私もお店がありますし、このままだとメルが風邪引いちゃうでしょ?」
マスターは鈴木の手に銀貨を1枚握らせ
鈴木の首にメルの腕をまわした
「メル、鈴木さんが居てくれて良かったわね」
「ムニャッ...マスラァオカアリ...」
「と言うわけで後は任せました」
ニッコリ微笑むマスターの圧に鈴木は負けメルを背負ったまま店を出た
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人間の何十倍も嗅覚の良い亜人は目より臭いを頼りにする程に発達している
「スンスン...スンスンスン...」
男性特有の据えた臭いが鼻の奥を刺激する
「スンスン...スンスン...」
男の1人部屋を換気していない様なツンとした独特な臭い
だがそれがクセになり嗅ぐのをやめられない
「ハァ...クッサッァァ♡スンスン♡...スンスン♡」
尻尾はハート型に曲がっており
爪をたてより臭いの強い所に顔をうずめる
「スンスン♡クッサッ♡クッサッ♡スンスン♡」
臭いが更に強くなる所を発見すると
酸味が増し、お腹がキュッと引き締まった
「ゴロゴロゴロ...ニャッ♡...ニャッ♡」
「何をしている?」
「ニャ?♡」
寝ている鈴木の上にぺたりと身体を密着させ脇に顔を埋めていたメルはポーッとした顔で鈴木の顔を眺める
「す...ず...き?」
「重いから降りろ、お前のベッドはあっちだ」
メルは半開きの目で横を見ると確かにもう一つベッドがあったが
本能が離れるなとアルコールでとろけた脳みそが体に指示を出していた
「スンスン♡...だまって寝ろニャ...」
「お前がミャーミャーうるさいんだろ」
「オスってこんなスゴイニャ...♡」
「お前も元男だろ、なんなら加齢臭のするおっさんだったろ?」
「今はプリチィーな猫耳美少女ニャッ...クッサッ♡」
「良い加減にしろ」
鈴木チョップがメルの頭に直撃すると
メルはカッと目を見開き頭を両手でおさえた
「なにするんだッ!!...え?」
「目が覚めたか?」
酔いがスゥーと抜けてき状況を理解したメル
「ぼ...僕の純潔がぁぁぁぁぁ」
「おっさんに手を出す趣味は無い」
「なんだとッ!?前世はノーカンでしょ!!」
ドンッ
隣部屋の壁ドンにより一時休戦となったメルは自分のベッドに戻り布団を被った
「僕が雌堕ちするわけ...ゴニョゴニョ...」
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「で?男と朝帰りって事ですか?メルさん?」
セラフィの前で正座をするメルと鈴木
「えーとですね、そう!鈴木が無理矢理僕を襲ったんだよ!!」
「冤罪だ、猫猫亭の店主に話を聞いてこれば分かる」
セラフィは眉間に皺をよせる
「猫猫亭?あそこは確か夜中しか開いてないお店だよねぇ...メルゥゥゥ?」
目を右往左往させるメルは尻尾をピンッと立て最後の反撃に出た
「う...うっさい!僕だってもう大人なんだぁ!!」
初のメスガキムーブをかましたメル(身体年齢9歳)であったがメスガキ練度が足りていない
「分かったわ、大人のメルさんには上品なお仕置きをしてあげる」
セラフィの愛の平手打ちにより
メルのプリっとしたお尻は真っ赤に腫れ上がりました