不屈の悪魔   作:車道

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エピタフの少女 その②

 なのはが手榴弾を処理した方法は至極単純であった。

 承太郎と戦ったときに宮殿を展開してコンテナをすり抜け火炎瓶を投擲したのと同じ要領で手榴弾を()()()()()()()投げたのだ。現実の時間にして僅か1秒の時飛ばしだがそれで十分だった。

 五歳児の腕力では飛ばせる距離など(たか)が知れているが、下に向かってなら重力が作用して最低でも5メートルは進む。

 宮殿の内部では時間がゆっくり流れるのに加えて、微力だがなのはの腕力も加わっているので実際にはもっと地下深くまで到達しているであろう。

 

 宮殿の内部では特殊なルールが適用される。生物や動く物体は動きの軌跡が残るので確認できるが、建物や地面といった固定されていて動かない物体は見えなくなるのだ。

 では、宮殿を展開した時点で持ち込んだものを軌跡が見えなくなった物体に重なるように配置したらどうなるか。答えは条件によって異なるが明確な法則が働いている。

 見えない状態になった物体に重ねた場合、優先度は手放したもののほうが上──つまり建物や地面にめり込んだ状態で出現する。応用すれば銀行にある巨大な金庫すら紙切れ1枚で壊すことができる。

 動くもの同士を重ねた場合、めり込まずにはじき出されてしまう。時を飛ばして首に紙切れを重ねた状態で時を再始動しても、ギロチンのように使ったりはできない。

 だが、生きた人間を掴んだ状態で地面に向けて投げ飛ばしても生き埋めにはできない。動くもの同士を重ねたときと同じく、はじき出されてしまう。

 生物相手にものを重ねることができないのは本体を守るための防衛機能なのだろう。本体が物体と接触した状態で宮殿を解除してしまったときに致命的な怪我を負わないように、無意識のうちにセーフティをかけているのだ。

 

「隠れていないで出てきたらどうだ?」

 

 仗助たちの名前が書かれた紙を開かず手に持ったまま、なのはは放置されているシュレッダーに強い眼差しを向ける。

 そうしていると幼い子供ぐらいしか隠れられるスペースのないシュレッダーの物陰からエニグマの少年が現れ出た。

 

「フフ……どうやったのかはわからないが、よくさっきのワナをかわしたね。まさかこうも早く仗助たちを奪い返されるとは思わなかったよ」

 

 もちろんブラフである。なのはが手に持っている紙にはそれぞれ『燃え盛る炎』『可燃性ガス』『タイマーが起動しているダイナマイトの束』が封印されている。

 本来は承太郎を倒すためにエニグマの少年が用意していた品々だが、吉良吉廣に警告されていたのもあり危険性の高い物品をワナとして使い切ることにした。

 時間さえあれば同じ紙に包み込んで多重トラップにすることもできたが、さすがに一瞬でそこまで手の込んだワナは準備できなかったようだ。

 

「嘘だな」

「な……おまえッ!?」

 

 ただ一言、ひどく無機質な声で答えたなのはは的確にダイナマイトの入った『紙』だけを見極めてキング・クリムゾンでビリビリに引き裂いた。

 驚くエニグマの少年をよそに、発火装置ごと破壊されたダイナマイトは爆発することなくなのはの足元に散らばる。

 残った2枚の『紙』も誰もいない方向に放り投げてしまった。当然、『紙』が開いて漏れ出した可燃性ガスに炎が引火して爆発を起こしたが、地面をわずかに黒く焦がしてなのはのツインテールを揺らしただけで終わってしまった。

 

 エニグマの少年や士郎には、なのはが直感で判断したように見えるが、先程の手榴弾の対処と同じくエピタフの予知に従って行動しただけである。

 エピタフの未来予知は単純にそのまま行動した先の未来が見えるわけではない。予知を見た上で最終的に選択した結果を映写する能力である。

 かつてDIOの配下にマンガという形で未来を予知できるスタンド──トト神の使い手であるボインゴという少年がいた。

 ボインゴと彼の兄、オインゴは承太郎たちを始末するため、予知で出てきた毒薬や爆弾入りのオレンジを短時間で用意した。他人からすれば都合が良すぎる話に聞こえるが、実現可能な範囲の行動だったからこそ予知に現れたのだ。

 トト神と同じくエピタフも実現可能な範囲の未来を選択することができる。途中で自分の行動に疑念を抱いたりしても最終的には必ず予知の通りの結果が訪れるのだ。

 

「この程度で空条承太郎を始末するつもりだったのか……? だとしたらキサマはあの男を見くびりすぎだ」

 

 なのはが一歩踏み出すとエニグマの少年が一歩後ずさる。士郎は抜き身の小太刀を構えたまま、いつでも動けるように集中している。

 

(まさか噴上裕也のように『紙』の中身を察知できるスタンド能力を持っているのか? ならば……そっちの男を人質にとって『恐怖のサイン』を引き出してやる)

 

 エニグマの少年はなのはが士郎のことをパパと呼んでいたのを聞き逃していなかった。いくら不意打ちに動じない根性がすわった人物でも、肉親を人質に取られれば恐怖するに違いない。

 彼にとって幸いにも、なのはと士郎は5メートルほど離れた位置に立っている。この距離なら明らかに近距離パワー型の見た目をしている真紅のスタンドでは庇いきれないはず。

 そう考えてエニグマの少年は懐に隠していた『紙』から黒光りする物体を取り出した。

 

「東方仗助には拳銃の不意打ちを防がれたが──これなら防げまいッ!」

 

 エニグマの少年が取り出したのは11.4mm短機関銃──アメリカではM3サブマシンガンとして知られている銃器である。

 若かりし日のジョセフ・ジョースターが吸血鬼となったストレイツォに向けてぶっ放したトンプソン・サブマシンガンの後継機で、これも陸上自衛隊に配備されている装備の一つだ。

 装填された30発の弾丸を5秒ほどで撃ち尽くす連射速度を持っており、スタンドを出す気配も見せない相手が対処できるはずがないとエニグマの少年は断定していた。

 

(やっとスカした顔を崩したぞッ! 予想通り、あの男が弱点だったんだな! さあ……早くぼくに『恐怖のサイン』を見せるんだ)

 

 銃口を向けトリガーに指をかける段階でようやくなのはの顔に感情が表れた。

 怖がっているというよりは想定外の事態を目撃してしまったかのような反応だが、整然とした態度を崩したことに変わりはない。

 気を良くしたエニグマの少年はそのままトリガーに力を込める。狙いも定まっていない素人の射撃だが10メートル先の棒立ちの相手を撃つだけなら支障はない。

 

「ビビって足が(すく)んだか。できるならおまえの『恐怖のサイン』も見たかったが……動かないのなら、このままトムとジェリーのマンガに出てくるチーズのように穴だらけにしてやろう!」

 

 先程とは打って変わって、今度は士郎の方がなんの反応も示していないが、エニグマの少年には関係のないことだった。

 この段階でもスタンドを出さないということは、この男はスタンド使いではない。ならばチンケな刀を持ったサムライ気取りの男が銃に勝てる道理などない。

 己の知識を基に確信を得たエニグマの少年は人差し指に力を込めた。そしてけたたましい銃声が数秒に渡って静かな街道に鳴り響く。

 だが──事態はエニグマの少年の予想とは真逆の方向に進んだ。

 

「な……なんだとォ────ッ!?」

 

 大量の冷や汗を流しながらエニグマの少年が絶叫する。装填された銃弾が空っぽになるまで撃ったにもかかわらず、士郎は無傷で立っているではないか。

 眼前の男の動きが速すぎてエニグマの少年にはなにをしたか分からなかったが、足元に転がっている弾頭の数々を見れば嫌でも理解できる。

 この男──高町士郎はスタンドも使わず、自らの身体能力と二刀の小太刀だけで数十発の銃弾を全て切り裂いたのだ!

 

「昔、とある暗殺者が『銃は剣よりも強し』と言ってきた。だから俺はこう言い返した。『達人の剣は銃よりも強し』とな。弾道も操れない目に見える銃弾で殺せるほど御神の剣士は甘くはないぞ」

 

 なのはが無表情を維持できなかったのは士郎を心配したからではない。この光景をエピタフで予知してしまったからだった。

 さすがのなのはも無数にばら撒かれた銃弾をすべて刀で切り落とせるとは欠片も考えていなかった。真横に飛び退いて射線から逃げるぐらいは普通にやるだろうなと思って予知をした結果がこれである。

 

(そうか……パパはニンジャの末裔じゃなくてサムライの末裔だったんだね……)

 

 さり気なく暴露したスタンド使いとの交戦経験があるような口ぶりも相まって、遠い目をしたなのはの中に歪んだ日本人像が形成されかけ始めていた。

 実は前世(ディアボロ)祖国(イタリア)にいる波紋戦士たちも髪の毛に波紋を込めてばら撒くだけで銃弾を弾き返したりできる人間離れした存在なのだが、それを知ってしまったら余計に混乱しそうである。

 

「よ……寄るな、おまえらッ! この『紙』を見ろ……やぶくぞ! この『紙』の中には東方仗助がいるん──」

 

 最後の悪あがきにエニグマの少年は片目を閉じながら折り畳まれた『紙』を取り出した。

 事実、この『紙』には本当に仗助が封印されている。破れかぶれになったエニグマの少年は助かりたい一心で人質に手を出してしまった。

 

「──がァ!?」

 

 しかし、どうあがいてもエニグマの少年は詰んでいた。

 彼は本気で仗助を殺してでもこの場を乗り切るつもりだった。その殺気を感じ取った士郎が袖口に隠していたワイヤー──鋼糸(こうし)を使ってエニグマの少年の両腕を縛り上げたのだ。

 糸の種類にもよるが本気で巻き付ければ首を落とすこともできる殺人術である。今回は拘束用の鋼糸だったが、それでも肉に食い込み血を流すぐらいの威力はある。

 

「キサマのスタンド能力はタネが割れた手品だ。どれだけあがこうが無意味な行為にしかならない」

 

 膝をついたエニグマの少年をなのはが(さげす)むような目で睨む。それでも仗助たちの『紙』を握りしめたまま手放さない諦めの悪い姿を見て、なのはは諦めたように(かぶり)を振った。

 たとえ相手が高校生だろうが一度敵対した相手に情けをかけるほどなのはは腑抜けてはいない。無言でスタンドを出すと、()を置かずに全力でキング・クリムゾンの手刀をエニグマの少年の手の付け根に振り下ろして両手を切り落とした。

 

「ぐぎゃあああああああァ!」

 

 想像を絶する痛みにのたうち回っているエニグマの少年をなのはは一見(いっけん)もせず、切り落とした手から『紙』を奪い取り固定していたセロハンテープを剥がす。

 そのまま折り畳まれていた『紙』を開くと怪我一つない状態の仗助たちが飛び出してきた。シュレッダーでバラバラにされかけたが、幸運にもダメージは受けていなかったようである。

 

「駆けつけてくれてありがとよ! 礼を言うぜ、なのは、士郎さん。それから噴上裕也、おめえ……なんか、ちょっぴりカッコよかったじゃあねーかよ」

「オレがカッコよくて美しいのは分かりきったことだ。あのまま一人で仗助と康一を助けられてたら、もっとカッコよかったかもしれねーけどよォ……終わり良ければ全て良しだぜ」

 

 仗助と噴上がハイタッチしているのを横目に、康一は一言も発さずエニグマの少年に粘りつくような視線を向けている。どうやら内心ではかなりイラッときているようである。

 

「みんな無事で良かった。それから気を失っていた女性も車に乗せて保護しているんだが、もしかして誰かの母親か?」

「ああ、多分おれのおふくろっス。あのヤロー、おれをビビらせるためだけに無関係のおふくろに手を出しやがったんだ」

 

 仗助の無関係の母親に手を出したという言葉を聞いて、肩をびくっと震わせたなのはがチラリと康一の様子を確認する。

 母親という存在に特別な感情を持っているなのはは、謝罪を終えたとはいえ康一の母親に手を出した件に対して未だに罪悪感を覚えていた。

 なのはの視線に気がついた康一は軽く手を上げてうなずき返した。どうやら康一の方は既に割り切っているようだった。康一の反応になのはは安堵の表情を浮かべている。

 

「た……助けてくれよ、仗助ェ……血が止まらないんだ。このままじゃあ、ぼくは失血死してしまう……」

「……しょうがねえな、おまえの手は直してやるよ」

 

 苦痛に(もだ)えるだけの体力すら残っていないのか、白い改造学ランを真っ赤に染めたエニグマの少年が血溜まりにうずくまったまま、か細い声を上げる。

 エニグマの少年に処断を下す権利は母親に手を出された仗助にあると判断したからか、他の面々は黙って事態の推移を見守っている。

 

「あ……ありがとう、仗助。ゆるしてくれて──ッ!?」

「おれはてめーを()()()だなんて言った覚えはねえぞ」

 

 (おもて)を上げて涙を流しているエニグマの少年にクレイジー・D(ダイヤモンド)の拳が突き刺さる。くぐもった声を出しながらふっ飛ばされたエニグマの少年は、そのままシュレッダーにぶつかって裁断された紙を撒き散らしながら倒れ込んだ。

 

「えーと、何だっけな? おまえに対して思い出すことがあったんだ……そうだ、思い出した。

 おれ、おまえを『殺す』って言ったよな……そうそう、確かに言ったぜ」

 

 人差し指を自分の顔に向けながら仗助はわざとらしい調子で喋り続ける。片目を閉じたままエニグマの少年は、ただ黙って話を聞いている。

 

「おれ、おまえのようなタイプは『ぜってーゆるさねえ』って言ったよなあ。人質にとってよォ、人の精神に脅しかけてくるヤローはよォ──ッ!」

「ちょ、ちょっと待ってくれ。ぼくは他人が怖がるのを確認するのが好きなだけだったんだ。

 スタンドを身につけたばかりなもんで、つい図に乗ってしまったんだ。は……反省するよ。わ、悪かったと思ってるんだよ」

 

 鼻血を流しながら必死の形相で仗助に弁解の言葉を投げかけるエニグマの少年。もし彼が音石明のように正々堂々と仗助に戦いを挑んでいたのなら、このままスタンドのラッシュを食らわせられるだけで終わっただろう。

 だが、彼は仗助を本気で怒らせてしまった。彼が向かうべき2つの道──1つは、なのはに殺される道。そしてもう1つは、仗助に死ぬより酷い目にあわされる道である。

 

「おめーを見ててひとつ気がついたことがある。おまえよォ、怖がるとき片目をつぶるクセがあるだろう? ン? それ、クセだよなあ?」

 

 人差し指を突きつけながら仗助がエニグマの少年に近づく。腰を浮かして逃げようとするも、なのはと士郎に睨まれて勝手に体がすくんで動けない。

 

「だが、もっと怖いときは両目をつぶる」

 

 そうしている間に仗助はクレイジー・Dの握りこぶしをエニグマの少年の顔に突きつける。そして恐怖に負けて両目を閉じたエニグマの少年に、スタープラチナと真っ向から勝負できるラッシュが放たれた。

 

「ドラララララララララララララァ!」

「シュレッダーの中の紙と、い……一緒に……うわああああああああああああッ!?」

 

 クレイジー・Dの能力は直すだけではない。生物と物質を合体させて、意識を保ったまま本体がイメージした物体へと作り変えることもできるのだ。

 アンジェロを岩と同化させたときと同じ要領で、仗助はエニグマの少年を紙と合体させて本に作り変えたのだ。

 

()()()()()()()()? じゃあ、してろよなあ。黙って、おとなしく観察だけをよォ~~~っ!」

 

 こうしてエニグマの少年は再起不能となった。その後、彼は杜王町立図書館に寄付されることとなる。彼がこのまま一生を本として過ごすのかどうかは──仗助の気分次第だろう。

 

 

 

 『紙』にされていたタクシーの運転手を解放した後、士郎のミニバンに乗り込んだ仗助たちは帰路についていた。

 

「本当にこれでいいの? わたしのキング・クリムゾンなら誰にも見つからないように死体を隠蔽することもできるけど」

「なにサラッと真顔で(こえ)えこと言ってるんスか」

 

 本になったエニグマの少年をパラパラとめくっているなのはの爆弾発言に、仗助は身震いしながら反論した。

 死体は魂が宿っていないので宮殿の内部では無機物扱いされる。時を飛ばしながらキング・クリムゾンを使って全力で地中に向けて投擲すれば、地下300メートルを軽く超える深度に死体を埋めることができる。

 この特性を悪用してディアボロは見せしめにする必要のない死体をヨーロッパ全土の地下に遺棄している。建造物を建てるときのボーリング調査でも地下100メートルを超えることはなかなか無いので、見つかる可能性は皆無だろう。

 髪型を馬鹿にされるとプッツンする仗助だが、これでも感性は一般人なのだ。いきなり『死体遺棄は気軽にできるのだから殺してもいいんだよ?』と言われても困惑するだけである。

 『ブッ殺す』と心の中で思ったなら、その時すでに行動は終わっているギャング連中と一緒にしてはいけない。

 

「口ではああいったけどよォ、本気で反省するなら殺すまではしなくてもいいんじゃねーかと思っただけだ。……ま、最低でも夏休みが終わるまでは戻すつもりはねえけどな。

 あんま頼りたくねーけど、露伴のスタンド能力でおめーみたいに枷を付ければスタンドを悪用もできねえだろうし、いつかコイツが反省したら戻すつもりだぜ」

 

 きっぱりと言い切った仗助の顔に陰りはない。本気で命まで取るつもりはないようである。

 

「……仗助が納得できるなら好きにしたらいいよ」

 

 自分が仗助の立場なら間違いなく殺していたのに、どうして仗助は殺さないという結果を選べたのか。なのはには仗助の考えが理解できなかった。

 ただ、どことなくブチャラティチームの連中と同じく芯の通った考え方だな、と内心でひとりごちる。こういうのは理屈ではないのだろう、と一人納得したのであった。

 

 

 

 

 

 

「おのれ~~~ッ! しぶといヤツらめ! だが……あのクソガキのスタンド能力は完全に把握できたぞ!」

 

 矢を手に持った写真の男──吉良吉廣が誰もいなくなった道路の上空を舞いながら声を上げる。高所からエニグマの少年の戦いを見物していた吉廣は、なのはの行動を注意深く観察していた。

 一番の難敵として位置づけている空条承太郎に手傷を負わせたなのはを吉廣は警戒していた。それこそ承太郎と戦っているときから、ばれないように密かに観察を続けていたのだ。

 

「あのガキ──高町なのはのスタンド能力は2種類あるッ! 1つは時間を飛ばす能力。そしてもう1つの能力……未来を見る力が復活しているのもお見通しだ! 能力さえ分かれば、あんなクソガキ恐れるに足らんぞ、ウケケケケケケケ」

 

 吉廣は赤の他人のフリをして隠れ住んでいる吉影の下へ向かう。杜王町を取り巻くスタンド使い同士の争いは佳境を迎えようとしていた。




誤字脱字、表記のぶれ、おかしな日本語、展開の矛盾を指摘していただける国語の先生をお待ちしております。

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