不屈の悪魔   作:車道

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キング・クリムゾンv.s.(バーサス)スタープラチナ その③

 目の前の敵に集中していたなのはには、一つだけ失念していたことがあった。

 それは車内に閉じ込めたまま放置していた康一のことだ。

 手足を折って念入りに猿轡(さるぐつわ)まで噛まされた康一が介入するなど不可能だろうとなのはは思っていた。

 スタンドが使えるだけの平和な国で暮らしている平凡な学生だと(あなど)っていたのだ。

 

 キング・クリムゾンの拳を振り下ろそうとしたなのはの背後から何かが飛来した。

 なのはの()()に向けて転がるように投げつけられたそれは地面に触れると染みこむように浸透して、代わりに漫画で使われる擬音語のようなものが浮かび上がる。

 承太郎に意識を向けていたなのはが背後で動く気配に感づいて振り返るよりも早く、それは能力を発動させた。

 

「ッ!?」

 

 前触れもなく吹いた突風になのはとキング・クリムゾンが片膝を突く。

 しかし奇妙なことにあれだけの強風が吹いたにもかかわらず、コンクリートの破片は微動だもしていない。

 予想だもしていない不意打ちで注意が逸れたなのはは、崩れた体勢のままで攻撃をするか、振り下ろそうとした拳を引っ込めスタンドの脚力でその場から離れるか悩んだ。

 

 埠頭はだだっ広い直線だ。スタンドの強靭な脚力を使って時を飛ばしながら移動すれば、一時的に離脱することもできるだろう。

 しかしキング・クリムゾンの能力がバレている以上、ここで逃げれば承太郎を仕留め切れない可能性が出てくる。

 その迷いがなのはの動きを鈍らせた。

 

 それは時間にして一秒にも満たない僅かな間だ。

 しかし承太郎はその隙を見逃さない。

 なのはが片膝を突いたときに発せられた音を聞き逃さなかった承太郎は、背後に向けてスタープラチナを展開して、狙いも定めずにラッシュをぶちかました。

 

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ───ッ!!」

 

 当てずっぽうに放たれた無数のラッシュは半分以上が空を切りながらも、キング・クリムゾンの腕や胴体、顔といった部位を的確に捉える。

 一発一発の威力よりも手数と面積を優先したラッシュなら、ガードさえできればキング・クリムゾンでも十分に防ぐことができる。

 だが体勢が崩れていたことで満足に防御することもできずに攻撃を受けてしまった。

 

 耐久性に優れる近距離パワー型のスタンドといえど、本体へのダメージのフィードバックは発生する。

 ラッシュによる衝撃は減衰することなく、なのはの体に伝わった。

 

「う……ぐ……」

 

 スタンドごと後方へと殴り飛ばされたなのはは、車体に体を叩きつけられ地面を転がった。

 立ち上がろうと四肢に力を込めるが、小さくうめき声を上げるだけで動けない。

 攻撃を受けた衝撃で髪を()めていたリボンが千切れ、肩ほどまで伸ばしている髪が顔にかかる。

 

 脚や腕が折れ、頭からおびただしい量の血液を垂れ流しつつ、なのはは焦点の定まらない目を動かしながら承太郎の姿を探っていた。

 懐から取り出したハンカチで目についた血液を拭きとった承太郎は、なのはが重症を負いながらも意識を保っていることに驚き、僅かに目を見開く。

 

「これでお前は再起不能だ。諦めてスタンドを引っ込めな」

 

 見るからに再起不能な状態にもかかわらず、なのはは戦意を途切れさせていない。

 キング・クリムゾンの左腕だけを展開しながら、承太郎の隙を突こうとしていた。

 奇跡的に左腕の骨だけ折れていなかったようだ。

 

 それが無意味な行為であることは、なのは自身も理解している。

 だが負けを認めるわけにはいかなかった。

 このまま負けてしまえば、自分がスタンド使いであることが家族に露見してしまうからだ。

 

 あの幸せな空間を壊すぐらいなら、なのはは自分から命を絶とうとするだろう。

 生きて苦しむぐらいなら、死んで楽になった方がマシだと思うほどに、なのはは今の家族を必要としていた。

 

「あなたに、なさけをかけられる、ぐらいなら、しんだほうがマシだよ」

 

 もはや言葉を取り繕う余裕もないのか、なのはの口調は普段の歳相応のものに戻っていた。

 力なく地面に横たわるその姿は、ただの少女にしか見えない。

 

 しかし、どれほど強靭な精神を持っていても簡単に肉体の限界を超えることはできない。

 辛うじて保っていた意識は、なのはの意思に関係なく手放されてしまった。

 

「……やれやれだぜ」

 

 なのはが気絶したのを見届けた承太郎はいつもの口癖を口ずさみながら、車のドアを開けて康一を外に連れだした。

 口に噛まされていたタオルが外されると、康一は大きく深呼吸をした後に承太郎に声をかけた。

 

「ありがとうございます、承太郎さん」

「それはこっちのセリフだ。康一くんがいなければ、おれは負けていただろう」

 

 折れた手足を動かさないように慎重に康一を運びつつ、承太郎は僅かに口角を曲げて微笑を浮かべた。

 承太郎を一瞥(いちべつ)した康一は、車の側でぐったりと倒れているなのはをじっと見つめる。

 

 実のところ康一は、なのはと承太郎が戦い始めた辺りから目を覚ましていた。

 気絶したフリをして機会を(うかが)っていた康一は、なのはが硫酸を取りにコンテナに隠れたタイミングでスタンドを出した。

 そして三つの形態の内の一つ、エコーズACT1(アクトワン)の音を貼り付ける能力で作戦を伝えていた。

 本体の腕が折れていて文字を投げつけたりするような激しい動作はできなかったが、痛みに耐えながらスタンドを飛ばして承太郎に触れることはできたのだ。

 

 作戦を伝え終えた康一は、気絶したフリをしながらなのはが背中を向けるタイミングでエコーズACT2(アクトツー)の能力を発動させた。

 ACT2は全体的に丸いフォルムをしたスタンドで、尻尾の先端を擬音語に変えて物に貼り付ける能力を持っている。

 そして貼り付けられた擬音語に触れた人物は擬音語の通りの効果を体感する。

 

 実際に物理現象を引き起こすわけではないため、『ドヒュウウウ』の尻尾文字で突風を吹かせてもコンクリートの破片が転がったりはしない。

 手を使って尻尾文字を投げることはできなかったが、尻尾を振って遠心力を利用することで尻尾文字を投擲した。

 もし生け垣に突っ込まずに康一が背中を負傷していたら、ダメージがスタンドにもフィードバックして尻尾文字は使えなかっただろう。

 

 承太郎が地面を無闇矢鱈(むやみやたら)に破壊したのも、なのはをわざと背後におびき寄せて康一から注意を逸らすための作戦である。

 時を飛ばす能力の持ち主なら、正面から攻撃してくることはないだろうと考えたのだ。

 

 それでも尻尾文字が見える角度から攻撃してくる可能性は十分にある。

 そのときは、相討ち覚悟で時を止めて仕留めるつもりだった。

 なのはが康一を念入りに処理していれば、あのまま勝っていたかもしれない。

 彼女の敗因は情報を十分に集めずに僅かな準備期間で突発的に行動を起こしたことだろう。

 

「この子、大丈夫なんでしょうか。このままじゃあ、死んじゃうかも……」

「ひどく出血しているように見えるが、頭を切っただけだ。すぐに仗助に治療させれば命に別状はない」

 

 しゃがみこんでなのはの怪我の状態を見ていた承太郎が、地面に寝かされている康一の質問に答えた。

 普段よりもぶっきらぼうな受け答えだったのは、先ほどまで囚われの身だったにもかかわらず、自分の身よりも誘拐犯の心配をしている康一に呆れているからだろう。

 

 なのはは意識こそ失っているものの、規則正しく呼吸をしており息苦しそうにしているわけでもない。

 内臓を傷つけた様子も無く、打撲や骨折こそしているが承太郎の言ったとおり命に別条はなかった。

 

 上着の懐から携帯電話を取り出すと、承太郎はジョセフに電話をかけた。

 数回のコールの後に電話に出たジョセフは、慌てた様子で承太郎と康一の安否について尋ねてきた。

 

『本当に大した怪我はしておらんのかッ!? もし承太郎になにかあったら、わしはホリィになんと伝えたらいいか……』

「うだうだ騒ぐな、うっとおしい。それより仗助は車に乗ってるか? けが人の治療を頼みたいんだが」

 

 平気な顔をしているが、承太郎の頬には高濃度の硫酸がかかっている。

 このまま放置していたら皮膚が焼けただれたようになってしまうだろう。

 

『ああ、康一くんが(さら)われたと聞いて、大慌てで病院から飛び出してきた。あと五分もせずに港に着くじゃろう』

 

 ジョセフの返答を聞いた承太郎は電話を切ると、地面に腰を下ろして別の仲間に連絡を取りながら、仗助たちが着くのを待つことにした。

 

 

 

 

 

 仲間に連絡を付け終えた承太郎の(もと)に、ホテルまでジョセフを迎えに来ていたものと同じ国産の高級車が走ってきた。

 地面にスリップ痕を残しつつ急停車した車のドアが開くと、慌てた顔をした仗助たちがぞろぞろと降りてきた。

 皆一様に承太郎と康一の身を案じていたようだ。

 

「康一、無事かッ!」

 

 地面に寝かされている康一のもとに駆け寄った仗助は、すぐさまクレイジー・ダイヤモンドの能力を使った。

 手のひらで軽く康一の体に触れると、時が巻き戻るように折れた四肢が再生を始める。

 数秒もせずに怪我が完治した康一は、何事もなかったかのようにすんなりと立ち上がった。

 その姿を見届けた仗助は、続いて車の側で倒れている見知らぬ少女を治そうとするが、承太郎に片手で遮られた。

 

「……承太郎さん? そっちの子も早いとこ治さねえとマズイっスよ。かなり血が出てるみてえだし」

「その必要はない。康一くんを誘拐した犯人は、そこで倒れている子供だからだ」

 

 承太郎の言葉に康一を除く全員が眉をひそめた。

 小学生にもなっていないような子供が、康一を誘拐して承太郎をおびき寄せるなんて真似をできるとは思えなかったからだ。

 

 しかし少女以外に、康一を誘拐したと思わしき人物の姿は見当たらない。

 硫酸によって焼けただれた承太郎の肌を治した仗助が、なにがあったのか聞こうとしたそのとき、億泰がなのはを指さしながら声を上げた。

 

「この子、士郎さんとこの子供だ。髪型が違うから分からなかったけどよォ、翠屋に行ったときに何度か会ったことがあるぜ」

「おめー、最近付き合いが悪いと思ってたら、一人で翠屋に行ってたのかよ」

 

 前回、翠屋に行った時に食べたシュークリームの味が忘れられなかった億泰は、仗助たちに黙って通いつめていたのだ。

 何度か通っているうちに士郎や桃子と顔見知りになっていて、その際になのはの話も聞いていた。

 何度か顔を合わせたこともあり、億泰はなのはのことを年齢の割に礼儀正しい子供ぐらいにしか思っていなかった。

 なのはも億泰のことは常連の見た目が個性的な学生程度の認識だった。

 

「士郎さんって、仗助くんがこれから治療しに行こうとしていた人じゃあないかッ! どうしてその人の子供が、ぼくたちに襲いかかってきたんだろう」

「そもそも、どうやってこんな小さな子供が車で康一を運んだんだ。スタンドに運転させたとしても、こんなガキが車を走らせられるとは思えねーぜ」

 

 黙りこくっている承太郎をよそに、仗助、億泰、康一の三人はなのはが何者か討論している。

 しかし考えたところで謎は深まるばかりだ。なのは本人に問いたださなければ、答えは永遠に分からないだろう。

 

「しかしこのまま放置するわけにもイカンぞ。どうするつもりなんじゃ?」

 

 即座に命に関わる怪我ではないとはいえ、放置していればマズイのは確実だ。

 生半可とはいえ、スタープラチナのラッシュを受けたのだから当たり前とも言える。

 ジョセフの問いに承太郎が答えようとしたとき、バイクのエンジン音が聞こえてきた。

 

 真新しい漆黒の車体のタンク部分に『ZOPHAR』と刻印されたそのバイクは、今年出たばかりの新型である。

 乗っていた青年がバイクスタンドを立てて、ヘルメットを脱ぎながら承太郎と康一のもとに歩み寄ってきた。

 

「どうも、承太郎さん。そいつが康一くんを誘拐した犯人ですか?」

「ああ、そうだ。電話で話したとおり、君のヘブンズ・ドアーをこいつにかけてもらいたい」

 

 頷いた男はなのはの側に近寄り、少年のような姿のスタンドを展開した。

 彼──岸辺露伴(きしべろはん)は形兆のスタンドの矢で射抜かれた人間の一人で、現在は康一や承太郎と協力して吉良吉影の行方を追っている仲間だ。

 

 仗助や億泰との仲はあまり良くはない。

 数ヶ月前、康一の記憶を(無断で)読んだ仕返しにボコボコにされたことがあり、仗助のことは特に嫌っている。

 今も仗助のことをあえて無視して話を進めている。

 

「おい、漫画家。なんでてめーがここにいるんだ」

「そりゃあ、承太郎さんに呼ばれたからに決まっているだろう。そんなことより、早くそいつを治せ。いつまで経っても、ぼくがスタンドを使えないじゃあないか」

 

 途端に不機嫌そうな顔になった露伴は、顎で仗助に指図した。

 対する仗助も気分が悪くなるが、無駄な言い争いをしている暇はない。

 露伴の人間性は気に入らないが、なにを仕出かすかわからないスタンド使いに対して有効な能力の持ち主だとはわかっている。

 

 康一のときと同じように怪我を治すと、即座に露伴がヘブンズ・ドアーでなのはの体に触れて能力を発動させた。

 顔や腕が『本』のページのようにペラペラとめくれ始め、露伴はすぐさま『気を失い続ける』『スタンドを出せない』という命令を書き込んだ。

 

 精神力の低い一般人はヘブンズ・ドアーの能力を受けると気を失うが、スタンド使いとなると話は変わってくる。

 このような命令を書き込んでおかなければ、目を覚ます可能性は十分にあるのだ。

 

「高町なのは、1994年4月6日、海鳴大学病院で生まれる。五人家族で父の名前は士郎。スタンド名はキング・クリムゾン。能力は……時を消し去る、か。それとエピタフという未来を読む能力もあるが、今は使えないと書いてあるな」

「……今は使えないとは、どういうことだ? 昔は使えていたが、なんらかの原因があって使えなくなったということか?」

 

 淡々と『本』を読み進める露伴に承太郎が問いかける。

 冷静を装っているが、承太郎は内心でキング・クリムゾンの真の能力がどれだけ凶悪なものか理解して戦慄していた。

 

 未来を読み、自分にとって不都合な場合は時を吹き飛ばす。それは正しく無敵の能力だ。

 もし、仮になのはがエピタフを使えれば自分がどうなっていたか、容易に想像ができてしまう。

 今回、承太郎が大した怪我もなくなのはを無力化できたのは、運が良かっただけなのだ。

 

「待ってください、いま読み進めていますから。……ふむ、どうやら康一くんと承太郎さんを襲ったのは、父親の敵討ちのためらしい。康一くんを誘拐する前日に、ムカデ屋で写真のおやじと遭遇しているようだが、これは──」

 

 なのはの『(記憶)』には、そのときの会話の内容と考えていた事が事細かに記されている。

 五歳の子供の記憶とは到底思えない冷徹な内容に、露伴は思わず押し黙ってしまった。

 

 彼女の『本』に書かれていた思考は、確かな経験に裏付けされたものだ。

 天才だとか、大人びているという一言で済まされるようなものではない。

 露伴は無意識のうちに、内容を朗読するのをやめ一心不乱に『本』を読み進めていた。

 

「……なんなんだこれはッ! あり得ない、こんなことがあり得るのかッ!?」

「おい、露伴。おめーが読まないと内容がわからねえだろうが」

 

 黙々と『本』をめくっている露伴の肩を仗助が掴む。

 普段の露伴なら即座に振り払うだろうが、今回ばかりはいつもとは反応が違う。

 露伴はとあるページを見つめたまま、手を震わせつつ固まってしまっていた。

 

 身を乗り出して露伴が開いているページを仗助が覗き込むと、そこには真っ黒なページが開かれていた。

 注意深く目を凝らしてみると、そのページは小さな文字がぎっしりと詰め込まれていることがわかる。

 しかも書かれている言語は日本語ではない。

 

「アルファベット……? 英語じゃあないみたいだけど、どこの文字なんですか?」

「文法からしてこれはイタリア語だろう。しかしこいつは……」

 

 尋常じゃない様子の露伴を見かねて背後から『本』を覗きこんだ康一の疑問に、スタープラチナで内容を読んでいた承太郎が答える。

 その額からは、うっすらと冷や汗が垂れていた。

 

「……これは死の記憶だ。様々な死因が心情とともに書かれている。しかも、しかもだ。なに一つとして同じ死因が書かれていない」

 

 震えた手でページをめくりながら露伴が答える。

 次のページも、その次のページも、全て黒に塗りつぶされている。

 どれだけめくり続けても終わりは見えない。

 

 ヘブンズ・ドアーは、本人が忘れているような些細な記憶でも読み取ることができる。

 脳ではなく魂に刻まれた記憶を読み取るのだ。その内容に嘘偽りはない。

 この無限とも思える死の記憶は、実際になのはが体験したものなのだ。

 

 全員が息を呑み黙りこむ。

 一分ほど無心でページをめくっていると、ようやく死の記憶が途絶え白いページが現れた。

 そこには、なのは(ディアボロ)が無限とも言える死を味わうこととなった原因が刻み込まれていた。

 

「2001年4月6日、ジョルノ・ジョバァーナのゴールド・エクスペリエンス・レクイエムによって殺される。……2001年だと?」

「今年って1999年だよな。なんで2年後に死んだ記憶があるんだよ。タイムスリップしたってことか?」

「……とりあえず場所を移すぞ。これは、おれたちだけで話すような内容じゃあない。この子供──高町なのはの家族にも伝える必要がある」

 

 謎が更なる謎を呼ぶ。承太郎たちを乗せた車は、士郎が入院している海鳴大学病院へと向かっていった。


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